JPH0328868Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、本体ケースの上部に内刃と外刃とよ
りなる切断部を設け、該本体ケースの切断部の下
部に該切断部の内刃を駆動する駆動部を設けたひ
げ等の切断を行う電気かみそりに関するものであ
る。

〈従来の技術〉 従来の電気かみそり、例えば本体ケースの上部
に内刃と外刃とよりなる切断部を設け、該本体ケ
ースの切断部の下部に該切断部の内刃を駆動する
駆動部を設け、該駆動部の電源として充電池を使
用したものがあつた。

〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような電気かみそりであれば、使用にて
充電池の容量が減少してくると、該充電池の特性
上ある時点で電池の容量が急激になくなり上記切
断部の内刃の駆動が突然停止して継続使用が不能
となり、そのためひげそり作業の途中であれば作
業を中断して上記充電池を充電しなければ使用す
ることができず、しかも該充電池の充電には該充
電池の特性上ある程度の時間を要し、ひげそりに
時間を要するという問題があつた。

〈目的〉 本考案は上記のような問題に鑑みてなされたも
のであり、充電池の容量がなくなつても乾電池に
より継続して使用することができ、また、充電池
を収納した充電池型電源ケースを電源プラグ利用
して確実に装着できるようにした電気かみそりを
提供することを目的とするものである。

〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために本考案の電気かみ
そりは、本体ケースの上部に内刃と外刃とよりな
る切断部を設け、該本体ケースの該切断部の下部
に該切断部の内刃を駆動する駆動部を設け、 該本体ケースに充電池を収納した充電池型電源
ケースと乾電池を収納した乾電池型電源ケースと
を択一的に着脱自在に装着し、 該充電池型電源ケースに電源プラグを設けると
ともに取付孔を設け、 上記本体ケースに該電源プラグの貫挿孔を設け
るとともに上記取付孔に嵌着する取付突起を設
け、 上記充電池型電源ケースの電源プラグを上記本
体ケースの貫挿孔に貫挿するとともに、該本体ケ
ースの取付突起を該充電池型電源ケースの取付孔
に嵌着して該充電池型電源ケースを該本体ケース
に嵌着している。

〈作用〉 上記構成の電気かみそりは、充電池型電源ケー
スの電源プラグを本体ケースの貫挿孔に貫挿する
とともに、該本体ケースの取付突起を該充電池型
電源ケースの取付孔に装着して該充電池型電源ケ
ースを該本体ケースに取り付けて使用する。

