JPH0330745A

JPH0330745A - 食器洗い機

Info

Publication number: JPH0330745A
Application number: JP16586789A
Authority: JP
Inventors: Takashi Miyauchi; 隆宮内; Shoichi Matsui; 正一松井; Mitsusachi Kiuchi; 木内　光幸
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-06-28
Filing date: 1989-06-28
Publication date: 1991-02-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、食器の洗浄を行う食器洗い機に関するもので
ある。

従来の技術従来の食器洗い機の構成を第４図によって説明する。す
なわち、本体１の内部に設けられた洗浄槽２に、この洗
浄槽２の上部側面に設けられた給水弁３から、洗浄水と
して水または湯が供給される。この洗浄水の供給は水位
検知装置４により、洗浄槽２内の水位が適当となったこ
とを検知した時停止される。

さて、装置駆動時において洗浄水は、排水孔６の側部に
連通したボンデ室に取り付けられ、モータによって駆動
される洗浄ボンデ６により、前記洗浄槽２の内部を循環
する。すなわち、この循環は、洗浄水が前記排水孔６か
ら洗浄ボンデ６に吸い込まれ、この洗浄ポンプ６より前
記洗浄槽２内底部の洗浄ノズ／Ｌ／７に供給され、ここ
から噴射され、食器を洗浄した後再び排水孔６に入ると
いう経路で行われる。洗浄ノズ／Ｌ／７と洗浄槽２の底
部との間には洗浄水加熱用のヒータ８が装備されている
。また、洗浄ノズ／Ｉ／７の上方には、食器を整然と配
置でき、洗浄水を効果的に食器に噴射するように設計さ
れた食器かと９が、車輪またはローラを有することによ
り本体１の前面外部へ引き出し可能な状態で設置され、
前記洗浄槽２の前面部には開閉自在な扉１ｏが取り付け
られている。また、洗浄水を機外に排出するために、排
水ポンプ１１も配設されている。

ここで、従来の食器洗い機においては、その水位検知装
置として、洗浄水の圧力を利用して水位を検知する圧力
スイッチや、浮子の動きで水位を検知するフロートスイ
ッチといつ九ものが一般的であった。

発明が解決しようとする課咽しかし、上記のような水位検知装置においては、次のよ
うな課題がある。

すなわち、圧力スイッチにおいては水圧が低い場合にお
いては、測定水位の精度が得られない。

特に食器容量の少い小型の食器洗い機においては使用で
きない。

次に、フロートスイッチにおいては、浮子が洗浄水と直
接接触するので、汚染物の影響を受は易い。ま之、浮子
が洗浄ボンデ６の影響を余り受けない所で、排水時には
、フロートスイッチ部の洗浄水が勢いよく流れる必要が
ある。従って第４図に示すような排水経路の途中から分
岐させたホースの先端に浮子を入れる補助タンクを持っ
たフロートスイッチというものが有効である。しかしな
がら、この構成においては、補助タンクが結購大きなも
のが必要で、食器洗い機本体が大きくなったシ、分岐管
やホース、補助タンクといった部品も必要で、高価なも
のになる。さらに、排水後の残水が凍結した場合等は、
給水時に浮子まで洗浄水が到達しないので検知できない
。また、製品が傾いている場合には、洗浄ポンプ６の吸
い込み口との位置が異っているので洗浄ボンデ６に必要
な水位を検知しなかったり、溢水防止用の安全スイッチ
として使用される場合には、水位を検知する前に洗浄槽
の前面から洗浄水が溢水する可能性もある。

本発明は、食器洗い機の水位検知装置として、製品を傾
けて設置され念場合や、残水が凍結した場合においても
水位を確実に検知し、特に溢水防止用の安全水位検知装
置として確実に動作することを目的としている。

課題を解決するための手段そして上記の目的を達成するために、本発明は洗浄水の
水位を検知する検知部を洗浄槽前面部に配したものであ
る。

作用上記手段によれば、洗浄槽前面部に洗浄水を検知する検
知部を配しているので、洗浄漕内の洗浄水を接続ホース
等によらず直接検知するので、製品が傾けて設置された
場合や、残水が凍結した場合においても、洗浄水が洗浄
槽前面部より溢水する前に必ず水位を検知することがで
きるわけである。し念がって、特に溢水防止用の安全水
位検知装置として非常に有効となる。

実施例以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。本発明の食器洗い機の基本構成は、水位検知装置関
係を省いては、第４図と同一であるので、同一部分には
同一符号を付し説明を省略する。

第１図に示すように、本発明の水位検知装置は、その検
知用電極として、洗浄槽２の外壁に水位検知電極１２と
接地電極１３を設け、それらをそれぞれ水位検知回路１
４に接続する。ここで水位検知部としての水位検知電極
１２は合成樹脂製の洗浄［２の前面部２−ＩＬの外壁に
密着して貼付ける。

