JPH0330050Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0330050Y2 JPH0330050Y2 JP1985139195U JP13919585U JPH0330050Y2 JP H0330050 Y2 JPH0330050 Y2 JP H0330050Y2 JP 1985139195 U JP1985139195 U JP 1985139195U JP 13919585 U JP13919585 U JP 13919585U JP H0330050 Y2 JPH0330050 Y2 JP H0330050Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backrest
- skeleton
- seat
- immovable
- protrudes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 description 2
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/23—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by linear actuators, e.g. linear screw mechanisms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/64—Back-rests or cushions
- B60N2/66—Lumbar supports
Description
【考案の詳細な説明】
ａ 産業上の利用分野
本考案はは、背当傾倒式座席において、背当の
傾倒動作と連動して背当の下部前面が湾曲突出す
るようにした腰部安定化装置に係る。
傾倒動作と連動して背当の下部前面が湾曲突出す
るようにした腰部安定化装置に係る。
ｂ 従来技術とその問題点
座席の二大要素である座部と背当とは人間工学
的な均衡が必要であり、両者の基本形状、外形寸
法等は相互に均衡を保つように設計されるが、背
当傾倒式座席においては一般に定常姿勢即ち背当
の起立状態を基準にして設計される。
的な均衡が必要であり、両者の基本形状、外形寸
法等は相互に均衡を保つように設計されるが、背
当傾倒式座席においては一般に定常姿勢即ち背当
の起立状態を基準にして設計される。
背当を後方に傾倒したときは、幾何学的に明ら
かなように背当に加わる着座荷重が著しく増大
し、その上背当前面が急傾斜しているから着座者
の腰部を前方に押出す反力が発生し、該反力の作
用で着座姿勢が前のめり傾向となるが、前記のよ
うに設計された座席においては、着座者の背中が
下半分程度まで背当から遊離し、着座荷重の分布
が著しく不均一となり、換言すれば背中に作用す
る体圧が肩甲骨の周辺に集中する不具合が生ず
る。
かなように背当に加わる着座荷重が著しく増大
し、その上背当前面が急傾斜しているから着座者
の腰部を前方に押出す反力が発生し、該反力の作
用で着座姿勢が前のめり傾向となるが、前記のよ
うに設計された座席においては、着座者の背中が
下半分程度まで背当から遊離し、着座荷重の分布
が著しく不均一となり、換言すれば背中に作用す
る体圧が肩甲骨の周辺に集中する不具合が生ず
る。
背中の体圧分布不均一の緩和を狙つた公知の例
としては、背当の基本形状において下部前面を極
端に湾曲突出させた座席があるが、背当を起立状
態に戻したときの着座の違和感と座部の有効奥行
減少という二つの欠点を免れなかつた。
としては、背当の基本形状において下部前面を極
端に湾曲突出させた座席があるが、背当を起立状
態に戻したときの着座の違和感と座部の有効奥行
減少という二つの欠点を免れなかつた。
また背当の下部前面を随意に膨張収縮させ得る
各種の腰部支持装置も開発されているが、これら
はいづれも専用操作機構並びに個有の操作を必要
とする複雑さがあり、更に電動機駆動式、空気圧
駆動式等の動力利用のものにあつては製造原価が
過大のため各種座席に広く採用し難いという実施
上の問題点があつた。
各種の腰部支持装置も開発されているが、これら
はいづれも専用操作機構並びに個有の操作を必要
とする複雑さがあり、更に電動機駆動式、空気圧
駆動式等の動力利用のものにあつては製造原価が
過大のため各種座席に広く採用し難いという実施
上の問題点があつた。
ｃ 本考案の目的
本考案の目的は、背当傾倒式座席において、背
当の傾倒動作と連動して作動させることができ、
而も公知例における前記の欠点や問題点をすべて
解消した腰部安定化装置を提供することにある。
当の傾倒動作と連動して作動させることができ、
而も公知例における前記の欠点や問題点をすべて
