JPH03290126A

JPH03290126A - ペット便器用吸収材

Info

Publication number: JPH03290126A
Application number: JP2092911A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Shoda; 正博庄田; Yoshikazu Kimura; 由和木村; Takashi Nakamura; 孝中村
Original assignee: SUZUKA SANGYO KK; Kanebo Ltd; Kanebo Kasei KK
Current assignee: SUZUKA SANGYO KK; Kanebo Ltd; Kanebo Kasei KK
Priority date: 1990-04-06
Filing date: 1990-04-06
Publication date: 1991-12-19
Anticipated expiration: 2011-09-04
Also published as: JP2531593B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、猫、犬等のペット便器用の吸収材に関するも
のである。

（従来の技術）猫、犬等のペットを屋内で飼育する場合、ペット用トイ
レとして、箱等の適宜な容器に砂を入れたものが多用さ
れている。従来ペット便器用の吸収材としては、ベント
ナイト系、ゼオライ、ト系等の鉱物砂、バルブ等が使用
されている。しかし鉱物砂は重くて持ち運びが不便であ
るうえ、使用済のものを水洗便所に流せず、後始末が面
倒である等の問題があった。また、パルプ等ペーパー系
ノ吸収材は、消臭力が弱く悪臭を除去し難いうえ、軽量
で散逸し易い欠点があった。

（発明が解決しようとする課題）本発明者は既存のペット便器川砂、吸収材の有する上述
の諸欠点に鑑み、鋭意研究を続けた結果本発明を完成し
たものてあって、その目的とするところは、軽量、高吸
収性で、糞尿を吸収して凝固する性質を有し、且つ多量
の水分によって膨潤乃至溶解し水洗トイレで流下処理可
能なペット便器用の吸収材を提供するにある。本発明の
更に他の目的及び効果は以下の説明から明らかにされよ
う。

（課題を解決するための手段）上述の目的は穀類発泡体の表面を、消臭・抗菌剤を含有
する親水性樹脂にて被覆してなるペット便器用吸収材、
並びに穀類発泡体の表面を、金属ゼオライト及び硫酸バ
リウムを含む酢酸ビニル／クロトン酸共重合体樹脂にて
被覆することを特徴とするペット便器用吸収材により達
成される。

本発明に適用される穀類発泡体とは、粟、米大豆、稗、
玉蜀黍等の穀類を加熱し爆裂させたポツプコーン状のも
のを意味し、穀類原料としては、古いもの、くずでも充
分に使用てきる。これら穀類発泡体は、軽く、吸水性が
高く、吸水すると膨潤し、水洗便所に流すこともできる
。しかし、経る過ぎて、ペットに蹴散らされたり、容易
に飛び散ってしまううえ、消臭作用がなく、便器周辺に
悪臭か漂い不快感から免れ得ない。穀類発泡体に消臭・
抗菌作用を付与し、併せてその比重を大きくするため、
穀類発泡体に消臭・抗菌剤を施与する必要かある。消臭
・抗菌剤としては種々のものが考えられるか、金属ゼオ
ライトを使用すると好ましい結果が得られる。

本発明に使用される金属ゼオライトは、消臭。

抗菌作用を有する金属を多孔質ゼオライトにイオン状態
で担持させたものが好ましい。これら金属ゼオライトは
例えば特公昭６３−２８４０２号公報に記載された方法
により容易に得ることかできる。

そして、金属ゼオライト骨格を形成するゼオライトは一
般に、三次元的な骨格構造により構成されるアルミノシ
リケートであって、アルミノシリケートは例えば次式で
表わされる。

ｘＭｎｏ　・ＡＲ２０３・ｙＳ　ｉｏ２・ＺＨ２０ゼオ
ライトには、酸化金属中で置換されている１価または２
価の金属及びその酸化物の組成比。

細孔径、比表面積等の相違により多くの変態が知られて
いる。該ゼオライトは、結晶水を除いた無水ゼオライト
分の重量を基準にして比表面積が１５０ｍ２／ｇ以上で
あり、酸化アルミニウムに対する酸化珪素のモル比Ｓｉ
○２　／　Ａ　ｊ’　２０　ｓが１４以下であるような
ものが好ましい。そして本発明では、該ゼオライトとし
て天然ゼオライトを使用しても合成セオライトを使用し
てもよい。天然ゼオライトとしては、アルシン、チャバ
サイド。

