JPH0329924A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH0329924A JPH0329924A JP16393789A JP16393789A JPH0329924A JP H0329924 A JPH0329924 A JP H0329924A JP 16393789 A JP16393789 A JP 16393789A JP 16393789 A JP16393789 A JP 16393789A JP H0329924 A JPH0329924 A JP H0329924A
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
木・発明は、液晶分子の配列方向を制御するために有機
質配向膜を用い、その膜面を有機質繊維のバフ布でラビ
ングして、液晶分子の配列状態を適切に配向させた液晶
表示素子に関する。
質配向膜を用い、その膜面を有機質繊維のバフ布でラビ
ングして、液晶分子の配列状態を適切に配向させた液晶
表示素子に関する。
［従来の技術］
従来から、液晶表示素子の上下ガラス基板の内面に膜厚
５０−１００ｎｍの有機質配向膜を形成させ、その液晶
に接触する表面を、有機質繊維からなるバフ布でラビン
グして、液晶分子をほぼラビング方向に配列させること
が行われていた（特開昭５１−６５９６０号公報）。し
かし、ラビング後の配向膜表面形状などを１１察して定
量的に評価することが出来ず、液晶の配向特性を制御す
る配向膜ラビングの最適条件を規定することは出来なか
った。
５０−１００ｎｍの有機質配向膜を形成させ、その液晶
に接触する表面を、有機質繊維からなるバフ布でラビン
グして、液晶分子をほぼラビング方向に配列させること
が行われていた（特開昭５１−６５９６０号公報）。し
かし、ラビング後の配向膜表面形状などを１１察して定
量的に評価することが出来ず、液晶の配向特性を制御す
る配向膜ラビングの最適条件を規定することは出来なか
った。
［発明が解決しようとする課題コ
従来は、配向膜によって液晶分子（長軸）が特定方向に
配向されるメカニズムについて、ラビングによって表面
に形威された溝によるという説と、ラビングによる摩擦
熱で表面が加熱され温度」二昇とラビングとによって配
向膜有機物質の分子鎖がラビング方向に沿って再配列す
るためとする説の本発明は液晶表示素子の有機質配向膜
の表面状態の検査方法を確立し、特性良好な液晶表示素
子の配向膜の表面状態を調べ、その結果に基づいて配向
特性が確実に品質管理された配向膜を使用した液晶表示
素子を提供することを目的とする。
配向されるメカニズムについて、ラビングによって表面
に形威された溝によるという説と、ラビングによる摩擦
熱で表面が加熱され温度」二昇とラビングとによって配
向膜有機物質の分子鎖がラビング方向に沿って再配列す
るためとする説の本発明は液晶表示素子の有機質配向膜
の表面状態の検査方法を確立し、特性良好な液晶表示素
子の配向膜の表面状態を調べ、その結果に基づいて配向
特性が確実に品質管理された配向膜を使用した液晶表示
素子を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］
本発明では、ガラス基板の内側表面に形成された膜厚５
０〜１００ｎｍの有機質配向膜のラビング後の表面状態
を電子顕微鏡で２０〜５０万倍に拡大した直接透過像を
測定し、製品特性の用途に応じて、前記像を更に８０〜
１０００万倍に拡大してラビング面の表面状態と結晶性
を画像処理等によって評価し、その評価結果と液晶表示
素子としての配向特性との関係を検討して、配向膜表面
のラビング条件の最適化を図り、所望の液晶配向特性を
満足するようにラビングした有機質配向膜を用いた液晶
表示素子を提供するようにした。
０〜１００ｎｍの有機質配向膜のラビング後の表面状態
を電子顕微鏡で２０〜５０万倍に拡大した直接透過像を
測定し、製品特性の用途に応じて、前記像を更に８０〜
１０００万倍に拡大してラビング面の表面状態と結晶性
を画像処理等によって評価し、その評価結果と液晶表示
素子としての配向特性との関係を検討して、配向膜表面
のラビング条件の最適化を図り、所望の液晶配向特性を
満足するようにラビングした有機質配向膜を用いた液晶
表示素子を提供するようにした。
すなわち、ラビング後の配向膜全面で、表面の配向膜分
子が、ラビング方向と夫に直角な方向の崎々で、長さが
（観察像の大きさの測定値から観察像拡大倍率に基づい
て算出した値で）０．０５〜６０ｎｍの分子鎖に再配列
され、かつ、この再配列された分子鎖のラビング方向に
おける長さを１としたとき、それに直角な方向における
分子鎖の長さが０．３〜１．０の範囲内にある有機質配
向膜を使用すれば所望の液晶配向特性が得られることが
判った。
子が、ラビング方向と夫に直角な方向の崎々で、長さが
（観察像の大きさの測定値から観察像拡大倍率に基づい
て算出した値で）０．０５〜６０ｎｍの分子鎖に再配列
され、かつ、この再配列された分子鎖のラビング方向に
おける長さを１としたとき、それに直角な方向における
分子鎖の長さが０．３〜１．０の範囲内にある有機質配
向膜を使用すれば所望の液晶配向特性が得られることが
判った。
［作用コ
上記の本発明において規定された配向膜表面状態は、多
数の良好な特性の液晶表示素子を、表示品質を検査した
後に分解して配向膜表面状態を観察、評価、検討のうえ
、確実な品質管理条件として決定したものであって、こ
