JPH03292945A - 電気メス用対極板並びにこれを用いた電気メス装置 - Google Patents
電気メス用対極板並びにこれを用いた電気メス装置Info
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- JPH03292945A JPH03292945A JP2094128A JP9412890A JPH03292945A JP H03292945 A JPH03292945 A JP H03292945A JP 2094128 A JP2094128 A JP 2094128A JP 9412890 A JP9412890 A JP 9412890A JP H03292945 A JPH03292945 A JP H03292945A
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Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、電気メスから生体に流れた高周波電流を回収
すべく生体に添接する対極板並びにこれを用いた電気メ
ス装置に関する。
すべく生体に添接する対極板並びにこれを用いた電気メ
ス装置に関する。
(従来の技術)
従来の対極板は、生理食塩水や導電ゲルを含むガーゼや
スポンジを介して生体に添接するを一般とするが、これ
ではガーゼ等が乾いて対極板の生体に対する有効接触面
積が減少し、生体と対極板との接触部における電流密度
が増加して、熱傷を生ずる恐れがある。
スポンジを介して生体に添接するを一般とするが、これ
ではガーゼ等が乾いて対極板の生体に対する有効接触面
積が減少し、生体と対極板との接触部における電流密度
が増加して、熱傷を生ずる恐れがある。
又、最近は、対極板の表層部に導電性粘着層を形成して
、対極板を生体に全面粘着させるようにしたものも知ら
れているが、汗等で対極板が剥れかかった場合、剥れた
部分との境界周辺で電流集中が発生し、熱傷の恐れは依
然として残る。
、対極板を生体に全面粘着させるようにしたものも知ら
れているが、汗等で対極板が剥れかかった場合、剥れた
部分との境界周辺で電流集中が発生し、熱傷の恐れは依
然として残る。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、以上の点に鑑み、全面粘着タイプであって且
つ部分的に剥れても非剥離部での電流密度の増加を抑制
し得るようにした対極板を提供することをその第1の目
的とし、更に対極板が剥れかけたときこれを検出し得る
ようにした電気メス装置を提供することを第2の目的と
している。
つ部分的に剥れても非剥離部での電流密度の増加を抑制
し得るようにした対極板を提供することをその第1の目
的とし、更に対極板が剥れかけたときこれを検出し得る
ようにした電気メス装置を提供することを第2の目的と
している。
(課題を解決するための手段)
上記第1の目的を達成すべく、本発明の対極板は、厚さ
方向に高い導電性を示す異方性導電性の粘着層を表層部
に形成し、該粘着層の裏面に、半導電層と、導電層と、
絶縁層とを順に積層して成るものとした。
方向に高い導電性を示す異方性導電性の粘着層を表層部
に形成し、該粘着層の裏面に、半導電層と、導電層と、
絶縁層とを順に積層して成るものとした。
又、上記第2の目的を達成すべく、本発明の電気メス装
置は、前記異方性導電性粘着層の裏面に、第1半導電層
と、第1導電層と、第2半導電層と、第2導電層と、絶
縁層とを順に積層して成る対極板を用い、一極に電気メ
スを接続する高周波電源の他極に前記第2導電層を接続
すると共に、前記第1導電層と該第2導電層との間の電
圧を検出する電圧検出手段と、該検出手段からの検出信
号に基いて生体に対する対極板の接触面積の減少を判定
する判定手段とを設けて成るものとした。
置は、前記異方性導電性粘着層の裏面に、第1半導電層
と、第1導電層と、第2半導電層と、第2導電層と、絶
縁層とを順に積層して成る対極板を用い、一極に電気メ
スを接続する高周波電源の他極に前記第2導電層を接続
すると共に、前記第1導電層と該第2導電層との間の電