そして、該充電池型電源ケースの容量がなくな
ると、該充電池型電源ケースを上記本体ケースか
ら取り外し、乾電池型電源ケースを上記本体ケー
スに取り付けて使用する。

〈実施例〉 以下本考案の電気かみそりの一実施例を振動式
の電気かみそりに実施した場合について図面とと
もに説明する。

本考案の電気かみそり内刃１と外刃枠２に取着
したた外刃３とよりなる切断部４の下部の一方の
側に該切断部４の内刃１を振動駆動する振動子５
とモータ６よりなる駆動部７を設けて正面逆Ｌ字
形の本体ケース８に収納し、該本体ケース８の側
面に上記駆動部７のモータ６への通電を制御する
スイツチ９を設け、該本体ケース８の切断部４の
下部の他方の側の空間部１０に上記駆動部７のモ
ータ６の一端に接続した接続端子１１ａ及び上記
駆動部７のモータ６の他端に上記スイツチ９を介
して接続した接続端子１１ｂを突出させて設ける
とともに取付突起１２及び電源プラグ１３の貫挿
孔１４を設け、上記本体ケース８の切断部４の他
方の側の空間部１０に着脱可能に装着する上記駆
動部７のモータ６の電源となるトランス１５、整
流器１６、充電池１７等を収容した充電池型電源
ケース１８Ａに上記本体ケース８の接続端子１１
ａ，１１ｂを挿通する挿通孔１９を夫々設けると
ともに該接続端子１１ａ，１１ｂの一方の接続端
子１１ａに弾性的に接触して該一方の接続端子１
１ａを上記充電池１７の一端に接続する弾性接続
片２０ａ及び他方の接続端子１１ｂに弾性的に接
触して該他方の接続端子１１ｂを上記充電池１７
の他端に接続する弾性接続片２０ｂを内装して設
け、上記充電池型電源ケース１８Ａに上記充電池
１７にトランス１５及び整流器１６を介して充電
する際に使用する電源プラグ１３を突出させて設
けるとともに上記本体ケース８の取付突起１２に
嵌着して取り付ける取付孔２２を設け、上記本体
ケース８の切断部４の他方の側の空間部１０に上
記充電池型電源ケース１８Ａを位置させ、該本体
ケース８の接続端子１１ａ，１１ｂに上記充電池
型電源ケース１８Ａの挿通孔１９を挿通して該接
続端子１１ａ，１１ｂに上記充電池型電源ケース
１８Ａの弾性接続片２０ａ，２０ｂを夫々弾性的
に接触して接続するとともに上記本体ケース８の
電源プラグ１３の貫挿孔１４に上記充電池型電源
ケース１８Ａの電源プラグ１３を貫挿し、更に上
記本体ケース８の取付突起１２に上記充電池型電
源ケース１８Ａの取付孔２２を嵌着して上記本体
ケース８に上記充電池型電源ケース１８Ａを着脱
可能に装着して構成したものである。

尚、上記構成において、本体ケース８の駆動部
７の振動子５は偏心カムを介してモータ６にて駆
動することにより第２図において左右に往復駆動
される構成であり、また充電池型電源ケース１８
Ａのトランス１５、整流器１６、充電池１７は電
源基板２３にて保持される構成である。

第４図は本考案の電気かみそりの接続状態を示
す概略回路図であり、その接続状態を説明する
と、充電池型電源ケース１８Ａの電源プラグ１３
にトランス１５の一次コイル１５ａを接続し、該
トランス１５の二次コイル１５ｂに整流器１６及
び充電池１７を直列に接続し、該充電池１７の一
端に弾性接続片２０ａを接続するとともに該充電
池１７の他端に弾性接続片２０ｂを接続して充電
池型電源ケース１８Ａの電源プラグ１３、トラン
ス１５、整流器１６、充電池１７及び弾性接続片
２０ａ，２０ｂを接続し、該本体ケース８の接続
端子１１ａ，１１ｂにスイツチ９を介して駆動部
７のモータ６を接続して本体ケース８の接続端子
１１ａ，１１ｂ、スイツチ９、駆動部７のモータ
６を接続するものである。

上記のように構成してなる電気かみそりは本体
ケース８のスイツチ９を閉成操作して充電池１７
より駆動部７のモータ６に通電し、該駆動部７の
モータ６にて振動子５を往復振動させて切断部４
の内刃１を振動駆動させ、該切断部４の内刃１と
外刃３とを共働させて該外刃３に位置したひげ等
の切断を行うものである。

上記の場合、ひげ等の切断作業中に充電池１７
の容量が減少し駆動部７のモータ６の動作が停止
して切断部４の内刃１の振動駆動が停止すると、
本体ケース８よりも充電池型電源ケース１８Ａを
取り外し、別の満充電状態にした充電池を有する
充電池型電源ケース若しくは乾電池２５を収納し
た乾電池型電源ケース１８Ｂを装着し、該充電池
型電源ケースの充電池若しくは乾電池型電源ケー
ス１８Ｂの乾電池２５にて上記本体ケース８の駆
動部７のモータ６に通電し、該駆動部７のモータ
６にて振動子５を往復振動させて切断部４の内刃
１を振動駆動し、ひげ等の切断作業を即座に継続
する。

この時、取り外した充電池型電源ケース１８Ａ
は該充電池型電源ケース１８Ａの電源プラグ１３
を商用交流電源に接続して該充電池型電源ケース
１８Ａの充電池１７の充電を行う。

上記の乾電池型電源ケース１８Ｂは、該乾電池
型電源ケース１８Ｂに着脱自在に電池蓋２６を設
け、該電池蓋２６を着脱することにより乾電池２
５の取り換えを行うものである。