解消した腰部安定化装置を提供することにある。
ｄ 本考案の構成
本考案の構成は、上部の前面側が突出湾曲形に
成形された不動骨格を背当の内部の下端寄りに配
設し、該不動骨格の下端部のみ背当の外部に引出
して脚枠または座部の下面に固定し、該不動骨格
には高い剛性をもたせ、背当を後方に傾倒させる
と背当の中枢骨格と不動骨格との相対変位によつ
て背当の下部前面が湾曲突出し、背当を起立させ
ると背当の形状が復元するように作られている。
成形された不動骨格を背当の内部の下端寄りに配
設し、該不動骨格の下端部のみ背当の外部に引出
して脚枠または座部の下面に固定し、該不動骨格
には高い剛性をもたせ、背当を後方に傾倒させる
と背当の中枢骨格と不動骨格との相対変位によつ
て背当の下部前面が湾曲突出し、背当を起立させ
ると背当の形状が復元するように作られている。
ｅ 実施例
以下、図の実施例により詳細に説明すれば、第
１図は本考案の一実施例の要部を示した一部縦断
右側面図、第２図は第１図の背当を傾倒した状態
を示した一部縦断右側面、第３図は第１図の背当
の分解斜視図であり、１は複数の異形部材を結合
して構成された脚枠、２は脚枠１に一体的に結合
された脚、３は脚枠１の上面に適宜な方法で固定
された座部である。
１図は本考案の一実施例の要部を示した一部縦断
右側面図、第２図は第１図の背当を傾倒した状態
を示した一部縦断右側面、第３図は第１図の背当
の分解斜視図であり、１は複数の異形部材を結合
して構成された脚枠、２は脚枠１に一体的に結合
された脚、３は脚枠１の上面に適宜な方法で固定
された座部である。
４は基本形状がコの字形を成す中枢骨格、５は
該中枢骨格の下部に貫通固着された回転軸で、該
回転軸の両端を脚枠１の後端部に嵌装することに
より中枢骨格４が脚枠１に対して回動自在に連結
され、また中枢骨格４の下方延長端が連結ピン６
を介してロツク機構７に連結されて中枢骨格４の
姿勢が安定に保持される。本考案におけるロツク
機構７の構造形式は如何なる形式でも差し支えな
く、公知のガス圧と油圧を利用したプランジヤー
式、歯板とピンと組合わせた噛み合い式、つる巻
バネを摺動軸に嵌合させた摩擦式など任意適宜に
選択できる。
該中枢骨格の下部に貫通固着された回転軸で、該
回転軸の両端を脚枠１の後端部に嵌装することに
より中枢骨格４が脚枠１に対して回動自在に連結
され、また中枢骨格４の下方延長端が連結ピン６
を介してロツク機構７に連結されて中枢骨格４の
姿勢が安定に保持される。本考案におけるロツク
機構７の構造形式は如何なる形式でも差し支えな
く、公知のガス圧と油圧を利用したプランジヤー
式、歯板とピンと組合わせた噛み合い式、つる巻
バネを摺動軸に嵌合させた摩擦式など任意適宜に
選択できる。
８ａ，８ｂは中枢骨格４に固着された補助骨
板、９は発泡成形材料等の柔軟な素材で作られた
通例の詰物で、該詰物は中枢骨格４を包み込む形
で配設され、詰物９の外周に織布等で作られた表
皮１０が被覆され、また背当の内部の下端寄りの
空間即ち補助骨板８ａと詰物９との間隙部には、
上部の前面側が突出湾曲形に成形された不動骨格
１１が配設され、該不動骨格は、上端部が中枢骨
格４の内懐に収容され、下端部は背当の外部に引
出して脚枠１または座部３の下面に取付ボルト１
２を介して固定され、更に不動骨格１１には背当
傾倒時の着座荷重によつて大きく撓まない程度の
高い剛性をもたせて本実施例の腰部安定化装置が
構成される。
板、９は発泡成形材料等の柔軟な素材で作られた
通例の詰物で、該詰物は中枢骨格４を包み込む形
で配設され、詰物９の外周に織布等で作られた表
皮１０が被覆され、また背当の内部の下端寄りの
空間即ち補助骨板８ａと詰物９との間隙部には、
上部の前面側が突出湾曲形に成形された不動骨格
１１が配設され、該不動骨格は、上端部が中枢骨
格４の内懐に収容され、下端部は背当の外部に引
出して脚枠１または座部３の下面に取付ボルト１
２を介して固定され、更に不動骨格１１には背当
傾倒時の着座荷重によつて大きく撓まない程度の
高い剛性をもたせて本実施例の腰部安定化装置が
構成される。
なお不動骨格１１の構造について補足すると、
上半部は板状、格子状、網状、蜂の巣状等のいず
れを採用してもよく、基幹を成す下端部は設計上
の都合によつて２本足構造に変えても差し支えな
い。前記の補助骨板８ａの位置は、本実施例では
中枢骨格４の前側にあるが、設計上の都合によつ
て中枢骨格４の後側に変更しても差し支えない。
上半部は板状、格子状、網状、蜂の巣状等のいず
れを採用してもよく、基幹を成す下端部は設計上
の都合によつて２本足構造に変えても差し支えな
い。前記の補助骨板８ａの位置は、本実施例では
中枢骨格４の前側にあるが、設計上の都合によつ
て中枢骨格４の後側に変更しても差し支えない。