圧を検出する電圧検出手段と、該検出手段からの検出信
号に基いて生体に対する対極板の接触面積の減少を判定
する判定手段とを設けて成るものとした。
(作 用)
対極板が部分的に剥れた場合、非剥離部分で回収される
生体からの回収電流は粘着層の持つ異方性導電性により
粘着層内での剥離部分への電流分散を生ずることなく半
導電層に流れ、回収電流が流れる半導電層の領域が非剥
離部分に限定される。
生体からの回収電流は粘着層の持つ異方性導電性により
粘着層内での剥離部分への電流分散を生ずることなく半
導電層に流れ、回収電流が流れる半導電層の領域が非剥
離部分に限定される。
この場合、半導電層と導電層との間に表層部と同様の異
方性導電性の第2の粘着層を介設すれば、非剥離部分に
作用する生体に対しての接触圧により該粘着層が非剥離
部分において圧縮され、粘着層の該部分の抵抗値が低下
して、回収電流が表層の粘着層から半導電層と第2の粘
着層とを介して非剥離部分を直進して導電層に流れるよ
うになり、半導電層の通電領域が非剥離部分に限定され
易くなる。
方性導電性の第2の粘着層を介設すれば、非剥離部分に
作用する生体に対しての接触圧により該粘着層が非剥離
部分において圧縮され、粘着層の該部分の抵抗値が低下
して、回収電流が表層の粘着層から半導電層と第2の粘
着層とを介して非剥離部分を直進して導電層に流れるよ
うになり、半導電層の通電領域が非剥離部分に限定され
易くなる。
ここで、半導電層の単位面積当りの抵抗値をR1対極板
有効面積をSとすると、対極板が生体に全面粘着してい
る場合の半導電層の抵抗値はR/Sとなるが、粘着面積
が例えば半分になると半導電層の通電面積も半減し、半
導電層の抵抗値はR/S/2−2R/Sとなって全面粘
着している場合の2倍となり、その結果電気メス回路に
流れる電流値が減少して、生体の非剥離部分における電
流密度の増加が抑制される。
有効面積をSとすると、対極板が生体に全面粘着してい
る場合の半導電層の抵抗値はR/Sとなるが、粘着面積
が例えば半分になると半導電層の通電面積も半減し、半
導電層の抵抗値はR/S/2−2R/Sとなって全面粘
着している場合の2倍となり、その結果電気メス回路に
流れる電流値が減少して、生体の非剥離部分における電
流密度の増加が抑制される。
上記した本発明の電気メス装置で用いる対極板でも同様
の作用を得られ、更にこの対極板では、回収電流が粘着
層から第1半導電層と、第1導電層と、第2半導電層と
、第2導電層とを介して高周波電源に戻されるから、第
1と第2の導電層間に第2半導電層の抵抗値に起因した
電位差を生ずる。
の作用を得られ、更にこの対極板では、回収電流が粘着
層から第1半導電層と、第1導電層と、第2半導電層と
、第2導電層とを介して高周波電源に戻されるから、第
1と第2の導電層間に第2半導電層の抵抗値に起因した
電位差を生ずる。
この場合、第1導電層と第2導電層とを第2半導電層を
挾んで単純に積層すると、生体に対する対極板の粘着面
積が減少したとき、第1半導電層の上記した抵抗増加に
よる回路電流の減少で両導電層間の電圧が減少する。
挾んで単純に積層すると、生体に対する対極板の粘着面
積が減少したとき、第1半導電層の上記した抵抗増加に
よる回路電流の減少で両導電層間の電圧が減少する。
一方、第1半導電層と第1導電層間、第1導電層と第2
半導電層間、第2半導電層と第2導電層間に夫々異方性
導電性の粘着層を介設すると、上記と同様にこれら粘着
層の非剥離部分の抵抗値が接触圧による該部分の圧縮で
低下するため、第2半導電層における電流分布が不均一
になって非剥離部分に電流が集中するような傾向を示し
、その結果第2半導電層の抵抗値が実質的に増加する。
半導電層間、第2半導電層と第2導電層間に夫々異方性
導電性の粘着層を介設すると、上記と同様にこれら粘着
層の非剥離部分の抵抗値が接触圧による該部分の圧縮で
低下するため、第2半導電層における電流分布が不均一
になって非剥離部分に電流が集中するような傾向を示し
、その結果第2半導電層の抵抗値が実質的に増加する。
ところで、生体が対極板に直列の抵抗になるため、仮に
対極板の抵抗値が2倍になっても回路電流は半分には減
