JPH0329152Y2 - - Google Patents

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JPH0329152Y2
JPH0329152Y2 JP2749584U JP2749584U JPH0329152Y2 JP H0329152 Y2 JPH0329152 Y2 JP H0329152Y2 JP 2749584 U JP2749584 U JP 2749584U JP 2749584 U JP2749584 U JP 2749584U JP H0329152 Y2 JPH0329152 Y2 JP H0329152Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、冷菓やチヨコレート等の包装する際
熱をかけると溶けたり変形したりして具合が悪い
ものを、熱をかけずに包装するために、コールド
シール層を設けて圧着シールするロール状に巻か
れたコールドシール自動包装用ポリオレフイン系
フイルムに関するものである。 〔従来技術〕 従来のコールドシール自動包装用フイルムとし
ては、たとえば第1図に示すように、両面にコロ
ナ放電処理を施した表面にコロナ放電処理層2を
有するポリプロピレン二軸延伸フイルム1の片面
3にコールドシール層4を積層し、他面5に印刷
層6を積層し、この表面にオーバーコート7(背
面処理)したものが一般的に知られている。 しかし、このような従来のコールドシール自動
包装用フイルムは次のような欠点を有する。 すなわち、ポリプロピレン二軸延伸フイルム1
とコールドシール層4および印刷層6との接着強
度が十分でなく、そのため十分なシール強度が得
られない。また、フイルムをロール状に巻き、こ
れを巻戻す際に、コールドシール層4と他面とが
ブロツキングし易いなど、接着強度とブロツキン
グ性の双方共不十分なものである。このためコー
ルドシール層4と同じ面に印刷層6をもつてくる
と、ブロツキングにより印刷が脱落したりして内
容物に転移するため、コールドシール層4の反対
面に印刷(表印刷)することが余儀なくされる。
そのため、印刷面の保護、印刷の美観向上および
コールドシール層4との耐ブロツキング性を得る
ためのオーバーコート層7(背面処理)を設けな
ければならないなど、品質面、加工面の両面から
の問題が多い。 〔考案の目的〕 本考案は、上記の問題を解消し、裏印刷がで
き、かつオーバーコートなしでもブロツキングし
ないロール状に巻かれたコールドシール自動包装
用積層フイルムを提供することを目的とする。 〔考案の構成〕 本考案は、上記の目的を達成するために、次の
構成から成つている。すなわち、ポリプロピレン
二軸延伸フイルムの少なくとも片面A側に、エチ
レン成分が1〜30重量%で他はプロピレンを主成
分とし、複屈折が7×10-3以下ですべり係数が
0.4以下であり、かつ厚さが0.5〜10μの重合体フ
イルムから成る積層フイルムを積層し、該積層フ
イルムが積層されたフイルムの前記片面A側とは
反対側の他面Bの表面層を、原子構成比N/Cが
0.005〜0.10および原子構成比O/Cが0.15〜0.35
の範囲に構成するとともに、該面Bにコールドシ
ール層を積層したコールドシール自動包装用フイ
ルムから成つている。 本考案におけるポリプロピレン二軸延伸(以下
「OPP」と略称する)フイルムとは、同時二軸、
逐次二軸など周知の延伸法で延伸された二軸延伸
フイルムであつて、ポリプロピレンとして、通常
使用されているポリプロピレンホモポリマーおよ
びこれにエチレン、ブテン−1で代表されるα−
オレフインの単独重合体や共重合体をポリプロピ
レンに対して50重量%を越えない範囲でブレンド
した物などを使用したものである。OPPフイル
ムの厚みは特に限られるものではないが、5〜
150μが好ましい。 本考案における原子構成比とは、窒素原子の数
