JPH03290054A - 電磁式燃料噴射装置 - Google Patents
電磁式燃料噴射装置Info
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- JPH03290054A JPH03290054A JP8834190A JP8834190A JPH03290054A JP H03290054 A JPH03290054 A JP H03290054A JP 8834190 A JP8834190 A JP 8834190A JP 8834190 A JP8834190 A JP 8834190A JP H03290054 A JPH03290054 A JP H03290054A
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、内燃機関に対する燃料供給装置として使用
され、特に燃料のシール構造を改良した電磁式燃料噴射
装置に関する。
され、特に燃料のシール構造を改良した電磁式燃料噴射
装置に関する。
[従来の技術]
内燃機関に使用される電磁式燃料噴射装置は、固定鉄心
に巻装された電磁コイルに励磁電流を流すことによって
可動鉄心を駆動し、この可動鉄心によってニードル弁を
駆動することによって、所定の圧力状態に設定された燃
料を噴射するように構成されている。
に巻装された電磁コイルに励磁電流を流すことによって
可動鉄心を駆動し、この可動鉄心によってニードル弁を
駆動することによって、所定の圧力状態に設定された燃
料を噴射するように構成されている。
第4図は従来の電磁式燃料噴射装置の例を示すもので、
この様な構成の燃料噴射装置は、例えば実開昭63−1
66662号公報に開示されている。
この様な構成の燃料噴射装置は、例えば実開昭63−1
66662号公報に開示されている。
この燃料噴射装置は、中心軸線に沿って軸線部分に燃料
通路11を形成した固定鉄心12を備え、この固定鉄心
12と同軸的にして可動鉄心13が設定さる。この可動
鉄心13は、固定鉄心12の端面の磁極面に接近した状
態、およびこの磁極面から離間する状態の2位置に移動
可能に設定されているもので、常時はスプリング14に
よって、固定鉄心J2の磁極面から離間する位置に設定
されている。
通路11を形成した固定鉄心12を備え、この固定鉄心
12と同軸的にして可動鉄心13が設定さる。この可動
鉄心13は、固定鉄心12の端面の磁極面に接近した状
態、およびこの磁極面から離間する状態の2位置に移動
可能に設定されているもので、常時はスプリング14に
よって、固定鉄心J2の磁極面から離間する位置に設定
されている。
同軸的に配置された固定鉄心12および可動鉄心13の
外周部には、固定鉄心12の外周に結合された状態で、
絶縁物によって構成されたコイル保持部材となるスプー
ル15が設けられ、このスプール15の外周に電磁コイ
ル16が巻装されている。そして、この電磁コイル16
の外周部に、ハウジング17が形成されるもので、固定
鉄心12とスプール15との間に第1のOリング18を
介在設定し、さらに可動鉄心13の位置に対応して、ス
プール15とハウジング17との間に第2のOリング1
9を介在させる。
外周部には、固定鉄心12の外周に結合された状態で、
絶縁物によって構成されたコイル保持部材となるスプー
ル15が設けられ、このスプール15の外周に電磁コイ
ル16が巻装されている。そして、この電磁コイル16
の外周部に、ハウジング17が形成されるもので、固定
鉄心12とスプール15との間に第1のOリング18を
介在設定し、さらに可動鉄心13の位置に対応して、ス
プール15とハウジング17との間に第2のOリング1
9を介在させる。
この第1および第2のOリング18および19は、燃料
のシール部材として作用するものであり、スプール15
と固定鉄心12との間、およびスプール15とハウジン
グ17との間をシールする。
のシール部材として作用するものであり、スプール15
と固定鉄心12との間、およびスプール15とハウジン
グ17との間をシールする。
ここで、スプール15は一般的に合成樹脂によって構成
されているものであり、また燃料噴射弁の小形化および
細径化の要求に対応して、電磁コイル16の容積、特に
径方向の厚みを減らすことが要求されている。
されているものであり、また燃料噴射弁の小形化および
細径化の要求に対応して、電磁コイル16の容積、特に
径方向の厚みを減らすことが要求されている。
