JPH0329976Y2 - - Google Patents

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JPH0329976Y2
JPH0329976Y2 JP19696084U JP19696084U JPH0329976Y2 JP H0329976 Y2 JPH0329976 Y2 JP H0329976Y2 JP 19696084 U JP19696084 U JP 19696084U JP 19696084 U JP19696084 U JP 19696084U JP H0329976 Y2 JPH0329976 Y2 JP H0329976Y2
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flywheel
rotor
stator
engine
clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フライホイールと外周面とこのフラ
イホイールの周囲に配置されるステータの内周面
との間に磁界を形成するようになつたエンジンの
フライホイール構造に関する。
(従来技術) フライホイールの外周に磁界を形成するように
した構造のエンジンとして、例えば、特開昭56−
150960号に開示されるものがある。この開示され
た構造では、エンジンの出力軸のフライホイール
の外周に永久磁石を備えたロータを組み込み、そ
の周囲にステータを配して発電機を構成するよう
にしている。この構造は、エンジンの出力軸を発
電機の構成要素の1つとして組み込み、その回転
動力を直接発電機のロータの回転に採り入れてい
るので発電機を独立別個に設けることを要しない
という利点がある。
(解決すべき問題点) しかし、フライホイールの出力側の側端面には
クラツチ機構が配置されるため、特開昭56−
150960号に開示された構造では、クラツチ板の摩
耗粉等に起因する鉄粉が飛散して、フライホイー
ルに配設される永久磁石に付着するため、使用に
応じて発電機能が低下するとともに、耐久上好ま
しくない現象が生じるという問題がある。
(上記問題を解決するための手段) 本考案は、上記鉄粉の飛散を防止して、それが
フライホイール及びその周囲に配置されるステー
タ構造体に悪影響を及ぼさないようにするために
構成されたものである。すなわち、本考案は、フ
ライホイール周縁部にロータコアを形成するとと
もに、該ロータコアの周囲に一定の間〓を保つて
ステータコアを配設し、前記ステータコア及びロ
ータコア間に磁界を形成するようになつたエンジ
ンのフライホイール構造であつて、フライホイー
ルのトランスミツシヨン側に前記ロータの外周か
ら前記間〓を覆つて半径方向外方に延びるバツフ
ルが設けられたことを特徴とする。
(実施例の説明) 以下本考案の1実施例につき、図面を参照しつ
つ説明する。
第1図及び第2図を参照すれば、エンジンEの
クランク軸1の出力端部には、フライホイール2
が取付られている。フライホイール2のトランス
ミツシヨン側の側端面2aにはクラツチ機構4が
組合わされる。フライホイール2とクラツチ機構
4は、シリンダブロツク3の側面にボルト3aに
よつて固定されたクラツチハウジング5によつて
周囲が覆われている。そして、クラツチハウジン
グ5の内側には、フライホイール2の周囲を取り
囲むようにステータ6が取付けられている。ステ
ータ6は、サポータとこれに支持されるステータ
コイル7を備えており、ステータコイル7はフラ
イホイールの外周面との間に一定の間〓を有して
対向するように配置されている。フライホイール
2の周縁部には複数の永久磁石8が配設されてお
り、これによつて、フライホイール2はロータを
構成する。クラツチ機構4は、通常の形式であつ
て、トランスミツシヨンの入力軸10に固定され
るハブ4aに取付けられたデイスクプレート4
b、フライホイール2の側端面2aとの間に該デ
イスクプレートを挟着するプレツシヤープレート
4c、プレツシヤープレート4cを押圧するダイ
ヤフラムスプリング4d、ダイヤフラムスプリン
グ4dの中央部に係合し、該スプリング4dを介
してプレツシヤープレート4cの押圧力を作用さ
せ又は解除するためのリリーズベアリング4e、
及びフライホイール2にボルト4fによつて取付
けられこれらのクラツチ作動部を覆うように半径
方向内方に延びるクラツチカバー4hを備えてい
る。また、フライホイールには、該クラツチカバ
ー4hとの間にボルト4fにより、ステータ6と
ロータとの間の間〓9を覆うように半径方向外方
に延びるバツフルプレート11が取付けられてい
る。バツフルプレート11には、第3図に示すよ
うに、その一部が切り込まれるとともにその切込
み部が側方に突出するように折り曲げられてフイ
ン11a及び貫通穴11bが形成される。この場
合、フイン11a及び貫通穴11bは、フライホ
イール2が回転するとき貫通穴11bをエンジン
側からトランスミツシヨン側に向つて空気が流通
する向きに、周方向に複数個形成される。また、
クラツチハウジング5には、フライホイール2を
挟んで両側にクラツチハウジング5の内部と外部
を連通する通気孔5a,5bがそれぞれ周方向に
複数個設けられる。
本考案におけるステータ6及びロータすなわち
フライホイール2から成る構造体は、ロータの外
周と、ステータ6の内面との間〓9に適当な磁界
を形成することにより、発電機能又は電動機能を
選択的に発揮するようになつている。そして、フ
ライホイール2が回転するときには、フイン11
aの作用により、空気が通気孔5a、間〓9、貫
通孔11b及び通気孔5bを通つて常に同じ向き
に流れる。これによつて、クラツチ機構において
発生し、クラツチハウジング内部を浮遊するクラ
ツチデイスク4b等に起因する摩耗粉がクラツチ
ハウジング外部に速やかに排出される。
(本考案の効果) 本考案によれば、ステータとロータとの間〓を
覆うようにバフツルプレートが配置されているの
でクラツチの摩耗粉等が磁界形成部分及びスリツ
プリング等付着することが阻止され、ステータ及
びロータの機能が低下するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例に係るフライホイ
ールを示す断面図、第2図は、本考案に従うフラ
イホイールを組み込んだエンジンの斜視図、第3
図は、フインを示すバツフルの部分断面図であ
る。 1……クランク軸、2……フライホイール、4
……クラツチ機構、5……クラツチハウジング、
6……ステータ、7……ステータコイル、8……
永久磁石、11……バツフルプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フライホイール周縁部にロータコアを形成する
    とともに、該ロータコアの周囲に一定の間〓を保
    つてステータコアを配設し、前記ステータコア及
    びロータコア間に磁界を形成するようになつたエ
    ンジンのフライホイール構造であつて、フライホ
    イールのトランスミツシヨン側に前記ロータの外
    周から前記間〓を覆つて半径方向外方に延びるバ
    ツフルが設けられたことを特徴とするエンジンの
    フライホイール構造。
JP19696084U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0329976Y2 (ja)

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JP19696084U JPH0329976Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JPS61114952U JPS61114952U (ja) 1986-07-21
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