と炭素原子の数との比、すなわちN/Cと、酸素
原子の数と炭素原子の数との比、すなわちO/C
は、次の方法による値をいう。また表面層とは、
通常表面から100オングストロームの深さ以内の
層をいう。国際電気(株)製のESCAスペクトロ
メータES200型を用い、次の条件でフイルム表面
を測定した。 励起X線:Aν Kα線(1486.6ev) X線出力:10kv20mA 温度:20゜C 運動エネルギー補正:中性炭素(〓CH2) 運動エネルギー値を1202.Oevに合わ
せた。 得られたスペクトルから、CisのピークとOisのピ
ークの面積比を、(酸素原子の数/炭素原子の数)
の比、つまりO/Cの値とし、またCisのピーク
とNisのピークの面積比を、(窒素原子の数/炭
素原子の数)の比、つまりN/Cの値とした。 つぎに、本考案におけるエチレン成分1〜30重
量%で、他はポリプロピレンを主成分とする重合
体から成る積層フイルムとは、エチレンプロピレ
ンブロツク共重合体(以下、「EPBC」と略称す
る)、エチレンプロピレンブロツク共重合体(以
下、「EPBC」と略称する)あるいはそれらのブ
レンド物やエチレン、ポリプロピレンとのブレン
ド物などからなるフイルムをいい、好ましいエチ
レン成分率は3〜10重量%である。共重合体とし
てはEPRCが好ましく、ブテン−1などのα−オ
レフインとエチレン、プロピレン3元共重合体と
してもよい。またポリプロピレンをブレンドする
場合は10重量%以下が好ましい。 EPRC、EPBC、ポリエチレンのブレンド物の
場合、エチレン成分とはEPRCのエチレン分、
EPBCのエチレン分、ポリエチレンを合わせた全
エチレン成分をいう。エチレン成分1重量%未満
では、本考案にいう耐ブロツキング性を得ること
が困難であつたり、日付スタンプ(ホツトスタン
プ)の接着力が低下する。エチレン成分が30重量
%を越えると、複合時に均一に複合できず、いわ
ゆるラミネート抜けが発生したり、フイルムの腰
が低下して自動包装適性が低下する。またポリプ
ロピレンをブレンドすると耐ブロツキング性が悪
くなる。 エチレン成分の定量は、普通、赤外線吸収スペ
クトルを用いて、ポリプロピレンに起因する1170
cm-1と、共重合エチレンに起因する715〜725cm-1
あいは730〜735cm-1の吸光度比より検量線法で求
めることができる。本考案にいうエチレン成分
は、赤外線吸収スペクトルの730〜735cm-1におけ
る吸収の有無によつて判別できる。 715〜725cm-1の吸収の有無によつても判別でき
るが、EPRCではこの吸収が消失するためEPRC
を含む場合、この吸収帯を使用できない。 本考案の、上記特定のエチレン成分からなる層
の複屈折は7×10-3以下でなければならない。複
屈折がこれより大きいとOPPフイルム層に添加
している滑剤や離型剤および帯電防止剤などのブ
リードアウトが阻害され、満足する耐ブロツキン
グ性や滑り特性が得られない。特に好ましい複屈
折は3×10-3以下である。測定はアツペ屈折計を
用い、縦延伸方向(以下nyと略称する)と横延
伸方向(以下nxと略称する)を測定し、nx−ny
を複屈折とした。なお、測定時のフイルムマウン
ト液としてサリチル酸メチルを使用した。 つぎに、本考案の特定エチレン成分からなる層
のすべり係数は0.4以下でなければならない。0.4
を越えると自動包装機械適性が低下し、包装速度
が上げられなかつたり、圧着シール部にしわが入
り易いなどの問題が生じる。またコールドシール
層が設けられる他面との耐ブロツキング性が低下
し、ロール巻出し時のフイルム表面の劈開現象や
印刷層およびコールドシール層の転移が起つたり
する。すべり係数を0.4以下にする要因として原
料特性はもちろんのこと、延伸時のフイルム温度
や延伸倍率、厚みなども関係するが、特定のエチ
レン成分からなる層に離型剤もしくは有機滑剤を
