JPH0329377Y2 - - Google Patents

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JPH0329377Y2
JPH0329377Y2 JP15942786U JP15942786U JPH0329377Y2 JP H0329377 Y2 JPH0329377 Y2 JP H0329377Y2 JP 15942786 U JP15942786 U JP 15942786U JP 15942786 U JP15942786 U JP 15942786U JP H0329377 Y2 JPH0329377 Y2 JP H0329377Y2
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JP
Japan
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retaining plate
tread
earth
step body
earth retaining
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JP15942786U
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JPS6365735U (ja
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Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自然の斜面を利用して傾斜地での昇
降を容易となし、路面の崩壊を防ぐために使用す
る階段用土留め部材の改良に関する。
(従来の技術) 従来、傾斜地での昇降を容易となす階段を斜面
等に造設する際に用いられるこの種の階段用土留
め部材は、既に多種多用のものが考出されてい
る。
例えば、踏板として木製の丸太を横設しただけ
の簡易な土留め部材や、階段状に土を切り崩した
後、其の角部に断面鈎状をした踏板を載置し、そ
して其の踏板の外側に段の深さに対応した任意の
長さの杭を2本支えとして打ち込んでなる土留め
部材〔第5図イ参照〕、或いは垂下した土留板と、
該土留板の上下両端から水平方向に突出させた上
下両板部とにより形成されたステツプ本体におい
て、前記上板部と下板部の対応位置に透孔を穿設
し、該透孔に杭を挿通して打設する土留め部材
〔第5図ロ参照〕、若しくは第5図ハに示す如く、
横断面が略逆L字状で両側面に矩形板状等の張出
片を備えた土留め部材等があつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述したような従来の土留め部
材すなわち木製の丸太を用いた簡易な土留め部材
にあつては、腐り易く数年で再工事が必要であつ
たり、また丸みを帯びているため雨などが降つた
場合等は特に滑りやすく危険であつた。
また、第5図イ,ロで示した土留め部材にあつ
ては、段の深さに対応した任意の長さの杭が地上
に多く露出しており、また、土圧のかかつた踏板
を側面で支えるように杭が打設されていることも
相俟つて、露出した杭の曲げモーメントも大きく
なり、土圧が直接に杭にかかる結果、地上に露出
した杭の付け根部分から折れてしまうといつた欠
点を有していた。
また、垂下された土留板の両側面が開口してい
るため、降雨等により土砂がその開口した側面か
ら流出される結果、ステツプ本体が傾いたり、或
いは杭が抜けて倒壊するなどの欠点があり、耐久
性や安定性に欠けるといつた問題を生じていた。
また、第5図ハに示したような、横断面が略逆
L字状であるステツプ本体の両側面に、予め矩形
板状等の張出片を設けた土留め部材にあつては、
該張出片はステツプ本体の断面形状(逆L字状)
に応じて、鈎状に隣接した二辺のみがステツプ本
体に固着されているだけなので、耐久性に弱く、
特に土盛りした外側の土砂が降雨で流出し、固着
されてない張出片の遊端部分が露出した場合等に
あつては、ステツプ本体の内側から外へ流出しよ
うとする土砂の重み(土圧)に押しつぶされ易
く、土留め部材倒壊の一因にもなつていた。
更に、これら従来の土留め部材にあつては、土
中に打設される土留板の下端面等が平坦であるこ
とから打設しずらく、また、傾斜面に設置された
土留め部材にあつては、地盤条件も相俟つて、例
えば積雪による雪圧や足を踏み垂せた場合等の加
重圧状態時に傾斜方向にずれ易く、そのため施工
にも手間がかかるといつた問題があつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、安定性及び耐久性に優れ、かつ施工
にも手間のかからない階段用土留め部材を提供す
ることを目的とするもので、その要旨とするとこ
ろは、適宜大きさのステツプ本体と、該ステツプ
本体に穿設された透孔と、該透孔に着脱自在に貫
通される杭とからなる階段用土留め部材におい
て、前記ステツプ本体は、帯板状の踏板と、該踏
板の前端に垂下された前面土留板と、該前面土留
板よりも短寸に形成されて前記踏板の後端に垂下
された後面土留板と、前記踏板の長手方向両端に
設けられた側面板とにより下方開口の箱状に形成
され、かつ前記後面土留板の下端面長手方向には
尖端部を形成すると共に、前記前面土留板及び前
記側面板の下端面をそれぞれ鋸歯状に形成したこ
とに存する。
(問題点を解決するための手段) 上述の如き従来の問題点を解決し所期の目的を
達成するため本考案の階段用土留め部材は、ステ
ツプ本体を、帯板状の踏板と、該踏板の前端に垂
下された前面土留板と、該前面土留板よりも短寸
に形成されて前記踏板の後端に垂下された後面土
留板と、前記踏板の長手方向両端に設けられた側
面板とにより下方開口の箱状に形成され、かつ前
記後面土留板の下端面長手方向には尖端部を形成
すると共に、前記前面土留板及び前記側面板の下
端面をそれぞれ鋸歯状に形成したのである。
(作用) このように構成される階段用土留め部材は、ス
テツプ本体を、帯板状の踏板と、該踏板の前端に
垂下された前面土留板と、該前面土留板よりも短
寸に形成されて前記踏板の後端に垂下された後面
土留板と、前記踏板の長手方向両端に設けられた
側面板とにより下方開口の箱状に形成したことに
より、土中には前面土留板のみならず後面土留板
及び両側面板も埋設され、そして、両土留板間の
真中に杭が打設される結果、杭にかかる土圧が後
面土留板で緩衝され、また、杭の地上に露出した
部分が少ないために、杭にかかる曲げモーメント
も小さくなる。
また、両側面板を設けて下方開口の箱状に形成
したことにより、内側の土砂が降雨により流れ出