しかし、シール部材を構成するOリング18および19
の太さを保ったまま、この要求に対応して電磁コイル1
6部の径方向の厚みを減らすようにすると、スプール1
5の厚みも減少され、その剛性が著しく不足するように
なる。また、コイル16の容積が減少されることによっ
て、このコイル16の発熱によって高温状態となり易い
。この様な高温状態のもとては、合成樹脂によって構成
されたスプール15の剛性が弱まり、特に固定鉄心12
によって強度的なバックアップのない第2のOリング1
9部分は、クリープによって変形するようになる。した
がって、この第2のOリング19部分における燃料のシ
ール状態を確保することが困難となる。
の太さを保ったまま、この要求に対応して電磁コイル1
6部の径方向の厚みを減らすようにすると、スプール1
5の厚みも減少され、その剛性が著しく不足するように
なる。また、コイル16の容積が減少されることによっ
て、このコイル16の発熱によって高温状態となり易い
。この様な高温状態のもとては、合成樹脂によって構成
されたスプール15の剛性が弱まり、特に固定鉄心12
によって強度的なバックアップのない第2のOリング1
9部分は、クリープによって変形するようになる。した
がって、この第2のOリング19部分における燃料のシ
ール状態を確保することが困難となる。
[発明が解決しようとする課題]
この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、特に
電磁コイル部分の容積を減らして細径化して構成しても
、オイルシール部分の機能が確実に発揮され、信頼性の
高い燃料噴射動作が実行できるようにした電磁式燃料噴
射装置を提供しようとするものである。
電磁コイル部分の容積を減らして細径化して構成しても
、オイルシール部分の機能が確実に発揮され、信頼性の
高い燃料噴射動作が実行できるようにした電磁式燃料噴
射装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る電磁式燃料噴射装置は、同軸的に配置さ
れた固定鉄心と可動鉄心の外周部にコイル保持部材を設
定し、このコイル保持部材に電磁コイルを巻装すると共
に、この電磁コイルの外周に前記コイル保持部材を包み
込む状態でカバー部材を設け、これらの外周部にハウジ
ングを形成するもので、前記固定鉄心の存在する位置で
、前記カバー部材と固定鉄心との間、およびカバー部材
とハウジングとの間に、それぞれ第1および第2のシー
ル部材を介在設定する。
れた固定鉄心と可動鉄心の外周部にコイル保持部材を設
定し、このコイル保持部材に電磁コイルを巻装すると共
に、この電磁コイルの外周に前記コイル保持部材を包み
込む状態でカバー部材を設け、これらの外周部にハウジ
ングを形成するもので、前記固定鉄心の存在する位置で
、前記カバー部材と固定鉄心との間、およびカバー部材
とハウジングとの間に、それぞれ第1および第2のシー
ル部材を介在設定する。
[作 用コ
この様に構成された電磁式燃料噴射装置にあっては、電
磁コイルのカバー部材と固定鉄心との間、およびハウジ
ングとの間に第1および第2のシール部材が設定されて
いるもので、この第1および第2のシール部材は剛性の
ある固定鉄心およびハウジングとの間に介在され、それ
ぞれ剛性のある固定鉄心およびハウジングによってバッ
クアップされ、充分なシール性が確保されるようになる
。
磁コイルのカバー部材と固定鉄心との間、およびハウジ
ングとの間に第1および第2のシール部材が設定されて
いるもので、この第1および第2のシール部材は剛性の
ある固定鉄心およびハウジングとの間に介在され、それ
ぞれ剛性のある固定鉄心およびハウジングによってバッ
クアップされ、充分なシール性が確保されるようになる
。
したがって、電磁コイル部の容積を減らすような構成と
され、コイル部の発熱によってコイル保持部材、さらに
カバー部材が高温状態となっても、これら部材にクリー
プによる変形が発生することがなく、その信頼性は充分
に確保される。
され、コイル部の発熱によってコイル保持部材、さらに
カバー部材が高温状態となっても、これら部材にクリー
プによる変形が発生することがなく、その信頼性は充分
に確保される。
[発明の実施例コ
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図はその構成を示したもので、中心軸線に対応して
、磁性材料によって構成された固定鉄心21が設定され
る。この固定鉄心21は筒状に形成され、その軸線部分
