JPH03287890A - スメルトスパウト - Google Patents
スメルトスパウトInfo
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Landscapes
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スメルトスパウト、すなわち、製紙用パル
プ工場の回収ボイラで使用されるスメルトスパウトに関
するものである。
プ工場の回収ボイラで使用されるスメルトスパウトに関
するものである。
製紙用パルプ工場における回収ボイラでは、製紙用に使
用された炭酸ソーダ(Na2CO3)約8゜%及び硫化
ソーダ(N a2S )約20%を主成分とする薬剤の
回収が行われる。
用された炭酸ソーダ(Na2CO3)約8゜%及び硫化
ソーダ(N a2S )約20%を主成分とする薬剤の
回収が行われる。
これらの薬剤は、回収ボイラの中で溶融され、約800
℃のスメルトとなって、回収ボイラ下部に設けられてい
るスパウト(樋〉を通って常時流出している。
℃のスメルトとなって、回収ボイラ下部に設けられてい
るスパウト(樋〉を通って常時流出している。
このスメルトは非常に腐食性が強いため、従来のスメル
トスパウトは、第4図A、Bに示すように、主として炭
素鋼板を2重管構造となるように溶接によって製作され
ている。
トスパウトは、第4図A、Bに示すように、主として炭
素鋼板を2重管構造となるように溶接によって製作され
ている。
図において、符号(1)は回収ボイラのボイラ壁であり
、(2〉は回収ボイラ中に堆積しているチア−ベツド(
黒液の堆積〉である、(3)はスメルトであって、チア
−ベツド(2)の下部に溜まってプールとなっていると
共に、スパウト(4〉を通って常時流出している。
、(2〉は回収ボイラ中に堆積しているチア−ベツド(
黒液の堆積〉である、(3)はスメルトであって、チア
−ベツド(2)の下部に溜まってプールとなっていると
共に、スパウト(4〉を通って常時流出している。
なお、スパウト(4)は2重管を構成しており、その空
間部を流れる冷却水(5)の冷却水管(5a)と共にボ
イラ壁(1)に取り付けられている。
間部を流れる冷却水(5)の冷却水管(5a)と共にボ
イラ壁(1)に取り付けられている。
また、スパウト(4)の空間部を流れる冷却水(5)に
よって、スメルト(3)が冷却され、その結果、スパウ
ト(4)の内面には、スメルト(3)の凝固層(6〉が
生じて、スメルト(3)とスパウト(4)とが直接接触
するのを防止している。
よって、スメルト(3)が冷却され、その結果、スパウ
ト(4)の内面には、スメルト(3)の凝固層(6〉が
生じて、スメルト(3)とスパウト(4)とが直接接触
するのを防止している。
従来装置は、上記のように構成されており、2重管であ
るスパウト(4)の空間部中には、常時、冷却水(5)
を流しており、これによって、スパウト(4)の内壁に
スメルト(3〉の凝固層(6)を形成させてやり、従っ
て、スメルト(3〉はこの凝固層(6)の上を流れるこ
とによって、スパウト(4)への直接的な腐食作用を防
止していた。
るスパウト(4)の空間部中には、常時、冷却水(5)
を流しており、これによって、スパウト(4)の内壁に
スメルト(3〉の凝固層(6)を形成させてやり、従っ
て、スメルト(3〉はこの凝固層(6)の上を流れるこ
とによって、スパウト(4)への直接的な腐食作用を防
止していた。
従来のスメルトスパウトは、上記のように構成されてい
るので、その構造には、次に示すような欠点があった。
るので、その構造には、次に示すような欠点があった。
すなわち、
(1)万一、スメルト(3)によってスパウト(4〉の
管壁が腐食して内壁に貫通孔が生ずると、内壁上を流れ
ている800℃のスメルト(3)と、2重管の空間部中
を流れている冷却水(5)とが接触することになり、従
って、爆発事故が生じる危険性があった。
管壁が腐食して内壁に貫通孔が生ずると、内壁上を流れ
ている800℃のスメルト(3)と、2重管の空間部中
を流れている冷却水(5)とが接触することになり、従
って、爆発事故が生じる危険性があった。
(2)スパウトを冷却するための冷却水を循環させるた
めのポンプ、タンク及び浄化装置等が必要であり、また
、これを運転するための電力費用も必要であり、更に停
電、断線、あるいは火災、地震等によって、給水ポンプ
が停止すれば、異常昇温を生ずる結果、管壁が破損して
上記(1〉項の事故を誘発させる原因ともなる危険性が
あった。
めのポンプ、タンク及び浄化装置等が必要であり、また
