JPH03292839A - 養魚池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は魚の飼育に適した軟水を再生することが出来る
養魚池に関するものである。

〈従来の技術〉 従来の養魚池は単にある一定大きさの飼育槽があるのみ
であった。従って魚の餌や排出物中に存在するアンモニ
ア分が高くなり、それが亜硝酸体と変わって魚の飼育に
悪影響を及ぼす為に常えず新しい軟水を保給しなければ
ならなかった。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明では従来の方式だと大量の軟水が必要であり、そ
の供給をスムーズに行う為には養魚池の設定場所に限定
がある。費用が重むという欠点を解消し、魚の飼育に適
した軟水の再生が可能な養魚池を提供することを目的と
するものである。

＜ａＢを解決する為の手段〉 上記本発明の目的は次の如き構成の養魚池を用いること
で達成される。

即ち、その要旨は、一定の深さを有する飼育槽の底部で
一辺中央から相対する辺へ向かう中途にまで底面からあ
る高さを有し水面下に没する立上がり片を立設し、設立
上がり片の右側はその底部を、上記相対する辺側から上
記一辺側に向け下り勾配がつく如く形成し、該下り勾配
が終わった所で、底部のみが連通し合う第１沈澱槽と連
通せしめ、該第１沈澱槽の奥に第２沈澱槽を配置し、こ
の第１沈澱槽の網体の左側と第２沈澱槽間との間に配設
される壁体を複数のパイプで連通し、更に第１沈澱槽の
右隣に第３沈澱槽を配置し、この第３沈澱槽と第２沈澱
槽間を両槽間に配設される壁体の上部に設けた基準水面
下にあるスクリーンで連通し、第３沈澱槽の手前に第１
ろ過積を配置し、この第３沈澱槽と第１ろ過積とを両槽
間に設けられる基準水面よりも高さが低い壁体上部によ
って連通し、上記第１ろ過積と混合槽を両槽間に配設さ
れる複数のスリーブによって連通し、該混合槽と上記飼
育槽との間をポンプ付導水パイプを介して導通せしめた
ことを特徴とする養魚池である。

なお本発明の養魚池は飼育槽と水処理槽とを複数個ずつ
配置して用いる事もあり、通常は１連の水処理槽を挟ん
でその両面に飼育槽を配置した形態で用いるものである
。

〈作　用〉 本発明の養魚池では、飼育槽の立上がり片の左側で一辺
部に於いてエアレーション、即ち空気の吹込みを行うが
、このエアレーションによって飼育槽内の水に水流が生
じ、水が相対する一辺に衝突し、水流が変わり、立上が
り片の右側に向かい、そこでは底面が下り勾配とされて
いる為に水は第１沈澱槽へ流れ込む。この第１沈澱槽で
餌の残りやその他ある程度大きな浮遊物が沈澱せしめら
れ、その後第２沈澱槽及び第３沈澱槽内で細かい８８分
が沈澱せしめられ、第１ろ過積内ではそこに入れられて
いるバクテリアによって亜硝酸体等のろ過され、混合槽
に於いてもバクテリアの働きとそこで行われるエアレー
ションによって水が再生されるものである。

〈実施例〉 以下本発明を図面に示す実施例を参酌し乍ら詳述する。

この実施例は、第１図の平面図に示す如く、方形の飼育
槽（１）の略中夫に一辺から相対する他の一辺へ向け、
その中途にまで高さ　３００＋ｎの立上がり片１２１を
底部に立設し、この立上がり片（２）の右側にはその底
面が相対する辺側から一辺側に向けて下り勾配となる如
くした。

その結果として飼育槽（１）の一辺側で立上がり片（ａ
よりも右側ではその底面が３００１１１低くなり、この
低くなった３００１１の間隙でのみ飼育槽（１）の奥に
ある第１沈澱槽Ｂ）と飼育槽（１）とを連通せしめた。