には燃料通路22が形成されているもので、この燃料通
路22の入り目部分には、コネクタ管23が設けられる
。このコネクタ管23には、詳細は図示していないがオ
イルポンプ等によって加圧された燃料が供給されるもの
で、このコネクタ管23にはフィルタ24を取り付け、
このフィルタ24によって燃料中に含まれる異物等を取
り除く。
、磁性材料によって構成された固定鉄心21が設定され
る。この固定鉄心21は筒状に形成され、その軸線部分
には燃料通路22が形成されているもので、この燃料通
路22の入り目部分には、コネクタ管23が設けられる
。このコネクタ管23には、詳細は図示していないがオ
イルポンプ等によって加圧された燃料が供給されるもの
で、このコネクタ管23にはフィルタ24を取り付け、
このフィルタ24によって燃料中に含まれる異物等を取
り除く。
固定鉄心21の、コネクタ管23とは゛反対側(図の下
方端部)は磁極面とされるもので、この磁極面には可動
鉄心25が対向設定される。この可動鉄心25は、磁性
材料によって構成され、固定鉄心21と同軸状態に設定
されるもので、固定鉄心21の磁極面と接近する位置、
およびこの磁極面から離間した位置に移動自在な状態で
保持され、この可動鉄心25の先端部には、ニードル弁
27が一体的に連結される。
方端部)は磁極面とされるもので、この磁極面には可動
鉄心25が対向設定される。この可動鉄心25は、磁性
材料によって構成され、固定鉄心21と同軸状態に設定
されるもので、固定鉄心21の磁極面と接近する位置、
およびこの磁極面から離間した位置に移動自在な状態で
保持され、この可動鉄心25の先端部には、ニードル弁
27が一体的に連結される。
そして、固定鉄心21と可動鉄心25との間には、圧縮
設定されたスプリング28を介在設定し、可動鉄心25
に対して固定鉄心21の磁極面から離れる方向の力を、
常時作用させている。
設定されたスプリング28を介在設定し、可動鉄心25
に対して固定鉄心21の磁極面から離れる方向の力を、
常時作用させている。
ハウジング26のニードル弁27が存在する方向の端部
には、バルブボディ29が一体的に結合されており、こ
のバブルボディ29の中空部分にニードル弁27が設定
される。このバルブボディ29の先端には、ニードル弁
27が固定鉄心21から離れる位置に設定された状態で
接触される弁座30が形成され、可動鉄心25が固定鉄
心21の方向に、スプリング28に抗して移動されたと
きに、ニードル弁27が弁座30から離れ、燃料噴射孔
31が開かれる。
には、バルブボディ29が一体的に結合されており、こ
のバブルボディ29の中空部分にニードル弁27が設定
される。このバルブボディ29の先端には、ニードル弁
27が固定鉄心21から離れる位置に設定された状態で
接触される弁座30が形成され、可動鉄心25が固定鉄
心21の方向に、スプリング28に抗して移動されたと
きに、ニードル弁27が弁座30から離れ、燃料噴射孔
31が開かれる。
固定鉄心21の外周には、合成樹脂によって構成される
スプール32が設けられる。このスプール32はコイル
保持部材とされるもので、このスプール32の外周に電
磁コイル33が巻装される。このスプール32は、固定
鉄心21の鍔部211を乗り越えて上方まで延長して形
成される。このスプール32の延長部にはターミナル3
4がインサートされており、このターミナル34に電磁
コイル33が電気的に接続され、ターミナル34を介し
て供給される励磁電流が電磁コイル33に流されるよう
にする。
スプール32が設けられる。このスプール32はコイル
保持部材とされるもので、このスプール32の外周に電
磁コイル33が巻装される。このスプール32は、固定
鉄心21の鍔部211を乗り越えて上方まで延長して形
成される。このスプール32の延長部にはターミナル3
4がインサートされており、このターミナル34に電磁
コイル33が電気的に接続され、ターミナル34を介し
て供給される励磁電流が電磁コイル33に流されるよう
にする。
すなわち、ターミナル34には図示しない電子制御装置
からワイヤーハーネスを介して、噴射制御用の電流信号
が供給されるもので、このターミナル34はハウジング
26と一体的に構成される合成樹脂製のコネクタ35内
に埋設設定される。
からワイヤーハーネスを介して、噴射制御用の電流信号
が供給されるもので、このターミナル34はハウジング
26と一体的に構成される合成樹脂製のコネクタ35内
に埋設設定される。
電磁コイル33の外周部には、さらに合成樹脂によって
