JPH03291452A - 湯張り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、浴槽の水位を検知するために浴槽への温水供
給路あるいは浴槽内の温水循環路に連通した管路に水位
センサが設けられる湯張り装置に関する。

［従来の技術］ 浴槽へ湯張りを行う湯張り機能付き給湯器等の湯張り装
置では、浴槽への湯張り水量を水位センサによって検知
して、所定の水位になったことを検知して湯張りを終了
する等の制御を行う。

この水位センサとしては、浴槽壁に接続された湯張り管
や、追焚き等のための風呂循環管路に連通口を設け、こ
の連通口を介して圧力検知素子によって検知される圧力
に基づいて浴槽の水位を検知するものがある。

この場合、圧力検知素子としては、半導体結晶の歪みに
応じて抵抗値が変化する半導体素子が用いられるが、半
導体結晶の検知部に、直接水が接触しないようにするた
めに、例えば、連通口と連通される水位センサの開口の
内側には、開口と検知部との間にシリコンオイルが先頃
された隔離通路が設けられている。

［発明が解決しようとする課題］ 浴槽へ湯張りを行う場合には、できるだけ短時間で湯張
りを終えることが望まれ、そのために、湯張り用の給湯
器においてはバーナの能力の増大が図られており、他方
、給湯器の熱交換器から浴槽への湯張り管路の流量を大
きくするために、例えば、浴槽に対して２つの接続部を
有する追焚き用の加熱器を備えた風呂循環管路を２つの
管路として利用することにより、流路抵抗を小さくする
ことが考えられる。

ところが、多くの場合、水位センサは湯張り時のみでな
く、−旦湯張りが終了した後にも、浴槽内の水位の変化
を検知するために、継続して水位を検知するために必要
であるため、この風呂循環管路に設けられることが多い
。

このため、風呂循環管路を２つの管路として湯張りを行
うと、水位センサの開口と検知部との間に充填されたシ
リコンオイルが湯張りの際に洗われてしまって流出して
、温水あるいは水が開口から検知部へ流入する可能性が
あり、生導体結晶を破損する虞があるという問題がある
。

また、浴槽を２階等の高所に設置し逆流防止装置を介し
て給湯を行うような場合には、浴槽の設置された場所と
の高低差による圧力が水位センサに加わるため、管路内
の水が水位センサ内に入り込み易くなるという問題があ
る。

本発明は、湯張り管路に水位センサが備えられた湯張り
装置において、水位センサへの影響をなくし、水位セン
サを長期に亙って使用することができることを目的とす
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、浴槽に接続された給湯管路に連通口を設け、
該連通口の上流に開閉弁が備えられ、該開閉弁が閉状態
のとき前記連通口を介して検知される前記給湯管路の圧
力に基づいて前記浴槽の水位を検出する水位センサが備
えられた湯張り装置において、前記連通口と前記水位セ
ンサとの間に空気層を有する接続管を配し、前記水位セ
ンサを前記連通口より上方に配置したことを技術的手段
とする。

［作用］ 本発明では、給湯管路から浴槽内へ温水が供給される。

浴槽に対する給湯管路の接続開口の位置より高水位の温
水が供給されたとき給湯管路に備えられた開閉弁を閉じ
ると、開閉弁から下流側の給湯管路には温水か満たされ
、浴槽内の水位に応じた圧力に基づいて水位が検出され
る。

この場合、水位センサは、空気層を１する接続管を介し
て給湯管路の連通口と接続され、連通口より上方に配置
されているため、給湯管路が温水で満たされても、接続
管の空気層内の空気が外部へ漏れることはない。

従って、水位センサは、常に空気層を介して浴槽の水位
を検知することができる。

また、浴槽が２階など水位センサより高所に設置されて
いる場合には、給湯管路内の圧力が高くなるが、水位セ
ンサと温水とが接続管の空気層によって分離されている
ため、温水が水位センサ内に入り込むことがない。

［発明の効果］ 本発明では、給湯管路と水位センサとの間には、常に空
気層が設けられるため、給湯管路内の水が水位センサ内
へ入り込むことがない。従って、水位センサへの水の影
響がなく、長期に互って水位を検知することができる。

［実施例］ 次に本発明を実施例に基づいて説明する。

第１図は、本発明の湯張り装置としてのガス給湯風呂シ
ステム１である。

カス給湯風呂システム１は、上水道等の水供給源と接続
される給水管１１から供給される水を加熱する給湯熱交
換器１２を看する給湯回路１０と、浴槽Ｂの追焚きを行
うための風呂循環回路３０からなる。

給水管１１には、給湯熱交換器１２の下流の出湯管１３
に接続されたバイパス管１４が接続され、バイパス管１
４に設けられたバイパス電磁弁１５が必要に応じて開か
れると、給湯熱交換器１２から流出する温水と給水管１
１から供給される水とが混合される。

