JPH032862B2 - - Google Patents

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JPH032862B2
JPH032862B2 JP56008044A JP804481A JPH032862B2 JP H032862 B2 JPH032862 B2 JP H032862B2 JP 56008044 A JP56008044 A JP 56008044A JP 804481 A JP804481 A JP 804481A JP H032862 B2 JPH032862 B2 JP H032862B2
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gluconic acid
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Boozaado Danieru
Piroru Kuraude
Sutemaa Jakyuuzu
Uebaa Aburahamu
Esu Guranatetsuku Edomundo
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BURISUTORU MAIYAAZU SUKUIBU CO
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BURISUTORU MAIYAAZU SUKUIBU CO
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D219/00Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems
    • C07D219/04Heterocyclic compounds containing acridine or hydrogenated acridine ring systems with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system
    • C07D219/08Nitrogen atoms
    • C07D219/10Nitrogen atoms attached in position 9
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
アクリジン誘導体であるm−AMSA〔4′−(9
−アクリジニルアミノ)メタンスルホン−m−ア
ニシダイド〕はEurop.J.Cancer10:p539〜549
(1974)においてCainらによつて動物腫瘍系にお
ける顕著な抗腫瘍活性を有するものとして報告さ
れた。それ以来この化合物は非常に有望な初期結
果をもつとして臨床的評価をうけてきた。 m−AMSAのような抗腫瘍剤を人間の臨床用
に使用するとき、この抗腫瘍剤の溶解度が投与お
よび投薬の形体のルートを決定する制御因子にな
ることが多いことが認識されている。たとえば、
水溶性物質は一般に静脈内投与しうるが、水不溶
性物質は筋肉内投与および皮下投与のような非経
口投与に限られる。水溶性をもつ治療剤はまた人
間に投与する場合に経口投与および非静脈非経口
投与の薬剤調製を容易にする。このように、治療
剤が水溶性であるならばそれは決定的に有利なこ
とである。このことは、人体内の薬剤の治療に有
効な血中濃度の達成のために最も直接的なルート
は静脈内投与にあることを考えるとき特にそうで
ある。 m−AMSAの遊離塩基形は水中で非常に限ら
れた溶解度しか有していないので静脈内投与の薬
剤形体でこれを使用することができない。この溶
解度の問題を克服するために塩付加塩を製造する
試みがなされたが、報告されたモノ塩酸塩および
モノメタンスルホネート塩は臨床用には不十分な
水溶性であることを示している。臨床用に現在行
なわれている配合は使用直前に2種の滅菌液を合
体することからなつている。無水のN,N−ジメ
チルアセトアミドにとかしたm−AMSAの溶液
をアンプルに入れる。別のびんに稀釈剤として使
用する乳酸水溶液を入れる。両者を混合して、え
られたm−AMSA溶液を静脈投与形を与えるけ
れども数種の不利益をこうむる。投与形体のもの
を調整しこれを投与するに際しての自明の不利益