構成されたカバー36が形成されている。すなわち、電
磁コイル33はスプール32とカバー36との間に挿入
設定されるようになる。
構成されたカバー36が形成されている。すなわち、電
磁コイル33はスプール32とカバー36との間に挿入
設定されるようになる。
ここで、カバー36と固定鉄心21との間には、第1の
O’Jング37が介在設定され、固定鉄心21の位置に
対応したカバー36とハウジング26との間には、第2
の0リング38が介在設定される。この第1および第2
の0リング37および38は、オイルシール用に用いら
れる。
O’Jング37が介在設定され、固定鉄心21の位置に
対応したカバー36とハウジング26との間には、第2
の0リング38が介在設定される。この第1および第2
の0リング37および38は、オイルシール用に用いら
れる。
ニードル弁27には、一体的に鍔39が設けられており
、この鍔39はニードル弁27が固定鉄心21の方向に
移動したときにストッパ40に当たり、ニードル弁27
の固定鉄心21の方向への移動が停止されるようにする
。またニードル弁27には、鍔39より先端方向に位置
して案内部411および412が、所定の間隔をおいて
形成される。この案内部411および412は、ニード
ル弁27がバルブボディ29の中空部で構成される燃料
通路42内を移動自在に設定される支持機構を構成して
いる。
、この鍔39はニードル弁27が固定鉄心21の方向に
移動したときにストッパ40に当たり、ニードル弁27
の固定鉄心21の方向への移動が停止されるようにする
。またニードル弁27には、鍔39より先端方向に位置
して案内部411および412が、所定の間隔をおいて
形成される。この案内部411および412は、ニード
ル弁27がバルブボディ29の中空部で構成される燃料
通路42内を移動自在に設定される支持機構を構成して
いる。
この様に構成された燃料噴射装置において、電磁コイル
33に励磁電流が供給されていないときには、可動鉄心
25はスプリング28の力によって固定鉄心21の磁極
面から離間した位置に設定される。
33に励磁電流が供給されていないときには、可動鉄心
25はスプリング28の力によって固定鉄心21の磁極
面から離間した位置に設定される。
このとき、コネクタ管23に供給されている加圧燃料は
、燃料通路22を通ってスプリング28が設定された部
屋、さらに可動鉄心25部分を通ってバルブボディ29
の燃料通路42に導かれている。しかし、可動鉄心25
が固定鉄心21の磁極面から離間している状態では、ニ
ードル弁27は弁座30に着座しており、したがってバ
ルブボディ29の燃料通路に導かれた燃料は、燃料噴射
孔31から外部に噴射されることがない。
、燃料通路22を通ってスプリング28が設定された部
屋、さらに可動鉄心25部分を通ってバルブボディ29
の燃料通路42に導かれている。しかし、可動鉄心25
が固定鉄心21の磁極面から離間している状態では、ニ
ードル弁27は弁座30に着座しており、したがってバ
ルブボディ29の燃料通路に導かれた燃料は、燃料噴射
孔31から外部に噴射されることがない。
ターミナル34に、図示しない電子制御装置から電流が
供給され、電磁コイル33に励磁電流が流されると、固
定鉄心21が磁化され可動鉄心25をスプリング28に
抗して吸引駆動する。したがって、ニードル弁27が可
動鉄心25と共に移動され、ニードル弁27が弁座30
から離れて燃料噴射孔31が開放され、加圧燃料が噴射
されるようになる。
供給され、電磁コイル33に励磁電流が流されると、固
定鉄心21が磁化され可動鉄心25をスプリング28に
抗して吸引駆動する。したがって、ニードル弁27が可
動鉄心25と共に移動され、ニードル弁27が弁座30
から離れて燃料噴射孔31が開放され、加圧燃料が噴射
されるようになる。
すなわち、電子制御装置からの信号電流によって、電磁
コイル33が励磁制御され、この信号電流の供給されて
いる間、燃料の噴射動作が実行される。
コイル33が励磁制御され、この信号電流の供給されて
いる間、燃料の噴射動作が実行される。
内燃機関(エンジン)の高出力化、さらに内燃機関を収
納する部屋(エンジンルーム)のコンパクト化等に伴い
、この部屋内の温度は上昇する傾向にある。また燃料噴
射装置自体も小形化が要求されており、電磁コイル33
で発生される熱の放熱面積も小さくなって、電磁コイル
33部分の温度も上昇し、この電磁コイル33を支える
スプール32の温度も高くなり、クリープが起こり易い