、これを運転するための電力費用も必要であり、更に停
電、断線、あるいは火災、地震等によって、給水ポンプ
が停止すれば、異常昇温を生ずる結果、管壁が破損して
上記(1〉項の事故を誘発させる原因ともなる危険性が
あった。
従って、このような危険性を回避したいという課題を従
来装置は有していた。
来装置は有していた。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもの
で、無水冷でスメルトを流し得るスメルトスパウトを得
ることを目的とする。
で、無水冷でスメルトを流し得るスメルトスパウトを得
ることを目的とする。
この発明に係るスメルトスパウトは、その第1発明にあ
っては、スメルトが直接接触して流れるスパウト部材が
、Cr47〜54wt%、55〜65wt%及び73〜
78wt%のいずれか1種類と、Aj!0.5〜5wt
%及びB0.04〜0.10wt%のいずれか一方又は
両方と、残部が実質的にNiとによって組成されている
耐熱耐食性Cr−Ni基合金によって構成されているも
のであり、また、第2の発明においては、上記第1の発
明の耐熱耐食性Cr−Ni基合金により構成されている
スパウト部材の外周に、隙間を介して、隙間を介してス
パウト外周部材が設けられているものであり、更に、第
3の発明においては、第2の発明と同様に、上記第1の
発明の耐熱耐食性Cr−Ni基合金により構成されてい
るスパウト部材の外周に、スパウト部材側から、断熱耐
火材層及びアルミナ系セラミックス層のいずれか一方又
は両方を介して、スパウト外周部材が設けられているも
のである。
っては、スメルトが直接接触して流れるスパウト部材が
、Cr47〜54wt%、55〜65wt%及び73〜
78wt%のいずれか1種類と、Aj!0.5〜5wt
%及びB0.04〜0.10wt%のいずれか一方又は
両方と、残部が実質的にNiとによって組成されている
耐熱耐食性Cr−Ni基合金によって構成されているも
のであり、また、第2の発明においては、上記第1の発
明の耐熱耐食性Cr−Ni基合金により構成されている
スパウト部材の外周に、隙間を介して、隙間を介してス
パウト外周部材が設けられているものであり、更に、第
3の発明においては、第2の発明と同様に、上記第1の
発明の耐熱耐食性Cr−Ni基合金により構成されてい
るスパウト部材の外周に、スパウト部材側から、断熱耐
火材層及びアルミナ系セラミックス層のいずれか一方又
は両方を介して、スパウト外周部材が設けられているも
のである。
この発明は、上記のように構成されているので、第1発
明においては、スメルトは耐熱耐食性Cr−Ni基合金
からなるスパウト上を流れるので、スパウトの腐食は非
常に緩慢であって損傷は少なく、特に、水冷却を必要と
せず、また、第2発明にあっては、上記第1発明におけ
る作用・効果に加えて、スパウト部材とスパウト外周部
材との間の隙間のためにスパウト外周部材への熱伝導が
少なく、従って、スパウト外周部材の損傷が少なく、た
とえスパウト部材が損傷しても、スパウト外周部材によ
り保護しており、更に、第3発明にあっては、これも上
記第1発明における作用・効果に加えて、スパウト部材
とスパウト外周部材との間に断熱耐火材層もしくはアル
ミナ系セラミックス層又はその両方が設けられているの
で、スパウト外周部材への熱伝導は一層軽減されてスパ
ウト外周部材の損傷は少なく、たとえスパウト部材が損
傷しても、スパウト外周部材により保護されている。
明においては、スメルトは耐熱耐食性Cr−Ni基合金
からなるスパウト上を流れるので、スパウトの腐食は非
常に緩慢であって損傷は少なく、特に、水冷却を必要と
せず、また、第2発明にあっては、上記第1発明におけ
る作用・効果に加えて、スパウト部材とスパウト外周部
材との間の隙間のためにスパウト外周部材への熱伝導が
少なく、従って、スパウト外周部材の損傷が少なく、た
とえスパウト部材が損傷しても、スパウト外周部材によ
り保護しており、更に、第3発明にあっては、これも上
記第1発明における作用・効果に加えて、スパウト部材
とスパウト外周部材との間に断熱耐火材層もしくはアル
ミナ系セラミックス層又はその両方が設けられているの
で、スパウト外周部材への熱伝導は一層軽減されてスパ
ウト外周部材の損傷は少なく、たとえスパウト部材が損
傷しても、スパウト外周部材により保護されている。
以下、この発明をその一実施例を示す図に基づいて説明
する。
する。
第1発明の一実施例を示す第1図A−Dにおいて、符号
(11)は、Cr47〜54wt%、55〜65wt%
及び73〜78wt%のいずれか1種類と、Al0.5
〜5Ilt%及びB0.04〜0.10wt%のいずれ
か一方又は両方と、残部が実質的にNiとによって組成
されている耐熱耐食性Cr−Ni基合金(以下、単にC
r−Ni基合金という)により単一に構成されている鋳
造品、鍛造品、あるいは、ステンレス鋼等の金属材料に
このCr−Ni基合金を被覆して構成されている単一構
成のスパウトである。また、(12)はスパウト(11
)をボイラ壁(1〉に取り付は固定しているスパウト取
付用金具、(13〉はスパウト取付用金臭り12)に取
り付けられてスパウト(11)を支持している3本の腕
である。
(11)は、Cr47〜54wt%、55〜65wt%
及び73〜78wt%のいずれか1種類と、Al0.5
〜5Ilt%及びB0.04〜0.10wt%のいずれ
か一方又は両方と、残部が実質的にNiとによって組成
されている耐熱耐食性Cr−Ni基合金(以下、単にC
r−Ni基合金という)により単一に構成されている鋳
造品、鍛造品、あるいは、ステンレス鋼等の金属材料に
このCr−Ni基合金を被覆して構成されている単一構
成のスパウトである。また、(12)はスパウト(11
)をボイラ壁(1〉に取り付は固定しているスパウト取
付用金具、(13〉はスパウト取付用金臭り12)に取
り付けられてスパウト(11)を支持している3本の腕
である。
なお、上記のCr−Ni基合金は、本出願人が別途特許
出願しているものである。
出願しているものである。
第1発明は、上記のように構成されているので、スパウ
ト(11)は高温のスメルト(3)にさらされても十分
腐食に耐えて損傷することはなく、また、スパウト(1
1〉がスメルト(3)がら伝達される熱量によって熱膨
張する膨張量も、腕(13)のために、ある程度追従で
きて、スパウト(11)は結果的に可視性を有している
ことになる。更に、腕(13)の熱伝導面積が小さいの
で、スパウト取付用金具(12〉への熱の伝導を軽減で
きる。
ト(11)は高温のスメルト(3)にさらされても十分
腐食に耐えて損傷することはなく、また、スパウト(1
1〉がスメルト(3)がら伝達される熱量によって熱膨
張する膨張量も、腕(13)のために、ある程度追従で
きて、スパウト(11)は結果的に可視性を有している
ことになる。更に、腕(13)の熱伝導面積が小さいの
で、スパウト取付用金具(12〉への熱の伝導を軽減で
きる。
次に、第2発明をその一実施例を示す第2図により説明
する。
する。
図に示すように、この発明におけるスパウト(21)は
2重構造になっており、スメルト(3)が直接接触する
内壁であるスパウト部材(21a)は上記のCr−Ni
基合金により構成されている。
2重構造になっており、スメルト(3)が直接接触する
内壁であるスパウト部材(21a)は上記のCr−Ni
基合金により構成されている。
このスパウト部材(21&>の外側には、隙間(22)
を介して、スパウト外周部材(21b)が設けられてお
り、スパウト部材(21a)が、腐食の進行等で損傷し
てスメルト(3)が洩れた場合の保護の役目をしている
。また、この隙間(22〉は、スパウト部材(21a)
からスパウト外周部材(21b)へ伝導する熱量を軽減
するために設けられている。
を介して、スパウト外周部材(21b)が設けられてお
り、スパウト部材(21a)が、腐食の進行等で損傷し
てスメルト(3)が洩れた場合の保護の役目をしている
。また、この隙間(22〉は、スパウト部材(21a)
からスパウト外周部材(21b)へ伝導する熱量を軽減
するために設けられている。
なお、スパウト部材(21a)は、スパウト外周部材(
21b)に支持部(21c)により接触支持されており
、スパウト部材(21a)が外側へ変形するのを防止し
ている。
21b)に支持部(21c)により接触支持されており
、スパウト部材(21a)が外側へ変形するのを防止し
ている。
なお、(12>(13)は第1発明における実施例にお
けるものと同様のスパウト取付用金具及び腕である。
けるものと同様のスパウト取付用金具及び腕である。
この第2発明の実施例は、上記のように構成されている
ので、スパウト(21〉は高温のスメルト〈3)にさら
されても、そのスパウト部材(21a)は十分に腐食に
耐えて損傷することはなく、また、スパウト外周部材(
21b)への熱の伝導は、隙間(22)のために、軽減
されて、スパウト外周部材(21b)は損傷しにくい。
ので、スパウト(21〉は高温のスメルト〈3)にさら
されても、そのスパウト部材(21a)は十分に腐食に
耐えて損傷することはなく、また、スパウト外周部材(
21b)への熱の伝導は、隙間(22)のために、軽減
されて、スパウト外周部材(21b)は損傷しにくい。
次に、第3発明をその一実施例を示す第3図により説明
する。
する。
図に示すように、この発明におけるスパウト(31)は
2重構造に構成されていると共に、その2重構造の間に
、断熱耐火材層例えば断熱材、不定形耐火物又は、レン
ガ等からなる層と、アルミナ系セラミックスからなる層
とを介在させて構成したものである。すなわち、図にお
いて、符号(31)はスパウトであって、スメルト(3
)が直接接触する内壁であるスパウト部材(31m>は
上記のCr−Ni基合金により構成されている。このス
パウト部材(31a)の外側には、断熱耐火材層(31
b)及びアルミナ系セラミックス層(31c)のいずれ
か一方又は両方を介して外壁であるスパウトの外周部材
(31d)が設けられており、断熱耐火材層(31b)
は断熱材、不定形耐火物あるいはレンガ等により構成さ
れている。
2重構造に構成されていると共に、その2重構造の間に
、断熱耐火材層例えば断熱材、不定形耐火物又は、レン
ガ等からなる層と、アルミナ系セラミックスからなる層
とを介在させて構成したものである。すなわち、図にお
いて、符号(31)はスパウトであって、スメルト(3
)が直接接触する内壁であるスパウト部材(31m>は
上記のCr−Ni基合金により構成されている。このス
パウト部材(31a)の外側には、断熱耐火材層(31
b)及びアルミナ系セラミックス層(31c)のいずれ
か一方又は両方を介して外壁であるスパウトの外周部材
(31d)が設けられており、断熱耐火材層(31b)
は断熱材、不定形耐火物あるいはレンガ等により構成さ
れている。
この第3発明の実施例は、上記のように構成されている
ので、スパウト(31〉は高温のスメルト(3)に接し
ても、そのスパウト部材(31a)は十分に腐食に耐え
て損傷することなく、また、スメルト〈3〉からスパウ
ト部材(31a)に加わる急激な温度変化及びこれに基
づくスパウト部材(31a)の熟膨張量は断熱耐火物層
(31b)によって緩和されて、徐々にアルミナ系セラ
ミックス層(31c)に負荷されるため、アルミナ系セ
ラミックス層(31c)の急激な温度変化を緩和するこ
とができて熱衝撃によるセラミックスの破壊を防止して
いる。更に、断熱耐火物層(31b)及びアルミナ系セ
ラミックス層(31c)によって、スパウト外周部材(
31d)への熱の伝導が一層軽減されて、スパウト外周
部材(31d)の消耗を軽減し、ひいては、スパウト(
31)の寿命を延ばす。
ので、スパウト(31〉は高温のスメルト(3)に接し
ても、そのスパウト部材(31a)は十分に腐食に耐え
て損傷することなく、また、スメルト〈3〉からスパウ
ト部材(31a)に加わる急激な温度変化及びこれに基
づくスパウト部材(31a)の熟膨張量は断熱耐火物層
(31b)によって緩和されて、徐々にアルミナ系セラ
ミックス層(31c)に負荷されるため、アルミナ系セ
ラミックス層(31c)の急激な温度変化を緩和するこ
とができて熱衝撃によるセラミックスの破壊を防止して
いる。更に、断熱耐火物層(31b)及びアルミナ系セ
ラミックス層(31c)によって、スパウト外周部材(
31d)への熱の伝導が一層軽減されて、スパウト外周
部材(31d)の消耗を軽減し、ひいては、スパウト(
31)の寿命を延ばす。
また、スメルト(3)の流出孔が、未溶融の千ア一等に
よって詰まることがあり、これを除去するために鉄の棒
でスパウト(31)を突つくことがあるが、この機械的
衝撃に対するアルミナ系セラミックス層(31c)の破
壊の防止に対しても、断熱耐火物層(31b)の存在は
有効に作用する。
よって詰まることがあり、これを除去するために鉄の棒
でスパウト(31)を突つくことがあるが、この機械的
衝撃に対するアルミナ系セラミックス層(31c)の破
壊の防止に対しても、断熱耐火物層(31b)の存在は
有効に作用する。
一方、スメルト(3)が、スパウト部材(31a)の腐
食の進行等でスパウト部材(31a)を貫通した場合で
も、上記この発明の構造では、スメルト(3)はアルミ
ナ系セラミックス層(31c)によって遮ぎられ、スパ
ウト外周部材(31cl)に接触することがなく、従っ
て、スパウト(31)の寿命の延長を図ることができる
。
食の進行等でスパウト部材(31a)を貫通した場合で
も、上記この発明の構造では、スメルト(3)はアルミ
ナ系セラミックス層(31c)によって遮ぎられ、スパ
ウト外周部材(31cl)に接触することがなく、従っ
て、スパウト(31)の寿命の延長を図ることができる
。
なお、(12) (13)は第1発明の実施例における
