JPH03281986A - 高圧装置 - Google Patents

高圧装置

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JPH03281986A
JPH03281986A JP2138256A JP13825690A JPH03281986A JP H03281986 A JPH03281986 A JP H03281986A JP 2138256 A JP2138256 A JP 2138256A JP 13825690 A JP13825690 A JP 13825690A JP H03281986 A JPH03281986 A JP H03281986A
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JP
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fluid
pressure
piston
cylinder
cylinders
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JP2138256A
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English (en)
Inventor
Karl Eickmann
カール・アイクマン
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Individual
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/02Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
    • F04B43/06Pumps having fluid drive
    • F04B43/067Pumps having fluid drive the fluid being actuated directly by a piston
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/08Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having tubular flexible members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、5000ps iを超え60,000psi
におよぶような高圧の流体流を発生させる或いは吐出す
ることの可能な例えば高圧ポンプ等の高圧装置に関する
〔従来の技術〕
噴水流切断及びその他の高圧流体利用技術において、比
較的に大直径のピストンを油圧により駆動し、このピス
トンにより比較的に小直径の高圧発生ピストンを駆動す
る構成のいわゆる「軸ブースター」により高圧を得るこ
とが広く行われている。高圧(発生)ピストンを水に作
用させてそれを装置外に吐出するようになっている。こ
のピストンの密封(シール)構成に困難性があり、また
高度の摩擦に起因する大きな効率損失(ロス)が生じる
という問題がある。
複数のピストンを順次周期的に作動させる構成の高圧水
ポンプ装置に関し、本発明者(兼本願出願人)は過去数
年間に多数のアメリカ合衆国特許を得ている。しかし、
それらの特許ポンプ装置は、製造するのに高価で、また
それらには流体流に均一性につきまだ若干の問題が残っ
ている。更に、それらは、駆動電動モーターとポンプ装
置との間に比較的に大がかり(ヘビー)な減速装置を設
けねばならないという問題も有している。
従って、従来の高圧装置は更に改良する必要があり、本
発明によれば求められる改良点の少なくも一部を達成す
ることが出来る。
約4,000気圧におよぶ高圧を発生させるための高圧
装置は、上記のようにブースターであって、これは作動
油により直径が比較的に大きなピストンを駆動し、この
ピストン(駆動ピストン)により直径が比較的に小さな
ピストン(高圧ピストン)を駆動して水を高圧で吐出す
るようになっている。高圧水ポンプ装置の高圧ピストン
の密封構成が困難で、密封(シール)の耐用時間が比較
的に短い。更に、ブースター(高圧装置)の作動周期毎
にそれが水を送らない或いは吐出しない不作動時がどう
しても現れる。
従って、通常のブースターには、そのような不作動時の
ために、流体流路中に蓄圧機(アキュムレータ)を設け
ている。この蓄圧機は、ブースターが水を送り出さない
時、即ちその不作動時に水を高圧で送るための装置又は
手段である。
ブースターについての上に指摘した問題点は、本発明者
の所有する例えばアメリカ合衆国特許筒4.690.6
20号、同第4.701.113号、同第4.745,
846号、同第4,799,654号、同第4.824
.338号、同第4 、822.255号及び同第4.
904.167号に開示された連続水送りポンプ装置に
より解決されている。上記の特許に開示されたポンプ装
置は、その各駆動軸の各回転の間絶えず吐出を続けるの
で、ブースターが吐出をしない不作動時を無くしている
。しかし、これらの装置は、構造が比較的に複雑であっ
て、高価であり、また部分的に困難な密封を未だ必要と
している。このため、それらの装置の構造を一層単純な
ものとし、その信軌度を一層高度なものとし、装置の耐
用寿命を延ばしまたその製造原価を低減させることが必
要である。
〔発明の目的、技術的背景及び技術内容の概要〕従って
、本発明の主要目的は、公知高圧装置を改良して、それ
らの信転性を高め、耐用寿命を延ばし、密封構成を改善
し、流体流の均一性を向上させ、更に製造費及び維持費
を低減させることである。
本項冒頭に記載のように、本発明は、高圧(発生)装置
又はポンプに関する。本発明装置のひとつの特徴点は、
それが非潤滑性流体のポンプ装置として利用し得ること
にある。
添付図面の第10図は、従来技術の「軸ブースター」の
断面図である。中間圧力流体が開口■及びWから交互に
室A及びB内に送られ、これにより中間圧力ピストンK
が第10図において左右に周期的に往復駆動されるよう
になっている。
ピストンにの行程方向の制御は、従来技術の制御装置に
より行い得る。ピストン(又は駆動ピストン)Kの直径
に比較して小直径で、軸方向におよぶピストンdがピス
トンにの両側に設けられている。これらの小直径のピス
トン(又は高圧ピストン)d及びdは、高圧シリンダ又
は室り及びE内におよんでいて、それらの中で往復運動
を行う。高圧シリンダD及びEは、それらの軸方向外端
部でシリンダヘッドにより閉ざされている。シリンダヘ
ッドには、入口及び出口が設けられているが、それらは
公知であり、第10図には図示を省略した。
ここで、先ず次のように仮定してみる。即ち、ピストン
組立体(アセンブリ)K−dの行程がA−8間及び、こ
の行程の方向変換がゼロ(0)時間内に行われ(即ち、
この変換に全く時間を費やすことが無い)、そしてピス
トン室内及び弁周囲にデッドスペースが全く無いと仮定
する。
このような条件をみたす装置は、現実には存在し得す、
理論上の装置である。これは現実には、行程の方向変換
に若干の時間が費やされ、またこのようなブースター(
装置)には若干のデッドスペースが生じるからである。
室A及びBは、交互に中間或いは中位圧力P、を受ける
ものとする。室A及びBの一方が圧力P、を有する時、
他方の室内の圧力は0 (ゼロ)である。即ち、室A内
の圧力がへの時、室B内の圧力はゼロ、或いはこの逆で
ある。
いずれかの方向へのピストン行程が開始される時、室内
の圧力は0である。本発明において、流体が圧縮性を有
することを認識することが重要である。例えば、水は中
間圧縮係数Fctn=0.0000375を有し、作動
油は中間圧縮係数F、。−0,000054を有する場
合がある。 このことは、水がIkg/c+11の増圧
により0.00375%圧縮する一方、作動油は1kg
/cJO増圧により0.0054%圧縮することを意味
する。これら考察は、広範におよぶ圧力域中の中間或い
は中位圧力域をその対象とするものであり、また温度及
び/又は粘度による影響は無視している。シリンダDの
出口弁を例えば2000kg/aflの高圧に設定する
シリンダD内の実際の容積はd”−7,×行程Sである
。出口弁以後の吐出流路内には高圧が存在しているので
、装置作動時の各時点においてこの吐出流路内の圧力が
シリンダD内の圧力よりも大である限り、出口弁は開口
しない。出口弁以後の吐出流路内の高圧をPlとする。
すると、ピストン行程の開始後、出口弁が開口し、高圧
流体の吐出が開始されるのは、先ずシリンダD内の流体
が高圧P6に圧縮されてからである。換言すれば、ピス
トン行程の一部が吐出のためには無効に失なわれ、次式
(1)による容積損失(ロス) Vbcが生じる。
Vdc=d”(W/4)XSXFcwXPh    (
1)但し、上記は、吐出される流体即ちシリンダD内の
流体が水の場合である。この流体が(作動)油である場
合には、上記式(1)のFCWに代え油の圧縮係数pc
oを入れる。
具体例として、 (ピストン)行程Sが42m、室又は
シリンダB及びDの直径が80mm、室又はシリンダE
の直径dが28mmの場合を考え、これらの値を、上記
式(1)に代入すると、V dc・2B ” ・a ×
42 X O−0000375X 2000= 193
9−62m5+ 3となる。
行程Sを開始する前のシリンダ(室)の容積v4は、ν
4=d2・1・S =28”・1×42・25861.
6ms+3である。
容積損失VdCを容積v4で割ることにより、各室又は
シリンダにおける圧縮損失を1/100%の値として計
算することが可能であり、各室における流体の圧縮損失
をvcとすると、次式により計算し得る。
Vc=Vac/Va J、01%     (2)この
パーセント値を用いて、流体圧縮による行程長さの損失
を直接求めることが出来、この損失をS、とすると、 Sc =SXVc           (3)となる
上記の具体例の場合、損失vcはVC=1939.62
/25861.6=0.075でありまた損失SCは5
c=42 x O,075−3,15(mm)である。
42tmhの行程Sのうちこの3.15mmの部分の行
程の間、高圧Hpの出口弁からの吐出が行われず、上記
の具体例の場合のこの損失は7.5%(3,15/42
)である。
しかし、シリンダBがデッドスペースを有する場合或い
はデッドスペースNに連通している場合には、ポンプ装
置が高圧流体の吐出を行うには、その前にこのデッドス
ペースの容積も圧縮される必要があり、このことは、室
A、D及びEのデッドスペースM、G及びHについても
同様である。
これらのデッドスペースを計算に含めると、損失VCt
は次式の通りとなる。
VCL= (Vd+Vg) X PhX Fce/ V
a   (4)また、デッドスペースを考慮に入れて、
行程損失Setは次式の通りとなる。
5cL=SxvcL(5) 上記の具体例においてデッドスペースGの容積を400
0mm3とすると、計算は次のようになる。
VcL−(28861+4000) X 2000 x
 O,0000375/25861.6−〇、0866 従って、室内における水の圧縮による吐出時間上の損失
は8.66%である。
以上より、デッドスペースを可能な限り減することがい
かに重要であるかがただちに理解されよう。
更に完全を期した考察及び計算のため、大直径室A、B
内の中間圧力流体が油であり、中間圧力室及び高圧シリ
ンダがデッドスペースを有するか或いはデッドスペース
に連通しているき考える必要がある。上記の具体例にお
いて、中間圧力P、が300kg/c1ilであり、中
間圧力室のデッドスペースが6C艷=6000+am’
であるとすると、以下の計算式が成立しまた計算結果が
得られる。
Vcctt= [(Vn+VJ −Fcti・Ph/V
o] +Vn・Pco・P−/Vo        (
6)この弐に上記の具体例における数値を代入すると、 VCLL= [(25861,6+4000) X O
,0000375X2000/25861.6] +6
000 x O,000054x300/25861.