る可能性が少なくなると共に、かえつて外側の土
砂が内側に溜ることになり、更には後面土留板を
垂下させたことにより側面板の三辺が本体に固着
されるため、耐久性が増し、外方向に働く土圧に
も耐えられることとなる。
また、後面土留板の下端面長手方向には尖端部
を形成すると共に、前面土留板及び側面板の下端
面をそれぞれ鋸歯状に形成したことにより、土中
に確実に係止でき、打設しやすくなる。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面を参照しなが
ら説明する。
図中Aは、本考案に係る着脱式階段用土留め部
材であり、この着脱式階段用土留め部材Aは、硬
質の合成樹脂材で一体成形されたもので、ステツ
プ本体Bと、別体である一対の杭Cとから構成さ
れている。
すなわち、このステツプ本体Bは、帯板状の踏
板1と、該踏板1の前後両端にそれぞれ長さを違
えて垂下した前面土留板2及び後面土留板3と、
該土留板2,3間の側面に架設された一対の側面
板4,4とにより、側面を斜めに切り欠いた下方
開口の箱状を形成している。
そして、後面土留板3の下端面には、内側から
外側方向に傾斜してなる尖端部3aを長手方向に
形成しており、他方、前面土留板2及び前記一対
の側面板4,4の下端面はそれぞれ鋸歯状に形成
されている。
また、踏板1の表面には複数の条溝5,5……
が凹設されていると共に、長手方向両端側には皿
状に穿設された一対の透孔6,6が設けられ、該
透孔6,6に杭Cをそれぞれ貫通させて土中に打
設することによりステツプ本体Bを傾斜地等の地
面に固定する。
尚、ステツプ本体Bの両側面板4,4には小さ
な透孔7,7が穿設されており、そこに例えばス
テンレス製の釘等を打ち込むことにより杭6,6
の頭部の飛び出しを防止できる。
また、地上に露出している前面土留板2の外面
に反射シート等を設けても構わないものである。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、ステツプ本体
を、帯板状の踏板と、該踏板の前端に垂下された
前面土留板と、該前面土留板よりも短寸に形成さ
れて前記踏板の後端に垂下された後面土留板と、
前記踏板の長手方向両端に設けられた側面板とに
より下方開口の箱状に形成したことによつて、土
中には前面土留板のみならず後面土留板及び両側
面板も埋設され、そして、両土留板間の真中に杭
が打設される結果、杭にかかる土圧が後面土留板
で緩衝され、また、杭の地上に露出した部分が少
ないことから、杭にかかる曲げモーメントも小さ
くなるため、土圧により杭が折れてしまうといつ
た従来の問題点を解消できることとなつた。
また、両側面板を設けて下方開口の箱状に形成
したことによつて、ステツプ本体内側の土砂が降
雨により流出する可能性が少なくなると共に、外
側の土砂が箱内に流入して欝積されることにな
り、時の経過と共にステツプ本体がより強固に土
中に固定され、更には後面土留板を垂下させたこ
とによつて側面板の三辺が本体に固着されるた
め、ステツプ本体の内側から外へ流出しようとす
る土砂の重み(土圧)にも十分に耐えられる結
果、安定性及び耐久性に優れた階段用土留め部材
を提供できることとなつた。
また、後面土留板の下端面長手方向には尖端部
を形成したことによつて、土中に刺設し易くなる
と共に、荷重等による力が該先端部の傾斜方向に
作用し、更には、前面土留板及び両側面板の下端
面をそれぞれ鋸歯状に形成したことによつて、土
中へ確実に噛み込む結果、積雪による雪圧や足を
踏み乗せた場合等の加重圧状態時にあつてもずれ
れ落ちることのない、また施工も簡単な階段用土
留め板を提供できることとなつた。
また、構成も単純であるため大量生産に適し、
価格も低廉なものとして需要者に供給することが
できるものとなつている。
このように本考案は優れた利点を有しているも
ので、本考案を実施することはその実益的価値が
甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すものであり、
第1図は本考案に係る着脱式階段用土留め部材の
斜視図、第2図は同縦断側面図、第3図は裏返し
た状態の一部切欠き斜視図、第4図は使用状態を
示す縦断側面図、第5図イ,ロ,ハは従来例を示
す側面図である。 1……踏板、2……前面土留板、3……後面土
留板、3a……尖端部、4……側面板、5……条
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜大きさのステツプ本体と、該ステツプ本体
    に穿設された透孔と、該透孔に着脱自在に貫通さ
    れる杭とからなる階段用土留め部材において、前
    記ステツプ本体は、帯板状の踏板と、該踏板の前
    端に垂下された前面土留板と、該前面土留板より
    も短寸に形成されて前記踏板の後端に垂下された
    後面土留板と、前記踏板の長手方向両端に設けら
    れた側面板とにより下方開口の箱状に形成され、
    かつ前記後面土留板の下端面には尖端部を形成す
    ると共に、前記前面土留板及び前記側面板の下端
    面をそれぞれ鋸歯状に形成したことを特徴とする
    階段用土留め部材。
JP15942786U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0329377Y2 (ja)

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JP15942786U JPH0329377Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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JP15942786U JPH0329377Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Publication Number Publication Date
JPS6365735U JPS6365735U (ja) 1988-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6391060B1 (ja) * 2018-02-22 2018-09-19 株式会社アグリ香寺 畦畔法面草刈り用足場ユニット

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JPS6365735U (ja) 1988-04-30

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