また接地電極１３は、洗浄水がすぐに達する洗浄槽２の
底部に貼付ける。

これらの構成により、水位検知電極１２と接地電極１３
との間の静電容量を検知することによって、水位を検知
する。この原理について詳しく説明してゆく。

εを洗浄槽２の合成樹脂の誘電率、Ｓを洗浄水と対向す
る水位検知電極１２の電極面積、ａｆ洗浄槽２の合成樹
脂の厚みとすると、これらによる静電容量ＣはＣ＝Ｔと
なる。ここで給水を行うと水位が増加してゆき、洗浄水
は水位検知電極１２に対向する洗浄槽２の内壁まで達す
る。さらに増加してゆくと、洗浄水に接している水位検
知電極１２に対向する内壁の面積Ｓは増加する。したが
って、前述の式より静電容量も増加するわけである。こ
の静電容量の変化を調べ、水位検知回路１４により判定
を行うことによって、洗浄水の水位を検知することがで
きるわけである。

また、洗浄ノズル７からの噴射された洗浄水や、洗浄水
の波打ちによる誤動作を防止するためには、検知時間や
検知回数による制御面での対策や、検知面が直接洗浄水
にさらされないような保護部材の配設等による対策を施
すことができる。

第２図は水位検知回路１４の一実施例で、水位検知電極
１２．接地電極１３を発振回路の一部とするアステープ
μ発振回路１４′とマイクロコンピュータ１００と直流
電源１０１より構成される。

アステープル発振回路１４′は、コンパレータ１９０と
帰還抵抗１９１、基準抵抗１９２１Ｌ、１９２ｂおｉび
出力負荷抵抗１９３よりなる。冨は接地電位側ラインで
あって高周波的に接地であり、回路は一般的な回路の友
め説明は省略するが、静電容量が大きくなれば発振周波
数は下がるので洗浄水が水位検知電極１２に対向する洗
浄槽２の内壁に達すると周波数は急激に低下し、第３図
に示すような特性を示す。また、洗浄水と水位検知電極
間の静電容量を検知するために、洗浄水を等価的に大地
アースとして接地電極１３を樹脂の静電容量により高周
波的に接地する。そして発振容量は水位検知電極１２と
洗浄水の間の静電容量となる。

このように１周波数の急激な低下をするポイント（五点
）でもって、洗浄水の水位を検知ができるわけである。

また、洗浄水を等価的なアースとし、コンデンサ成分を
介して接地するので、洗浄槽内の洗浄水とは低周波数的
には高インピーダンスとなり感電の恐れはなく安全であ
る。

ここで、上記の実施例では、洗浄槽２を合成樹脂製とし
たが、水位検知電極１２を貼付ける部分のみを合成樹脂
製とし、ステンレス洗浄槽の一部として組合せた構成に
しても良い。また、水位検知電極１２を貼付けとしたが
、合成樹脂の成型時に、水位検知ｔ１Ｍ１２ｔインサー
ト成型しても、より合成樹脂と密着するのでこの構成に
よる洗浄槽２も有効である。

さらに、水位検知装置として、静電容量を利用したもの
を例に掲げたが、池に圧電振動を利用したセンサーや圧
力を利用したセンナ−といったようなセンサーにおいて
も、検知部を洗浄槽２の前面部２−ＩＬに配することに
より、同様な効果を奏することができる。

発明の効果以上の実施例から明らかなように本発明は、水位検知装
置の検知部を洗浄槽前面部に配したもので、食器洗い機
が傾斜して設置されたり、残水の凍結時等のあらゆる状
態において、洗浄水が洗浄槽前面部より溢水する前に水
位を検知することができる。したがって特に溢水防止用
の安全水位検知装置として非常に有効である。

また、フロートスイッチ使用時のように、中間の接続ホ
ースや補助タンクとい１つたものも不要で、製品をコン
パクト化できるとともに非常に安価な水位検知装置とす
ることができる。

さらに、洗浄槽からの溢水方向での水位検知となってい
るので、製品の後方での水位検知と比べて洗浄槽からの
溢水高さと、水位検知高さとの差を大きくとる必要がな
いので、洗浄槽前面部の高さを低くすることができ、製
品の高さや食器の収納性に対しても有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す食器洗い機の縦断面図
、第２図は同水位検知装置の水位検知回路の回路図、第
３図は同特性図、第４図は従来の食器洗い機の縦断面図
である。２・・・・・・洗浄槽、２−ＩＬ・・・・・・前面部、
１０・・・・・・扉、１２・・・・・・水位検知電極（
水位検知部）、１３・・・・・・接地電極、１４・・・
・・・水位検知回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）洗浄槽と、前記洗浄槽前面部に開閉自在な扉と、
前記洗浄槽内の洗浄水の水位を検知する検知部および水
位検知回路とを有する水位検知装置を備え、前記水位検
知装置は前記検知部を前記洗浄槽前面部に配した食器洗
い機。
（２）水位検知装置は検知部として水位検知電極を洗浄
槽前面部の一部をなす合成樹脂製の外壁に設け、前記水
位検知電極を回路の一部とした発振回路よりなる水位検
知回路と、前記発振回路の接地電位側ラインと前記洗浄
水とを高周波的に接置するコンデンサ成分よりなり、前
記発振回路の出力周波数より前記洗浄槽内の水位を検知
する特許請求の範囲第１項記載の食器洗い機。