性に加えて、このものはビヒクルとしてジメチル
アセトアミドを含む、ジメチルアセトアミドは動
物中で数種の毒性を示すことが報告されており、
それ故医薬用ビヒクルとしては許容しえないか或
いは望ましくないものであるといえる。 それ故、本発明の目的は静脈投与しうる(もち
ろん他の投与形体も可能)そして製薬上のビヒク
ルとしてジメチルアセトアミドを含まずこれを必
要としない治療上許容しうる形体の安定な水溶性
m−ASMAも提供することにある。本発明のこ
の目的ならびに他の特徴および利点は以下の記述
から当業者にとつて容易に明らかなものになるで
あろう。 一つの観点において、本発明は滅菌水または滅
菌水性ビヒクルで再生するとき静脈内投与が可能
であり然もこの薬剤についての周知の静脈投与形
体に同伴する不利益をもたないm−AMSAの新
規な水溶性酸付加塩を提供するものである。 別の観点において、本発明はグルコン酸、グル
コノラクトンまたはその混合物からえらばれた有
機酸(またはその前駆体)1〜3モル当り約1モ
ルのm−AMSAモノグルコネート塩の混合物か
らなる水または水性ビヒクルにより安定なm−
ASMA溶液に再生するための安定な水溶性固体
組成物を提供するものである。 本発明はまた上記の塩および組成物の製造法を
も提供するもである。 第1図は臭化カリウム中でペレツトにしたm−
AMSAの結晶状グルコネート塩の赤外吸収スペ
クトルを示すものである。 第2図は臭化カリウム中でペレツトにした実施
例2の組成物の赤外吸収スペクトルを示すもので
ある。 m−AMSAの多くの通常の医薬的に許容しう
る酸付加塩は水にわづかしかとけず、それ故に人
間の患者に静脈投与するには適していない。これ
は塩酸塩およびメタンスルホネート塩について論
じた文献から明らかなことであり、また本発明者
がレプリネート塩、シトレート塩およびラクトビ
オネート塩のような塩について行なつた溶解度試
験からも明らかなことである。 m−AMSAの酸付加塩の溶解性を検討してい
るうちに、我々はm−AMSAの特殊な結晶状塩
が室温にて著るしく高い水溶性を有し許容しうる
静脈投与形体を提供することを予想外にも発見し
た。かくて、本発明により提供されるm−
AMSAの新規なモノグルコネート塩は室温にて
約25mg/mlの水溶性を示す。このグルコネート塩
はまた結晶状固体としてもその再生の際の水溶液
としても許容しうる安定性を有することが見出さ
れた。 m−AMSAの結晶状グルコネート塩の調整は
次の工程によつて行なわれる。 (1) グルコン酸(D−グルコン酸)、グルコノラ
クトン(D−グルコン酸δ−ラクトン)および
その混合物からなる群からえらばれた有機酸と
m−AMSAとからなり前者対後者の比が1:
1〜約4:1、好ましくは約2:1の不活性水
性極性有機溶媒中溶液を作り、そして (2) このようにして作つた溶液から所望のグルコ
ネートを結晶化させること。 m−AMSA塩基を可溶化するのに使用する不
活性極性有機溶媒は臨界的なものではなく、適当
な溶媒の例は当業者にとつて明らかであろう。好
ましい溶媒は極性アルコールおよびケトン、たと
えばメタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、アセトン、n−ブタノー
ル、2−ブタノン、n−ペンタノール、n−ヘキ
サノール、ジエチレングリコール、メチルイソブ
チルケトン、3−ペンタノンなどである。特に便
利な溶液はエタノールである。溶媒系は少量の水
(たとえば〜0.5%)を含むべきである。この水は
有機溶媒に加えることができるあるいはまた水性
グルコン酸またはグルコノラクトン溶液の形で供
給してもよい。後者が好ましい。 ここで使用するおよび特許請求の範囲で使用す
る「有機酸」なる用語はグルコン酸自体または水
溶液中で加水分解してグルコン酸を形成するその
前駆体をいう。グルコン酸は明確な結晶形でこれ
を作るのは困難であり市販のグルコン酸は50%水
溶液として供給される。他方、グルコノラクトン
は明確な結晶物質であり水溶液中で容易に加水分
解してグルコン酸を生成する。結晶状グルコノラ
クトンが入手しやすいため、グルコネート塩調整
の際のグルコン酸源としてグルコノラクトンを使
用するのが好ましい。グルコノラクトンは極性有
機溶媒の水溶液にこれを加えてグルコン酸を生成