。
納する部屋(エンジンルーム)のコンパクト化等に伴い
、この部屋内の温度は上昇する傾向にある。また燃料噴
射装置自体も小形化が要求されており、電磁コイル33
で発生される熱の放熱面積も小さくなって、電磁コイル
33部分の温度も上昇し、この電磁コイル33を支える
スプール32の温度も高くなり、クリープが起こり易い
。
しかし、実施例で示した燃料噴射装置にあっては、金属
によって構成されるハウジング26と固定鉄心21との
間に、0リング37および38が配置される構造となっ
ている。したがって、スプール32およびこれと一体的
なカバー36が、高温によってクリープする状態となっ
ても、Oリング37および38は、それぞれ金属製でな
る固定鉄心21およびハウジング26によってバックア
ップされるようになっているため、オイルシール性への
影響は少なく、オイルシールが確実に確保される。
によって構成されるハウジング26と固定鉄心21との
間に、0リング37および38が配置される構造となっ
ている。したがって、スプール32およびこれと一体的
なカバー36が、高温によってクリープする状態となっ
ても、Oリング37および38は、それぞれ金属製でな
る固定鉄心21およびハウジング26によってバックア
ップされるようになっているため、オイルシール性への
影響は少なく、オイルシールが確実に確保される。
また。この実施例で示した燃料噴射装置にあっては、電
磁コイル33の中央に近い位置に、固定鉄心2工と可動
鉄心25との間のギャップ部分を配置することができ、
したがって動作効率の向上に効果的なものとすることが
でき、小形化も効果的にはかれる。
磁コイル33の中央に近い位置に、固定鉄心2工と可動
鉄心25との間のギャップ部分を配置することができ、
したがって動作効率の向上に効果的なものとすることが
でき、小形化も効果的にはかれる。
第2図は他の実施例を示すもので、この実施例にあって
は電磁コイル33を巻装するスプール32、および電磁
コイル33の外周のカバー36に、それぞれ電磁コイル
33の固定鉄心21の延びる方向の側部に位置して、固
定鉄心21との間、およびハウジング26との間にそれ
ぞれ溝を形成し、この溝部分にそれぞれ第1のOリング
37および第2のOリング38を埋設設定する。すなわ
ち、第1のOリング37は固定鉄心21でバックアップ
され、第2のOリング38はハウジング26でバックア
ップされており、スプール32およびカバー36部が高
温となっても、オイルシール性は確実に確保される。
は電磁コイル33を巻装するスプール32、および電磁
コイル33の外周のカバー36に、それぞれ電磁コイル
33の固定鉄心21の延びる方向の側部に位置して、固
定鉄心21との間、およびハウジング26との間にそれ
ぞれ溝を形成し、この溝部分にそれぞれ第1のOリング
37および第2のOリング38を埋設設定する。すなわ
ち、第1のOリング37は固定鉄心21でバックアップ
され、第2のOリング38はハウジング26でバックア
ップされており、スプール32およびカバー36部が高
温となっても、オイルシール性は確実に確保される。
この実施例においては、スプール32を最初に底形によ
って作り、このスプール32に電磁コイル33を巻装し
、その後カバー36を底形して構成すればよいもので、
スプール32とカバー36の両者の図での下側部分36
1は、例えば溶接、超音波溶接、接着等によって接合す
る。
って作り、このスプール32に電磁コイル33を巻装し
、その後カバー36を底形して構成すればよいもので、
スプール32とカバー36の両者の図での下側部分36
1は、例えば溶接、超音波溶接、接着等によって接合す
る。
第3図に示す実施例は、例えば断面長方形若しくは長円
形等の偏平形状としたコイルワイヤによって電磁コイル
331を構成するようにした。すなわち、この電磁コイ
ル331は、断面偏平状のコイルワイヤをスプール32
の外周に円筒形状に積層して構成されるようにしている
。
形等の偏平形状としたコイルワイヤによって電磁コイル
331を構成するようにした。すなわち、この電磁コイ
ル331は、断面偏平状のコイルワイヤをスプール32
の外周に円筒形状に積層して構成されるようにしている
。
この場合、円筒形状に積層された偏平コイルワイヤでな
る電磁コイル331の両端は、例えば偏平状にしたター
ミナルワイヤ341および342で挾み込まれるように
配置し、溶接等によりコイル331の両端に接続される
ようにする。
る電磁コイル331の両端は、例えば偏平状にしたター