少せず、第2半導電層の抵抗値の増加分が回路電流の減
少分を上回って、粘着面積の減少時!こ第1と第2の両
導電層間の電圧が増加する。
対極板の抵抗値が2倍になっても回路電流は半分には減
少せず、第2半導電層の抵抗値の増加分が回路電流の減
少分を上回って、粘着面積の減少時!こ第1と第2の両
導電層間の電圧が増加する。
何れの場合でも、電圧検出手段により両導電層間の電圧
を検出し、この電圧の増減を判定手段で監視して、粘着
面積の減少即ち対極板の剥離を検出できる。
を検出し、この電圧の増減を判定手段で監視して、粘着
面積の減少即ち対極板の剥離を検出できる。
尚、生体から高周波電流がリークすると、対極板で回収
される電流値が減少して、両導電層間の電圧が減少する
が、対極板の剥離によって両導電層間の電圧が増加する
後者の対極板を用いれば、電圧の増加と減少とで対極板
の剥離と電流リークとを区別して判定できる。
される電流値が減少して、両導電層間の電圧が減少する
が、対極板の剥離によって両導電層間の電圧が増加する
後者の対極板を用いれば、電圧の増加と減少とで対極板
の剥離と電流リークとを区別して判定できる。
(実施例)
第1図を参照して、対極板(1)の表層部には粘着層(
2)が形成され、該粘着層(2)の裏面に、第1半導電
層(31)と、第1導電層(41)と、第2半導電層(
32)と、第2導電層(42)と、絶縁層(5)とが夫
々粘着層(6)を介して順に積層されている。
2)が形成され、該粘着層(2)の裏面に、第1半導電
層(31)と、第1導電層(41)と、第2半導電層(
32)と、第2導電層(42)と、絶縁層(5)とが夫
々粘着層(6)を介して順に積層されている。
各粘着層(2) (6)は、アクリル酸エステル、粘着
付与樹脂、導電化剤等を主成分とする粘着剤で構成され
、厚さは30〜35μであって、導電化剤の配向により
厚さ方向の抵抗値が10−2〜10’Ω、表面抵抗が1
04〜106Ωの異方性導電性を示す。
付与樹脂、導電化剤等を主成分とする粘着剤で構成され
、厚さは30〜35μであって、導電化剤の配向により
厚さ方向の抵抗値が10−2〜10’Ω、表面抵抗が1
04〜106Ωの異方性導電性を示す。
各半導電層(al) (82)は、織布にゴム、カーボ
ンを主成分とする溶解液を塗布して加硫して成るもので
、厚さが100μ程度であり、体積抵抗率は1.2 X
IO’〜3.4 XIO’Ω・印である。
ンを主成分とする溶解液を塗布して加硫して成るもので
、厚さが100μ程度であり、体積抵抗率は1.2 X
IO’〜3.4 XIO’Ω・印である。
各導電層(41) (42)は、厚さ40μ程度の薄膜
状又は網状の金属で、アルミニウム、ニッケル、銅、銀
、金等が使用され、体積抵抗率が低いものほど良い。
状又は網状の金属で、アルミニウム、ニッケル、銅、銀
、金等が使用され、体積抵抗率が低いものほど良い。
絶縁層(5)は、厚さ200μ程度のウレタン系樹脂フ
ィルムから成り、ポリエーテルを主成分とし、耐加水分
解性に優れている。この樹脂は、ゴムの様に軟らかく、
伸縮性が大きく、フィルムの強度が高いので引き裂けに
くい。
ィルムから成り、ポリエーテルを主成分とし、耐加水分
解性に優れている。この樹脂は、ゴムの様に軟らかく、
伸縮性が大きく、フィルムの強度が高いので引き裂けに
くい。
上記の如く構成された対極板(1)は、可撓性力(あっ
て生体表面の曲面にも極めて良好に倣(1、生体に対し
表層の粘着層(2)において全面粘着され、周縁からの
血液、消毒液等の侵入が防止される。
て生体表面の曲面にも極めて良好に倣(1、生体に対し
表層の粘着層(2)において全面粘着され、周縁からの
血液、消毒液等の侵入が防止される。
次に、第2図を参照して、上記対極板(1)を用いた電
気メス装置の構成について説明する。
気メス装置の構成について説明する。
図中(7)は高周波電源たるトランスを示し、該トラン
ス(7)の1次側に電力制御部(8)を介して高周波発
振器(9)を接続し、出力設定器aOからの設定信号S
1を電力制御部(8)に入力して、トランス(7)の2
次側に設定出力の高周波電流(例え11500KHz)
を流すようにした。
ス(7)の1次側に電力制御部(8)を介して高周波発