6=0.09036実際のポンプ装置において、ピスト
ンがカバー(シリンダ)に接触してはならないので、行
程が実際に開始される迄に損失の生じるわずかな空間距
離があり、この容積もまた次式のように計算に入れねば
ならない。
Vq=(D”−dリー>(但しQは距WB>   (7
)及び Vcttt= [(Vo+Vc) ・Fcw−Ph/V
ol +[v、4+(o”−d”)・−、Q] 、FC
O,P、ハD(8)上式(8)は次のように書き代える
ことが出来る。
Vctrt= ((Vn+Vc、)・Fcw・Ph +
[VN+(o”−d”)、−、口・Fco−P−)  
ハ。(9)次記の計算例においては、高圧へ=4000
kg/CT1または中間圧力P、=600kg/cdl
と仮定している。
しttt=[(25861,6+4000) X O,
0000375X4000+ [6000x (80”
−28”) x 7 xO,00054x600/25
861.6=0.2028即ち、吐出時間損失Fvは、
Fv =100XVcttt・20.28(χ)である
このような破局的と言える大きな損失は、現代の技術に
おいては断じて受入れ難いものであり、以上の記載から
第10図に示されるポンプ装置を早急に改良することが
必要なことが理解されよう。この点及びその他の点につ
いて改良を行うことが本発明の目的である。
〔実施例及び発明の作用効果〕
添付図面の第11図は、未だ公開又は公告の行われてい
ない、本発明者の発明にかかわる高圧装置の一部を示す
断面図である。この装置には、2本の中間圧力ピストン
Kが設けられており、これらは周期的に交互に高圧ピス
トンP及びPを駆動するものである。高圧ピストンPは
、流体を外方の室OCに送り込む。膜部材又は他の流体
分離手段が設けられていて、それにより内方の室IC内
の流体と外方の室OC内の流体とを相互に分離している
が、この膜部材又は流体分離手段は、軸方向に可撓で、
外方の室及び内方の室内に運動し得るものである。外方
の室OC内に潤滑性流体を入れる一方、内方の室IC内
に非潤滑性流体を入れることが可能である。これらの室
又はシリンダ0C1ICもまた上記の場合と同様にデッ
ドスペースを有するか又はデッドスペースに連通してい
て良い。
先に記載した考察により得られた知識から、第11図の
装置の場合につき、次式を得ることが出来る。
pcw・[Vco・Pc1n・Ph+(Vo+νN) 
・Fco・Ph+D”・、 、Q、PC,、P、]  
      QO)及び VcaH□ [2Voc・pcw−へ十(νD+VN)
・Ph+D!・1・0−FCo−P、j/v、(11)
上式00)及び01)に、先に記載した具体例における
数4M (圧力値はPh=4000kg/ ctA及び
P、=600kg/ c+ll )を代入すると、以下
の結果が得られる。
VC,= [25B61.6 X O,0000375
X 4000+ (25861,6+6000)Xo、
00054x4000+80”X −X 4 X0、0
00054 X 600] /25861.6=0.4
413及び VcdH= [2X 25B61.6 X O,000
0375X 4000+(25861,6+60000
) X O,000054X 4000+80” Xπ 4×4×0.000054×6001/25861.6
・0.5913従って、吐出時間損失は、それぞれ0.
4413X100・44.13%及び0.5913 X
 100・59.13%である。
なお、上記式0ωは流体分離手段又は膜部材がひとつ又
は1枚設けられている第11図の装置の場合に、また式
(11)は膜部材が2枚が設けられ、各ピストンユニッ
トにつき内方及び外方の室を形成している第12図装置
の場合にそれぞれあてはまるものである。
以上の考察から驚くべき結果が生じる。即ち、交互に往
復運動を行うふた組のピストンセットを利用すると、−
見して絶えず均一な流体流が得られるものとおもわれる
かも知れないが、事実は、吐出される流体の圧力が非常
に高くまた装置をコンパクト (小型かつ高性能)に構
成した場合(第11図及び第12図それぞれの装置)、
約59%に達する吐出時間損失、従って約59%に達す
る流体流の不均一が生じるのである。
本発明の一実施例を示す第1図において断面図により示
される装置例により、第10図に示された従来技術装置
の問題点の多くのものが克服又は改善される。特に高圧
(発生)ピストンの密封構成につき改良が実現されまた
電気又は電子応用制御装置についての問題が解消される
第1図は、その上方部分において本発明の実施例装置を
示すと共に、その下底部分は通常の中間圧力ボンブ装置
19を示している。この後者のポンプ装置19は、動力
源(プラント)401により駆動されまた中間圧力流体
を出口開口488から送り出ず。
第1図の上方部分に示される本発明の実施例高圧装置は
、それ自体で完全な装置であって、上記の動力源401
及び出口孔488を有するポンプ装置19、即ち中間圧
力発生ユニットが利用可能な場所であれば、いずれの場
所又は装置に運搬することが出来る。そのような場所又
は装置とは、通常上記のような中間圧力発生ユニットが
設けられている例えば各種の製造又は工作室、動力シャ
ベル、船舶等である。第1図に示される本発明実施例装
置は、中間圧力入口開口487を有しており、これを流
体流路(ライン)を介して利用可能な中間圧力発生ユニ
ットの出口開口488に接続する。入口開口487はフ
ランジ486に設けられていて、流体通路408により
、制御装置17に連通させである。この制御装置17は
、本実施例高圧装置からの戻り流れにより駆動される流
体モータ97により減速装置467及び466を介し回
転駆動される。制御装置17は、開口91及び93並び
に流体通路472及び473より中間圧力流体を交互に
シリンダ又は室14及び15に送り込み、それらの中で
ピストン8及び9を交互に周期的に駆動して駆動行程を
行なわせる。これらの中間圧力ピストン8及び9は、そ
れらの直径に比較して小直径の高圧ピストン5及び6を
駆動する。中間圧力室44.45.46及び485内の
流体は、ピストンセットの一方のものを下方に向う戻り
行程に駆動し、この詩仙のピストンセットは上方に向う
駆動−吐出行程を行う。ポンプ484が設けられており
、 これが流体流路485より、中間圧力室に流体を充
填するが、吐出通路413に安全弁を設は中間圧力室4
4.45.46及び485内に正確な量の流体及び圧力
を維持するように構成し得る。各ピストンセットが復帰
行程或いは戻り運動を行う時、流体はシリンダ14及び
I5から、流体通路472.473及び制御開口392
、更に流体通路94.301.302を通して流体モー
タ97に送られ、すると、この戻り流れモータ97が制
御装置17を駆動する。回転運動を行うモータ97の各
開口周囲には密封陵部又は壁部394.393゜392
が形成されており、また第1図の側方端部には端部密封
部469.470.489’或いはクラッチ手段471
を設けることが出来る。流体通路408はまた空間41
0に設けられた安全弁409に連通していて、必要に応
じ流体を、この通路408から、安全弁409及び流体
通路412.301を通して戻り流れモータ97に流す
ようにしている。この構成は重要である。というのは何
かの理由でピストンセットの一方が行程の下底位置で停
止してしまうと、上記の構成を欠く場合、モータ97に
流体が全く送られなくなり、装置全体が作動しなくなる
おそれがあるからである。
高圧ピストン5及び6はハウジング又は本体部464内
に設けられているが、 このハウジング464には大口
弁及び出口弁を有する弁頭489が取付けられている。
符号64が高圧シリンダ又は室IIへの入口/出口部を
示す一方、符号65が圧力シリンダ又は室12への入口
及び/又は出口部を示している。ボルトにより、弁頭4
89をハウジング464に固定することが可能であるが
、座部490は、それらのボルトのボルト頭部を支承す
るためのものである。
本発明によれば、高圧ピストン5及び6は、相異なる流
体の入った相異なるシリンダ(室)内にあるそれらの部
分が往復動するようになっている。しかし、好ましくは
これらの高圧ピストン5及び6のそれぞれは、それらの
全長にわたり直径が不変のものである。高圧ピストン5
及び6の一部は、ハウジング464の一部であって、中
間圧力室に近い位置にあり、潤滑油により中間圧力室か
ら密封隔離された第1の密封部内に配され、その中で往
復運動を行うようになっている。これら第1の密封部の
反対側の端部には第1の戻しくアンローディング)室で
あって、洩れ流体集液室である室451.452が形成
されている。これらの集液室451.452には第1の
密封部からの潤滑流体の洩れが集められ、集められた流
体は流体通路457から出口開口457°に送られる。
第1の集液室451.452の一端部には、中間の密封
部453.454が設けられており、その反対側に第2
の洩れ流体集液室455.456の設けられていること
が理解されよう。これらの第2の集液室455.456
には、例えば差込ブシュ459又は460により、集液
室455.456の反対側端部に形成された第2の密封
部からの洩れ流体が集められる。多くの場合例えば水等
の非潤滑流体である、第2の集液室455.456に集
められた流体は、流体通路458から出口開口458゛
に送られるようになっている。ハウジング464が分割
線492及び493により分割されて図示されているが
、この分割により図示の省略された部分にハウジング4
64の比較的に大きな部分があるように構成し、そこに
密封部を更に設けまた第1及び第2の集液室451と4
55及び/又は452と456の間の流体排出路を形成
したハウジング部分を設けるように構成することも可能
である。差込ブシュ459及び460は、ハウジング4
64内に挿入された部材であって、それらにより高圧シ
リンダ部11及び12並びに高圧ピストン5及び/又は
6のための高圧密封部を形成している。差込ブシュが挿
入され、第1の密封部が形成されるハウジング464の
空間部は、正確な円筒面を有するように正確に機械加工
を行うことが可能であるから、ピストン5又は6のため
のシリンダ部11又は12の円筒状の第2の密封面を形
成する差込ブシュの円筒状の内表面が、高圧ピストン5
及び6のそれぞれと正確に同一の軸心を有するように形
成することが可能である。従って、高圧ピストン5及び
6のシリンダ部11及び12への嵌込み及びそれらの間
の密封を極めて密にかつ正確に行うことが出来る。この
密封構成は、ピストンの軸心とシリンダ部の軸心とを高
度な精確さで同心として、高度な正確さで実現し得るの
で、ピストン5.6及びシリンダ部11.12の間の、
ピストンの滑動を可能にする間隙を形成した密な嵌め合
いにより、高圧に対する密封を行うことが出来る。分割
線492.493間の図示を省略した装置部分にも、そ
れぞれのピストンの対応部分は、同一の流体により駆動
される構成を行うことが出来る。従って、この装置部分
にも、上記と同様な密封部を構成し得る。集液室451
.452゜455、456及び密封部453.454に
加えられる圧力は低圧又は“ゼロ”圧力であるので、密
封部453、454はピストン5.6の外表面に摩損を
生じさせるおそれのあまりない弱い金属により形成され
た低圧密封部とすることが出来る。
本発明の上記の実施例により、以下に記載する密封技術
を得ることが出来る。
第1図に示した第1及び第2の密封部からの流体の洩れ
をQとすると、これはピストンの偏心運動及び温度変化
によるピストンの直径と流体の粘度の変化の影響を無視
すれば次式〇2)により基本的に算出し得る。
上式中 Q;洩れ(C1ll/5ec) η=(流体)粘度(kgs/ボ) P=正圧力kg/c+fl) di=(シリンダ)内径(mm) L=密封部長さ(mm) δ=隙間半径(直径の+A)(鵬) π=3.14 P+、Pg−両端部における圧力 (作動)油の圧力(ηoff)は例えばηoil=0、
00264kg5 / nfであり、水のそれ(y2 
water)は例えばηwater=O,OO006k
gs/ rrfである。
密封部の両端部における圧力差が2000kg/c1a
、隙間半径(δ)が0.005mm、油密封部長さが4
0mm及び水密封部長さが60鴫の場合、次のような計
算を行うことが出来る (但し、ピストンを28mmφ
とする)。
油 10    π         280otl=「z
、 0.00264  ・ 2000  ’ 4o(0
,005)”=0.1735c4 / 5ec=10.