ものと同様のスパウト取付用金具及び腕であり、同様の
作用・効果を有している。
ものと同様のスパウト取付用金具及び腕であり、同様の
作用・効果を有している。
以上のように、この発明によれば、第1発明においては
、スパウト特にそのスパウト部材を上記のCr−Ni基
合金により構成しているので、高温でもスパウトの損傷
は少なく、従って、水冷する必要はなく、また、第2発
明においては上記第1発明の構成に加えて、スパウトを
隙間を間に有する2重構造としているので、スパウト外
周部材への熱伝導も少なく、従って、スパウトの損傷は
一層低減され、更に、第3発明にあっては、第2発明に
加えて、その隙間に断熱耐火材層とアルミナ系セラミッ
クス層とを充填しているので、スパウト外周部材への熱
伝導が更に一層少なくなると共にスパウト部材の損傷に
よっても、スメルトはスパウト外周部材に達せず、従っ
て、スパウトの損傷は一層低減し防止され、その結果、
水冷する必要を全く生じないスメルトスパウトが得られ
る効果を有している。
、スパウト特にそのスパウト部材を上記のCr−Ni基
合金により構成しているので、高温でもスパウトの損傷
は少なく、従って、水冷する必要はなく、また、第2発
明においては上記第1発明の構成に加えて、スパウトを
隙間を間に有する2重構造としているので、スパウト外
周部材への熱伝導も少なく、従って、スパウトの損傷は
一層低減され、更に、第3発明にあっては、第2発明に
加えて、その隙間に断熱耐火材層とアルミナ系セラミッ
クス層とを充填しているので、スパウト外周部材への熱
伝導が更に一層少なくなると共にスパウト部材の損傷に
よっても、スメルトはスパウト外周部材に達せず、従っ
て、スパウトの損傷は一層低減し防止され、その結果、
水冷する必要を全く生じないスメルトスパウトが得られ
る効果を有している。
第1図はこの発明の第1発明における一実施例であって
、Aはその縦断面図、B、C,Dは第1図AのIB−I
B線、Ic−IC線、ID−ID線による断面図、第2
図はこの発明の第2発明における一実施例であって、A
はその縦断面図、B〜Gは第2図AのIIB−IB線、
nc−nc線、[D−■D線、IIE−IIE線、II
F−11F線、IIG−IC線による断面図(ただし、
Eは矢視図)、第3図はこの発明の第3発明における一
実施例であって、Aはその縦断面図、B〜Gは第3図A
のIffB−IB線、mc−mc線、117D−11D
線、[[E−■E線、I[IF−I[IF線、[1G−
11jG線による断面図(ただし、Fは矢視図)、第4
図Aは従来のスメルトスパウトの縦断面図、Bは第4図
Aのl’VB−IVB線による断面図である。 〈1)・・・ボイラ壁、(11)(21a)(31a)
・・・スパウト部材、(21)(31)・・スパウト、
(21b) (31d)・・・スパウト外周部材、(2
2)・・・隙間、(31b)・・・断熱耐火材層、(3
1c)・・・アルミナ系セラミックス層。
、Aはその縦断面図、B、C,Dは第1図AのIB−I
B線、Ic−IC線、ID−ID線による断面図、第2
図はこの発明の第2発明における一実施例であって、A
はその縦断面図、B〜Gは第2図AのIIB−IB線、
nc−nc線、[D−■D線、IIE−IIE線、II
F−11F線、IIG−IC線による断面図(ただし、
Eは矢視図)、第3図はこの発明の第3発明における一
実施例であって、Aはその縦断面図、B〜Gは第3図A
のIffB−IB線、mc−mc線、117D−11D
線、[[E−■E線、I[IF−I[IF線、[1G−
11jG線による断面図(ただし、Fは矢視図)、第4
図Aは従来のスメルトスパウトの縦断面図、Bは第4図
Aのl’VB−IVB線による断面図である。 〈1)・・・ボイラ壁、(11)(21a)(31a)
・・・スパウト部材、(21)(31)・・スパウト、
(21b) (31d)・・・スパウト外周部材、(2
2)・・・隙間、(31b)・・・断熱耐火材層、(3
1c)・・・アルミナ系セラミックス層。
Claims (3)
- (1)スメルトが直接接触して流れるスパウト部材が、
Cr47〜54wt%、55〜65wt%及び73〜7
8wt%のいずれか1種類と、Al0.5〜5wt%及
びB0.04〜0.10wt%のいずれか一方又は両方
と、残部が実質的にNiとによって組成されている耐熱
耐食性Cr−Ni基合金によつて構成されていることを
特徴とするスメルトスパウト。 - (2)スメルトが直接接触して流れるスパウト部材が、
Cr47〜54wt%、55〜65wt%及び73〜7
8wt%のいずれか1種類と、Al0.5〜5wt%及
びB0.04〜0.10wt%のいずれか一方又は両方
と、残部が実質的にNiとによって組成されている耐熱
耐食性Cr−Ni基合金によって構成されていると共に
、スパウト部材の外周に、隙間を介してスパウト外周部
材が設けられていることを特徴とするスメルトスパウト
。 - (3)スメルトが直接接触して流れるスパウト部材が、
Cr47〜54wt%、55〜65wt%及び73〜7
8wt%のいずれか1種類と、Al0.5〜5wt%及
びB0.04〜0.10wt%のいずれか一方又は両方
と、残部が実質的にNiとによって組成されている耐熱
耐食性Cr−Ni基合金によって構成されていると共に
、スパウト部材の外周に、スパウト部材側から、断熱耐
火材層及びアルミナ系セラミックス層のいずれか一方又
は両方を介して、スパウト外周部材が設けられているこ
とを特徴とするスメルトスパウト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814090A JPH064951B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | スメルトスパウト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814090A JPH064951B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | スメルトスパウト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03287890A true JPH03287890A (ja) | 1991-12-18 |
JPH064951B2 JPH064951B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=13934631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8814090A Expired - Fee Related JPH064951B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | スメルトスパウト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064951B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995026439A1 (en) * | 1994-03-25 | 1995-10-05 | Asea Brown Boveri Inc. | Smelt spout for a recovery furnace |
JP2009538411A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | ダイアモンド パワー インターナショナル、インコーポレイテッド | 燃焼装置の溶融物湯出し口を清掃する装置 |
JP2012130998A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スメルトスパウト及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP8814090A patent/JPH064951B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995026439A1 (en) * | 1994-03-25 | 1995-10-05 | Asea Brown Boveri Inc. | Smelt spout for a recovery furnace |
JP2009538411A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | ダイアモンド パワー インターナショナル、インコーポレイテッド | 燃焼装置の溶融物湯出し口を清掃する装置 |
JP2012130998A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スメルトスパウト及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064951B2 (ja) | 1994-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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