振器(9)を接続し、出力設定器aOからの設定信号S
1を電力制御部(8)に入力して、トランス(7)の2
次側に設定出力の高周波電流(例え11500KHz)
を流すようにした。
トランス(7)の2次側の一端には電気メス(11)と
他端には対極板(1)の第2導電層(42)とが接続さ
れ、電気メスavが生体aに触れたとき、トランス(7
)から電気メス0と生体aと対極板(1)とを介してト
ランス(7)に至る電気メス回路が閉成され、メス先か
ら生体aの施術箇所に高電流密度で流れる高周波電流に
よって施術箇所が焼き切られるようにした。
他端には対極板(1)の第2導電層(42)とが接続さ
れ、電気メスavが生体aに触れたとき、トランス(7
)から電気メス0と生体aと対極板(1)とを介してト
ランス(7)に至る電気メス回路が閉成され、メス先か
ら生体aの施術箇所に高電流密度で流れる高周波電流に
よって施術箇所が焼き切られるようにした。
電気メス(11)とトランス(7)との間には電流ピッ
クアップ用の第1変成器(12+)が介設され、該変成
器(121)からの信号を電流検出部a3に入力して電
気メス回路に流れる電流値を検出し、該検出部(13か
らの電流検出信号S2をCPLIから成る判定手段a@
に入力し、出力設定器(IOからの設定信号S1と比較
してトランス(7)やその1次側の断線等の故障を判別
し得るようにした。
クアップ用の第1変成器(12+)が介設され、該変成
器(121)からの信号を電流検出部a3に入力して電
気メス回路に流れる電流値を検出し、該検出部(13か
らの電流検出信号S2をCPLIから成る判定手段a@
に入力し、出力設定器(IOからの設定信号S1と比較
してトランス(7)やその1次側の断線等の故障を判別
し得るようにした。
又、対極板(1)の第1導電層(41)と第2導電層(
42)とを第2変成器(122)を介設した電圧ピック
アップ回路を介して接続し、該変成器(122)からの
信号を電圧検出部aSに入力して両導電層(41)(4
2)間に発生する電圧を検出し、該検出部a9からの電
圧検出信号S3を判定手段qΦに入力するようにした。
42)とを第2変成器(122)を介設した電圧ピック
アップ回路を介して接続し、該変成器(122)からの
信号を電圧検出部aSに入力して両導電層(41)(4
2)間に発生する電圧を検出し、該検出部a9からの電
圧検出信号S3を判定手段qΦに入力するようにした。
対極板(1)が部分的に剥れると、上記作用の項で説明
したように、生体aからの回収電流の第1半導電層(3
1)における通電領域が、その表層と裏層の粘着部(2
) (6)が持つ異方性導電性と該冬枯着層(2) (
6)の非剥離部分での圧縮による導電性の向上とにより
、非剥離部分に限定され、且つ第2半導電層(32)の
通電領域も、その表層と裏層の各粘着層(6)の異方性
導電性と非剥離部分での導電性の向上により、非剥離部
分及びその周辺に限定され、かく゛て両生導電層(31
) (32)の実質的な抵抗値が増加して、回路電流が
減少し、非剥離部分での電流密度の増加が抑制される。
したように、生体aからの回収電流の第1半導電層(3
1)における通電領域が、その表層と裏層の粘着部(2
) (6)が持つ異方性導電性と該冬枯着層(2) (
6)の非剥離部分での圧縮による導電性の向上とにより
、非剥離部分に限定され、且つ第2半導電層(32)の
通電領域も、その表層と裏層の各粘着層(6)の異方性
導電性と非剥離部分での導電性の向上により、非剥離部
分及びその周辺に限定され、かく゛て両生導電層(31
) (32)の実質的な抵抗値が増加して、回路電流が
減少し、非剥離部分での電流密度の増加が抑制される。
ところで、回路電流の減少割合は、生体aが対極板(1
)に直列の抵抗になるため、半導電層(31) (32
)の抵抗値の増加割合より小さく、その結果第1導電層
(41)と第2導電層(42)との間に生ずる電圧は対
極板(1)の生体aに対する粘着面積の減少によって増
加する。
)に直列の抵抗になるため、半導電層(31) (32
)の抵抗値の増加割合より小さく、その結果第1導電層
(41)と第2導電層(42)との間に生ずる電圧は対
