JPH0328374Y2 - - Google Patents

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JPH0328374Y2
JPH0328374Y2 JP4571286U JP4571286U JPH0328374Y2 JP H0328374 Y2 JPH0328374 Y2 JP H0328374Y2 JP 4571286 U JP4571286 U JP 4571286U JP 4571286 U JP4571286 U JP 4571286U JP H0328374 Y2 JPH0328374 Y2 JP H0328374Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は鋼板又は鋼片の表面又は裏面より探
傷する超音波探傷装置で、被探傷材表面と探触子
間の距離変動に、欠陥を検出するためのゲートを
追従させようとする超音波探傷装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来の鋼板又は鋼片を探傷する超音波探傷装置
は、例えば、非破壊検査第29巻、第10号P731〜
P737「デイジタル超音波探傷器」に示されたもの
であり、鋼板又は鋼片を探傷する際、鋼板の表面
と探傷子の距離変動に欠陥を検出するためのゲー
ト追従させることは有効である。
第4図は、例えば従来の鋼板をその表面より探
傷する超音波探傷装置の図であり、図において、
1は被探傷材である鋼板、2は前記鋼板を搬送す
るローラで、鋼板はこのローラによつて矢印3の
方向へ搬送される。4は探傷装置の機構部で5は
この機構部に取り付けられた探触子保持機構、6
は上記探触子保持機構に取り付けられた分割型探
触子、7は接触媒質、8は前記探触子より鋼板内
へ入射された超音波、9は前記探触子より出てい
る接続ケーブル、10は前記接続ケーブルを通し
て前記探触子へ送信信号を送り又、前記探触子か
らの電気信号を受信する送受信回路、 12は前記探触子にて受信された超音波エコー
のうち被探傷材の表面にて反射された表面エコー
(以降Sエコーという)の測定のために設定され
るゲート(以降Sゲートという)を発生するSゲ
ート発生回路、 13は前記Sゲートの立ち上がりからSエコー
のピーク点までの路程(以降Sエコービーム路程
という)を測定するSエコービーム路程測定回
路、 14は、前記Sエコービーム路程の立ち下がり
から、欠陥を検出するために設定されるゲート
(以降Fゲートという)の立ち上がりを決定する
ためのゲート(以降Fゲートスタートという)を
発生するFゲートスタート発生回路、 15は、前記Fゲートスタートの立ち下がりよ
り設定されるFゲートの発生回路、 16は、前記送受信回路により受信された、探
触子からの電気信号のうち、前記Fゲート内のエ
コーを、欠陥エコーとしてあらかじめ設定されて
いる判定レベルにて判定する欠陥判定回路、 17は、前記判定回路にて判定された、判定結
果を表示する表示回路、 11は、前記送受信回路及び、Sゲート発生回
路に送信する同期信号を発生する同期信号発生回
路である。
第5図は、前記従来装置により、鋼板を探傷し
た際に送信信号、各ゲート信号、及び、超音波エ
コーを表わした図である。
30は、送信信号、 31は、分割型探触子の遅延材と、接触媒質の
境界より反射され送信側振動子にて受信されるエ
コー(以降BKエコーという)、 32は、分割型探触子の接触媒質と鋼板表面と
の境界より反射され、送信側振動子にて受信され
るエコー(以降Sエコーという)、 33は、鋼板内の欠陥より反射され受信側振動
子で受信されたエコー(以降Fエコーという)、 34は、鋼板底面にて反射され、受信側振動子
により受信されたエコー(以降Bエコーという)、 40は、前記Sエコーを測定するために設定さ
れたSゲート。
41は、Sエコーのビーム路程、42はFゲー
トスタート、43はFゲートである。
第6図は、前記従来装置で鋼板を探傷した場合
の図で、Sエコーが、BKエコーより小さくなつ
た場合の送信信号、各ゲート、超音波エコーを表
わした図で、30は送信信号、31はBKエコ
ー、32はSエコー、33はFエコー、34はB
エコー、40はSゲート、41はSエコーのビー
ム路程、42はFゲートスタート、43はFゲー
トである。
第7図は前記従来装置により鋼板を探傷した場
合で、SゲートをBKエコー直後より設定した場
合の送信信号、各ゲート、超音波エコーを表わし
た図である。
30は、送信信号、31はBKエコー、32は
Sエコー、33はFエコー、34はBエコー、4
0はSゲート、41はSエコーのビーム路程、4
2はFゲートスタート、43はFゲートである。
第8図は、前記従来装置により鋼板を探触した
場合でSゲートをBKエコー直後に設定して探傷
し、探触子の遅延材の摩耗により、BKエコーが
送信信号の方へ近づいた場合の、送信信号、ゲー
ト、超音波エコーを表わした図である。
30は送信信号、31はBKエコー、32はS
エコー、33はFエコー、34はBエコー、40
はSゲートである。
従来の超音波探傷装置は、上記のように構成さ
れ、鋼板1の表面に探触子保持機構5に保持され
た探触子6が接触媒質7を介して接している。
同期信号発生回路11からの同期信号に同期し
て送受信回路10から送信パルスを発生させ、こ
れにより探触子6から超音波8が被探傷材内へ送