出湯管１３には、給水管１１から供給される水を調節す
るための湯量サーボ１６が備えられ、出湯管１３は湯量
サーボ１６の下流で二つに分岐して、一方は給湯管１７
として図示しない幾つかの給湯口と接続され、他方は風
呂循環回路３０と接続される湯張り管１８となっている
。

湯張り管１８には、湯張りの指示に応じて開閉される湯
張り弁２１が設けられ、さらにその下流には、風呂循環
回路３０からの水の逆流を防止するための逆流防止装置
２２が設けられている。

逆流防止装置２２は、第１逆止弁２３の弁体２３ａが設
けられた弁室２３ｂに大気開放口２４が形成され、大気
開放口２４を覆うようにして設けられたホッパ２５が第
１逆止弁２３に併設され、さらに第１逆止弁２３の流出
部には第２逆止弁２６が設けられている。

一方、ホッパ２５には、外部と連通した外部誘導管２５
ａが底部からホッパ２５内に突出して設けられ、ホッパ
２５内の水を排出するための排出口２５ｂが底部に設け
られ、排出口２５ｂは、電磁弁２７を介して排出路２８
が設けられ、排出路２８は、第２逆止弁２６の下流側と
合流し、第１開閉弁２９を介して風呂循環回路３０と接
続されている。

風呂循環回路３０は、温水が常に同一方向に通過する順
方向管路３０ａと、湯張り時と追焚き時とで温水の通過
方向が逆になる逆方向管路３０ｂとが浴槽Ｂを介して閉
鎖状に設けられたものである。

順方向管路３０ａには、湯張り管１８側を吸引部３１ａ
とするポンプ３１と、ポン１３１の吐出部３１ｂ側に設
けられた風呂熱交換器３２が浴槽Ｂへ向かって順に設け
られ、逆方向管路３０ｂには、第２開閉弁３３と水位セ
ンサ６０とが、浴槽Ｂへ向かって順に設けられている。

水位センサ６０は、第２図に示すとおり、逆方向管路３
０ｂのコーナーに組み込まれたもので、逆方向管路３０
ｂに組み込まれるコーナ一部材３４には逆方向管路３０
ｂと連通する連通口３４ａが形成され、連通口３４ａに
は、水位センサ６０を接続するための接続管路３４ｂが
上方に向かつてコーナ一部材３４に＝一体に形成されて
いる。

接続管路３４ｂの内径は、逆方向管路３０ｂあるいはコ
ーナ一部材３４の内径より小さく形成されており、接続
管路３４ｂは水位センサ６０との間に空気層３４Ａを形
成している。

接続管路３４ｂの上方端には、水位センサ６０の開口６
１が連通して接続されている。

水位センサ６０は、開口６１の内側にケーシング６２と
ホルダ６３とによって空気室６４が形成され、さらに、
ホルダ６３には、３重の環状溝６５と、空気室６４と各
環状溝６５間を連通ずる複数の連通通路６６とが形成さ
れていて、複数のＯリング６７を介してケーシング６２
内に嵌め合わされている。

環状溝６５と連通通路６６内には、シリコンオイル６８
が充填されており、空気室６４から最も遠い環状溝６５
ａには、シリコンオイル６８を介して空気室６４の圧力
を検知する圧力センサ６９が備えられている。

圧力センサ６９は、半導体の単結晶の歪みに応じて電気
抵抗が変化するピエゾ抵抗効果を利用した半導体拡散抵
抗型の圧力検知素子６９ａであり、衝撃に対する強度が
小さいものである。圧力センサ６９は、圧力検知部６９
ｂが環状溝６５ａ内のシリコンオイル６８と気密に接触
して、圧力検知素子６９ａへ圧力を伝える。

なお、第１図において、３５．３６．３７はサーミスタ
、３８．３９は流量センサ、４０は水流スイッチである
。

また、各熱交換器１２．３２には、それぞれ送風機４１
．４２によって燃焼用空気か供給されるバーナ４３．４
４が備えられ、バーナ４３の燃料供給路４３ａには、燃
焼量を調節するために、ガバナ比例弁４５、小電磁弁４
６．４７が備えられており、４８は元電磁弁、４９は風
呂電磁弁、４９ａはガバナである。各バーナ４３．４４
には、他に、図示しない点火電極と炎検知のためのフレ
ームロットが備えられている。

以上の構成からなるガス給湯風呂システム１は、制御装
置５０によって制御される。

制御装置５０は、リモコン５１の操作状態と上記各サー
ミスタ等の検知状態に応じて、各バーナ４３．４４の燃
焼状態と給湯回路１０および風呂循環回路３０の各回路
を制御するが、ここでは、湯張り動作に関する制御につ
いてのみ説明する。

リモコン５１によって湯張りが指示されて湯張り弁２１
が開くと、給湯回路１０では、給水管１１から供給され
る水が給湯熱交換器１２で加熱され、温水は湯張り弁２
１、逆流防止装置２２、第１開閉弁２９を通過して風呂
循環回路３０へ流入する。