極板(1)の生体aに対する粘着面積の減少によって増
加する。
又、生体aからの電流リークを生じたときは、対極板(
1)で回収される電流値が減少して、両導電層(41)
(42)間の電圧が減少する。
1)で回収される電流値が減少して、両導電層(41)
(42)間の電圧が減少する。
而して、電圧検出部(+51で検出される両導電層(4
d (42)間の電圧が所定量以上増加したときや所定
量以上減少したとき、判定手段a@がらの出力で警報回
路GOから夫々剥れ警報やリーク警報を出し、更に遮断
回路(+71を作動させて電気メス回路への通電を中止
する。
d (42)間の電圧が所定量以上増加したときや所定
量以上減少したとき、判定手段a@がらの出力で警報回
路GOから夫々剥れ警報やリーク警報を出し、更に遮断
回路(+71を作動させて電気メス回路への通電を中止
する。
尚、生体aの抵抗値は高周波電流に対するよりも低周波
電流に対する方が個人差が少なく、そこで本実施例では
、第2導電層(42)とトランス(7)との間に第3変
成器(123)を介設してこれに低周波発振器(1&を
接続し、該変成器(123)により低周波(例えば30
KHz)の微弱電流を電気メス回路に流れる高周波電流
に重畳し、電圧検出部(151で低周波成分の電圧を検
出するようにした。
電流に対する方が個人差が少なく、そこで本実施例では
、第2導電層(42)とトランス(7)との間に第3変
成器(123)を介設してこれに低周波発振器(1&を
接続し、該変成器(123)により低周波(例えば30
KHz)の微弱電流を電気メス回路に流れる高周波電流
に重畳し、電圧検出部(151で低周波成分の電圧を検
出するようにした。
これによれば、生体抵抗の個人差に大きく影響されずに
、対極板(1)の剥れを検出できる利点がある。
、対極板(1)の剥れを検出できる利点がある。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、請求項1乃至4の対極
板によれば、対極板が部分的に剥れても、非剥離部分に
おける電流密度の増加を抑制できて、火傷の危険性を低
減でき、更に請求項3.4の対極板によれば、第1と第
2の導電層間の電圧が対極板の剥れに伴って変化するた
め、この対極板を用いて電気メス装置を請求項5の如く
構成することにより、対極板の剥れを自動的に検出でき
る安全な装置が得られ、更に請求項4の対極板を用いれ
ば、対極板の剥れに加えて生体からの電流リークも検出
できるようになり、安全性が一層向上する効果を有する
。
板によれば、対極板が部分的に剥れても、非剥離部分に
おける電流密度の増加を抑制できて、火傷の危険性を低
減でき、更に請求項3.4の対極板によれば、第1と第
2の導電層間の電圧が対極板の剥れに伴って変化するた
め、この対極板を用いて電気メス装置を請求項5の如く
構成することにより、対極板の剥れを自動的に検出でき
る安全な装置が得られ、更に請求項4の対極板を用いれ
ば、対極板の剥れに加えて生体からの電流リークも検出
できるようになり、安全性が一層向上する効果を有する
。
第1図は本発明対極板の1例の模式的な断面図、第2図
は本発明電気メス装置の1例のブロック回路図である。 a・・・生 体 (1)・・・対極板 (2) (6)・・・粘着部 (31)・・・第1半導電層 (32)・・・第2半導電層 (41)・・・第1導電層 (42)・・・第2導電層 (5)・・・絶縁層 (7)・・・トランス(高周波電源) aΦ・・・判定手段 CI5+・・・電圧検出部(電圧検出手段)特 許 出 願 人 株式会社アイカ
は本発明電気メス装置の1例のブロック回路図である。 a・・・生 体 (1)・・・対極板 (2) (6)・・・粘着部 (31)・・・第1半導電層 (32)・・・第2半導電層 (41)・・・第1導電層 (42)・・・第2導電層 (5)・・・絶縁層 (7)・・・トランス(高周波電源) aΦ・・・判定手段 CI5+・・・電圧検出部(電圧検出手段)特 許 出 願 人 株式会社アイカ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、生体に全面粘着される電気メス用の対極板において
