JPH0328378Y2 - - Google Patents

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JPH0328378Y2
JPH0328378Y2 JP10807785U JP10807785U JPH0328378Y2 JP H0328378 Y2 JPH0328378 Y2 JP H0328378Y2 JP 10807785 U JP10807785 U JP 10807785U JP 10807785 U JP10807785 U JP 10807785U JP H0328378 Y2 JPH0328378 Y2 JP H0328378Y2
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probe
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  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は超音波流速計の零調整用装置に関し、
特に、超音波流速計の零調整時に、超音波を送受
するプローブ間のビーム伝搬路を外部海水から遮
蔽する装置に関するものである。
(従来の技術) 超音波を利用して潮流の流速を測定する超音波
流速計は周知である。この種の超音波流速計はプ
ローブを配設した流速検出部と、プローブへの送
波指令およびプローブの受波信号の解析を行う信
号処理装置とを有している。
前記流速検出部は第4図に示され、海底に固定
された基枠1に主柱2および4本の補助柱3が植
設されており、前記主柱2から前後左右の四方の
向きにL字形状のプローブ保持アーム4a,4
b,4cおよび同4d(保持アーム4dは図示せ
ず)が突設され、各保持アーム4a,4b,4c
および同4dは前記補助柱3によつて支えられて
いる。各保持アーム4a,4b,4cおよび同4
dの上端部にはそれぞれ超音波を送受するプロー
ブ5a,5b,5cおよび同5d(プローブ5d
は図示せず)が固定されており、対向するプロー
ブ5aと同5bおよびプローブ5cと同5dはそ
れぞれ対をなしている。これらの各プローブ5
a,5b,5cおよび同5dは基枠1に固定され
たコネクタ17と配線材(図示せず)によつて接
続されている。一方、コネクタ17は地上あるい
は船上等に配置された前記信号処理装置とケーブ
ル接続され、信号処理装置の指令により各対のプ
ローブ間で交互に超音波の送受が行われるのであ
る。
そして、各対をなす一方側のプローブ5aおよ
び同5cから対応する他方側のプローブ5bおよ
び同5dへ伝搬する超音波の伝搬時間情報と、逆
に他方側のプローブ5bおよび同5dから一方側
のプローブ5aおよび同5cへ伝搬する超音波の
伝搬時間情報とに基づいて、信号処理装置により
所望の信号解析が行われ、この結果、潮流の流速
が求められるのである。
通常、この潮流の流速測定に際しては、測定の
正確を期すために、信号処理装置の零調整、すな
わち信号処理装置に使用されている電子回路の零
調整が行われている。この零調整は潮流の流れが
ない状態を流速0として流速検出の基準点を定め
るものである。
従来、この零調整にあつては、第4図に示すよ
うに、流速検出部の上半部をビニールカバー6で
覆い、このビニールカバー6の下部を紐7により
補助柱3に結束することで、ビニールカバー6の
内部と外部との海水の出入を阻止し、潮流の流れ
がない状態を作り出していた。そして、この状態
で対向するプローブごとに超音波の送受を行い、
その受波信号に基づいて信号処理装置における電
子回路の零点を定めていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のようにビニールカバー6
を用いて海水の静止状態を作り出す方式にあつて
は、潮流に押されて袋状のビニールカバー6が変
位するため、ビニールカバー6内の海水に移動が
生じてしまう。このため完全に海水の静止状態を
作り出すことができず、信号処理装置の零調整に
誤差が生じてしまうという問題があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、信号処理装置の
零調整時に、各プローブ間に完全な海水の静止状
態を作り出して、正確な零調整を行うことができ
る超音波流速計の零調整用装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために次のよう
に構成されている。すなわち本考案は、保持部材