の条件で品質管理した液晶表示素子は常に良好な配向特
性を有することが確認されている。
数の良好な特性の液晶表示素子を、表示品質を検査した
後に分解して配向膜表面状態を観察、評価、検討のうえ
、確実な品質管理条件として決定したものであって、こ
の条件で品質管理した液晶表示素子は常に良好な配向特
性を有することが確認されている。
［実施例コ
第↓図は液晶表示素子の一例の断面図である。
図中、１は上基板、２は下基板、３は上下基板をスペー
サによって規制された間隔に基板周辺で封着保持する封
着部材、４はネマチック液品、５は３− スペーサ、６は上電極、７は下電極、１０は上偏光板、
１１は下偏光板、１２は反射板、１８、ｌ９は液晶配向
膜である。
サによって規制された間隔に基板周辺で封着保持する封
着部材、４はネマチック液品、５は３− スペーサ、６は上電極、７は下電極、１０は上偏光板、
１１は下偏光板、１２は反射板、１８、ｌ９は液晶配向
膜である。
第２図は配向膜ラビングの説明図で、図中、２０は液晶
配向膜、２工は（上または下）基板、２２は配向膜ラビ
ング時に基板を移動させる方向、２３はラビング方向で
ある。
配向膜、２工は（上または下）基板、２２は配向膜ラビ
ング時に基板を移動させる方向、２３はラビング方向で
ある。
液晶配向膜に配向機能を持たせるには、第２図に示すよ
うに、配向膜２０を２２と示す方向に移動させながら、
水平方向から垂直方向へ例えば４０〜４５度傾いた方向
に有機質繊維からなるバフ布でラビング（通常実際には
円形バフ布を多数枚重ねてラビングホイールとし此のホ
イールを回転させてホイールの周辺で配向膜面をラビン
グ）する。このような液晶配向膜を形威させた上下基板
１、２を用いて液晶表示素子を製作し、その液晶配向特
性を評価し、液晶が均一に配向することを確認した。
うに、配向膜２０を２２と示す方向に移動させながら、
水平方向から垂直方向へ例えば４０〜４５度傾いた方向
に有機質繊維からなるバフ布でラビング（通常実際には
円形バフ布を多数枚重ねてラビングホイールとし此のホ
イールを回転させてホイールの周辺で配向膜面をラビン
グ）する。このような液晶配向膜を形威させた上下基板
１、２を用いて液晶表示素子を製作し、その液晶配向特
性を評価し、液晶が均一に配向することを確認した。
液晶表示素子の特性を評価、確認した後、液晶表示素子
を封着部材３の個所で分解して上基板１−４− と下基板２に分離し、それぞれに付着している液晶をア
セトン等に浸漬して除去した。その後、これら基板を２
〜３ｃＩＩ１２の大きさに切断し、これを１２％のＨＦ
水溶液に入れて、有機質配向膜を剥離させ、Ｃｕメッシ
ュ上に固定して試料を作威した。こうして作成した試料
を透過形電子顕微鏡で加速電圧１２５ｋＶで直接透過像
３０〜５０万倍で撮影し、これを更に８０〜４０００万
倍に拡大して第３図（．）に示すような像を得た。ラビ
ングにより、有機質配向膜構或分子鎖が再配列されてい
るので、これら再配列された分子鎖のラビング方向と夫
に直角な方向それぞれの長さを評価した。
を封着部材３の個所で分解して上基板１−４− と下基板２に分離し、それぞれに付着している液晶をア
セトン等に浸漬して除去した。その後、これら基板を２
〜３ｃＩＩ１２の大きさに切断し、これを１２％のＨＦ
水溶液に入れて、有機質配向膜を剥離させ、Ｃｕメッシ
ュ上に固定して試料を作威した。こうして作成した試料
を透過形電子顕微鏡で加速電圧１２５ｋＶで直接透過像
３０〜５０万倍で撮影し、これを更に８０〜４０００万
倍に拡大して第３図（．）に示すような像を得た。ラビ
ングにより、有機質配向膜構或分子鎖が再配列されてい
るので、これら再配列された分子鎖のラビング方向と夫
に直角な方向それぞれの長さを評価した。
また、前記加速電圧で此の膜の電子線回折を行って得ら
れた第３図（ｂ）に示すような回折像から此の膜の結晶
面の面間隔を評価した。その結果、再配列した分子鎖の
長さは、ラビング方向と夫に直角な方向とで、夫々共に
、０．０５〜６０ｎｍであり、かつ、この再配列された
分子鎖のラビング方向における長さを１としたとき、夫
に直角な方向における分子鎖の長さは０．３〜１．０の
範囲内にあった。さらに、第３図（ｂ）に２９、３０と
示す回折像の半径から、結晶面間隔が０．０６〜Ｑ．２
５ｎｒｎで、表面の近くが−・部帖品化していることが
わかった。つまり、表面の近くがラビングにより一部結
晶化し、上記の如き寸法、方向に分子鎖が再配列された
、非品質有機高分子薄膜が液晶表示素子の有機質配向膜
として適していることが判明した。
れた第３図（ｂ）に示すような回折像から此の膜の結晶
面の面間隔を評価した。その結果、再配列した分子鎖の
長さは、ラビング方向と夫に直角な方向とで、夫々共に
、０．０５〜６０ｎｍであり、かつ、この再配列された
分子鎖のラビング方向における長さを１としたとき、夫
に直角な方向における分子鎖の長さは０．３〜１．０の
範囲内にあった。さらに、第３図（ｂ）に２９、３０と
示す回折像の半径から、結晶面間隔が０．０６〜Ｑ．２
５ｎｒｎで、表面の近くが−・部帖品化していることが
わかった。つまり、表面の近くがラビングにより一部結
晶化し、上記の如き寸法、方向に分子鎖が再配列された
、非品質有機高分子薄膜が液晶表示素子の有機質配向膜
として適していることが判明した。
［発明の効果コ
以」二説明したように本発明によれば、従来、定量的に
評価できなかった液晶表示素子の有機質配向膜をラビン
グした後の、表面の分子鎖が再配列した状態が定量的に