、厚さ方向に高い導電性を示す異方性導電性の粘着層を
表層部に形成し、該粘着層の裏面に、半導電層と、導電
層と、絶縁層とを順に積層して成る電気メス用対極板。 2、前記半導電層と前記導電層との間に、厚さ方向に高
い導電性を示す異方性導電性の粘着層を介設して成る請
求項1に記載の電気メス用対極板。 3、生体に全面粘着される電気メス用の対極板において
、厚さ方向に高い導電性を示す異方性導電性の粘着層を
表層部に形成し、該粘着層の裏面に、第1半導電層と、
第1導電層と、第2半導電層と、第2導電層と、絶縁層
とを順に積層して成る電気メス用対極板。 4、前記第1半導電層と前記第1導電層間、該第1導電
層と前記第2半導電層間、該第2半導電層と前記第2導
電層間に、夫々厚さ方向に高い導電性を示す異方性導電
性の粘着層を介設して成る請求項3に記載の電気メス用
対極板。 5、請求項3又は4に記載の対極板を用いる電気メス装
置であって、一極に電気メスを接続する高周波電源の他
極に前記第2導電層を接続すると共に、前記第1導電層
と該第2導電層との間の電圧を検出する電圧検出手段と
、該検出手段からの検出信号に基いて生体に対する対極
板の接触面積の減少を判定する判定手段とを設けたこと
を特徴とする電気メス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094128A JPH03292945A (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 電気メス用対極板並びにこれを用いた電気メス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094128A JPH03292945A (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 電気メス用対極板並びにこれを用いた電気メス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292945A true JPH03292945A (ja) | 1991-12-24 |
Family
ID=14101775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094128A Pending JPH03292945A (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 電気メス用対極板並びにこれを用いた電気メス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03292945A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080134A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Covidien Ag | Rf電圧感知のための変圧器 |
JP2009219866A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-10-01 | Tyco Healthcare Group Lp | 多層式リターン電極 |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP2094128A patent/JPH03292945A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080134A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Covidien Ag | Rf電圧感知のための変圧器 |
JP2009219866A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-10-01 | Tyco Healthcare Group Lp | 多層式リターン電極 |
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