に対向配設されたプローブ間の超音波伝搬通路を
外部と遮蔽するパイプ枠と、このパイプ枠のパイ
プ端部に設けられたプローブへの装着部と、この
装着部にパツキン部材を介して前記パイプ枠とプ
ローブとを気密かつ着脱自在に締結する締結具と
を有し、前記パイプ枠の端部内面にはプローブと
の近接位置に該プローブからの送波ビームの進行
方向に開拡するテーパ状の中空反射板が設けられ
ている超音波流速計の零調整用装置である。
(作用) 上記構成からなる本考案において、信号処理装
置の零調整を行う場合には、ダイバーがパイプ枠
と締結具とを持つて海底のプローブ設置場所、す
なわち流速検出部の設置場所まで潜り、各プロー
ブにパイプ枠に設けた装着部を嵌め込みパツキン
部材を介してプローブとパイプ枠とを締結具によ
つて気密に締結する。この結果、保持部材に対向
配設されたプローブ間の超音波伝搬通路は外部と
完全に遮蔽され、外部とパイプ枠内との海水の出
入は確実に阻止される。この海水の静止環境のも
とで、各対のプローブ間で交互に送波ビームの送
波が行われ、この送波ビームの受信信号に基づい
て信号処理装置の零調整が行われるのである。
なお、この零調整において、パイプ枠内には中
空反射板が設けられているので、プローブ間での
送波ビームのやりとりに際し、一方のプローブか
らの送波ビームのうち、他方のプローブの受波部
から外れたビームは、中空反射板によつてパイプ
枠の内壁面に向けて反射される。
したがつて、この反射ビームはパイプ枠の内壁
面間で反射を繰り返すうちに減衰消滅し、有害な
反射ビームのプローブへの入射が阻止される。こ
の有害な反射ビームの阻止と前記静水環境の作り
出しによつて正確な零調整を行うことができるも
のである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、本実施例の説明において従来例と同一
部材には同一符号を付してその説明を省略する。
第1図aおよび同図bには本考案の一実施例を
示す正面図および平面図が、第2図には本実施例
装置の内部構成が、そして第3図には本実施例装
置の使用状態図がそれぞれ示されている。第1図
において、塩化ビニル製の四角形の箱体8の前後
左右の各対向面にはパイプ取付孔が形成されてお
り、このパイプ取付孔に塩化ビニル製のパイプ9
a,9b,9cおよび同9dが嵌め込みあるいは
熱溶着等により気密に固定されてパイプ枠16が
形成されている。なお、この場合、明らかなよう
に、パイプ9aと同9bとの共通軸線とパイプ9
cと同9dとの共通軸線とは直交するようになつ
ている。
前記各パイプ9a,9b,9cおよび同9dの
先端面には中心孔を有する端面壁10が気密に固
定されており、この端面壁10には次のように装
着部18が形成されている。すなわち、この端面
壁10の中心孔の上半部からは半割状の受板11
が外方に突設されており、この受板11の内面に
はパツキン部材12aが貼り合わされている。一
方、端面壁10の中心孔の下半部には蝶番19等
により開閉自在に半割り状の押え板13が設けら
れており、この押え板13の内面にもパツキン部
材12bが貼り合わされている。なお、この場
合、パツキン部材12bの端部を端面壁10に固
定してパツキン部材12bで蝶番を兼用してもよ
い。ところで、信号処理装置の零調整時にはパイ
プ枠16は各プローブ5a,5b,5cおよび同
5dに固定される。この固定は各受板11を対応
するプローブ5a,5b,5cおよび同5dの上
側に当てがい、さらに押え板13をプローブ5
a,5b,5cおよび同5dの下側に当てがつ
て、プローブ5a,5b,5cおよび同5dを受
板11と押え板13によりパツキン12aおよび
同12bを介して挟み込む。そして、第3図に示
すように、受板11と押え板13に掛けた締結
具、本実施例においてはステンバンド14を締め
付け、パイプ枠16を各プローブ5a,5b,5
cおよび同5dに気密に装着するものである。
このパイプ枠16の装着によつて、パイプ枠1
6内、すなわち送波ビームの伝搬通路は外部環境
と遮蔽され、パイプ枠16内に海水の静止状態が
作り出される。この海水の静止環境のもとで所要
の零点調整作業、すなわち、対向するプローブご
とに超音波ビームを交互に送波することにより目
的とする零点調整が行われる。この場合、各対の
プローブのうちの一方側、例えばプローブ5a側
から送波された送波ビームは相手側のプローブ5
bに受波されるが、相手側のプローブ5bから外
れた送波ビームは端面壁10等に当つて反射し、
その反射ビームがプローブ5aに入射したり、あ
るいはその反射ビームがさらに反対側の端面壁に