41csff / win水 Gwater−−・・2000 ・翻(0,005) 
’lOπ 12 0.00006      60=5.9cJ/
5ec=305cIl/win第1図の装置において、
ピストン径が28mmであり、この装置が101 /m
1n=10.000cJ/winの水を送るとすると、
水の洩れ総量は305cIiI/11inX 2 =6
10c髪/ win或いは理論送り量の6.19%(・
610/10.000・0.0619x 100)であ
る。これに対し、第1O図に示された従来技術の装置の
ピストンの密封構成においては、摩擦により力の総量の
10から20%が失われている。これより、第1図に示
される装置の構成原則に正確に従い、また上記のように
隙間半径0.006M (又は隙間直径:0.01mm
)に構成するならば、第1O図の従来装置に比較し、第
1図の装置が効率においてはるかに秀れていることが理
解されよう。
洩れは、水に比較して油の場合に少ない。この洩れの比
は、4000kg/c!の高圧の場合具なったものとな
る。これは、そのような場合には洩れが2倍となり、約
12.38%となるからである。
こうなると、第1図の装置も第10図の装置も効率にお
いてほぼ等しいものとなる(ただし、各流体の圧縮は無
視するものとする)。
もし、隙間を2倍とする、即ちそれを半径において0.
01mm又は直径において0.02amとすると、第1
図の装置は一層不利なものとなる。この場合、洩れは8
倍となり、第1図の装置は、効率において第10図の従
来装置よりも劣ったものとなる(なお、ここでも流体の
圧縮を無視するものとする)。このことより、上述の通
り、ピストンの軸心とシリンダ部の軸心とを完全に一致
させまたピストンの外表面とシリンダ部の内表面の間の
隙間を正確に小さなものとするように、第1図の原則に
従って正確に第1図の装置を製造することが必要なこと
が理解されよう。
このような高度な正確さが達し得ないならば、或いは上
記のような洩れが受は入れ難いのであるならば、第1図
の装置に代えて、添付の他の図面に示される、本発明の
他の実施例による装置、例えば内方の室と外方の室の間
に膜又はその他の流体分離手段(以下セパレーターと称
する)を利用した装置を採用するのが良い。このような
装置が、第11図、第12図、第47図、第65図、第
40図、第48図又はその他の図面に示されている。
第1図は、その一部横断面又はその代替例を示す第2図
、第3図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図及
び第9図と共に、上述した流体の圧縮による損失の問題
を部分的に或いは完全に克服する本発明の他の実施例を
も示すものである。
この実施例の特徴は、流体流に補助流れを形成し、これ
により、ピストン行程の方向転換時に圧縮された流体を
ただちにシリンダ部に充填し、既述のように流体圧縮の
故に費やされ、吐出の損失及び吐出流の不均一性の原因
となっていた吐出時間損失を解消したことにある。
このため、第1図の主制御装置又は制御部(コントロー
ラー) 17の背部に、例えば第2図ないし第9図の横
断面図に示すように第2の或いは補助の制御部517を
設ける。 この補助制御部(コントローラー)は主制御
部17と完全に一致して回転させることが出来るが、第
4図に符号ににより示されているように開口又は孔の向
きが変えである。補助流れを入口開口1489から補助
制御部517に流し、流体通路474.475からシリ
ンダ部14又は15に送ることが出来る。この逆に、補
助流れをシリンダ部から補助制御部517の制御孔に送
り出口開口1493から流出させることも可能である。
流体通路301を設けることも必要であろう。第2の又
は補助流れの制御部517の、上記の制御孔は開口又は
流体通路491゜492.490又は第2図ないし第9
図に示されるその他の開口又は流体通路であってもよい
。これらの制御孔の、図面に示されない実際的な設計、
構成は本発明者に尋ねられたい。前述のように、補助流
れは、シリンダ部を急速に圧力流体により充填し、各シ
リンダ内での流体圧縮による吐出時間の損失発生を防止
する。
第11図は、第12図に示される装置の構成を略示する
ものであり、種々の計算を可能とし、比較を行うための
種々の値d、D、W、L等を規定している。
第12図は、基本的に、本発明者の出願にかかわるドイ
ツ連邦共和国特許出願公告第3811625号の第6図
の写しであるが、同図は、第1図ないし第9図に関し記
述した流体の洩れが大き過ぎて問題である場合に第12
図の構成が利用し得ることを示すために、ここに示すも
のである。
しかし、本発明による知見に基づき、第12図の構成に
も第2の制御部又は補助制御部を加えることが可能であ
り、それにより既述のように流体の圧縮に起因する破局
的な損失の問題の解消をはかることが出来る。上記以外
の補助流れの形成構成、制御部又は流体圧縮による損失
を回避する手段が、第14図、第15図及び第16図に
示されているが、これらは第1ないし第9図及び第12
図に示した構成の変更又は代替例をなすものである。
第13図は、流体通路408からシリンダ部14及び1
5に交互に流体を送る制御部417.498を設けた構
成例を示している。
第14図は、本発明によりふたつ又はそれ以上の往復動
制御部を設けた構成例を示している。
これらの制御部の一方は主流れのため、また他方は補助
流れのためのものである。また、主流れのために、ただ
ひとつの往復動制御部のみをを設けることも可能である
。第14図は、例えば第1図又は第12図に示された流
体モータ又は復帰流モータ97により回転駆動される回
転軸500が設けられており、 この軸に制御部材41
7及び617のいずれか一方又は両者を往復運動させる
手段が設けられていることを示している。これらの制御
部材417.617は、制御域部(半径方向拡径部) 
495.496.497.498.499を有しており
、これらの制御域部により流体通路472.408゜4
73、474.475.489”それぞれの開閉及び制
御を行い、或いは常にこれら流体通路のふたつを連通さ
せるようになっている。
なお、第13図においては、ふたつの中間圧力シリンダ
が唯一のシリンダブロック418内に形成されており、
またシリンダの端部はカバー512、513により閉塞
されている。このような、唯一のシリンダブロック及び
カバーによる構成は、品用の理研機器■の尾崎氏から本
発明者が御提案を受けたものである。
第16図及び第17図はそれぞれ第14図のXVIXV
I線矢視及びXVII−XVII線矢視横断面図である
。これらの第16図及び第17図は、第14図における
主制御部材417が連接棒503を介し偏心カム501
により往復駆動され、 これによりサイン関数の往復動
速度を得る一方、第2又は補助の制御部材617は、回
転軸500に設けられ、制御部材617の端部の部位に
形成されたくぼみ部523内に配されたノック502に
より、突発的に軸方向運動に駆動されると共に同一作動
サイクル中のそれ以外の間は静止状態となっていること
を示している。第16図及び第12図は更に構成の詳細
要素を示すが、それらには回転軸500、偏心カム50
1、偏心度e (521)、ピン504、制御部材41
7の端部505、ピン穴(眼) 506.507を有す
る連接棒503、カムの外表面522又はくぼみ部52
3、制御部材617の端部508の接触表面524.5
25等が含まれる。また、第16図は、シリンダ部に加
圧された補助流れを送るため、開口を突発的に正しく連
通させる構成とする目的でくぼみ部(アンダーカット)
 524.526を形成し得ることも示している。
第15図は、シリンダ(部)14及び15間にあふれ弁
550を設は得ることを示している。この弁550を適
期に開弁させると、シリンダの一方(第15図において
はシリンダ14)内の未だ圧縮された状態にある流体を
それらの他方(第15図においてシリンダ15)内に膨
張させ、この他方のシリンダ内を、所望の高吐出圧と低
圧の間の圧力に加圧された流体により少な(も部分的に
充填させることが出来る。このように、上記の他方のシ
リンダを高圧及び低圧のほぼ中間の圧力を有する流体に
より直ちに充填することが出来るので、流体の圧縮に起
因する時間損失を著しく減少させることが出来る。
第15図はまた中間圧力よりも高い圧力に加圧された流
体を、補助ポンプにより流体通路554を介し蓄圧器(
アキュムレータ)553に供給するように構成すること
が可能なことも示している。
この構成例においては、制御部552を設け、これによ
り蓄圧器553から超過圧力流体をシリンダ14及び1
5のいずれかに送り、シリンダ内に充分な圧力を急速に
発生させ、これにより、既述の液体を圧縮させるために
生じる損失を完全に或いは少なくも部分的に解消させる
ことが出来る。
更に、第15図は、本発明による他の重要な発現に従っ
た構成特徴も示すものである。吐出行程完了の瞬間、デ
ッドスペース及び各シリンダの一部には未だ若干の流体
が残存している。制御部又は制御部材が、シリンダから
復帰流により駆動される流体モータ97に復帰流を送り
始めると、その瞬間上記のシリンダ内に残存し、未だ高
圧状態にある若干の流体が急に膨張する。
これは、制御部又は制御部材が低圧復帰流又は戻り流れ
により駆動される流体モータ97への流体通路を開くか
らである。この流体の象、激な膨張により、ピストン(
ピストン組立体5.8又は6,9)は突発的に下方に駆
動される。すると、このピストンの急激な下降行程によ
り、復帰流モータ (流体モータ)97に比較的に大量
の流体が急激に供給され、その運動(回転)速度が加速
される。これにより生じたモータ97の超過速度により
、制御装置又は制御部17が超過速度で回転され、他の
シリンダへの流体通路への開口を、早過ぎる時点、即ち
吐出工程が未だ完全に終了しない内に、閉じてしまうお
それが生じる。本発明者の発見によれば、上述のように
して、装置は有効なものではなくなり、所望される吐出
量のわずかに一部分のみを吐出し得るものとなってしま
うおそれがある。上述した第2の或いは補助の制御部を
設けることにより、このような問題は軽減又は解消され
る。この補助流れ形成構成は、本発明以前には提案され
た例のないものである。第15図に示したあふれ弁(膨
張流体あふれ弁)550は、復帰流モータ97の上記の
ような超過速度回転のおそれを減少又は防止する機能も
有する。これは、この弁により、膨張流体の大部分は一
方のシリンダに流入し、それが復帰流モータ97に流入
することがなくなり、このモータ97の、上記のような
一時的な、超過速度の強力な全回転が防止されるからで
ある。
第16図に示された、制御部417が偏心カム501に
より駆動される構成例において、この制御部417の運
動は次式側、 (14+、 aωにより示される。
RX。
Sp(行程)=R−Rcoscr+ −5ln”cr 
   Q31L R。
νp(速度)=Rω(sinα十−5tn2α)   
(14)L Bp(加速度)=Rω”(coscr+  cos2c
r)  (151上式中、R=第17図のe、及びL=
連接棒のビン穴506.507の軸心間距離である。
第17図は、上述のような、 (作動)油又は水等の圧
縮性流体作動ポンプ装置の一作動サイクルにおける計算
圧力曲線を示す。この第17図は、各制御部又は制御部
材又は往復運動制御部の偏心カム駆動が回転角αの一回
転を行う時の、1000.2000.3000及び40
00kg / c+llの吐出圧力の場合それぞれの曲
線を示す。破線「膨張」は、膨張流体の作用を、破線「
圧縮」は、作動サイクル中の、膨張流体が膨張を行う部
分の完了後に始まる流体の圧縮を、また実線M−Dは、
第15図に示されたあふれ弁を設けまた超過圧力補助流
れを形成して、十分に加圧された流体によりシリンダー