させてもよく、あるいは水溶液の形で有機溶媒に
これを加えてもよい。 溶液調整の温度は臨界的ではなく、凍結点から
溶媒系の沸点までの範囲でありうる。最も有利に
は室温付近またはそれ以上の温度が使用される。
混合物が還流温度にもたらされるとき溶解度が最
大になることが見出された。 グルコン酸またはグルコノラクトンはm−
AMSA塩基1モル当り約1〜4、好ましくは約
1〜2モルのモル比でこれを用いることができ
る。然し良質の生成物はm−AMSAと有機酸と
を等モル量使用してえられる。 m−AMSAと有機酸との溶液を作つた後、結
晶化を行なう前にこれを過工程にかけるのが好
ましい。次いで標準的な結晶化技術を用いて所望
のグルコネート塩をうる。反応混合物にグルコネ
ート塩の種結晶を添加して結晶化を誘発および/
または増大させてもよい。回収後に結晶状塩を洗
滌(たとえばエタノールを用いて洗滌)し常法に
より乾燥する。再結晶(たとえばエタノールから
再結晶)を行なつて高度に純粋な形で製品をうる
こともできる。 別の観点において、本発明はグルコン酸、グル
コノラクトンおよびその混合物からなる群からえ
らばれた有機酸(またはその前駆体)1〜3モル
当り約1モルのm−AMSAモノグルコネート塩
の混合物からなる水または他の水性ビヒクルによ
り安定なm−AMSA溶液に再生するに適した安
定な水溶液固体組成物を提供するものである。 上述の組成物は乾燥製品または凍結乾燥製品の
いづれかの形体で使用しうるが、凍結乾燥混合物
であるのが好ましい。この組成物は滅菌水または
滅菌水性ビヒクルにより簡便且つ容易に再生して
すぐれた安定性を有する少なくとも5mg/mlのm
−AMSA真正溶液とすることができる。 この水溶性組成物の調整は通常の凍結乾燥法に
よつて簡便に行なうことができる。かくて、m−
AMSAと過剰のグルコン酸またはグルコン酸源
(即ち水中で加水分解してグルコン酸を生成する
有機酸)との水溶液を作り、次いでこの溶液を標
準の凍結乾燥法に付して所望の固体組成物をう
る。 グルコン酸(またはその等価物)はm−
AMSA塩基1モル当り約2〜4モル(最も好ま
しくは約2.5モル)のモル比で使用する。上述の
如く市販のグルコン酸は明確な結晶形で入手しえ
ないから、有機酸として結晶状グルコノラクトン
を使用するのが好ましい。グルコノラクトンは水
中で容易に加水分解してグルコン酸を生成する。
凍結乾燥中にグルコン酸は少なくとも部分的にグ
ルコノラクトンに転化する。それ故、凍結乾燥製
品はm−AMSAのモノグルコネート塩と約1〜
3モルの過剰のグルコン酸との混合物からなり然
も該グルコン酸が部分的にグルコン酸型で存在し
部分的にグルコノラクトン型で存在しているもの
である。 m−AMSAと有機酸との水溶液を作つた後に、
反応混合物を凍結乾燥する前に過するのが好ま
しい。凍結乾燥は通常の実験室用または工業用凍
結乾燥器中で行なうことができる。好ましい凍結
乾燥条件は次のとおりである。 予備凍結温度 −55℃ 凍結条件 −50℃で2時間 昇華温度 約4×10-2トールの圧力で−40℃
で約68時間(1トールは0℃で水銀柱1ミ
リを保つに必要な圧力) 乾燥条件 +30℃で約48時間 この固体組成物に関する態様としては次のよう
なものがあげられる。 1 グルコン酸、グルコノラクトンおよびその混
合物からなる群からえらばれた有機酸1〜3モ
ル当たり約1モルの4′−(9−アクリジニルア
ミノ)−メタンスルホン−m−アニシダイドグ
ルコネート塩の混合物からなる水または水性ビ
ヒクルにより安定な4′−(9−アクリジニルア
ミノ)−メタンスルホン−m−アニシダイド溶
液に再生するための安定な水溶性固体組成物。 2 有機酸1.5モル当たり約1モルの4′−(9−ア
クリジニルアミノ)−メタンスルホン−m−ア
ニシダイドグルコネート塩を有する上記1に記
載の組成物。 3 次の工程 (1) グルコン酸、グルコノラクトンおよびその混
合物からなる群からえらばれた有機酸と4′−
(9−アクリジニルアミノ)−メタンスルホン−
m−アニシダイドとからなり前者対後者の比が
約2:1〜約4:1の水溶液を作り、そして (2) このようにして作つた水溶液を凍結乾燥する
こと、により製造した水または水性ビヒクルに
より安定な4′−(9−アクリジニルアミノ)−メ
タンスルホン−m−アニシダイド溶液に再生す