又第１沈澱槽（３）は第２図に示す如くその略中夫に金
網（２）を立、設し、該金網（２）の右側を同左側より
も深く沈澱物が貯まり易くした６次に上記第１沈澱槽（
３）の興に、第２沈澱槽（５１を設け、第１．第２沈澱
槽間を基準水面よりも　５００　ａｍ低い位１にある径
２００＋ｕ＋のパイプ（６）で連通せしめた。更に上記
第１沈澱槽（３）の右隣に、第３沈澱槽（７）を設け、
上記第２．第３沈澱槽間を、スクリーン（へ）で連通せ
しめた。第３沈澱槽（７）の手前に第１ろ過積（９）を
設け、この両槽間は両槽間に在るその高さが基準水面よ
りも低い壁の上部で連通せしめ、更に第１ろ過積（９）
内にはバクテリアが繁殖し易い両端開口状の小径プラス
チックパイプを充填した。この第１ろ過積（９）の手前
には混合槽００）を配し、この両槽間は両槽間の壁の上
部で基準水面よりも低い位置にあるスリーブ（１１）で
連通し、混合槽０ω内には同じくバクテリアが繁殖し易
い多孔質骨材を入れた。

＜１２＞、　（１２＞・・・は、上記第１．第２．第３
沈澱槽、第１ろ過積及び混合槽底部に配管され、各槽底
部の沈殿物を排除する排水パイプであり、該排水パイプ
（１２）、　（１２＞・・・は、排水集積槽（１３）に
集合され、排水される。

なお、この実施例は、図面に示す通り、第３沈澱劃１第
１ろ過積（９）及び混合槽ＱＯＩがら成る一連の水処理
槽の両側に左右対称な飼育槽（１）と第１沈澱槽（３）
及び第２沈澱槽（へ）を配置した。

上述の実施例に於いて、飼育槽内に魚を入れ飼育槽内の
立上がり片の左側の一辺側でエアレーションを行い、か
つ第１ろ過積及び混合槽でも攪拌の為のエアレーション
を行い、混合槽から飼育槽のエアレーション部所へポン
プ付パイプで導水した結果、全体的に水が循環し飼育槽
内には沈殿物が貯まる事なく長期に渡って健全な魚の飼
育が行える事を確認できた。

〈発明の効果〉 以上述べて来た如く、本発明によれば第１．第２及び第
３沈澱槽で水中の浮遊物を沈澱せしめ、第１ろ過積及び
混合槽内で魚に有害な亜硝酸体等の有機物をろ過するの
で、飼育槽内の水を循環して使用することが可能となり
、長期間に渡り新しい水の供給をする事なく非常に経済
的であるなど種々の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の平面図、第２図は第１図■−■
線に於ける端面図、第３図は第１図ｍ−■線に於ける端
面図である。 図中　　（１）　　二　飼育槽 （３）　　コ　第１沈澱槽 （５１：　　第２沈澱槽 （７）　：　第３沈澱槽 （９）：　　第１ろ過積 ａＩ：　　混合槽

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一定の深さを有する飼育槽の底部で一辺中央から相
   対する辺へ向かう中途にまで底面からある高さを有し水
   面下に没する立上がり片を立設し、設立上がり片の右側
   はその底部を、上記相対する辺側から上記一辺側に向け
   下り勾配がつく如く形成し、該下り勾配が終わつた所で
   、底部のみが連通し合う第１沈澱槽と連通せしめ、該第
   １沈澱槽の奥に第２沈澱槽を配置し、この第１沈澱槽の
   網体の左側と第２沈澱槽間との間に配設される壁体を複
   数のパイプで連通し、更に第１沈澱槽の右隣に第３沈澱
   槽を配置し、この第３沈澱槽と第２沈澱槽間を両槽間に
   配設される壁体の上部に設けた基準水面下にあるスクリ
   ーンで連通し、第３沈澱槽の手前に第１ろ過槽を配置し
   、この第３沈澱槽と第１ろ過槽とを両槽間に設けられる
   基準水面よりも高さが低い壁体上部によって連通し、上
   記第１ろ過槽と混合槽を両槽間に配設される複数のスリ
   ーブによって連通し、該混合槽と上記飼育槽との間をポ
   ンプ付導水パイプを介して導通せしめたことを特徴とす
   る養魚池。