JPH0330408Y2 - - Google Patents

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JPH0330408Y2
JPH0330408Y2 JP1985070048U JP7004885U JPH0330408Y2 JP H0330408 Y2 JPH0330408 Y2 JP H0330408Y2 JP 1985070048 U JP1985070048 U JP 1985070048U JP 7004885 U JP7004885 U JP 7004885U JP H0330408 Y2 JPH0330408 Y2 JP H0330408Y2
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JP
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aggregate
pavement
pavement layer
expansion joint
particle size
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は道路用伸縮継手に関し、詳しくは道路
橋や加架橋等舗装した橋梁などの継手部分に施工
される道路用伸縮継手の改良に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来から道路橋や高架橋梁の継目部分には、四
季の温度変化に起因する橋梁の伸縮を吸収せしめ
るため、上記継目部分には、例えば、相互に噛み
合う櫛歯状の伸縮継手や、ゴム状弾性体からなる
伸縮継手等が用いられている。
ところが、この種の伸縮継手は多くの利点を有
するものの、車両が継手部分を通過する際に不快
な振動が発生する恐れがあるばかりでなく、砂塵
や雨水等が浸入し易い等の問題がある。
そこで最近、上記の問題点を解消すべく、連続
して敷設された舗装層の伸縮継手の施工部に舗装
内箱抜き部を設け、その舗装内箱抜き部に所定の
温度に加熱された骨材を充填すると共に、この骨
材の上から加熱溶融したバインダーを注入して、
骨材同志の空隙に充填して骨材の表面を前記舗装
と面一になるように仕上げる工程から構成された
道路用伸縮継手の施工方法に関する特願昭60−
29338等の発明がなされている。
一方、英国特許第2001379号明細書には、道路
表面材料を全部又は約10cmの深さに、継手の全巾
を横切つて50cm〜10mの巾にわたつて除去し、こ
こにゴム状バインダーにチツプ状の骨材を配合し
たフレキシブル組成物を充填するブリツジ・デツ
キ・ジヨイントのシーリング方法が記載されてい
る。また、上記ゴム状アスフアルトに配合する骨
材の例として、20ミリメートルメツシユサイズの
花崗岩チツプが示されている。しかしながら、こ
の英国特許のように、20ミリメートルメツシユサ
イズの骨材が有効に作用する舗装厚さの大きい英
国内の標準舗装厚さ10cm又はそれ以上の道路用継
手とは異なり、本邦のごとく舗装層厚さTが80mm
以下の薄い道路用伸縮継手の場合には、骨材の補
強効果が低減すると共に、その僅かな充填の不均
一性が舗装層の欠陥となり、冬期のクラツクや端
部剥離の発生原因になつたり、夏期の骨材のフロ
ーを容易にし、輪立掘れを起こし易くするという
問題があつた。
すなわち、上記舗装厚さの薄い道路用伸縮継手
において、第4図に示すごとく舗装層2の厚さT
に対する同一粒径の骨材3の粒径dの関係T/d
が、T/d=75/20=3.75の時、また第5図の
T/d=50/20=2.5の時、第6図のT/d=
75/40=1.88の時及び第7図のT/d=50/40=
1.25の時のごとくT/dの値が4未満の時には、
冬期にクラツクや端部剥離を生じ易く、一方、
T/dの値が8以上の時には、夏期に骨材3がフ
ローし易く、輪立堀れが起り易いという欠点があ
り、適切に選定された上記舗装層2の厚さTに対
し、道路用伸縮継手1の骨材3の粒径dを適切に
選定することと共に、Tに対するdの関係T/d
が非常に重要であることが実験結果判明した。
即ち、第8図は上記のごとき道路用伸縮継手1
内の骨材3の平均段数(計算値)であるT/dを
横軸に示した線図であり、左側に温度0℃、伸縮
±25mm(年間伸縮量相当)、速度1〓/24hの状
態で行なつた伸縮試験における伸縮回数を示し、
そのクラツク発生を線図Cで示しており、また、
右側に温度20℃から35℃、荷重3ton/1輪、速度
20Km/hの状態で行なつたメリーゴーラウンド式
フロー試験における輪立掘れ深さ5mmに至るまで
の走行回数である車輪ふみ回数を線図Fで示し、
これにより前記のフロー発生状況を表している。
上記の第8図に示すごとく、T/dが3.5以下
がクラツク発生領域であり、またT/dが8以上
がフロー、輪立掘れ発生領域であることがこれら
の実験結果で確認され、これにより本考案がなさ
れた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、前記従来の問題点を解消する
ためになされたものであり、前記の実験結果に基
き、骨材の粒径を舗装層の厚さに応じて適宜に選
択することにより、どのような季節においても常
に耐久性の良い道路用伸縮継手を提供することを