るための安定な水溶性固体組成物。 4 4′−(9−アクリジニルアミノ)−メタンスル
ホン−m−アニシダイド1モル当たり約2.5モ
ルの有機酸を使用する上記3に記載の組成物。 5 有機酸がグルコノラクトンである上記3また
は4に記載の組成物。 6 溶液1当たり約5gの4′−(9−アクリジ
ニルアミノ)−メタンスルホン−m−アニシダ
イドと6.23gのグルコノラクトンとを反応させ
ることによつて工程(1)の水溶液を作る上記3に
記載の組成物。 7 次の工程 (1) グルコン酸、グルコノラクトンおよびその混
合物からなる群からえらばれた有機酸と4′−
(9−アクリジニルアミノ)−メタンスルホン−
m−アニシダイドとからなり前者対後者の比が
約2:1〜約4:1の水溶液を作り、そして (2) このように作つた水溶液を凍結乾燥するこ
と、 からなる水または水性ビヒクルにより安定な4′−
(9−アクリジニルアミノ)に再生するための安
定な水溶性固体組成物の製造方法。 8 有機酸がグルコノラクトンである上記7に記
載の方法。 9 有機酸:4−(9−アクリジニルアミノ)−メ
タンスルホン−m−アニシダイドのモル比が約
2.5:1である上記7に記載の方法。 10 工程(1)の水溶液を凍結乾燥する前に濾過する
上記7に記載の方法。 本発明によつて提供される結晶状グルコネート
塩および水溶性組成物は従来技術によるm−
AMSA形体と実質的に同一の抗腫瘍性を示す。
然しながら、その高い水溶解度のために、それら
はジメチルアセトアミドのような望ましくない製
薬上のビヒクルを含むことのない静脈投与用とし
て臨床薬剤の形体を作ることができる。その上、
この塩および組成物は滅菌水または滅菌水性ビヒ
クルによる再生用としての単一バイアルの乾燥ま
たは凍結乾燥製品を調製するために使用すること
ができる。グルコネート塩の再生用の好ましいビ
ヒクルはグルコン酸水溶液である。 本発明のm−AMSA塩および組成物は経口ま
たは非静脈非経口投与の形体をならびに好ましい
静脈注射用製品を作るのに使用しうる。この塩お
よび組成物は固体および水溶液のいづれの形体に
おいても許容しうる溶解度を有し、比較的少量の
非経口用溶液中に有効量のm−AMSAを投与す
るに足る十分な水溶解度を有する(かくして大量
の静脈注射が可能となる)。 哺乳動物の腫瘍の治療に際して、本発明の塩お
よび組成物を所定量(m−AMSA塩基の量を調
節して)経口的にまたは非経口的に然し好ましく
は非経口的に且つ文献に既に述べられている処方
に従つて投与することができる。 次の実施例は本発明を説明するためのものであ
つて、本発明を限定するものではない。 実施例 1 m−AMSAモノグルコネート塩の製造 デルタ−グルコノラクトン(0.89g:0.005モ
ル)を水0.5mlにとかす。m−AMSA塩基(1.95
g:0.005モル)およびエタノール(100ml)を加
え、混合物を短時間すなわち約5〜10分間還流さ
せる。えられた溶液を一夜放置すると結晶状物質
が溶液から分離する。生成物をエタノール100ml
から再結晶させて結晶状m−AMSAモノグルコ
ネート塩1.10gをえた。 グルコネート塩の性質 紫外吸収スペクトルで測定したm−AMSA含
量 62.6%(理論値66.6%) 紫外吸収スペクトルで測定したグルコン酸含量
36.9% 紫外吸収スペクトルで測定したグルコノラクト
ン含量 1.1% 水中溶解度 30mg/ml(50〜60℃),
25mg/ml(室温) 7.1μg/mlの濃度で水にとかしたとき、このグ
ルコネート塩は次の紫外吸収ピークを示す: 208nm(O.D.=0.527),247.5nm(O.D.=0.567),
263nm(O.D.=0.425)および412nm(O.D.=
10121)。 第1図は臭化カリウム中でベレツトに
したm−AMSAのグルコネート塩の赤外吸収ス
ペクトルを示すものである。 実施例 2
【表】 注射用水 十分量乃 十分量乃
至15ml 1
製造処方 (1) グルコノラクトン10%溶液の調整: グルコノラクトン10gを秤量。 かきまぜながら、注射用水80mlを含むガラス容
器中に秤量したグルコノラクトンを添加。完全な
溶液がえられるまでかきまぜる。 注射用水で十分量乃至100mlにする。 5分間かくはん。 室温で24時間放置後この溶液を使用。 (2) m−AMSA塩基5gを秤量。 (3) 注射用水600mlを含む適当なガラス容器中に、
