JPH0328996Y2 - - Google Patents

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JPH0328996Y2
JPH0328996Y2 JP1984022388U JP2238884U JPH0328996Y2 JP H0328996 Y2 JPH0328996 Y2 JP H0328996Y2 JP 1984022388 U JP1984022388 U JP 1984022388U JP 2238884 U JP2238884 U JP 2238884U JP H0328996 Y2 JPH0328996 Y2 JP H0328996Y2
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cooling
mold
cooling water
temperature
path
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JP1984022388U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ダイカスト鋳造等の金型を冷却す
るために使用される冷却用パイプに係り、詳しく
はパイプ内軸方向に冷却水の往路と復路を備え、
金型の冷却穴に着脱自在に装着されて該冷却穴内
に冷却水を往復循環する冷却用パイプに関するも
のである。
従来、此種の冷却用パイプには、金型の冷却穴
に送る冷却水の流量を自動的に調整する調整手段
等は何等備えていなかつたため、冷却水の流れす
ぎ、この流れすぎに起因する金型の冷え過ぎによ
つて金型乃至鋳造品に悪影響を及ぼすことが多発
していた。
そこで、従来では冷却穴(冷却用パイプの給水
口及び排水口)に亘り配管接続される冷却水循環
回路に水量調整バルブを設置して金型の冷却穴に
送る冷却水の流量を調整し、金型の冷え過ぎを自
動的に抑制して金型温度を適正に保持する様にし
ていた(例えば実開昭58−152363号公報参照)。
しかし乍ら、金型温度は鋳造品成形部となるキ
ヤビテイ形状やこのキヤビテイ内において充填さ
れる溶湯量、換言すれば鋳造品の肉厚部分と肉薄
部分によつて異なるため、従来の様に一箇所に設
けた流量調整バルブで金型に開口された多数箇所
の冷却穴への冷却水の流量を集中制御する方法で
は各箇所の金型温度(溶湯熱による加熱温度)に
応じた個々の冷却コントロールを行なうことがで
きず、一方では冷し過ぎ、他方では焼付き等の原
因になる必要以上に加熱されるといつた各箇所の
金型温度に応じた適確な冷却水の流量調整が難し
い、換言すれば金型各所の温度変化に応じた即座
対応することができないといつた問題を残す。加
えて、冷却水循環回路にバルブ等の流量調整機器
を設置すると、複雑な回路が更に複雑化し、その
設備が高価になる。
本考案はこの様な従来の問題に鑑み、その目的
とする処は、パイプ内軸方向に冷却水の往路と復
路を備え、金型の冷却穴に着脱自在に装着されて
該冷却穴内に冷却水を往復循環する冷却用パイプ
に於いて、各箇所の金型温度に応じて各箇所に開
口された冷却穴に自動的に且つ適確な流量調整の
もとで冷却水を個々に送り込み、各箇所の金型温
度を個々にコントロールすることができる金型冷
却用パイプを安く提供することにある。
斯る目的を達成する本考案の金型冷却用パイプ
は、パイプ内を一枚の仕切板で軸方向に仕切つて
内部に設けた冷却水の往路と復路の内、復路の入
口からその路方向中途に至る範囲に、冷却水の温
度に応じて該復路を自動開閉する開閉弁を設置し
たことを特徴とする。
以下、本考案の実施の一例を図面に基づいて説
明する。
冷却用パイプAは外パイプ1内を一枚の仕切板
2で軸方向に仕切つて内部に往路3と復路4を備
えた周知の往復式のものであり、外パイプ1の基
端に給水口5と排水口6を有する口金7を取付け
て該端部を閉じ、先端側外周にシール材8を取付
けて金型Bの冷却穴9に抜き差し着脱自在に挿入
装着し設置する様になつている。
そして、斯る冷却用パイプAの復路4に、冷却
水aの温度に応じて該復路4を自動開閉する開閉
弁10を設置する。
開閉弁10は、往路3を通つてキヤビテイ11
内溶湯熱により過熱された冷却穴9内に送り込ま
れ、該冷却穴9内にて熱交換された冷却水a′の温
度を感知、換言すれば熱交換された冷却水a′を通
して金型Bの温度を感知し、この金型B温度に応
じて復路4を流れて排水口6より外部に循環戻さ
れる冷却水a′の流量を自動的に調整する如く復路
4を自動開閉するものであり、冷却水a′の温度に
応じて即時に変形するバイメタル材等を用いて復
路4の断面形状に合う略舌片形状に形成し、復路
4の所望の場所に開閉動自在に設置する。
開閉弁10を設置する場所としては、冷却穴9
内にて熱交換された冷却水a′の温度を即時に感知
しそれに応じて変化し易い復路4の入口4aが望
ましい。
而して、金型Bの温度が高くなつて冷却用パイ
プAの復路4を流れる熱交換された冷却水aの温
度が上がると、その温度に応じた変形量にて開閉
弁10を変形せしめて復路4の入口4aを開き、
それによつて、復路4を流れて戻る冷却水a′の流
量が増すと同時に往路3からの冷却穴9内への冷
却水aの流量も増して金型Bを冷す。逆に冷却水
a′の温度が下がると、開閉弁10は逆方法(復路
4を閉じる方向)に変形せしめて復路4を通る冷