このとき、第２開閉弁３３は閉じられており、温水は順
方向管路３０ａのみから浴槽Ｂへ供給される。

湯張り弁２１が開いてから所定時間後に第２開閉弁３３
が開くと、温水は逆方向管路３０ｂへも流入し、浴槽Ｂ
へ供給される。

ここで、水位センサ６０は、コーナ一部材３４の接続管
路３４ｂを介して逆方向管路３０ｂの上方に配置されて
いるため、逆方向管路３０ｂが温水で満たされても接続
管路３４ｂ内には空気層３４Ａが維持され、接続管路３
４ｂ内に入り込むことがないため、水位センサ６０の空
気室６４へ温水が流入することがない。

また、このとき、湯張り管１８からの温水は、順方向管
路３０ａによって浴槽Ｂへ供給されているため、逆方向
管路３０ｂへの流入圧力は湯張り開始初期と比べて遥か
に小さいため、水位センサ６０への影響は少ない。

リモコン５１で指示された水位に対応した水量が浴槽Ｂ
内へ供給されると、湯張り弁２１が閉じられて一旦温水
の供給が停止し、このとき、第１開閉弁２９も閉じられ
る。

その後、ポンプ３１が駆動され、浴槽Ｂ内に温水がある
か否かの判別制御が行われる。

浴槽Ｂの栓の閉め忘れかない場合には、ポンプ３１が作
動すると水流スイッチ４０によって水流が検知され、そ
の後、第２開閉弁３３が閉じられて、水位センサ６０の
検知水位が指示された水位か否かが判別される。

指示された水位に満たない場合には、第１開閉弁２つが
開かれ、再び湯張り弁２１が開かれて湯張りが再開され
る。

このときには、順方向管路３０ａからのみ温水の供給が
行われ、第２開閉弁３３は閉じられたままで、逆方向管
路３０ｂからの温水の供給は行われず、逆方向管路３０
ｂは、水位検知のために温水が満たされたままである。

水位センサ６０で検知される水位が、リモコン５１によ
って指示された水位になると、湯張り弁２１が閉じられ
て、湯張り制譚を終える。

湯張り制御を終えた後には、逆流防止装置２２内に残っ
た水を回収するために、ポンプ３１が作動する。

このとき、電磁弁２７が閉じた状態では、弁室２３ｂ内
の水が第２逆止弁２６を介して回収され、電磁弁２７を
開いた状態では、ホッパ２５内の水が回収され、それぞ
れ浴槽Ｂ内へ送られる。

逆流防止装置２２内の水の回収が終わると、第１開閉弁
２９が閉じられて、その後、保温制御を行う。

以上のとおり、本発明では、水位センサ６０は、湯張り
に使われる風呂循環回路３０の連通口３４ａに対して上
方に接続管路３４ｂを介して配置されているため、風呂
循環回路３０との間の空気層３４Ａを維持することがで
きる。また、浴槽Ｂが、２階等の高所に設置されていて
、風呂循環回路３０内の圧力が高くなっていても、風呂
循環回路３０の温水は、接続管路３４ｂの空気層３４Ａ
で遮られるため、水位センサ６０の空気室６４へ流入す
ることがなく、シリコンオイル６８が水で洗われること
がない。

従って、長期に互って水位センサ６０を用いることがで
きる。

また、本実施例では、湯張り開始初期には、順方向管路
３０ａのみから浴槽Ｂへ湯張りが行われ、その後、逆方
向管路３０ｂへ供給されるため、風呂循環口６３０への
温水の流入時に、水位センサ６０に衝撃が加わることが
なく、また、−旦温水の供給が始まると、順方向管路３
０ａと逆方向管路３０ｂとの二つの管路を通過するため
、流路抵抗が小さくなり流量を多くすることができ、湯
張り時間を短縮することができる。

本実施例では、逆流防止装置のホッパに電磁弁を備えた
ものを示したが、電磁弁の代わりに逆止弁を備えたもの
でもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すガス給湯風呂システムの
概略構成図、第２図は本実施例のガス給湯風呂システム
における水位センサおよびその取り付は構造を示す断面
図である。 図中、１・・・ガス風呂給湯システム（湯張り装置）、
３０ｂ・・・逆方向管路（給湯管路）、３３・・・第２
開閉弁（開閉弁）−３４ａ・・・連通口、３４ｂ・・・
接続管路（接続管）、３４Ａ・・・空気層、６０・・・
水位センサ、Ｂ・・・浴槽。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）浴槽に接続された給湯管路に連通口を設け、該連通
   口の上流に開閉弁が備えられ、該開閉弁が閉状態のとき
   前記連通口を介して検知される前記給湯管路の圧力に基
   づいて前記浴槽の水位を検出する水位センサが備えられ
   た湯張り装置において、前記連通口と前記水位センサと
   の間に空気層を有する接続管を配し、前記水位センサを
   前記連通口より上方に配置したことを特徴とする湯張り
   装置。