当つて再反射し、この再反射ビームがプローブ5
bに入射する等の弊害が生じる。
このような弊害を確実に阻止するために、本実
施例では第2図に示すように、各パイプ9a,9
b,9cおよび同9dの端部に中空反射板15が
設けられている。この中空反射板15は中心孔の
端縁部から送波ビームの進行方向に開拡するテー
パ状の反射面15aが形成されており、この反射
面15aのテーパ角度はほぼ45゜に設計されてい
る。したがつて、本実施例において、零調整時に
各対の一方のプローブ、例えば第2図に示すよう
にプローブ5bから発せられた送波ビームのうち
相手側のプローブ5aから外れた送波ビームは中
空反射板15に当つてパイプ9aの内面に向けて
反射する。そして、この反射ビームはパイプ9a
を含むパイプ枠16の内面壁間で反射を繰り返
し、最終的にパイプ枠16内で減衰消滅する。
このように、中空反射板15からの有害な反射
ビームはプローブ5aおよび同5bに受波される
ことがないので、この有害な反射ビームの影響を
受けることなく正確な零調整を達成することがで
きるのである。以上の零調整はプローブ5aと同
5bとの対について説明したが他のプローブ5c
と同5dとの対についても同様である。なお、以
上の零調整完了後にはパイプ枠16は各プローブ
5a,5b,5cおよび同5dから取り外され所
期の潮流の流速測定が行われるのである。
(変形例) 上記実施例では押え板13を蝶番19等により
端面壁10に固定した例を示したが、必ずしもこ
の構成に限定されることはなく、例えば、パツキ
ン部材12bのみを端面壁に固定し、押え板13
はパイプ枠16と分離して別個独立の部材として
もよい。また、上記実施例では、パツキン部材1
2aおよび同12bを半割り状にして受板11お
よび押え板13に貼り合わせた例を示したが、こ
のパツキン部材をチユーブ状に形成し、このチユ
ーブ状のパツキン部材をプローブ5a,5b,5
cおよび同5dの外側に嵌め込み、このパツキン
部材が嵌められたプローブ5a,5b,5cおよ
び同5dを受板11と押え板13により挟んでス
テンバンド14により締結するように構成するこ
とも可能である。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成されているの
で、信号処理装置の零調整を、海水の移動が全く
ない静水環境のもとで行うことができ、その上に
零調整時における不用な反射波のプローブへの入
射を中空反射板によつて阻止できる結果、極めて
正確な零調整を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例を示す正面図、第
1図bは第1図aの平面図、第2図は本実施例装
置の一部断面を示す構成図、第3図は本実施例装
置の使用状態図、第4図は従来例の構成を示す正
面図である。 1……基枠、2……主柱、3……補助柱、4
a,4b,4c,4d……保持部材、5a,5
b,5c,5d……プローブ、6……ビニールカ
バー、7……紐、8……箱体、9a,9b,9
c,9d……パイプ、10……端面壁、11……
受板、12a,12b……パツキン部材、13…
…押え板、14……ステンバンド、15……中空
反射板、15a……反射面、16……パイプ枠、
17……コネクタ、18……装着部、19……蝶
番。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持部材に対向配設されたプローブ間の超音波
    伝搬通路を外部と遮蔽するパイプ枠と、このパイ
    プ枠のパイプ端部に設けられたプローブへの装着
    部と、この装着部にパツキン部材を介して前記パ
    イプ枠とプローブとを気密かつ着脱自在に締結す
    る締結具とを有し、前記パイプ枠のパイプ端部内
    面にはプローブとの近接位置に該プローブからの
    送波ビームの進行方向に開拡するテーパ状の中空
    反射板が設けられていることを特徴とする超音波
    流速計の零調整用装置。
JP10807785U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH0328378Y2 (ja)

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JP10807785U JPH0328378Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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