4及び15を交互に充填するように構成した場合の実際
に得られる圧力(吐出圧)をそれぞれ示す。
第18−A図、第18−B図及び第18−C図は、品用
の理研機器■の研究所に設備された自動記録機により計
測した実際の圧力(吐出圧)グラフを示す。
第18−A図は、第1図に示された安全弁409からの
あふれ(オーバフロー)を示すが、これは、ピストンが
行程の一端位置で停止し、流体モータ97にそれを回転
させる流体が送られない構成例の場合に現われる。ピー
ク561(第18−B図)は、作動のそのような時点に
おける超過圧力を示す。第18−B図は、そのような時
点における、第1図に示された中間圧力室内の圧力を示
し、また第18−C図は、高圧出目弁を超えた部位の吐
出流路内の圧力を示す、第18−C図の曲線の谷部56
2は、本発明による膨張流体のあふれ弁及び補助流れ形
成構成が設けられていない場合に、流体の圧縮により生
じる実際の吐出損失を示す。第18−A図、第18−B
図及び第18C図は、本明細書中に指摘する現象、事項
が高圧装置又は高圧ポンプ装置の実際の作動においてま
たそれらに関する計測において実際に起ることを明らか
に示している。
本発明に関連性を有する技術の他の点に関する計算のた
めに、圧力容器体からの流出速度を算出する次式06)
もまた重要である。
暦 Vout □  □ 14.14−rEじ’HOeこの
式は、既知の技術による基本的な流出計算式から本発明
者が導出したものである。
第19図は、数十年以前から製造販売されているもので
ありまた従来技術の重要な一部をなす普通の水ポンプを
示す断面図である。ハウジング570内に、3個の偏心
軸受571.572及び573を形成するクランク軸が
設けられていて、連接棒574及び軸受576を介して
、3個の駆動ピストン575が往復行程に駆動されるよ
うになっている。ピストン575には高圧ピストン57
8への接続部577が設けられており、高圧ピストン5
78は高圧シリンダ580のシリンダ室又はシリンダ部
579内を往復動するようになっている。シリンダヘッ
ドは入口弁582及び出口弁583を有している。
吸込み行程において、水が供給管路(ライン)581か
ら入口弁582を介しシリンダ室579内に入り、吐出
し行程において、大口弁が閉じると共に出口弁が開口さ
れて、この水がシリンダ室外に吐き出される。この従来
技術水ポンプについて、以上のところは当業者に良く知
られている。
第20図は、ピストン行程、ピストンの運動速度及びそ
の加速度を算出するための計算式と共に、計算表(フオ
ーム)を示す。
第21図は、第20図に示されたものと同一の計算表に
、第19図に示された3−プランジャ型ポンプにつき実
際に計算した計算値を記入して示している。この第21
図の最下段の表には、例えば第40図及び第41図に示
されるもののような9−プランジャ型ポンプについての
計算値も示されている。
第22図は、第19図のポンプのピストン1.2及び3
の吐出を曲線1.2及び3により示している。
第19図に示した水ポンプの使用者に共通して認識され
ていないこと、そしておそらくは、このような装置の製
造業者が無視していることは、このポンプの吐出が非常
に均一性を欠くものであるということである。第22図
に示された曲線1.2及び3または第21図に示された
正確な計算の結果から、第22図の曲線の最上位部分に
より示されるように吐出流の不均一性は約20%を、わ
ずかだが超えるものであることが判る。
流れの不均一性が上記のように大きなものであるため、
第19図のポンプは精密水噴流切断には利用し得ない。
その上、流れの不均一性がこのように大きいと、通常の
管又はホースでは破壊してしまうので、吐出側に非常に
強力な管を用いねばならないという不都合もある。
このような事情で、プランジ中型ポンプ装置の流れの均
一性につき改善をはかることも本発明の目的のひとつで
ある。
この点に関し本発明により改良の行われた装1例が第4
0図及び第41図に示されている。これらの図面に示さ
れるポンプ装置は、9−プランジャ又は9−ピストン型
ポンプ装置であって、その吐出特性は第24図に示され
ている。この第24図の曲線工ないし9は、ポンプ(装
置)のピストン1ないし9の吐出を示し、また同図の最
上方に示された曲線は、ポンプのクランク軸が回転角α
だけ回転した時の全ピストンの合計吐出を示している。
第12図の最上方に示された曲線は流れの不均一性が約
2.03%であることを示している。つまり、第40図
及び第41図に示される、本発明によるポンプにおける
流れの不均一性は、第19図に示した従来のポンプのそ
れの約10倍改善されている。従って、第40図及び第
41図に示したポンプは、高度に精密な水噴流切断作業
に有効に利用することが出来、また管(パイプ)又はホ
ースが受ける吐出流の変動の影響が約10分の−(1/
10)に減ぜられるので、このポンプの場合には、その
吐出側に普通の管又はホースを用いることが可能となる
さて、第23図は、高圧管又はホースのための計算式、
計算表(フオーム)及びその表中に実際に行った計算の
結果を示している。このような計算は、高圧吐出管(ラ
イン)の強度を測定しまた管の軸方向両端間の管部分の
周期的な拡張及び収縮による流れの不均一性(又は不均
一度)の評価測定を行うために必要である。このように
して、正確な技術的基礎を確立しないと、信軌性のある
高圧装置を開発することは不可能である。
第25図は、その左側部分に通常の高圧ブースター装置
の断面図を示し、その右側部分に、この装置の一作動サ
イクルにより吐出された高圧流体の実測データを示して
いる。この第25図に続く第26図ないし第32図にお
いても、それらの左側部分に装置例の断面図又は略示図
が示され、またそれらの右側部分に一作動サイクルによ
り吐出された高圧流体の実測データが示されている。
第25図は、動力源(プラン))611により駆動され
る固定又は不変排水又は吐出ポンプ612を備えた通常
の軸ブースター装置を示すが、この装置は、流体をタン
ク613から吸込んで制御部又は制御器(コン上ローラ
〕6I4に送り、これがシリンダ(部)603及び60
4に交互に周期的に流れを切換え送りして、これにより
中間圧力ピストン605.606、従ってまた高圧ピス
トン607゜608を駆動するものである。 この装置
の場合作動サイクルの間に吐出される圧力は、第25図
の右側部分に示されるように、時間tにおよぶ間のPに
より示されるものであって、流体の圧縮時に谷部を有す
る曲線となっている。この圧力曲線の下方に示される2
種の長方形のうち、上方のものは流体の圧縮による損失
、また下方のものは流体の膨張により生しる損失(以下
ロスと称す)である。
第25図に示された実測結果は、ロス及び流れの経時不
均一性を解消または減少させるため、この従来の軸ブー
スター装置が更に改良を必要としていることを示してい
る。
第26図は、本発明の一実施例により、この第25図の
装置をいかに改良し得るかを示している。
第26図に示される実施例において、本発明によれば、
吸込み流路619に一方向逆止め弁620が設けられ、
また弁614(第25図における制御部614)の出口
開口から上記の逆止め弁620の上方の流体通路におよ
ぶ流体通路617及び618が設けられる。従って、各
シリンダ(部)の膨張流体はポンプPFに圧送され、そ
れから主制御部の入口開口に圧送される。ふたつのシリ
ンダ(部)の−方の膨張流体はポンプを介して他のシリ
ンダ(部)に流れ、このためこのシリンダ内を成る程度
予備圧縮された流体により充たすことが可能となる。こ
の作用の結果は、第15図に示した膨張流体のあふれ弁
550のそれと若干M似している。本発明によるこの構
成の効果は、第26図の右側部分から判るように、経時
圧力曲線における谷部が決してゼロ(0)値に落ちるこ
とがなく、液体膨張によるロスが最早全く見られなくな
り (第25図の最下方に示された長方形が全くなくな
る)、第25図の場合に比較して流体圧縮によるロスが
大きく、はぼ2に減少されるということである。第25
図に比較して、力のロスを示す長方形が第26図におい
ては小型となっていることに留意されたい。
第27図は、本発明の重要な更に他の実施例を示すもの
である。この実施例においては、2個の動力源(プラン
ト)が独立して2個のポンプPF、 PFを駆動するよ
うになっている。即ち、動力プラント632及び633
がそれぞれにポンプ630及び631を駆動する。 ま
た、これらのポンプのそれぞれからの流れのために、2
個の独立した制御部(コントローラ)634及び635
も設けられている。このようなポンプ及び制御部の独立
構成により、一方のピストン(組立体)の圧縮行程が完
了してしまう前に、次に作動を行う他方のピストン(組
立体)に圧力流体を送るための制御部を作動開始させる
ことが可能となる。先に作動するピストンがそのピスト
ン行程の最終位置に達する時迄には既に他方のピストン
のシリング内流体の圧縮を開始し得るようになるのであ
る。このことは、第27図の右側部分の傾斜線を見れば
理解されよう。しかし、流体の圧縮時のロス及びその膨
張時のロスは依然として解消されていない。これは、第
27図の右側部分に長方形が示されているところから明
らかな通りである。しかし、高圧流体の吐出は全く変動
(谷部)のない完全に均一なものとなっている。
従って、この場合の装置は、信輔をもって精密な高圧水
噴流切断に利用し得る。この第27図の場合には、上記
以外のロス、即ち第2の動力源が力の供給を受けずに作
動する時、それによるエネルギの消費がある。このロス
はわずかなものであるが、第27図の右側部分の最下方
に示される水平に細長い四辺形により示されるものであ
る。
第27図に示される実施例においては流れの不均一性は
全く無くなりまた高価な蓄圧器も全く必要としないので
、従来装置における主要な問題点、欠点は克服される。
しかし、望ましくない力のロス(第27図の右側部分に
おいて四辺形により示されるロス)は依然としであるの
で、この実施例装置もまだ改良すべき点を残している。
上記のように必要とされる改良は、本発明による、第2
8図に示される構成により達成することが出来る。本発
明のこの実施例によると、第27図の不変排水ポンプ(
第25図のポンプ612)及び制御部634.635に
代えて、可変ポンプPv、即ち640及び641を用い
る。これらのポンプは、先に作動させたピストン(組立
体)の吐出行程の終了の瞬間に、次に作動するピストン
のシリンダ内の圧縮がちょうど完了する時に、吐出を行
うように設定されている。この実施例においても、第2
8図の右側部分に示されるように、全く変動の無い高圧
流体流の完全に平らな特性線が得られる。更に、流体圧
縮によるロスが減少されまた流体膨張時の力のロスも減
少される。膨張流体がポンプに流入し、これらポンプを
流体モータとして作動させることが出来るので、上記の
ロスは少なくも一部分取戻すことが出来たのである。こ
のようにして、高圧装置の効率が改善された。
第29図に示される装置例は、第28図に示されたそれ
と類似するが、この第29図の装置においては、ポンプ
642及び643は可変可逆ポンプであり、 また流れ
逆転制御装置ヌは制御部853及び854が設けられて
いる。 この構成によれば、膨張行程時に、ポンプは逆
転されて流体モータとして作動し、それに各シリンダか
らの膨張流体が流入してポンプを流体モータとして作動
させるとこれにより動力源に力が供給されることになる
。これにより、無負荷状態で動力源が作動する時のロス
の問題を解消しまた装置全体の効率を向上させることが
出来る。ここでもまた吐出曲線及び力のロスを示す四辺
形の示された第29図の右側部分を参照されたい。
第30図に示される装置例においては、2個の動力源に
代えて、唯一の動力源(ブラン))611が用いられ、
これにより本発明者の所有する米国特許第3.805.
