JPH03282045A

JPH03282045A - 立形粉砕機用遊星減速機

Info

Publication number: JPH03282045A
Application number: JP7691490A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Shimauchi; 島内　義典
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-03-28
Filing date: 1990-03-28
Publication date: 1991-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は火力発電所及び産業用に使用される石炭、セメ
ント等の粉砕用立形粉砕機の駆動用に使用される遊星歯
車減速機の構造に関する。

〔従来の技術〕

従来の立形粉砕機用遊星歯車減速機はＲＥＮＫ社のカタ
ログに示すように減速機の高さ寸法を最小限におさえる
ような構造とし、粉砕機の高さが高くなることを防いで
いた。しかし、この場合、油タンクは別置きのものが必
要であった。

第２図にこれと同じ構造のものを示す。

別の従来例は第３図に示す構造である。この場合は油タ
ンクをケース兼用とするため、減速機の高さが高くなっ
てしまっている。このように、高さの高くなる構造は特
に大形の粉砕機では振動増加等の問題があり、好ましく
ない構造であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、立形粉砕機用減速機として要求され
る二点、すなわち、高さ寸法を低くすることと油タンク
兼用のケースとすることを両立することができなかった
。なぜならば、立形粉砕機用傘／遊星歯車載速機では、
ハウジング外壁はスラスト軸受を支える円筒形状とし、
粉砕機のスラス１へを支えるため高い剛性を持つ必要か
あり、スラスト軸受の大きさによりハウジングの円筒外
壁寸法が制限されてしまうため外壁寸法を大きくするこ
とができなかった。

本発明の目的は、スラスト荷重を支える円筒外壁を持ち
ながら、高さを高くせずに油タンクとして使用するケー
シング下部の容量を増加することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、ケース外壁を二重とし、内
側の壁は従来どおりスラスト荷重を支えられるものとし
、外側の壁はオイルタンク外壁とする。

〔作用〕

ケーシング外側の二重壁のうち、内側の壁は円筒形とし
、従来どおりスラスト荷重を支えるに十分な剛性を持つ
ものとする。

外側の壁は油タンクの外壁の役割を持ち、強度は不要で
ある。

内壁には貫通孔を設け、内壁内部と二重壁の間のスペー
スが油タンクとして使用できる。

本構造によれば、高さを高くするかわりに、タンクの幅
寸法を大きくしているが、二重壁としているためスラス
ト支持の強度壁を大きくしておらず、スラスト荷重支持
の剛性を下げることなく。

また、外形寸法も、特に、大きくなることなくタンク容
量の増大が図れる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第３図により説明する。減速
機は粉砕機の下部に組込まれ、テーブルカップリング８
は粉砕機側に結合される。

入力軸１２はカップリングを介してモータから駆動され
、入力軸と一体となったベベルピニオンからベベルギヤ
１６をもつ室軸のベベルギヤ軸１８へと回転を伝え、ギ
ヤカップリング２１を介して遊星ギヤシステムの太陽ギ
ヤ４．遊星ギヤ５、インターナルギヤ１０へ回転を伝え
る。インターナルギヤ１０はケーシング１５へ固定され
ており、キャリア軸３からテーブルカップリング８へと
回転数が伝えられ、粉砕機を駆動する。

一方、粉砕機のスラスト荷重はテーブルカップリング８
からスラストベアリング１、そしてこれを支えるハウジ
ング壁２２へと伝えられ、基礎へ伝わる。

ハウジング下部の油タンク油面は、ベベルギヤ１６の下
となるが、スラスト荷重支持壁２２には貫通孔が設けて
あり、二重ハウジングの外壁２３の内側はタンクとして
使用できるため、第３図に示す従来例のように、高さを
高くすることなく第２図のタンク別置形と同じ外形寸法
で、同じタンク油量を確保することができる。

更に、二重構造壁により、歯車の騒音低減の効果も大き
い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ケーシングの剛性を低下させることな
く、減速機の高さを高くすることなく、ケーシング内に
十分な油タンク容量を確保することができ、別置油タン
クが不要となる。

また、二重ケーシングのため、歯車騒音の低減効果も大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の減速機の縦断面図、第２図
は従来例の一つであり、減速機の高さを極力低くするた
め、ケーシング内では十分なタンク油量がとれず、別置
オイルタンクを持っている例の断面図、第３図は他の従
来例であり、ケーシング内に十分なタンク油量をとるた
めに第２図の例に比較してかなり高さを高くした例の断
面図である。１・・・スラストベアリング、２・・・ラジアルベアリ
ング、３・・・キャリア軸、４・・・太陽ギヤ、５・・
・遊星ギヤ、６・・・プラネットピン、７・・・遊星ギ
ヤベアリング、８・・・テーブル・カップリング、９・
・・スラストベアリングハウジング、１ｏ・・・インタ
ーナルギヤ、１１・・・入力軸カートリッジ、１２・・
・入力軸、１３゜１４．１７．１９・・・ベアリング、
１５・・・ハウジング、１６・・・ベベルギヤ、１８・
・・ベベルギヤ軸、２０・・・ベアリング・ハウジング
、２１・・・ギヤカップリング、２２・・・ハウジング
壁、２３・・・ハウジン某２ｍ

Claims

【特許請求の範囲】

１、立形粉砕機のスラスト荷重を支持するスラスト軸受
を上部に設けた減速機ハウジングにおいて、外壁を一重
とし、内側の壁はスラスト荷重支持用、外側の壁は油タ
ンク外壁としたことを特徴とする立形粉砕機用遊星減速
機。