かきまぜながら上記の10%グルコノラクトン溶
液25mlを添加。 (4) 強くかきまぜながら秤量したm−AMSA塩
基5gを徐々に添加。30分間かきまぜをつゞけ
る。 (5) かきまぜながら、反応混合物に10%グルコノ
ラクトン溶液20mlを添加。30分間かきまぜる。 (6) 10%グルコノラクトン溶液の残量(17.3ml)
を反応混合物に徐々に添加。完全な溶液がえら
れるまでかきまぜる。 (7) 注射用水で十分量乃至1にする。 (7) 窒素圧により溶液を0.22μフイルターに通す。 (9) 30〜38mlのフリントガラスバイアルに溶液を
みたす(バイアル毎に15mlの溶液)。レツドブ
チル凍結乾燥ストツパーを部分的に挿入。 (10) バイアルを次の条件で凍結乾燥: 予備凍結温度 −55℃ 凍結条件 −55℃で2時間 昇華条件 約4×10-2トールの圧力で−40℃
で約68時間 乾燥条件 +30℃で約48時間 (11) 真空または窒素雰囲気のもとでバイアルにス
トツパーをつめてシールする。 (12) 再生にはバイアル当り注射用水20mlを使用。 凍結乾燥組成物の性質 水20mlによる再生時間 4〜5分 溶液のPH 3.65 凍結乾燥製品の分析 全組成物0.172gについて、 m−AMSA 〜72mg 全グルコン酸 〜93mg(ポテンシヨメトリ
イ)そのうち40ftはδ.グルコノラクトン
(ガスクロマトグラフイ) 不純物は検知限界以下。
%H2O (K.F.)=0.8 再生製品の水性安定性は24時間において満足す
べきものであつた。効力の損失はかすかに認めら
れる程度であり、不純物は認められなかつた。 12.17μg/mlの濃度で水にとかしたとき、この
凍結乾燥組成物は次の紫外吸収ピークを示す:
209nm(O.D.=0.607),247.5nm(O.D.=0.607),
266nm(O.D.=0.534),413nm(O.D.=0.145)およ
び435nm(O.D.=0.143)。 第2図は臭化カリウム中でペレツトにした凍結
乾燥組成物の赤外吸収スペクトルを示すものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は臭化カリウム中でペレツトにしたm−
AMSA〔4′−(9−アクリジニルアミノ)−メタン
スルホン−m−アニシダイド〕の結晶状グルコネ
ート塩の赤外吸収スペクトルを示すものである。
第2図は臭化カリウム中でペレツトにした実施例
2の組成物の赤外吸収スペクトルを示すものであ
る。第1図および第2図において、横軸の上部は
波長(単位ミクロン)を示し、横軸の下部は波数
(単位cm-1)を示し、そして縦軸は透過率(%)
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4′−(9−アクリジニルアミノ)−メタンスル
    ホン−m−アニシダイドの結晶状グルコネート
    塩。 2 次の工程 (1) グルコン酸、グルコノラクトンおよびその混
    合物からなる群からえらばれた有機酸と4′−
    (9−アクリジニルアミノ)−メタンスルホン−
    m−アニシダイドとからなり前者対後者の比が
    約1:1〜約4:1の溶液を作り、そして (2) このようにして作つた溶液から所望のグルコ
    ネート塩を得ること、 からなる4′−(9−アクリジニルアミノ)−メタン
    スルホン−m−アニシダイドの結晶状グルコネー
    ト塩の製造方法。 3 使用する有機酸がグルコノラクトンである特
    許請求の範囲第2項記載の方法。 4 使用する有機酸がグルコン酸である特許請求
    の範囲第2項記載の方法。 5 4′−(9−アクリジニルアミノ)−メタンスル
    ホン−m−アニシダイド1モル当たり約1モルの
    有機酸を使用する特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 6 有機溶媒がエタノールである特許請求の範囲
    第2項記載の方法。 7 工程(1)を還流温度で行う特許請求の範囲第2
    項記載の方法。 8 工程(1)で作つた溶液を結晶化前に濾過する特
    許請求の範囲第2項記載の方法。
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