信される。そして探触子6の遅延材の表面、被探
傷材の表面、及び被探傷材の底面で反射された超
音波が、探触子6に受信され電気信号となつて、
第5図に示すような信号(以降エコーという)が
送受信回路に受信される。受信されたエコーのう
ち、第5図のFゲート43内のエコーが第4図の
欠陥判定回路16で判定され表示される。被探傷
材1が、搬送され上記動作が繰り返し行なわれる
が、鋼板の曲り、振動などで探触子6と鋼板1の
距離(以降ギヤツプという)が変動し、これに伴
ない、第5図のSエコー32、Fエコー33、B
エコー34の位置が変動し、Fゲート43の位置
が固定されていると、Fエコー33がFゲート4
3からはずれる場合もあり、結果として有害欠陥
の見逃しという問題になる。このため従来の装置
は第5図に示すような方法で上記問題を解決しよ
うとしていた。
Sエコー32の位置測定を行うために、Sゲー
ト40を設定し、Sゲート40の立ち上がりから
Sエコー32のピーク点までのビーム路程41を
測定する。ビーム路程41の終点からFゲート4
3の立ち上がりの位置を決めるためのFゲートス
タート42を設定し、その終点よりFゲート43
を設定する。上記方法によれば、前記ギヤツプ変
動によつてSエコー32位置が変動しても追従し
てSエコービーム路程41が変動し、追従してF
ゲートスタート42の立ち上がりの位置が変化す
るので結果的にFゲート43の位置が、Sエコー
32位置に追従し、有害欠陥の見逃しという問題
は発生しない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
鋼板を探傷する際鋼板の曲がり、搬送による振
動等で鋼板と探触子間の距離や平行度が変化し、
第6図に示すように、Sエコー32が小さくなる
場合がある。BKエコー31は、探触子遅延材の
表面より反射されるものであるから、鋼板との距
離及び平行度の影響を受けず、常に一定のレベル
がある。上記のような場合、Sゲート40内のピ
ークエコーのビーム路程41は、BKエコー31
のビーム路程となつてしまい、Fゲートスタート
42が送信パルス30の方向へ近づき、Fゲート
43も送信パルス30の方向へ近づくため、Fエ
コー33からFゲート43がはずれてしまい、有
害欠陥の見逃しという問題があつた。
従来装置では、上記問題を解決するために、第
7図に示すように、Sゲート40をBKエコー3
1直後の位置から設定してSエコービーム路程4
1を測定するような試みがなされた。この場合
は、Sエコー32が小さくなつても、Sゲート4
0にBKエコー31がないため、正しくSエコー
32のビーム路程41を測定することができる。
しかし、BKエコーの位置は、装置を使用するこ
とにより、探触子の遅延材が摩耗し、これに伴つ
て送信パルスの方向へ移動し、同時にSエコーも
前記同一方向へ移動するため、第8図に示すよう
に、Sエコー32がSゲート40からはずれてし
まい、正しいビーム路程の測定が不可能となり結
果としてFゲートの設定が不可能となる問題があ
つた。
上記の場合には、SゲートをBKエコー直後よ
り再設定する必要があつた。又、複数の探触子を
同時に使用する超音波探傷装置においては、全て
の探触子において、上記のように、Sゲートを
BKエコー直後から設定し、維持し、管理するこ
とは、非常に繁雑な作業となる問題があつた。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、長期的に安定にしかも複数の探触
子を使用した超音波探傷装置においても、BKエ
コー直後から、Sゲートを設定し正しくSエコー
のビーム路程を測定することによりFゲートを追
従させる超音波探傷装置を、提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかわる超音波探傷装置は、BKエ
コーのビーム路程を測定する回路を設け、この
BKエコーのビーム路程により、Sゲートの立ち
上がりを決定する回路を設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、BKエコーの位置を検出
し、そのビーム路程を測定するため、Sゲートの
立ち上がりをこのBKエコーのビーム路程の直後
に設定することができる。BKエコーの位置が、
探触子の遅延材の摩耗によつて変化しても、これ
に対応して、BKエコーのビーム路程が変化する
ので、安定にSゲートの立ち上がりを、BKエコ
ーの直後にすることができる。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例を示すものであ
り、1から17は、上記従来装置と全く同一のも
のである。20は、BKエコーのビーム路程を測
定するためのBKゲート。21は、BKエコービ
ーム路程測定回路。22は、BKエコーのビーム
路程からSゲートの立ち上がりまでの時間を決定
するSゲートスタートである。
第2図は、この考案による装置の送信信号及び
各ゲート超音波エコーの図であり、30から34
及び40から43は従来装置の場合と全く同一で
ある。
50は、BKエコーのビーム路程を測定するた
めのBKゲート、51はBKエコーのビーム路程、
52は、BKエコーのビーム路程からSゲートの
立ち上がりの時間を決定するSゲートスタート、
60は、BKエコーのビーム路程を測定するため
のしきい値である。
第3図は、探触子の遅延材が摩耗した場合の、