クリノプチロライト、エリオナイト、フォジャサイト１
モルデナイト、フィリップサイト等が、合成ゼオライト
としては、Ａ−型ゼオライド、Ｘ−型ゼオライド、Ｙ−
型ゼオライド、モルデナイト等が挙げられ、これらゼオ
ライトは単独でも組み合せて使用してもよい。これらの
うちＡ−型ゼオライド、Ｘ−型ゼオライド、Ｙ−型ゼオ
ライドが特に好ましく、これらに続くものとして、天然
のモルデナイトが挙げられる。

本発明て用いられるゼオライトの形状は粉末粒子状か好
ましく、粒子径は好ましくは５０μｍ以下、更に好まし
くは０．５μｍ以上２０μｍ以下である。本発明で用い
られるゼオライトは前記のような天然又は合成ゼオライ
ト中に１種又は２種以上の金属イオンが保持されている
。具体的にはゼオライト中の酸化金属の金属イオンが金
属イオンによって置換されている。本発明で金属イオン
の好ましいものとして用いられる金属として銅、銀。

亜鉛、ニッケル、錫等が挙げられる。これらは単独で用
いても、また組み合せて用いてもよい。金属イオンがゼ
オライト中に含まれる量は、結晶水を除いた無水ゼオラ
イトの全重量に対して、゛銀イオンについては好ましく
は３０重量％以下、銅又は亜鉛イオンについては、好ま
しくは３５重量％以下である。これら金属イオンは単独
でも、組み合せて使用してもよい。組み合せて使用する
場合、金属イオンの割合は結晶水を除いた無水ゼオライ
トに換算して、ゼオライトの全重量に対して３５重量％
以下が好ましい。置換金属イオンに他の金属イオンが併
せて含まれていても何ら差し支えない。

また、本発明において、穀類発泡体に消臭・抗菌剤、高
比重剤等を固着し、併せてベットの糞尿の水分を吸収し
、固化する作用効果を付与するた　− めに適用される親水性樹脂としては、例えば、デキスト
リン、カルボキシ・メチル・スターチ、シアンエチル化
澱粉等の澱粉及び澱粉誘導体、ポリビニルアルコール（
ＰＶＡ）、アクリルアミド変性ＰＶＡ、　アクリル変性
ＰＶＡ等のポリビニルアルコール系樹脂、酢酸ビニル、
ポリビニール・メチル・エーテル等のヒニール系樹脂、
酢酸ビニル・アクリル酸共重合体、酢酸ビニル・クロト
ン酸共重合体、酸性ビニル・マレイン酸共重合体、酢酸
ビニルエチレン共重合体、スチレン・マレイン酸共重合
体等のビニル系共重合体樹脂、ポリアクリル・アミド、
ポリアクリル酸ソーダー、ポリメタクリル酸、ポリメタ
クリル酸ソーダー、アクリル酸エステル・アクリロニト
リル共重合体、ポリアクリル酸エステルの部分鹸化物等
のアクリル系樹脂等か挙げられるが、ペットに対して無
害である等の点て酢酸ビニルクロトン酸共重合体樹脂が
最も好ましい。これら親水性樹脂は水、アルコール等の
溶剤に溶解乃至分散させて使用する。

本発明に使用する穀類発泡体は比重が小さいので、ペッ
トに蹴散らされる等により飛び散り易いため、吸収材の
比重を大きくする目的で硫酸銅等ペットに害がなく比重
の大きな物質を併用するのか好ましい。これら原料を用
いて本発明のペット便器用吸収材を製造するには、粟、
稗、米、玉蜀黍、豆等の穀類を発泡加工機に投入し、加
圧、加熱後急激に減圧し、原料穀類を発泡させる。親水
性樹脂に抗菌・防臭剤、高比重材等を配合し均一に分散
させ樹脂加工剤液を調製する。この際親水性樹脂に酸化
チタン等の着色剤、固化材等この種のペット糞尿吸収材
に通常配合される添加物を適宜配合してもよい。次いで
、穀類発泡体に樹脂加工剤液を施与する。施与方法につ
いては、含浸。