ミナルワイヤ341および342で挾み込まれるように
配置し、溶接等によりコイル331の両端に接続される
ようにする。
ここで、この電磁コイル331に対するスプール32お
よびカバー3Bは、例えば積層成形されたコイル331
を所定位置に組み込み設定した後、このコイル331と
固定鉄心21およびハウジング26との間に樹脂をイン
サート成形することによって構成することができる。
よびカバー3Bは、例えば積層成形されたコイル331
を所定位置に組み込み設定した後、このコイル331と
固定鉄心21およびハウジング26との間に樹脂をイン
サート成形することによって構成することができる。
この様にして電磁コイル部分を改良すれば、このコイル
部分の巻装作業がより容易となり、ターミナルとの溶接
接続性も改良されるので、燃料噴射装置の小形化に大き
な効果を発揮する。そして、この場合にオイルシール構
造を構成する第1および第2のOリング37および38
を、固定鉄心21あるいはハウジング26でバックアッ
プできるようにすれば、コイル331部の発熱に伴いス
プール32およびカバー36が高温となってオイルシー
ル性に悪影響のでる問題点も、同時に解決される。
部分の巻装作業がより容易となり、ターミナルとの溶接
接続性も改良されるので、燃料噴射装置の小形化に大き
な効果を発揮する。そして、この場合にオイルシール構
造を構成する第1および第2のOリング37および38
を、固定鉄心21あるいはハウジング26でバックアッ
プできるようにすれば、コイル331部の発熱に伴いス
プール32およびカバー36が高温となってオイルシー
ル性に悪影響のでる問題点も、同時に解決される。
[発明の効果コ
以上のようにこの発明に係る電磁式燃料噴射装置によれ
ば、例えば電磁コイル部の容積を小形化するようにして
発熱が伴うようになっても、オイルシール構造を構成す
るOリングを支える部分にクリープ等の変形が生ずるこ
とがなく、オイルシール性が確実に確保され、小形化の
要求に対応した信頼性の高い電磁式燃料噴射装置とする
ことができる。
ば、例えば電磁コイル部の容積を小形化するようにして
発熱が伴うようになっても、オイルシール構造を構成す
るOリングを支える部分にクリープ等の変形が生ずるこ
とがなく、オイルシール性が確実に確保され、小形化の
要求に対応した信頼性の高い電磁式燃料噴射装置とする
ことができる。
第1図はこの発明の一実施例に係る電磁式燃料噴射装置
を説明する断面構成図、第2図および第3図はそれぞれ
この発明の他の実施例を示す断面構成図、第4図は従来
の燃料噴射装置を示す断面構成図である。 21・・・固定鉄心、25・・・可動鉄心、26・・・
ハウジング、27・・・ニードル弁、28・・・スプリ
ング、32・・・スプール、33.331・・・電磁コ
イル、36・・・カバー、37・・・第1のOリング、
38・・・第2のOリング。
を説明する断面構成図、第2図および第3図はそれぞれ
この発明の他の実施例を示す断面構成図、第4図は従来
の燃料噴射装置を示す断面構成図である。 21・・・固定鉄心、25・・・可動鉄心、26・・・
ハウジング、27・・・ニードル弁、28・・・スプリ
ング、32・・・スプール、33.331・・・電磁コ
イル、36・・・カバー、37・・・第1のOリング、
38・・・第2のOリング。
Claims (4)
- (1)軸線に対応して固定設定された固定鉄心と、 この固定鉄心と同軸的に配置され、前記固定鉄心の磁極
面に接近する位置および固定鉄心の磁極面から離間する
位置に移動可能に設定されて、前記固定鉄心から離間す
る方向にスプリング力が作用された可動鉄心と、 前記固定鉄心の外周部を取巻くように形成された絶縁物
からなるコイル保持部材と、 このコイル保持部材に巻装された電磁コイルと、 この電磁コイルをさらに取巻くように形成された絶縁物
からなるカバー部材と、 前記電磁コイル、コイル保持部材さらにカバー部材を含
み構成されるコイル構成部を取巻くように形成されたハ
ウジングと、 前記カバー部材と前記固定鉄心との間に介在設定された
第1のシール部材と、 前記固定鉄心の外周部に位置して、前記カバー部材と前
記ハウジングとの間に介在設定された第2のシール部材
と、 を具備したことを特徴とする電磁式燃料噴射装置。 - (2)前記コイル保持部材とカバー部材とは、前記電磁
コイルを取巻くように一体的に形成されるようにした請
求項1の電磁式燃料噴射装置。 - (3)前記電磁コイルは前記コイル保持部材の外周に巻