目的としたものである。
〔考案の構成〕
即ち、本考案の道路用伸縮継手は、舗装層の伸
縮継手の施工部に設けた舗装内箱抜き部に加熱さ
れたほぼ同一粒径の骨材を充填し、その上から加
熱溶融したバインダーを該骨材同志の空隙に流入
充填した道路用伸縮継手において、舗装層厚さT
が80mm以下で、骨材の平均粒径dが20mm以下であ
り、該骨材の平均粒径dに対する舗装層厚さTの
比T/dを4〜7の範囲に設定することにより構
成される。
このように、粒径がほぼ同一で平均粒径dが20
mm以下の骨材を使用したから、前記舗装内箱抜き
部に骨材を均一に充填すると共に骨材の積層段
数、即ち平均粒径dに対する舗装層厚さTの比
T/dを4〜7にすることにより、厚さTが80mm
以下の薄い舗装層の骨材に起因する欠陥をなく
し、この舗装層の強度を高めることができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の実施例1における道路用伸
縮継手を示しており、橋脚4上に支承5をそれぞ
れ介設して設置された床版6の継目部上に、連続
して敷設された舗装層2の道路用伸縮継手1の施
工部に設けた図示されていない舗装箱抜き部に、
加熱されたほぼ同一粒径の骨材3が充填される。
この骨材3は第2図及び第3図に示すように、
複数の段をなして前記舗装箱抜き部に充填され
る。次いで、段状に積層した骨材3の上から加熱
溶融したバインダー7が流し込まれ、このバイン
ダー7によつて骨材3相互の間隙を充填結合す
る。
上記第2図と第3図に示した実施例では、舗装
層2の厚さTに応じて骨材3の積層段数が4〜7
になるように、骨材の平均粒径dが選ばれる。即
ち、第2図の実施例1では平均粒径dが15mmの骨
材を使用し、T/d=75/15=5段にしている。
また、第3図の実施例2では平均粒径dが10mmの
骨材を使用し、T/d=50/10=5段に設定して
いる。このように舗装層2の厚さTに応じて骨材
3の平均粒径dを選ぶことにより積層段数を4〜
7段の範囲内にしたから、厚さTが80mm以下の薄
い舗装層で問題となる欠陥の発生を防止し、冬期
のクラツクや端部剥離の発生を防止するとともに
夏期の骨材のフローを抑制し、輪立掘れを防止す
ることができる。
〔考案の効果〕
従つて、本考案の道路用伸縮継手では、舗装層
の厚さに応じて骨材の粒径を適宜に選択すること
により、継手厚さ方向での平均骨材積層段数を4
から7、好ましくは5にすることにより、冬期に
継手が引つ張られた時にクラツクや端部剥離を生
じにくく、また夏期にバインダーが高温軟化した
際に骨材粒径が細かすぎて耐荷重性が低下し、流
動による輪立掘れが起り易くなるということがな
くなり、各季節において耐久性の良い道路用伸縮
継手が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1における道路用伸縮
継手を橋脚上の舗装層の継手に使用した側断面
図、第2図及び第3図は本考案の各実施例の伸縮
継手の要部拡大側断面図で、第2図はその実施例
1、第3図はその実施例2、そして第4図、第5
図、第6図及び第7図、はそれぞれ異なる従来例
の伸縮継手の要部拡大側断面図、第8図は道路用
伸縮継手内の骨材の平均段数に対する伸縮試験及
びフロー試験結果を示す線図である。 1……道路用伸縮継手、2……舗装層、3……
骨材、d……骨材の平均粒径、T……舗装層の厚
さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舗装層の伸縮継手の施工部に設けた舗装内箱抜
    き部に加熱されたほぼ同一粒径の骨材を充填し、
    その上から加熱溶融したバインダーを該骨材同志
    の空隙に流入充填した道路用伸縮継手において、
    舗装層厚さTが80mm以下で、骨材の平均粒径dが
    20mm以下であり、該骨材の平均粒径dに対する舗
    装層厚さTの比T/dを4〜7の範囲に設定した
    道路用伸縮継手。
JP1985070048U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0330408Y2 (ja)

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JP1985070048U JPH0330408Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JPS61188603U JPS61188603U (ja) 1986-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5728048B2 (ja) * 2013-06-12 2015-06-03 山王株式会社 橋梁の埋設型ジョイント部構造及びその施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2001379A (en) * 1977-07-22 1979-01-31 Thormack Sealants Ltd A method of sealing bridge deck joints

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