スプレー、コーテング等積々の方法が考えられるが、通
常コーテングにより行う。引き続いて親水性樹脂を施与
した穀類を加熱乾燥する。

（発明の効果）本発明の吸収材は軽量で持ち運びが容易てあり、糞尿中
の水分を吸収して固まり、水洗便所に流せるため、清潔
且つ後始末が簡単である。また該吸収材は消臭・抗菌剤
を含有するためペットの糞尿に由来する臭気を迅速に吸
着し、周囲に悪臭を漂わせることがない利点もある。

以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。

なお実施例中「部」とあるは、「重量部」を意味する。

実施例１酢酸ビニル・クロトン酸共重合体樹脂（カネボウエヌエ
スシー社製　ＲＥＳＹＮ２８−１３１０）５部をエチル
アルコール６５部に溶解し、該溶液に硫酸バリウム７０
部、消臭・抗菌剤（鐘紡＠）社製　バクテキラーＢＭ−
１０１Ａ）０．３部、酸化チタン３部を配合し均一に分
散した。粟発泡体（鈴鹿産業＠）製　ポップミレット　
比重０．０８　）１００部と上記樹脂分散液とをナウタ
ーミキサに投入攪拌し、粟発泡体に樹脂分散液を浸透し
た後９０°Ｃで３時間乾燥した。乾燥後の吸収材の比重
は０．１６であった。

実施例２変性ポリアクリル酸エステル共重合体樹脂（大成化薬■
製　Ａ−ＨＷ−７）５部をエチルアルコール１２０部に
溶解し、該溶液に硫酸バリウム４７部、消臭・抗菌剤（
鐘紡（即製　バクテキラ−ＢＭ−１０２Ａ）０．５部、
凝固剤としてベントナイト粉末８１部、酸化チタン５部
を配合し、均一に分散した。粟発泡体（鈴鹿産業（即製
　ポツプ・ミレット　比重０．０８）１００部と上記樹
脂分散液とを２６０部をナラター・ミキサーに投入攪拌
し、粟発泡体に樹脂分散液を浸透した後、９０°Ｃにて
２時間乾燥した。乾燥後、ミキサーより加工品を取り出
すと比重０．５８の吸収材が得られた。

以上実施例１及び２て得られた本発明吸収材について、
下記方法により吸水率、消臭性を測定し０吸水率の測定方法：メツシュフィルター底を有するガラス製円筒容器に試料
を２５０ｃｍ″充填し、ピペットに採取した水道水２５
ｍｆを滴下しメツシュフィルター底から流過した水量（
ｇ）を測定し、上記式によ脱臭能の測定方法：Ａ）アンモニア３００ｍＡ容三角フラスコに２８％アンモニア水１０μ
ｌ採取して、完全にガス化させた後、サンプル（実施例
１．２試作品）１００ｃｍ”投入、２５°Ｃに保存し所
定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いて、フラスコ
内のアンモニア残存濃度を測定した。

Ｂ）　　）リメチルアミン３００ｍＡ容三角フラスコに、０．６％トリメチルアミ
ン水溶液を１０μｍ採取して、完全にガス化させた後、
サンプル（実施例１．２試作品）１００　ｃｍ″投入、
２５℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器
を用いて、フラスコ内のトリメチルアミン残存濃度を測
定した。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）穀類発泡体の表面を、消臭・抗菌剤を含有する親
水性樹脂にて被覆してなるペット便器用吸収材。
（２）穀類発泡体の表面を、金属ゼオライト及び硫酸バ
リウムを含む酢酸ビニル／クロトン酸共重合体樹脂にて
被覆することを特徴とするペット便器用吸収材。