装され、前記カバー部材はこの巻装された電磁コイルの
外周に形成されるようになり、その後前記電磁コイルの
外周でコイル保持部材とカバー部材とが連結されるよう
にして構成された請求項1の電磁式燃料噴射装置。 - (4)前記電磁コイルは、断面偏平状に形成されたコイ
ルワイヤによって構成され、前記コイル保持部材の外周
に前記固定鉄心の軸線の方向に向けて順次重ねるように
巻装され、その外周に前記カバー部材が形成されるよう
にした請求項1の電磁式燃料噴射装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088341A JP2969763B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 電磁式燃料噴射装置 |
DE4020188A DE4020188C2 (de) | 1989-06-26 | 1990-06-25 | Elektromagnetisches Kraftstoff-Einspritzventil |
US07/543,871 US5158236A (en) | 1989-06-26 | 1990-06-26 | Electromagnetic fuel injection valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088341A JP2969763B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 電磁式燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03290054A true JPH03290054A (ja) | 1991-12-19 |
JP2969763B2 JP2969763B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=13940151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2088341A Expired - Lifetime JP2969763B2 (ja) | 1989-06-26 | 1990-04-04 | 電磁式燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969763B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6928986B2 (en) | 2003-12-29 | 2005-08-16 | Siemens Diesel Systems Technology Vdo | Fuel injector with piezoelectric actuator and method of use |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61291762A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Hitachi Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP2088341A patent/JP2969763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61291762A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Hitachi Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6928986B2 (en) | 2003-12-29 | 2005-08-16 | Siemens Diesel Systems Technology Vdo | Fuel injector with piezoelectric actuator and method of use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2969763B2 (ja) | 1999-11-02 |
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Legal Events
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