675号に開示されたもののような、唯一のIDEPU
ポンプを駆動する構成となっている。符号644により
示されているこのポンプは、可逆可変2流ポンプである
。この装置においても、吸込み流路619に一方向逆止
め弁620が、分岐流路646に到る前の部位に設けら
れている。ポンプ部分644及び645からの流体流は
流れ647及び648により示されている。本発明のこ
の構成例によれば、無負荷動力源のロスは減少され、膨
張流体を、ふたつのポンプ部分の1方が流体モータとし
て作動し、それらの他方が中間圧力流体送りポンプとし
て作動する時、直接ポンプに送ることが可能となる。こ
の結果、流体圧縮時のロスが減少出来または動力源によ
るロスも同様に減少し得る。流れが全く均一な非常に効
率の良い高圧装置を実現し得る。
第31図は、再び従来の装置例を示す。この装置におい
ては、中間圧力ピストン650が、このピストンの両端
部に別々の2室651及び652を有する単一の中間圧
力シリンダ(部)内に設けられている。この装置は、膨
張流体が直接ピストンの駆動流体として作用し、2室6
51及び652の一方におけるピストン行程の終了時に
他方の室内における流体の圧縮を高速化し得る特徴を有
している。吐出曲線(第31図の右側部分)には依然と
して変動が見られるが、これは第25図の場合に比較し
て小さく、また第26図の場合の変動と若干類似してい
る。この装置に既述のような、本発明による補助流れの
形成構成或いは中間圧力の蓄圧器を組込むならば、流れ
の不均一度を、第31図の右側部分に破線にて示される
ように軽減することが出来る。
第32図は、上記のように望まれる軽減の目的を達成す
る構成例を示す。この構成例も本発明によるものである
が、これにおいては動力源(プラント)が、可変可逆ポ
ンプ653と、符号658により示される超過圧力充填
ポンプHを駆動するようになっている。ポンプに通じる
分岐流路に到る前の部位で、吸込み流路に少なくもひと
つの一方向逆止め弁がまたこの装置においても設けられ
ている。この装置には冷却器Kが設けられているが、望
まれる場合には、これは本発明実施例によるいずれの装
置にも設けることが出来る。起生間圧力の蓄圧器659
及び660を超過圧力充填ポンプ又は補助流れポンプ6
58に連通させである。いずれかの方向へのピストン行
程の終了時に可変可逆ポンプ653が逆転されると、蓄
圧器659又は660が急速に流体を次に作動すること
になっているシリンダに圧送し、そのシリンダ内で流体
の急速圧縮を実現する。この作動はピストン行程の終了
時の都度可逆的に行われる。第32図の右側部分に曲線
及び四辺形図形により示されているように、変動が極め
てわずかでほとんど均一な流体の流れ特性を実現し、力
のロスをわずかなものに軽減することが出来る。
第36図ないし第39図は、第19図に示された従来の
ポンプを本発明の手段により改善する構成を示すそれぞ
れポンプの全体図である。第36図は、RATI!W装
置(システム)を組込んだ構成、第37図は、ET開装
置を組込んだ構成例、第38図は、EPE−装置の利用
構成例、そして第39図は、DBPEW装置を組込んだ
構成例をそれぞれ示している。上記のRATEW、ET
EW、EPE−及びDBPEI(各装置は、本発明の発
明にかかわる装置であって、それは部分的には既に特許
出願公報(公告又は公開公報)に示したものである。
第33図は、本発明に従い、第25図に示されたふたつ
のシリンダの配設具合を逆にした構成を示す。この構成
によれば、大口弁582.582及び/又は出口弁58
3.583に共通の入口部671及び出口部672を形
成することが出来る。
第34図の構成例においては、ふたつのシリンダが平行
に並設され、それらを中間圧力流体通路673により相
互に接続又は連通させである。
この構成もまた本発明の実施例によるものである。
第35図は、入口弁を出口弁内に設けたため所要スペー
スを最小限にすることを可能にした本発明による入口−
出口弁構成を示すものである。
この弁構成は、空気又はその他の気体等の圧縮可能な流
体を利用する或いは取扱う種々の装置にも利用し得る。
この弁構成の特別の効果は、シリンダ内のデッドスペー
スを完全に無くすことが出来ることにあり、これにより
本発明が対象とする先に記述した主要な課題のひとつを
解決し得る。入口弁681及び出口弁682は共通の中
間軸心を有している。 ピストン606のピストンヘッ
ド面は、入口弁の頭面683に非常に接近する運動を行
うので、それらの面同志の間隔は極限られたものとなり
、従ってシリンダ壁601内の空間684をほとんどゼ
ロ(0)とすることが出来る。出口弁682はシリンダ
壁601内でテーパ座部686を有する一方、大口弁6
81は、テーパ座部686に対し例えば90″の角度を
なすテーパ座部685を出口弁内に有している。流出流
は開口された出口弁から通過室689内に流れ、そこか
ら出口開口690に流出する。流入流は、入口開口69
4から出口弁の中空内部を通り、それから開口された人
口弁の座部685を通ってシリンダ壁601内の室に流
入する。入口開口694の代りに、カバー696の上方
の入口開口695を利用することも可能である。答弁の
閉弁のために、ばね689゜及び/又は692を設ける
ことが出来る。更に、案内又は挿入部材691.687
、止め又は保持部材693及び弁軸681”等を設ける
こともまた可能である。上記の弁構成を部分的にハウジ
ング部分680内に配することが出来る。
第36図に示されるポンプには、RATEW装置の円錐
環エレメント707.708が、駆動ピストン706と
、大口弁702及び出口弁703を備えた弁頭との間に
設けられている。出口弁703は、保持手段704及び
705により固定されている。ピストン706の往復運
動により、円錐環エレメントが圧縮及び膨張(圧縮から
の復帰)を受け、これにより内方の室701の容積の周
期的な減少及び増大が起り、従って内方の室の弁を通る
流体の吐出し及び吸込みが行われる。第19図に示され
たポンプ又はピストン706を有するその他の装置に取
付けるためのハウジング700内にRATEW装置を設
けることが可能である。
第37図に示されるポンプのETEW装置では、円錐環
エレメント708.709の内方の室701の一端部を
ピストン711の一端面に支承させている。
このピストン711の他端部に外方の室710が形成さ
れていて、 ピストン711が液密に往復動を行い外方
の室710の容積を増大及び減少させるようになってい
る。小直径のピストン706を外方の室710内で、 
それに対して作用させることが出来、外方の室710内
の液体が大直径のピストン711に作用する。第36図
のピストンのRAT肺装置に比較し、第37図のピスト
ンのHTHW装置では、円錐環エレメントに作用する力
を増大させることが出来る。
第38図におけるBPEW装置では、上記の円錐環エレ
メントに代えてVエレメント716又は本発明者の所有
する特許に開示した他のエレメントを用いている。ただ
し、このEPE−装置の一端部のエレメントは密閉底部
材715であって、 これが内方の室701の上記の一
端部を密閉している。
この第38図のポンプにおいでも、ピストン706が外
方の室714内に入り込む運動をして、 ■エレメント
を収縮させ、内方の室701から流体を送り出すように
なっている。
第39図のポンプにおいて、DBPEW装置は2&[l
の膜又は流体分離部材M、Mの間に・外方の室717を
形成している。流体通路718及び室の部分719、7
20が外方の室の一部を形成している。流体通路723
.724及び725が室の部分721.722がふたつ
の内方の室を形成しており、これらの室は大口弁702
及び出口弁703(第36図)に連通させである。ピス
トン706は外方の室717に出入する運動を行うが、
この構成例においてはふたつの内方の室の間にピストン
706が深く入り込むので、比較的に長い密封部が形成
されている。従って比較的に限られたスペース内で比較
的に大量の吐出を行うことが出来る。
第40図は、その横断面図である第41図と共に、先に
第24図に示したように、流れの変動が約2%と非常に
小さく、高圧流体の流れを高度に均一なものとするため
の本発明の一実施例を示している。第40図及び第41
図において、本体部730.731及び732が軸方向
に前後の関係で設けられており、これらの本体部はそれ
ぞれ3個の作動室733.734.735; 736.