そして、２７はプラス（＋）端子、２８はマイ
ナス（−）端子であり、その他の上記充電池型電
源ケース１８Ａと同一部分は同一符号を付して示
している。

また、上記の充電池型電源ケース１８Ａに充電
池１７、乾電池２５を使用する構成の他に交流電
源コード、トランス、整流器、接続片等で構成す
る交流用電源ケースとしてもよく、充電池型電源
ケース１８Ａの電源プラグ１３を交流電源コード
に、トランス１５の容量を大きくすることにより
充電・交流用とすることができる。

上記のような構成にすることにより本考案の電
気かみそりはひげそり作業中に電池の容量が減少
しても別の容量の充分な電池に即座に交換するこ
とができる。

また、電源ケースの構成を充電池型、乾電池
型、充電・交流型等の種々の構成にすることによ
り一気種当たりの金型費等が安くなり、商品のバ
ラエテイ化を計ることができる。

そして、充電池型電源ケース１８Ａの内部に弾
性接続片２０ａ，２０ｂを位置させることにより
外部より弾性接続片２０ａ，２０ｂに不用意な力
が加わることがなく、不用意な弾性接続片２０
ａ，２０ｂ間の短絡を確実に防止することができ
る。

しかも、充電池型電源ケース１８Ａの本体ケー
ス８への取り付けを該電源プラグ１３を利用して
行つているので、充電池型電源ケース１８Ａの上
記本体ケース８への取付状態を確実なものにする
ことができるとともに、従来のように電源プラグ
１３が邪魔にならないように充電池型電源ケース
１８Ａの内部へ収納する機構をなくすことがで
き、充電池型電源ケース１８Ａを簡単な構成にす
ることができる。

〈考案の効果〉 本考案の電気かみそりは上記のような構成であ
るから、使用中に電池の容量が減少すれば別の電
池にて動作させることができ、継続使用を即座に
行うことができる。

また、充電池型電源ケースの本体ケースへの取
り付けを該充電池型電源ケースの電源プラグを利
用して行つているので、該充電池型電源ケースの
上記本体ケースへの取付状態を確実なものにする
ことができるとともに、従来のように電源プラグ
が邪魔にならないように充電池型電源ケースの内
部へ収納する機構をなくすことができ、充電池型
電源ケースを簡単な構成にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の電気かみそりの一実施例を示
す概略正面図、第２図は第１図の本体ケースの概
略要部断面正面図、第３図は第１図の本体ケース
に取り付ける充電池型電源ケースの概略要部断面
正面図、第４図は第１図の本体ケースに第３図の
充電池型電源ケースを取り付けた時の接続状態を
示す概略回路図、第５図は第１図の本体ケースに
取り付ける乾電池型電源ケースの概略要部断面正
面図、第６図は第１図の本体ケースに第５図の乾
電池型電源ケースを取り付けた時の接続状態を示
す概略回路図である。 図面中、１は内刃、３は外刃、４は切断部、７
は駆動部、８は本体ケース、１３は電源プラグ、
１４は貫挿孔、１８Ａは充電池型電源ケース、１
８Ｂは乾電池型電源ケース。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケースの上部に内刃と外刃とよりなる切断
   部を設け、該本体ケースの切断部の下部に該切断
   部の内刃を駆動する駆動部を設けた電気かみそり
   において、 該本体ケースに充電池を収納した充電池型電源
   ケースと乾電池を収納した乾電池型電源ケースと
   を択一的に着脱自在に装着し、 該充電池型電源ケースに電源プラグを設けると
   ともに取付孔を設け、 上記本体ケースに該電源プラグの貫挿孔を設け
   るとともに上記取付孔に嵌着する取付突起を設
   け、 上記充電池型電源ケースの電源プラグを上記本
   体ケースの貫挿孔に貫挿するとともに、該本体ケ
   ースの取付突起を該充電池型電源ケースの取付孔
   に嵌着して該充電池型電源ケースを該本体ケース
   に装着したことを特徴とする電気かみそり。