判って、この結果を用いて、液晶表示素子の配向膜の表
面形状の制御が可能となり、高度な品質管理が実行でき
るようになって、量産レベルで液晶表示素子の高品質化
、高性能化を図れるようになった。
評価できなかった液晶表示素子の有機質配向膜をラビン
グした後の、表面の分子鎖が再配列した状態が定量的に
判って、この結果を用いて、液晶表示素子の配向膜の表
面形状の制御が可能となり、高度な品質管理が実行でき
るようになって、量産レベルで液晶表示素子の高品質化
、高性能化を図れるようになった。
第１図は液晶表示素子の−例の断面図、第２図は配向膜
のラヒングの説明図、第３図（ａ）はラビング゛後の配
向膜の拡大表面図、第３図（ｂ）はラビング後の配向膜
表面の電子回折像を示す図である。 上 上．！ｌ（イ反、 ２ −−１・Ｊ，！
ｉ４反、 ３ １寸着部刊、４・・・ネマチ
ソク液品、 ５・スペーサ、 ６・上電極、 ７ ・
下電極、 １０−１二偏光板、 ］］・・・下偏光
板、 工２・・反射板、 １８、工９、２０・・・
液晶配向膜、 ２ｌ・・基板、 ２２・・・基板移動
方向、 ２３・・・ラビング方向、 ２４・・ラビ
ング方向に再配列された分子鎖の長さ、 ２５・ラビ
ング方向に直角な方向に再配列された分子鎖の長さ、
２９、３０・・回折像半径。 ７ ８ Ｎ狙
のラヒングの説明図、第３図（ａ）はラビング゛後の配
向膜の拡大表面図、第３図（ｂ）はラビング後の配向膜
表面の電子回折像を示す図である。 上 上．！ｌ（イ反、 ２ −−１・Ｊ，！
ｉ４反、 ３ １寸着部刊、４・・・ネマチ
ソク液品、 ５・スペーサ、 ６・上電極、 ７ ・
下電極、 １０−１二偏光板、 ］］・・・下偏光
板、 工２・・反射板、 １８、工９、２０・・・
液晶配向膜、 ２ｌ・・基板、 ２２・・・基板移動
方向、 ２３・・・ラビング方向、 ２４・・ラビ
ング方向に再配列された分子鎖の長さ、 ２５・ラビ
ング方向に直角な方向に再配列された分子鎖の長さ、
２９、３０・・回折像半径。 ７ ８ Ｎ狙
Claims (1)
- １、液晶に接する基板の内面に形成した有機質配向膜面
を有機質繊維からなるバフ布でラビングして液晶分子を
配向させるようにした液晶表示素子において、ラビング
後に配向膜全面で、表面の配向膜分子が、ラビング方向
と夫に直角な方向とで、夫々、長さが０．０５〜６０ｎ
ｍの分子鎖に再配列され、かつ、この再配列された分子
鎖のラビング方向における長さを１としたとき、夫に直
角な方向における分子鎖の長さが０．３〜１．０の範囲
内にある有機質配向膜を用いていることを特徴とする液
晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163937A JP2845951B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163937A JP2845951B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329924A true JPH0329924A (ja) | 1991-02-07 |
| JP2845951B2 JP2845951B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15783657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1163937A Expired - Fee Related JP2845951B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2845951B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06180059A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-06-28 | Hiroshi Hirata | 水中における作業空間創出維持装置 |
| JPH09119U (ja) * | 1996-08-29 | 1997-03-11 | 弘 平田 | 水中における作業空間創出維持装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165960A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP1163937A patent/JP2845951B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165960A (ja) * | 1974-12-04 | 1976-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06180059A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-06-28 | Hiroshi Hirata | 水中における作業空間創出維持装置 |
| JPH09119U (ja) * | 1996-08-29 | 1997-03-11 | 弘 平田 | 水中における作業空間創出維持装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2845951B2 (ja) | 1999-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |