JPH03287457A - 旅客案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は列車などの旅客案内サービスを行う旅客案内
装置に関する。

（従来の技術） 従来の旅客案内装置は、上位コンピュータから列車の出
発情報を受信した際に、中央装置が各駅制御装置に対し
て送信するためのダイヤ情報を検索して列車案内情報を
見出たすルーチンは第５図に示すようなものであった。

すなわち、先ず始めに正常時のルーチンとしては、上位
コンピュータから送信された出発ダイヤデータを受信す
ると、そのデータが正常であるかどうか判別しくステッ
プＳｌ、Ｓ２）、正常であれば上位コンピュータからの
ダイヤデータと同しダイヤデータを中央装置内部に格納
しているダイヤ情報の中から検索する（ステップＳ３）
。次に、その検索したダイヤデータの次のダイヤデータ
を指すようにダイヤポインタをセットしくステップＳ４
）、検索したダイヤデータを該当の駅制御装置に対して
送信する（ステップＳ５）。

これに対して、上位コンピュータからのダイヤデータが
異常であれば（ステップＳ２）、この上位コンピュータ
からのダイヤデータを使用せず、中央装置内部で持って
いるダイヤポインタの指しているダイヤデータを検索す
る（ステップＳ６）。

次に、ダイヤポインタを＋１して、次のダイヤデータを
指すようにしておき（ステップＳ７）、検索したダイヤ
データを該当の駅制御装置に対して送信する（ステップ
３８）。

この様に、従来の旅客案内装置では、上位コンピュータ
のデータが異常になった場合の処理として、中央装置が
自分の内部に持っているダイヤポインタが指しているダ
イヤデータを検索してそのデータを無条件に駅制御装置
に対して送信するようにしていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この様な従来の旅客案内装置では、上位
コンピュータからの出発ダイヤデータが異常であった場
合に、中央装置側の内部に備えているダイヤ情報を検索
して、ダイヤポインタの指している次のダイヤデータを
無条件で送信するようにしていたため、次のような問題
点があった。

つまり、中央装置のダイヤ情報記憶手段には通常ダイヤ
データと共に試験列車用のダイヤデータも記憶されてお
り、ダイヤポインタの指しているダイヤデータを無条件
で検索して送信するようにすれば、この試験列車用デー
タを駅制御装置に送信してしまうことが起こり、旅客案
内には不必要な無用な列車の案内を行ってしまうことが
ある問題点があった。

この発明は、この様な従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、旅客案内に必要でない無用な列車案内を行うこと
のない旅客案内装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は上位コンピュータから列車の出発情報を受信
し、自分の記憶手段に格納されているダイヤ情報と比較
して一致した場合に前記上位コンピュータからの列車情
報を、一致がとれない場合には自分の記憶手段に格納さ
れているダイヤ情報から該当時刻の列車情報を各駅に設
置されている駅制御装置に列車案内情報を送信する中央
装置とを備えて成る旅客案内装置において、前記中央装
置に、前記上位コンピュータからの列車情報の異常を判
別した時に自分の記憶手段に格納されているダイヤ情報
から、該当時刻の通常列車に関する情報を選択して読出
し、前記駅制御装置に列車案内情報を送信する通常ダイ
ヤ比較手段を設けたものである。

（作用） この発明の旅客案内装置では、上位コンピュータから送
られてくる出発ダイヤデータが正常である場合には、中
央装置が備えている通常ダイヤ比較手段が記憶手段に格
納されているダイヤ情報の該当するダイヤデータを検索
し、一致がとれたダイヤデータを駅制御装置に送信し、
旅客案内を行う。しかしながら、上位コンピュータから
のダイヤデータに以上がある場合には、中央装置の記憶
手段か格納しているダイヤ情報のうちダイヤポインタの
指しているダイヤデータに対して通常ダ、イヤデータで
あるかどうか判断し、通常ダイヤデータである場合には
このダイヤデータを駅制御装置に送信し、通常ダイヤデ
ータでない場合にはダイヤポインタを通常ダイヤデータ
が見出だされるまでダイヤポインタを＋１ずつ進め、最
初に見出だされた通常ダイヤデータを駅制御装置に送信
するようにする。

この様にして、上位コンピュータからのダイヤデータが
異常である場合に、旅客の案内に必要な通常ダイヤデー
タのみを中央装置側でその記憶手段のダイヤ情報から選
び出して駅制御装置に送り出すことができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第１図はこの発明の一実施例を示しており、上位コンピ
ュータ１から送られてくる出発列車ダイヤデータを受信
する中央装置２は、通常ダイヤ比較装置３と、ダイヤ情
報記憶手段として列車ダイヤ情報を格納しているダイヤ
情報記憶部４およびあらかじめシステムの設計段階でセ
ットされる・通常ダイヤ判別のための条件情報を格納し
ている通常ダイヤ条件記憶部５とを備えている。そして
、この中央装置２は各駅の駅制御装置６，６．・・・に
ダイヤデータを送信するように接続されている。

次に、上記の構成の旅客案内装置の動作について説明す
る。

第２図は通常ダイヤ比較装置３の動作を説明する模式図
であり、上位コンピュータ１からの出発ダイヤデータが
異常であれば、通常ダイヤ比較装置３はダイヤ情報記憶
部４の中からダイヤポインタの指しているダイヤデータ
を検索し、検索したダイヤデータが通常ダイヤデータで
あるかどうかを通常ダイヤ条件記憶部５の通常ダイヤ条
件と対照させ、通常ダイヤ条件を満足させることができ
れば通常ダイヤとしてＯＫ倍信号出力し、通常ダイヤ条
件を満足させることができなければさらにダイヤポイン
タを＋１進めるためにＮＧ信号を出力する。