0.01〜1.0%添加するのが効果的である。 なお、すべりを0.4以下にする方法としては、
エンボス加工や無機滑剤を添加する方法もある
が、これらの方法ですべり係数が0.4以下のもの
を得ようとすると、フイルムの外観(透明性、光
沢度)が著しく低下し好ましくない。 すべり係数は、温度20゜C、湿度65%の室内で24
時間調湿した2枚の試料のの特定のエチレン層か
らなる面どおしを重ねて、その上に200gの荷重
(長さ4cm×幅3cm)を乗せて、一枚の試料は固
定しもう一枚の試料を150mm/分の速度で移動さ
せた時の抵抗値、すなわち静摩擦値および動摩擦
値を読み、抵抗値(g)/荷重200gで示し、静
摩擦係数(μs)および動摩擦係数(μd)のうち
のどちらか高い方をさす。 つぎに、本考案の特定のエチレン成分からなる
積層フイルムの厚さは、0.5〜10μ、好ましくは2
〜4μでなければならない。0.5μ以下では均一な厚
みを得ることが難かしいばかりでなく、OPPフ
イルムとの接着強度が劣る。10μを越えるとブロ
ツキングが起つたり自動包装機械適性が低下す
る。 また、本考案のコールドシール層とは、コート
面同志を合せて圧力をかけるだけで接着し、加熱
を必要としない自己接着性を有するシール層で、
一般には酢酸ビニル(EVA)などを主成分とす
るエマルジヨンまたは溶液を部分的あるいは全面
にコートし、乾燥させたものである。 次に、本考案のコールドシール自動包装用フイ
ルムの製造法について説明する。ポリプロピレン
と特定のエチレン成分からなる層を同時にシート
状に溶融押出したあと、冷却固化し、さらに加熱
して、縦方向、横方向に延伸する。特定のエチレ
ン成分からなる層を積層する方法としては、上記
の共押出に限定するものではなく、一軸延伸前、
または二軸延伸の前もしくは後などいずれで積層
させる方法でも良い。この積層フイルムのエチレ
ン成分については、すべり係数が所望の値になる
よう調整したものを使用する。 また、この特定のエチレン成分からなる積層フ
イルム層は、OPPフイルムの片面Aに設けられ
ても両面に設けられてもよい。片面Aに設けられ
る場合には、反対面であるOPPフイルムの他面
Bがコールドシール層積層面となり、両面に設け
けられる場合には、一方の面Bがコールドシール
層積層面となる。 このようにして得られたフイルムを窒素と炭素
ガスの雰囲気中におき、フイルム温度30〜100゜C
好ましくは50〜90゜Cに保ちつつ、その特定表面す
なわち上述のB面に印加電気エネルギー3000〜
6000J/m2、好ましくは4000〜5500J/m2でコロナ
放電処理をする。このような方法によつて、
OPPフイルムの特定面あるいは積層されたフイ
ルムの特定面の表面層の原子構成比N/Cおよび
O/Cを、特定範囲に納めることができる。 なお本考案においては、ポリプロピレンからな
る基材層、特定のエチレン成分からなる積層フイ
ルム層、のいずれか、または両層に、必要に応じ
て酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、
顔料、帯電防止剤などを通常添加する範囲で、か
つこの考案の特性を損なわない範囲で添加しても
よい。 次に本考案のフイルムの実施例を図面に基づい
て説明する。 第2図は、本考案の一実施例に係るコールドシ
ール自動包装用ポリオレフイン系積層フイルムの
断面を示している。図中、10は、OPPフイル
ムを示しており、OPPフイルム10の片面Aに
は、積層フイルム11が積層されている。積層フ
イルム11は、前述の特定のエチレン成分からな
る層であり、すべりおよびブロツキング性が改良
された層である。面Aとは反対側の他面Bの表面
層12は、原子構成比N/Cが0.005〜0.10およ
び原子構成比O/Cが0.15〜0.35の範囲に構成さ
れており、前述の如く窒素と炭素ガス雰囲気中で
のコロナ放電処理によつて得られる層から設けら
れるとともに、必要に応じた適切なピツチでコー