却水a′の流量を減少させて往路3からの冷却穴9
内への冷却水aの流量を減少させて金型Bの冷え
過ぎを抑制するものである。
従つて、本実施例の冷却用パイプAによれば、
金型Bの温度に応じて変わる冷却水a′の温度を即
時に感知して冷却穴9内への冷却水aの流量を自
動的に且つ適確に調整する開閉弁10を備えた自
己コントロール機能を具備してなるから、金型B
に開口された多数箇所の冷却穴9において、各箇
所の金型Bの温度に応じた流量調整のもとで冷却
水aを個々に送り込んで個々に温度をコントロー
ルすることができる。
第4図は復路4の入口4a内部に開閉弁10を
設置した状態を示す他の実施例であり、第5図及
び第6図は復路4内の路方向中途位置に開閉弁1
0を設置した状態を示す他の実施例である。
尚、開閉弁10で冷却用パイプAの復路4を閉
じた場合、該復路4を完全に閉じて復路4内の冷
却水a′の流れを完全に停止させる必要はない。
本考案の金型冷却用パイプは叙上の如く構成し
てなるから、下記の作用効果を奏する。
パイプ内軸方向の復路に設置した開閉弁により
該復路を流れる冷却水a′を通して金型の温度を感
知し、この金型の温度に応じて復路を流れる冷却
水a′の流量を開閉弁の自動開閉によつて適確に自
動調整すると同時に、冷却水a′の流量に起因する
往路からの冷却穴への冷却水aの流量を増加させ
たり、減少させる自己コントロール機能を具備し
てなるから、金型の温度変化に応じた流量調整の
もとで冷却穴に冷却水aを送り込み、該温度変化
を適正にコントロールすることが出来る。
従つて、本考案の冷却用パイプによれば、金型
に開口された多数箇所の冷却穴に挿入装着するこ
とによつて、各箇所の温度変化に応じた個々の流
量調整のもとで各箇所の温度をコントロールする
ことができるため、一方では金型を冷し過ぎた
り、他方では冷却水aの供給不足により過熱され
るといつた虞れはなく、各箇所の金型温度を適正
にコントロール保持することが出来る。しかも、
バイメタル材等からなる開閉弁を冷却用パイプの
復路に設置するといつた簡単な構造で済、安価に
提供することが出来る。
よつて所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の一例を示す断面図、第
2図は同側面図、第3図は金型に組込んだ状態の
断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す要部
の断面図、第5図は本考案の更に他の実施例を示
す要部の断面図、第6図は同横断平面図、であ
る。 尚、図中A:冷却用パイプ、1:外パイプ、
2:仕切板、3:往路、4:復路、4a:復路の
入口、9:冷却穴、10:開閉弁、B:金型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ内を一枚の仕切板で軸方向に仕切つて冷
    却水の往路と復路を備え、金型の冷却穴に着脱自
    在に装着して該冷却穴内に冷却水を往復循環する
    金型冷却用パイプに於いて、前記復路の入口から
    その路方向中途に至る範囲に、冷却水の温度に応
    じて該復路を自動開閉する開閉弁を設置したこと
    を特徴とする金型冷却用パイプ。
JP2238884U 1984-02-17 1984-02-17 金型冷却用パイプ Granted JPS60136853U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2238884U JPS60136853U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 金型冷却用パイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2238884U JPS60136853U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 金型冷却用パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60136853U JPS60136853U (ja) 1985-09-11
JPH0328996Y2 true JPH0328996Y2 (ja) 1991-06-20

Family

ID=30514636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2238884U Granted JPS60136853U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 金型冷却用パイプ

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JP (1) JPS60136853U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152363U (ja) * 1982-04-07 1983-10-12 日産自動車株式会社 ダイキヤスト鋳造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60136853U (ja) 1985-09-11

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