そして、ＮＧ信号が出力される時にはダイヤポインタを
＋１して次のダイヤデータを検索し、検索された次のダ
イヤデータに関して通常ダイヤデータであるかどうかを
判別し、以下、同様にして通常ダイヤデータを見出だす
まで上記の処理を繰り返す。

こうして最終的に通常ダイヤデータが見出だされると、
その見出だされたダイヤデータを中央装置２から各駅制
御装置６にダイヤデータとして送り出し、旅客案内に用
いることになる。

上記の動作をさらに詳しく、第３図に示すフローチャー
トに基づいて説明する。

中央装置２は、上位コンピュータ１からダイヤデータを
受信すると（ステップ５１１）、このダイヤデータが正
常かどうか判別する（ステップ５１２）。

そして正常データであれば、上位コンピュータ１から送
られてきたダイヤデータと同じダイヤデータを自分の内
部のダイヤ情報記憶部４から検索し、検索したダイヤデ
ータの次のダイヤデータにダイヤポインタをセットし、
該当する駅制御装置に対して検索したダイヤデータを送
信する（ステップ６１３〜５１５）。

これに対して、ステップ５１６において上位コンピュー
タ１から送られてきたダイヤデータが異常であれば、こ
の上位コンピュータ１から送られてきたダイヤデータを
使用せず、中央装置２のダイヤ情報記憶部４が記憶して
いるダイヤ情報からダイヤポインタの指しているダイヤ
データを検索しくステップ５１６）、次にダイヤポイン
タを＋１して次のダイヤデータを指すようにしておく（
ステップ５１７）。

そして、検索したダイヤデータを通常ダイヤかどうかチ
エツクしくステップ５１８）、通常ダイヤデータであれ
ば、そのダイヤデータを該当の駅制御装置に対して送信
する（ステップ８１９）。

しかしながら、検索したダイヤデータが通常ダイヤデー
タでなければ、もう−度ダイヤポインタが指している次
のダイヤデータを検索し、以下、同様にして通常のダイ
ヤデータが見出だされるまで検索処理を繰り返す（ステ
ップ５１６〜５１８）。

次に、上記ステップ３１８の通常ダイヤデータ比較処理
の詳しい動作を第４図のフローチャートに基づいて説明
すると、検索したダイヤデータを、中央装置２の通常ダ
イヤ条件記憶部５の持っている通常ダイヤ条件の１番か
ら順番に比較していき、比較した条件がすべて満たされ
る時に通常ダイヤデータであると判断し、ＯＫ倍信号出
力する（ステップＳ２１〜５２５）。しかしなから、通
常ダイヤ条件のいずれか１つを満たさないダイヤデータ
てあれば、通常ダイヤ条件は代り立たないものとし、Ｎ
Ｇ信号を出力して通常ダイヤ比較処理を終了する（ステ
ップ５２６）。

この様にして、上位コンピュータ１からのダイヤデータ
が異常てあれば、中央装置２側の備えているダイヤ情報
記憶部４のダイヤ情報から通常ダイヤ条件に合致するダ
イヤデータのみを検索し、これを駅制御装置６に送信す
るようにしているため、試験列車ダイヤ情報を駅制御装
置６に送信することにより旅客案内に無用なダイヤデー
タの送信を行うことを防止することができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、中央装置側に通常ダイ
ヤ条件比較手段を設け、上位コンピュータから送られて
くるダイヤデータが異常な場合には中央装置側の記憶手
段に格納されているダイヤ情報の中から旅客案内に必要
な通常ダイヤデータのみを検索してきて駅制御装置に送
信するようにしたので、従来のように旅客案内に無用な
試験列車ダイヤデータなどの無駄なダイヤデータの駅制
御装置への送信がなく、旅客自動案内を効果的に行うこ
とができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図は上
記実施例の動作説明図、第３図は上記実施例の動作を説
明するフローチャート、第４図は上記実施例の通常ダイ
ヤ条件比較処理の詳しい動作を説明するフローチャート
、第５図は従来例のフローチャートである。 １・・・上位コンピュータ　２・・中央装置３・・・通
常ダイヤ比較装置 ４・・・ダイヤ情報記憶部 ５・・・通常ダイヤ条件記憶部 ６・・・駅制御装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上位コンピュータから列車の出発情報を受信し、自分の
   記憶手段に格納されているダイヤ情報と比較して一致し
   た場合に前記上位コンピュータからの列車情報を、一致
   がとれない場合には自分の記憶手段に格納されているダ
   イヤ情報から該当時刻の列車情報を各駅に設置されてい
   る駅制御装置に列車案内情報を送信する中央装置とを備
   えて成る旅客案内装置において、 前記中央装置に、前記上位コンピュータからの列車情報
   の異常を判別した時に自分の記憶手段に格納されている
   ダイヤ情報から、該当時刻の通常列車に関する情報を選
   択して読出し、前記駅制御装置に列車案内情報を送信す
   る通常ダイヤ比較手段を設けて成る旅客案内装置。