ルドシール層14が積層されている。なお、15
は、積層フイルム11の表面に、必要に応じて設
けられる日付スタンプ特のスタンプ層である。 また、第3図には、本考案の別の実施例に係る
コールドシール自動包装用ポリオレフイン系積層
フイルムの断面を示す。本実施例においては、特
定のエチレン成分からなる積層フイルム16の層
が、OPPフイルム17の基材層に対し両面に設
けられている。そして、積層フイルム16が積層
されたフイルムの一方の面Bの表面層18が、特
定の範囲の原子構成比N/CおよびO/Cを有す
る層に構成されている。この面Bに、印刷層13
とコールドシール層14が設けられる。このよう
に、OPPフイルム17の両面に積層フイルム1
6を設けてもよい。 〔考案の効果〕 本考案は、前述したように、フイルムの片面
を、表面層の原子構成比N/CおよびO/Cがそ
れぞれ0.005〜0.10および0.15〜0.35になるように
易接着処理し、特定のエチレン成分からなる積層
フイルム層の複屈折が7×10-3以下、すべり係数
が0.4以下、厚さ0.5〜10μとして、前記易接着処
理面にコールドシール層を設けるとともに同じ面
に印刷することにより、次の如き優れた効果が得
られる。 (1) 本考案の原子構成比としたのでOPPフイル
ムとコールドシール層との接着強さが改良さ
れ、シール強さが大幅に向上した。また印刷イ
ンキとの接着強さが向上できたことにより裏印
刷ができ、印刷が美麗にみえるだけでなくオー
バーコートが不要になつた。 また印刷インキの転移や脱落が解消できた。 (2) 本考案の複屈折としたので特定のエチレン成
分からなる層に添加した離型剤あるいは有機滑
剤が表面に浸透し易く、ブロツキング性が改良
でき、フイルムの機械特性が向上した。 (3) 本考案のすべり係数としたので、高速で自動
包装しても、すべり易く、しわが入らないコー
ルドシールができる。 (4) 積層フイルムを本考案の厚さにしたので、均
一な厚さで積層することができるとともに自動
包装機に適したフイルムの腰を有することがで
き、優れた機械特性をもつたフイルムを得るこ
とができる。また、所定のすべり係数を容易に
得ることもできる。 なお本考案の効果は、次の技術により評価した
ものである。 (1) シール強さ コールドシール剤塗布面同志を重ね合わせ、ゴ
ム/金属で常温にて圧着(圧着圧力:5Kg/cm2
圧着時間:1秒)し、1時間放置後、試料幅10mm
でシヨツパー型抗張力試験機にて、はくり速度30
cm/分で測定した。 (2) 耐ブロツキング性 幅3cm×長さ10cmの試料フイルムを長さ4cmに
わたつてコールドシール層面と特定エチレン成分
からなる面で重ね合わせて、温度40゜C、湿度85%
の雰囲気中に3Kgの荷重で20時間放置した後、手
ではくりさせ、第1表の5段階(指数)で評価し
た。
〔実施例〕
次に実施例に基づいて、この考案の効果を説明
する。 (実施例 1) 市販のポリプロピレンペレツト(メルトインデ
ツクス2g/10分、アイソタクチツク度97.3%)
を一つの押出機に、エチレン成分4重量%の
EPRC(メルトインデツクス6.5g/10分)に有機
滑剤0.07%を添加したものを別の押出機にそれぞ
れ供給し、270゜Cでシート状に溶融共押出し、こ
れを表面温度45゜Cの冷却ドラムに巻きつけて冷却
固化させた、このシートを125゜Cに加熱しつつ、
長手方向に4.5倍延伸した。さらにテンターに導
いて延伸温度160゜Cで幅方向に9倍延伸し、次い
で幅方向に5%の弛緩を与えつつ160℃で熱処理
し、これを徐冷して、厚み20μ(ポリプロピレ
ン基材層18μ)のフイルムをつくつた。このフ
イルムを窒素と炭素ガスの混合気体(炭酸ガスの
体積分率10%)中に置き、80゜Cに加熱しつつ、
1000〜6000J/m2の電気エネルギー量でフイルム
片面をコロナ放電処理した。この処理面に酢酸ビ