この考案による装置の送信信号及び各ゲート及び
各ゲート及び超音波エコーの図であり、30から
34及び40から43及び、50から52及び6
0は、上記第2図と全く同一である。
〔動作〕
上記のように構成された超音波探傷装置におい
ては、第1図に示すように、BKエコーのビーム
路程を測定するために、BKゲート発生回路20
によりBKゲートを設定し、BKエコービーム路
程測定回路21にて、BKエコーのビーム路程を
測定する。前記、BKエコーのビーム路程の立ち
下がりより、Sゲートの立ち上がりを決定するS
ゲートスタートを、Sゲートスタート発生回路2
2により設定する。以降の動作は、従来装置と同
様である。
ゲートと超音波エコーとの関係は、第2図に示
すようにBKゲート50を設定し、エコーの高さ
方向に、しきい値60を設定し、BKゲート50
内のエコーで、しきい値を最初に越える点を、
BKエコーのビーム路程51とする。送信信号3
0とBKエコー31の間に、他のエコーはなく、
BKエコー31は常に現われているから、しきい
値をあらかじめ定めておけば、BKエコーのビー
ム路程51は安定に測定することができる。
前記BKエコービーム路程51の立ち下がりか
ら、Sゲートスタート52を設定し、このSゲー
トスタート52の立ち下がりよりSゲート40を
設定する。
上記のように、Sゲートは、BKエコーの直後
に設定される。
次に第3図に示すように、BKエコーが、送信
信号の方向へ近づいた場合、BKエコービーム路
程51が、測定されるため、Sゲートスタート5
2、及び、Sゲート40が、BKエコーと同様
に、送信信号の方向へ近づくそのため、Sエコー
のビーム路程41が正しく測定されこれに対応し
て、Fゲートスタート42及びFゲート43が設
定されるため、有害欠陥の見逃しという問題は発
生しない。
上記説明では、鋼板を超音波探傷する場合につ
いて述べたが、鋼片を分割型探触子を用いて、探
触子と、鋼片の間にギヤツプを設けて探傷する場
合にもこの方法を適用できる。
〔考案の成果〕
この考案は以上説明した通り、BKエコーのビ
ーム路程を測定することにより、長期的に安定し
て、SゲートをBKエコー直後から設定でき、S
エコービーム路程を正しく測定できるので探触子
と被探傷材の距離変動にFゲートを正しく追従さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す図、第2図
及び第3図は、この考案による超音波探傷装置の
送信信号、各ゲート及び超音波エコーを示す図、
第4図は、従来の超音波探傷装置を示す図、第5
図、第6図、第7図、及び第8図は、従来装置の
送信信号、各ゲート及び超音波エコーを示す図で
あり、図において、1は被探傷材である鋼板、2
は搬送ローラ、3は鋼板の搬送方向、4は機構
部、5は探触子保持機構、6は分割型探触子、7
は接触媒質、8は鋼板に入射された超音波、9は
ケーブル、10は送受信回路、11は同期信号発
生回路、12はSゲート発生回路、13はSエコ
ービーム路程測定回路、14はFゲートスタート
発生回路、15はFゲート発生回路、16は欠陥
エコー判定回路、17は表示回路、20はBKゲ
ート発生回路、21はBKエコービーム路程測定
回路、22はSゲートスタート発生回路、30は
送信信号、31はBKエコー、32はSエコー、
33はFエコー、34は底面エコー、40はSゲ
ート、41はSエコービーム路程、42はFゲー
トスタート、43はFゲート、50はBKゲー
ト、51はBKエコービーム路程、52はSゲー
トスタート、60はしきい値である。 なお、図中同一符号は、同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被探傷材である鋼板又は鋼片に周期的に超音波
    を入射し、被探傷材の表面又は裏面より探傷する
    探傷装置において、同期信号を発生する同期信号
    発生回路と、上記回路から生じる同期信号に同期
    して送信する送信回路と、この送信信号を超音波
    信号に変換しそれを接触媒質を介して、被探傷材
    の表面より入射する分割型探触子と、被探傷材内
    部より反射された超音波信号が上記探触子により
    電気信号に変換されこれを受信する受信回路と、
    上記探触子からの信号のうち被探傷材の表面にて
    反射されたエコーの位置を検出し、測定する回路
    と、この位置に追従して欠陥検出用のゲートを発
    生させる回路と、上記被探傷材の表面にて反射さ
    れるエコーの位置を測定するゲートの始点を、上
    記探触子の遅延材と接触媒質との境界からの反射
    エコーの位置に追従させる回路とを設けたことを
    特徴とする超音波探傷装置。
JP4571286U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0328374Y2 (ja)

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JP4571286U JPH0328374Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62156877U JPS62156877U (ja) 1987-10-05
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