737.738; 739゜740、741を有してい
るが、これはシリンダ及びピストンが120°ずつ等し
くずらせて設けられているからである。従って、この装
置には9個のシリンダ733.734.735.736
.737.738゜739、740.741が設けられ
ており、それらの中でピストン742.743.744
.745.746.747゜748、749.750が
往復運動を行うようになっている。これらのピストンは
、ピストンシュー756、756.756上を、偏心カ
ム753.754.755の「行程案内面」とも称され
る円筒状であるが偏心配置された外表面により案内駆動
されるようになっている。偏心カム753.754.7
55は、軸方向に前後の関係で、120°の角度間隔を
おいて中実軸751°に取付けられている。この軸75
1゜は、装置の主軸であって、その中心又は中央部に配
されている。既述のように内方の室と外方の室の間に流
体分離部材を設けた室に各シリンダを連通させることが
出来る。この場合、第41図に示されるように室形成ハ
ウジング757.758゜759を形成し、それぞれの
ハウジング又はそれらを形成する板部材をフランジ部7
60にボルト761により全て固定する。中実軸751
°は軸受け752により回転自在に支承する。
第40図及び第41図に示される構成の特別の効果は、
中実軸751°の一回転により、成るピストンに続き次
のピストンがこの軸751゛の回転の40゜の回転行程
を行い、このようにして第24図に示したサインカーブ
(正弦曲線)1〜9により示されるように、ピストンが
流体を吐出し、総吐出量は第24図の最上方の曲線のよ
うになり、流れの変動がわずかに2.03%に減少され
るということにある。換言すれば、この装置では約98
%の流れの均一度を得ることが出来、本発明の主目的を
達成することが出来るのである。また、カム及びシリン
ダを上記のように角間隔をおいて設けることにより力の
バランスを半径方向にほぼ均一なものとすることが出来
るので、装置の耐用寿命を長いものとすることが出来る
という効果もある。
第42図は、本発明の重要な更に他の実施例を示す長手
方向断面図である。本実施例の目的とするところは、従
来技術におけるふたつの大きな問題点を解決し、従って
本発明のふたつの主要目的を達成することである。高圧
ポンプ装置に設けられる弁は、高圧下または高速度かつ
高頻度で、それらの座部に圧接させられまたそれらから
後退隔離されるものである。このため、弁の耐用寿命及
び信鯨性には限度がある。従って、本実施例(第42図
)の−目的は、上記のように高頻度で座部への圧接、そ
れからの離脱の繰返される弁を無用とすることである。
他の主要目的は、動力源(パワープラント)とポンプの
間に設けられている減速装置を無用とし、重量を減少さ
せたコンパクトな高圧装置を得るということである。
第42図において、(回転)軸763が、ハウジング7
62の軸受け?71及び763゛により支承されている
。この軸763には、ロータ部764が設けられており
、このロータ部に穴又はシリンダ(部)769が形成さ
れていて、その中で駆動ピストン768が往復運動を行
うようになっている。ピストン767の前頭部に枢動可
能なピストンシュー776を設け、ピストン767を、
案内部材775の傾斜行程面790上で直接的に或いは
ピストンシューを介して間接的に案内させてピストン行
程を行うように構成することが出来る。案内部材775
はハウジング762内で、それに固定する。 ピストン
シューは更に、その後方の肩部で後方の保持板780に
より案内されるように構成することが出来る。 ピスト
ンシュー776の頭部面にバランス四部(ポケッl−)
?79を形成し、そこに、空間部774の後方の潤滑及
びバランス圧力流体開口から流体通67??、 781
°及び778を介し潤滑圧力流体を送り込むようにする
。流体1路777、781’及び778は軸763、 
ロータ部764及び/又は駆動部材即ち駆動ピストン7
68を貫通して形成し得る。特に符号を付けて図示して
はないが、各ピストンシュー776の一部に流体通路を
形成することが出来る。また、駆動ピストン又はロータ
部764のシリンダ769の内表面に流体圧力調節(バ
ランス)凹部781を形成することも出来る。
これらの凹部781には、流体通路777又は778の
分岐流路から加圧流体を送ることが出来る。
前方のロータ部764の後方に後方のロータ部765が
形成されているが、これは、「高圧ロータ」とも称し得
るものである。この高圧ロータには、シリンダ769と
同数で、それらの後方にそれらと同じ角度間隔に配設さ
れた高圧シリンダ(部)770が等しい角度間隔で設け
られている。高圧シリンダ770内には高圧ピストン7
68が往復運動可能に設けられている。高圧ロータ76
5の後方には、流れ制御部又は制御装置772が設けら
れているが、これには流れ制御入口間ロア92及び出口
間ロア93が形成されている。ハウジング762の後端
部材又はカバー777には、装置に流体を送り込みまた
それから高圧流体を送り出すための接続間ロア86及び
787が形成されている。
以上に記載したところまでは、第42図装置の作動原理
はむしろ簡単で容易に理解されよう。
しかし、この装置は、2個のロータ764及び765を
軸方向に前後に設け、それらのシリンダのそれぞれにピ
ストンを設けるという、本発明の新規な技術思想に基づ
くものである。
この装置について問題となるのは、それが低圧油ポンプ
としてではなく、例えば水等の非潤滑流体の場合でも高
圧ポンプとして作動し得るのかということである。この
後者の場合、ピストンはシリンダに溶着し勝ちでありま
た制御面も相互にそうなり勝ちである。従って、そのよ
うな隣接部材又は部分同志の溶着又は粘度を防止するた
め発明が必要である0本発明は、この点についての解決
策を提供する。第42図は、本発明による、以下のよう
な特別な構成の図示を含んでいる。
a)2本のピストン、 即ち駆動ピストン767と高圧
ピストン768を設けること。
b)駆動ピストンに潤滑油による潤滑を行ない、またこ
のピストンを中に設けたシリンダ769の軸方向両端部
を開口させて、それにより前方のロータ(部)を貫通す
る穴を形成していること。
C)高圧ピストン768及びシリンダ770を駆動ピス
トンよりも小直径とし、これらの高圧ピストン及びシリ
ンダの軸心の、軸及びロータからの半径方向の距離を駆
動ピストン及びシリンダについてのそれよりも小さくし
ていること。
d)駆動ピストンは流体のポンピング(吸込み及び吐き
出し)を行わず、このピストンに単に高圧ピストンを吐
出行程に駆動する作動のみを行わせていること。
e)前方のロータ部764と後方のロータ部765の間
に洩れの集液空間783.784を形成し、これらの集
液空間に高圧流体の洩れから潤滑油の洩れを隔離する洩
れ流体隔離部材782を設は得るようにしたこと。
r)ハウジング内で軸及びロータの軸方向位置を正しく
位置決めするために例えばスラスト室785等の位置決
め手段を設は得るようにしたこと。
g)流れ制御機構を拘束手段により回転しないようにし
、スラスト体を中に設けたスラスト室を流れ制御機構に
設け、それにより静止制御面と回転制御面の間に問題の
ない密封を行うための密封構成を形成し、また制御面同
志の溶着又は粘着の原因となる押しかぶせ(オーバース
ラスト)、傾斜等を防止するよう寸法設定及び配置取付
けした流体圧及びスラスト手段を設けたこと、等の特別
の構成を行っている。
洩れ流体隔離又は分離部材782は、流体の一方を他方
から密封するための中間又は端部密封部材791及び7
92を有しており、またこの分離部材782はロータと
共に回転して遠心力により洩れを放射方向外方に送り、
2種類の洩れのそれぞれをそれぞれの集液室783及び
784に送るようになっている。高圧ピストン768の
前方の頭部面は駆動ピストン767の後方の端面に当接
する。
流れ制御機構又は制御部772は、流れ制御入口間ロア
92と出口間ロア93を有しており、流体を高圧シリン
ダ770内外に送り込みまた送り出す。
この制御部又は制御装置772に、後方が開口していて
中にスラスト体773を設けたスラスト室を設けること
が可能であり、 スラスト体773により、接続間ロア
86及び787内外への流体の流入流出の密封を行いま
た制御部772の静止制御面を押動して高圧ロータ76
5後端の回転制御面に密封係合させる構成とすることが
出来る。
第42図に示される装置に関しては、流体が例えば水等
の非潤滑流体であり、或いは圧力が通常の中間圧力流体
ポンプ又はモータの場合に比較してはるかに高圧である
場合、滑動係合する制御面同志の間の粘着又は固着或い
は溶着(又はスクラッチ)を防止することが非常に困難
であるため、非常に数多くの「ノウハウ」が必要である
吐出圧力が300kg/cd迄の流体装置の場合には、
上記の制御面間の密封構成は現在の技術の技術水準で問
題の解決をはかることが可能であるが、−士気圧又は数
千気圧といった高圧の場合には、未だ密封が不可能であ
る。また、流体が非潤滑流体である場合には制御面の密
封が困難である。第42図のポンプ装置を実際に製造す
る際には、本発明者の実施許諾を得た上で「ノウハウ」
の教示を求められたい。
第43図は、油及び水の圧縮パーセント値の予測される
中間値を示す。このグラフは、本発明の理解のために重
要であり、また本発明者の研究所において広く利用され
ているものである。
しかし、第43図に示されるデータは、全ゆる種類の油
及び水につき有効であるというものではない。水又は油
の種類が変るごとに、これらのデータは異ったものとな
り、第43図に示された曲線とは多かれ少なかれ異った
曲線となる。
第44図は、第43図のデータを用い、本発明の先に記
載した部分につき行った計算の結果を示すものであり、
この図には一作動サイクル、例えば回転制御装置又は制
御部或いは往復動制御部の場合には偏心カム駆動の36
0°におよぶ一回転時の圧力変化が示されている。この
第44図より、室又はシリンダ内における流体の圧縮時
の時間ロスが理解されよう。
第45図及び第46図は、本発明によるポンプ装置の成
るものについて略示説明を行うためのものである。これ
らの図面は、低圧(部)開口りと高圧(部)開口IPを
有する制御装置又は制御部を示し、またそれらがモータ
により回転されることを示している。ピストンは高圧開
口11Pの流体により上方に駆動され、また下降行程時
に流体を低圧開口りから下方に圧送する。Doilは油
の充填されるデッドスペース(容積)であり、またDw
は水の充填されるデッドスペース(容積)である。膜又
はその他の流体隔離又は分離部材Mが水と油を相互に分
離し、またそれは作動室内でたわむものである。第45
図は、部材Mが最上方位置にあって、上方の止め面に当
接支承されており、その下方に外方の室が最大容積状態
となった場合を示している。第46図は、部材Mが最下
方位置にあって、下方の止め面に当接支承されて、これ
によりその上方に最大容積状態時の内方の室が形成され
ている状態を示している。装置の作動サイクル毎に、部
材Mは第45図の位置から第46図の位置へと、またそ
の逆にたわみ運動を行う。■v及びOvはそれぞれ人口
弁及び出口弁を示す。
第47図は、本発明によるBREWポンプの略示説明図
である。この略示図には図示される全ての部材、部分が
図面用紙の単一の面上に示されているが、現実には、そ
れらの部材、部分の成るものは他のものの球体上の裏面