ニル(EVA)を主成分とする水エマルジヨンを
塗布量が4g/m2(Dry)になるようシールを必要
とする部分のみに塗布後、110゜Cにて10秒間乾燥
後、130゜Cにて20秒間乾燥したのち、同じ面のシ
ール層のない部分へ印刷を行ない、コールドシー
ル自動包装用積層フイルムを得た。 (比較例) コロナ放電処理雰囲気が空気中である以外は実
施例1と全く同様にしてコールドシール自動包装
用積層フイルムを得た。 (比較例 2) 共押出原料がエチレン成分35重量%のEPBC
(メルトインデツクス7.5g/10分)で、この層の
厚さが15μである以外は実施例1と全く同様にし
てコールドシール自動包装用積層フイルムを得
た。 (比較例 3) 共押出し原料としてエチレン成分12重量%の
EPBC(メルトインデツクス3g/10分)と市販
のポリプロピレン(メルトインデツクス1.5g/10
分、アイソタクチツク度97.3%)の1:1ブレン
ド物で有機滑剤を何も添加しないものを使用し、
横延伸温度150゜Cである以外は実施例1と全く同
様にしてコールドシール自動包装用積層フイルム
を得た。 (比較例4) 特定のエチレン成分からなる層を有さず、コロ
ナ放電処理雰囲気が空気中である以外は、1と全
く同様にして、コールドシール自動包装用積層フ
イルムを得た。 これらのフイルムの特性を第2表にまとめて示
す。
【表】 ○:良好 △:やや不良 ×:不良
第2表にみるように、実施例1は、コールドシ
ールのシール強さが強く、優れた耐ブロツキング
性と包装機械特性を持つ自動包装用フイルムであ
る。原子構成比N/CおよびO/Cのどちらか
が、この考案の範囲以外の場合(比較例1、比較
例4)は、十分なシール強さは得られない。また
エチレン成分が本考案の30重量%を越えたものお
よび特定エチレン成分からなる層の厚みが本考案
の範囲以外のもの(比較例2)は、包装機械特性
が不良で、シール部にしわが入り易く、耐ブロツ
キング性も劣るものであつた。また、滑り係数が
0.4をこえるもの(比較例3、比較例4)および
複屈折が7×10-3を越えたもの(比較例3)は、
いずれも耐ブロツキング性が劣り、包装機械特性
も不良なものしか得られなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコールドシール自動包装用フイ
ルムの断面図、第2図は本考案の一実施例に係る
コールドシール自動包装用フイルムの断面図、第
3図は本考案の別の実施例に係るコールドシール
自動包装用フイルムの断面図、である。 10、17……ポリプロピレン二軸延伸フイル
ム、11、16……積層フイルム、12、18…
…特定の原子構成比を有する表面層、13……印
刷層、14……コールドシール層、A……ポリプ
ロピレン二軸延伸フイルムの片面、B……積層フ
イルムが積層されたフイルムの他面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリプロピレン二軸延伸フイルムの少なくとも
    片面A側に、エチレン成分が1〜30重量%で他は
    プロピレンを主成分とし、複屈折が7×10-3以下
    ですべり係数が0.4以下であり、かつ厚さが0.5〜
    10μの重合体フイルムから成る積層フイルムを積
    層し、該積層フイルムが積層されたフイルムの前
    記片面A側とは反対側の他面Bの表面層を、原子
    構成比N/Cが0.005〜0.10および原子構成比
    O/Cが0.15〜0.35の範囲に構成するとともに、
    該面Bにコールドシール層を積層してなるコール
    ドシール自動包装用フイルム。
JP2749584U 1984-02-29 1984-02-29 コ−ルドシ−ル自動包装用フイルム Granted JPS60141232U (ja)

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