次に本実施例の作動について説明すると、背当
を第１図の矢印Ｐの方向に傾倒したときは中枢骨
格４と不動骨格１１との相対変位を生ずるので、
第２図によつて明かなように詰物９、表皮１０が
不動骨格１１の形状になじむ形で変形し、換言す
れば背当の下部前面が矢印Ｑの方向に湾曲突出す
る。背当の湾曲突出の量は背当の傾倒角度にほゞ
比例し、背当を起立させると湾曲突出の量は零に
戻つて背当の基本形状が復元される。
を第１図の矢印Ｐの方向に傾倒したときは中枢骨
格４と不動骨格１１との相対変位を生ずるので、
第２図によつて明かなように詰物９、表皮１０が
不動骨格１１の形状になじむ形で変形し、換言す
れば背当の下部前面が矢印Ｑの方向に湾曲突出す
る。背当の湾曲突出の量は背当の傾倒角度にほゞ
比例し、背当を起立させると湾曲突出の量は零に
戻つて背当の基本形状が復元される。
ｆ 本考案の効果
本考案によれば、背当を傾倒すると、これと連
動して作動し且つ傾倒角度とほゞ比例した量で背
当の下部前面が湾曲突出するので、着座者の背中
に作用する体圧が適度に分散されて長時間の着座
による肉体の疲労を軽減する効果が得られる。ま
た操作レバー等の専用操作機構が無いので、取扱
いが簡単で座席の居住性も良く、更に動力源を使
わないから極めて廉価で製造できる等工業上有益
な効果が得られる。
動して作動し且つ傾倒角度とほゞ比例した量で背
当の下部前面が湾曲突出するので、着座者の背中
に作用する体圧が適度に分散されて長時間の着座
による肉体の疲労を軽減する効果が得られる。ま
た操作レバー等の専用操作機構が無いので、取扱
いが簡単で座席の居住性も良く、更に動力源を使
わないから極めて廉価で製造できる等工業上有益
な効果が得られる。
第１図は本考案の一実施例の要部を示した一部
縦断右側面図、第２図は第１図の背当を傾倒した
状態を示した一部縦断右側面図、第３図は第１図
の背当の分解斜視図である。 １……脚枠、３……座部、４……中枢骨格、５
……回転軸、８ａ……補助骨板、９……詰物、１
０……表皮、１１……不動骨格、１２……取付ボ
ルト。
縦断右側面図、第２図は第１図の背当を傾倒した
状態を示した一部縦断右側面図、第３図は第１図
の背当の分解斜視図である。 １……脚枠、３……座部、４……中枢骨格、５
……回転軸、８ａ……補助骨板、９……詰物、１
０……表皮、１１……不動骨格、１２……取付ボ
ルト。
Claims (1)
- 背当傾倒式座席において、上部の前面側が突出
湾曲形に成形された不動骨格を背当の内部の下端
寄りに配設し、該不動骨格の下端部のみ背当の外
部に引出して脚枠または座部の下面に固定し、背
当を後方に傾倒させると背当の中枢骨格と該不動
骨格との相対変位によつて背当の下部前面が湾曲
突出するように不動骨格に高い剛性をもたせたこ
とを特徴とする腰部安定化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985139195U JPH0330050Y2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985139195U JPH0330050Y2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6248257U JPS6248257U (ja) | 1987-03-25 |
| JPH0330050Y2 true JPH0330050Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=31044867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985139195U Expired JPH0330050Y2 (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0330050Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6088795B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2017-03-01 | 東海旅客鉄道株式会社 | 乗物用の座席 |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP1985139195U patent/JPH0330050Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6248257U (ja) | 1987-03-25 |
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