にある。多くの場合中間又は中位圧力油である駆動流体
が、中間圧力供給源?IpSとしてのポンプPにより制
御開口又は弁CVを有する制御体部に圧送される。
中間圧力Mpの流体は、各作動時にひとつの制御開口C
Vを通って、中間圧力シリンダ?lPC内に流入する。
 この流体は、中間圧力ピストンFIPKを上方に押動
し、 これにより高圧ピストン肝にもまた上方に或いは
高圧シリンダHPC内に駆動される。 この高圧シリン
ダRPCには、その最大容積状態時に、低圧流体供給源
(ポンプ) tpsにより、中間室MC1流体通路り及
び大口弁Bを経由して低圧流体が充填される。ピストン
行程が開始されると、大口弁Bは閉ざされ、高圧シリン
ダHPC内の流体が高圧HPに圧縮される。 この高圧
HP原流体、外方の室OC中に圧送され、膜又は部材M
を押動し、これにより内方の室ICの容積が縮小されま
たこれにより高圧水(又は他の流体)が内方の室ICか
ら出口弁OVを通り吐出流路中に圧送される。この時人
口弁IVは閉ざされる。
作動サイクルの上記の吐出部分(吐出行程)が終了する
と、水供給部(住宅の水道管又は低圧水ポンプ)WpS
が水(又はその他の流体)を大口弁!Vに向けて送り、
この弁を開弁させて低圧LP流体を内方の室IC内に送
り、部材Mを外方の室OC内に押動して、内方の室IC
内を充填する。すると、外方の室OC内の油は、高圧シ
リンダRPC内に圧送され、 これにより高圧ピストン
)IPKは下方に押動される。中間室MC内の低圧流体
供給ポンプLpSからの流体が、高圧ピストンHPKと
中間圧力ピストンMPKの下降運動を促進させる。
これにより中間圧力シリンダNPCの流体が、他方の制
御開口又は弁CVを通って、復帰流体モータDの室に圧
送され、これによりモータDが回転されまたこのモータ
に連通ずる制御弁Cvを回転させる。使用された流体は
出口開口からERtVポンプ外に流出する。符号Rは、
中間室MC内の過剰な蓄圧を防止するための安全弁であ
る。
第48図に示される装置は、以下の点を除き、第12図
に示された装置と実質的に同一である。
第12図は、参照数字及びハツチングを示した特許出願
用図面であるのに対し、第48図は、第12図に示され
た参照数字及びハツチングを除去し、第47図に示され
た参照符号を示した説明図である。また、第48図には
、計算の参考のため、例えば直径d、D等が更に示され
ている。第48図は、1989−1990の完全なER
R−ポンプを示すが、第47図は、この装置の作動原理
のみを図示説明するものである。また、第47図はひと
組のピストン−シリンダセットを示すのみであるが、第
48図は、交互に周期的に作動する2組のピストン−シ
リンダセットの両者を示していることにも留意されたい
本明細書の以上の部分に、いくつかの等式を含む、本発
明の基礎及び技術的発明の詳細な説明の一部を記載した
。実際には、本発明の内容は更に広範におよぶものであ
り、非常に広範な研究がなされている。それらは、この
明細書中で完全に記述するには広範に過ぎるので、計算
及び研究考察の結果の一部分のみを、例えば第49図な
いし第53図、第44図及び第66図等のグラフ又は線
図に示す。
第49図は、回転制御部材の一作動サイクル時、即ち3
60°におよぶ回転時の圧力を示す。吐出圧力が100
0気圧、2000気圧、3000気圧及び4000気圧
のそれぞれの場合の圧力変化が示されている。
第50図は、流体の圧縮を考慮した場合の、計算し、製
造し、実験を行った装置例の吐出量変化を示す。
第51図は、実際に発生する膨張流体の図示を含む。膨
張流体は、復帰流体モータを回転させ、次に作動を行う
シリンダ内で圧縮が直ちに開始されるのを防止する。圧
縮は、最初に作動するシリンダの流体の膨張が完了して
から開始され、従って吐出は第50図に示されるものに
比較し、実際可成り少なくなっている。第51図におい
ては、吐出のほぼ%が失われている。このことは、初期
の1988−1989 ERE−ポンプにおいては、4
000気圧において理論値の約2量の吐出しかなし得な
かったことを意味している。第51図の示す結果は、E
RR−ポンプの原理が本発明により改善されたことを示
している。しかし、第49図ないし第53図により与え
られる知見が本発明に到る段階で発見出来なかったなら
ば、本発明はなし得なかったであろう。
第52図は、得られた圧力を1枚の図面にまとめて示し
ており、第53図は、1000気圧、2000気圧、3
000気圧及び4000気圧のそれぞれの場合の一作動
サイクルを別々に示している。
第54図は、既に図示した軸方向往復動制御装置又は制
御部を拡大図により示している。中間圧力供給源(入口
開口)MpSが示され、また第1のシリンダ及び第2の
シリンダにそれぞれ連通する流体通路Z1及びZ2が示
されている。制御部材(コントローラ)801は、制御
角部を有する制御フランジ803及び804を備えてい
る。流体通路21及びZ2の内壁同志の間は距離806
となっている。第54図についての重要な点は、この距
離806が制御部材801の制御角度の内方端同志の間
の間隔又は距離と実質的に等しいという点である。−第
54図の中段には、制御部材801が中間の中立位置に
ある状態時が示されており、上段にはこの部材の左端位
置そして下段にはその右端位置がそれぞれ示されている
第55図ないし第58図は、第54図に示されたものと
同様な制御部ハウジングが示されている。
しかし、第55図ないし第58図に示されるハウジング
内には、本発明の他の実施例による制御部材802が組
込まれている。この制御部材802は、制御角部の内方
端間の間隔又は距離が、第54図の場合の806と異な
り805となっており、この距[805!、を距M80
6ヨり大で、また流体iil路z1及びZ2の内壁面同
志の間の距離よりも大となっている点で、第54図の制
御部材801と異なる。第55図において、制御部材8
02はその最左端位置にあり、この時流体は、中間圧力
入口開口MpSから流体通路z1に流入しまた流体通路
z2から復帰流体モータD(第47図)又は97(第1
図)へと流入する。第56図においては、制御部材80
2は若干右方に移動している。この状態において制御部
材802は(設計上ではなく機能上)第15図に示した
膨張流体のあふれ弁550に相当する、制御部が、流体
通路z1の22への連通を開始するので、流体通路Z1
及びそれに連通したシリンダ内の高度に圧縮された流体
が、今や開き始め流体通路z2内に急速に膨張し始め、
この通路Z2に連通したシリンダ内が圧縮された膨張流
体により充填される。中間圧力入口開口MpS (第4
7図)からの流体の一部も流体通路Z2内に流入を始め
る。
第57図においては、制御部材802は更に右方に移動
している。流体通路z1から22への膨張流体のあふれ
流れははほぼ完了している。流体通路z1が閉ざされ始
め、復帰流体モータD又は97に通じる流体通路(例え
ば第1図の301.302)への流れが開始される。中
間圧力入口開口MpSから流体通路Z2及びそれに連通
ずるシリンダへの流れは続行する。第58図において、
制御部材802はその最右端位置に達している。中間圧
力流体が、その入口間口MpSから流体通路z2へと流
れ、他方流体通路z1及びそれが連通ずるシリンダから
の流体は復帰流体モータD又は97に流れる。 この後
、制御部材又は制御体802の運動の方向が逆転され、
作動サイクルの後半又は第2の行程が行われ、上記の前
半又は第1の行程と逆の連通が順次行われる。このよう
にして、第55図ないし第58図の構成により、本発明
による簡単で信軌のおける流体のあふれ制御機構又は構
成を実現することが出来る。
第59図ないし第64図は、本発明による最も高度に発
展された「ハイテク」制御機構又は装置のひとつを示し
ている。第44図を第46図の上方に再度示して、各作
動サイクルにおける時間及び圧力のロスの問題に注意を
喚起する。第59図ないし第64図に示す制御装置の目
的は、上記のロスを完全に解消し又は少なくも第66図
に示されるものに近い完全度を達成することにある。
第44図に示される大きなロス域は、第66図において
線E(膨張)と線A(圧縮又は充填)の間の小さなロス
域に減少されている。第66図に示されるこの貴重な成
果は、以下に記載する、第59図ないし第64図に示さ
れる構成により達せられたものである。
制御装置(コントローラ)810は、例えば第59図、
第63図及び第64図に示される構成により回転及び往
復動駆動される。小型の蓄圧器811が設けられており
、それが蓄圧・充填ポンプ812により充填されるよう
になっている。更に、内部室813が形成されていて、
それには、充填ポンプ812から流体を受けるための流
体通路829に加え、制御装置に連通ずる流体通路81
4及び815が形成されている。充填ポンプ812と蓄
圧器811の間に流体通路825が設けられており、 
また蓄圧器には制御装置E810におよぶ流体通路82
6も形成されている。制御装置810の後端部には、第
64図に関し一層詳細に説明を行う案内スロット822
と、軸受け821により回転可能に支承され、案内スロ
ット822中に入って制御装置810Z框動又は回転さ
せる案内指部材820とが設けられている。制御装置8
10は、第59図に破線により示されるように特別かつ
精密に配置形成された多数の流体通路を有している。な
お、第59図は、それらの流体通路の開口の成るものを
実線により示している。
第60図において、流体通路816が制御装置810を
貫通して、内部室813をシリンダZlに連通ずる流体
通路に連通させており、また流体通路817が制御袋W
810を貫通して、シリンダZ2を蓄圧室811に連通
させている。蓄圧室811は、復帰流体モータD又は9
7により間接的に駆動可能な充填ポンプ812により充
填されるようになっていて、この蓄圧室が中間圧力Mp
Sよりも可成り高い圧力、例えばその2倍の圧力で充填
し得るので、この蓄圧器810の流体は、その高い圧力
で流体通路817よりシリンダZ2内に急速に膨張する
。このため、シリンダ内において流体の完全な圧縮が極
めて急速に起り、その結果第66図の左側部分に示され
るように、流体の圧縮によるロスが著しく減少される。
これと同時に、未だ圧縮された状態にあるシリンダz2
内の流体が流体通路816、次いで制御装置810から
内部室813内に膨張する。このため、内部室813内
に、完全圧縮圧力の約%の程度の膨張流体圧力を得るこ
とが出来、従って充填ポンプ812を、低圧と蓄圧器圧
力の間の圧力ではなく低圧に比較すると一層高圧の膨張
流体圧力と蓄圧器圧力の間の圧力で効率良く作動させる
ことが出来る。第61図は、流体の流れの方向を矢印に
より示すと共にまた成る流体通路の成る開口同志の間に
軸方向の一定の間隔、例えば間隔Aが必要であることを
説明するための説明図である。第62図には、第60図
に示された装置の一作動状態が示されているが、これは
作動サイクルの第2又は後半の行程時の連通状態、即ち
蓄圧器が流体通路81BによりシリンダZlに連通しま
たシリンダz2が流体通路819により内部室813に
連通した状態を示している。従って、第62図の連通状
態は第60図に示されたそれの逆となっている。
第63図は、第16図の場合と同様に復帰流体モータD
又は97が(回転)軸500を回転させる構成を示して
いる。従って、第16図に示された部材が第63図にお
いても同一の参照符号により示されている。しかし、第
63図は、本発明の更に新規な実施例を示す点で第16
図とは異っている。
第1に、第63図装置には、軸500と流体モータ97
の間に減速装置830.831及び832が設けられて
いる。これが重要なのは、高容積軌道モータの場合であ
っても、それらの回転速度がERE−ポンプにとっては
大き過ぎるからである。初期のERE−ポンプにおいて
は、現在発見されたロスの問題を十分に評価をなし得な
かった。現在発見された膨張流体により制御装置の運動
速度が大きくなり過ぎ、このため圧縮及び吐出作動を行
うピストンが完全な行程が妨げられていたのである。こ
の問題が上記の減速装置を設けることにより克服された
のである。第2に、第59図ないし第62図に示された
構成は蓄圧・充填ポンプ812を必要としている。この
ポンプ812は小型のポンプに過ぎないが、中間圧力作
動流体供給源MpSにより与えれる圧力の約2倍の圧力
を発生する。中間圧力供給源MpSの圧力は通常約30
0気圧であり、 この場合充填ポンプ812の吐出圧力
は500から1000気圧の間の値であることが必要で
ある。 このことは、ポンプ812が高価なものである
ということを意味するものではない。ポンプ812は1
.−作動サイクルの作動時間の全体を通して作動を続け
るものであり、従って回転毎の吐出量はむしろわずかな
ものである。このことは、 このポンプ812の力は小
さくてよくまた吐出圧力は高圧であるが、それが吐出す
る流体量はわずかであって良いということを意味してい
る。第63図の構成においては、ポンプ812減速装f
830及び831を介してモータ97により駆動される
ようになっている。第3に、制御装置810は単に往復
運動が可能であるばかりでなく、正確な時に正確な流体
通路の連通を可能とするために回転もまた可能なことが
必要であるから、制御装置 810と駆動手段833−
834−500 (これらは、第16図の場合のものと
同様な手段である)の間に、往復駆動列500−833
−834に対し制御装置810の回転を可能にする手段
を設ける必要がある。従って、制御装置810には、そ
の一端部にフランジ837を設け、これをカバー840
を有する往復動ハウジング839内で軸受け836及び
838により支承させたのである。この構成により制御
装置810はハウジング839と共に往復運動を行うと
共に回転不能のハウジング839に対し回転可能となっ
たのである。
第64図は、基本的に第59図の左端の部分を上方から
みた拡大部分図である。この第64図は、案内指部材8
20の、案内スロット822内への保合状態を示す。 
この図はまた案内スロット822の部分が、制御装置8
10の往復運動の軸方向に対し傾斜していることも示し
ている。位置841及び842が、蓄圧器811がシリ
ンダZl及びZ2に連通する時点を示している。180
及び360は枢動の程度を示しており、この場合には枢
動ではなく完全な回転運動である。往復運動の完全な1
サイクルで、制御装置810は、第64図に示される案
内スロット822の完全な1回転を行う。しかし、この
運動は、必要な場合には枢動であっても良い。第64図
の下底部において、案内指部材810は案内スロット8
22の最右端位置となっている。
この状態から、制御装置は右方に運動する。案内スロッ
トの底部部分間の角部が案内指部材の中心軸の下方にあ
るので、案内指部材が底部の下方に傾斜したスロット部
分に入ることはなく、上方に傾斜したスロット部分に入
り、この時制御装置は右方に運動し、この結果、案内ス
ロット822に対し案内指部材820は左方への相対運
動を行うことになる。指部材820がスロット822内
を左方に移動する時、それはスロットを下方に押動し、
これにより制御部材810を回転させる。
第64図の中央部では、指部材820は最左端位置とな
っており、この状態から制御装置810の往復運動の方
向が逆転する。次いで、指部材820はスロット822
の上方の部分に入り、第64図の上方位置に達するまで
制御装置を回転させ続け、360°の回転時点で、第6
4図の下底部の0°の回転時点におけるものと同様な状
態となる。この構成により、第55図ないし第62図に
示された連通状態が実現される。制御装置が往復運動の
みを行ない得る構成では作動の行ない得ないことに留意
されたい0回転運動のみを行い得る場合には、作動を行
ない得るが、この場合には流体通路の開口につき、複雑
な配置構成が必要となる。これは、蓄圧器を作動の完全
なlサイクルにおける異なった部分において異なったシ
リンダに連通させることが必要だからである。
第65図は、本発明の更に他の実施例において、高圧ピ
ストン5及び6をそれぞれが内方の室IC及び外方の室
OCから成るふたつの作動室の間に向き合わせ状に設け
ることが可能なことを示している。シリンダ11及び1
2は、相互に反対方向に、流体通路846により、ふた
つの作動室に連通させである。第35図に示した弁68
1.682及び683を各内方の室ICに設けることが
可能である。
第67図及び第68図には、第1図及び第12図に示し
た高圧装置又はポンプの底部を除去して、これらの装置
又はポンプに、第26図ないし第32図に示した制御部
又は制御手段及びポンプ装置を選択的に組込むことが可
能なことが示されている。この場合、中間圧力シリンダ
14及び15をカバー873により封閉することを第6
7図及び第68図は示している。 このカバー873に
中間圧力流体の流体通路868.869を設け、これら
を第26図、第27図、第28図、第29図、第30図
、第31図及び第32図に示されたポンプ又は制御機構
の制御部又はポンプPCMP又は870.871に連通
させる。
第67図及び第68図は、この構成の場合好ましくは中
間圧力ピストン8及び9に後方又は装置外に延設したピ
ストン棒860.861を設けることも示している。こ
れらのピストン棒に、それらの軸方向に固定位置の調節
可能な位置確認用部材(マーカー) 862.863を
取付ける0例えば保持具(ホールダ) 866、867
にセンサ864.865を、支持具の軸方向に位置調節
可能に固定する。位置確認用部材862.863及びセ
ンサ864.865のいずれかに、第67図及び第68
図に示される装置内の圧力に従い自動的に軸方向変位を
起させる手段を設ける。本発明によれば、全作動してい
るピストンが吐出行程を完了する前に次に作動を行うポ
ンプ又は制御部に命令が送られ、全作動しているピスト
ンが吐出行程を完了する時には次に作動するピストンが
そのシリンダ内に既に充分に深く進入した状態となって
おり、これにより吐出に要する圧力を充分に得た状態と
なり、第26図ないし第32図のいずれかの右側部分に
示された吐出特性が得られるように、位置確認部材86
2.863及びセンサ864.865を配置固定する。
センサ864.865は、例えば光線であって良く、こ
れにより、電子又は電気装置或いは第26図ないし第3
2図に示された可変ポンプの力調節位置を制御する構成
とすること又は第26図ないし第32図に示された制御
部又は制御装置を作動させるためのソレノイドを付勢す
る構成とすることが可能である。次に作動を行うピスト
ンの復帰行程の作動のためにも上記のようなセンサ及び
/又は位置確認部材を更に設けることが出来、またこの
センサ及び/又は位置確認部材を調時装置、例えば時間
スイッチに代えることも可能である。
第69図は、第1図に示した主ハウジング464の中間
部分の代替構成例を示す。この第69図の構成例におい
ては、高圧ピストン5.6に加えてピストン手段555
5.6666が設けられている。
これらのピストン手段の直径と高圧ピストン5゜6の直
径とは異なる。第1図の構成例の場合と同様に、洩れの
集液溝部及び密封部451.452゜455、456及
び流体通路457.458が設けられているが、ピスト
ン手段5555.6666の直径が上記のようにピスト
ン5.6のそれとは異なり、従って密封部の直径も同様
に異なるので、本例における密封部は符号1453.1
454.2453及び2454により示されている。行
程空間又はピストン室1455、1456は長さ872
を有するが、これは好ましくはピストン行程距と同じ長
さである。2種の異なる流体の作用を受けるピストンの
部分が決して等しくはならないように、これらの行程空
間1455.1456は設計設定されている。これらの
行程空間は、液体通路1457により低圧又は洩れ集液
室に連通している。
第70図に示された装置には、高圧ピストン5゜6の前
方或いは吐出側端部に外方の室874が形成されている
。 これらの室874内には、放射方向の端部同志を密
封合体させてペア(対)状に形成された軸方向に可撓の
、多数の円錐環ニレメンl−878,879が設けられ
ている。上記の端部同志の密封合体は例えばプラズマ溶
接により行い得る。円錐環エレメント即ちアコーディオ
ン型の流体分離部材878.879に対し、外方の室8
74を底板877により密封しており、また流体分離部
材878.879の他端部には放射方向に拡開された円
錐環が設けられていて、その放射方向外縁部880がハ
ウジング464と、入口弁38及び出口弁39にはさま
れて密封固定されている。アコーディオン型の流体分離
部材878.879の密封された内部が内方の室875
である。吐出量減少及び効率低下の原因となるデッドス
ペースを生じさせないために、内方の室875内の一部
は埋め部材(フィラー)896により占められているが
、この部材に上記の入口弁38及び流体通路897を設
けることが可能である。第70図において右側部分のピ
ストン6.9は吐出行程を完了した状態にある。この状
態時、アコーディオン型の流体分離部材は完全に圧縮さ
れた状態となっており、底板877は埋め部材896の
下底面に密に接近した状態となっている。第70図の左
側部分において、ピストン8,5は復帰行程を完了した
位置にある。アジ−デイオン型の流体分離部材は完全に
拡開又は膨張した状態となっている。第70図に示され
る構成の効果は、第12図に示された構成例の場合に比
較して、ピストン行程路及び吐出量を増大させることが
出来るということである。
この効果の程度は、設ける円錐環エレメント878、8
79の数によるが、第70図に示されるように高圧装置
の場合には、適当な材料を選択し、また適当な溶接又は
ろう付けを行う必要がある。
第71図の構成例においては、側部又は端部に膜部材5
8.58’を備えた中間板部材881がハウジング46
4及び464′の間に挟持されている。 ハウジング4
64.464’には、高圧シリンダ(部)11゜12が
形成されており、また既述のような中間圧力供給源及び
制御部又は制御装置に接続させている。第71図には、
軸方向に対設状に設けられるハウジング464及び46
4゛のわずかに一部分のみが示されているに過ぎないが
、これらの/Sウジング及びそれらの中に又はそれらに
設けられる種の構成部については、以上に既に参照した
図面に示しまた既に記述した。ハウジング464゜46
4”、膜部材58.58’及び中間ハウジングはボルト
により一体的に組立てられるのであるが、第71図には
それらボルトの図示は省略されている。中間板部材88
1を貫通して流体通路882゜883が形成されており
、それらに大口弁38.38’及び出口弁39.39’
がそれぞれ設けられている。
弁ハウジング892.893に入口流体通路894及び
出口流体通路895をそれぞれ設けることが出来る。外
方の室884及び885はそれぞれシリンダ(部)11
及び12に連通する。この連通構成のため、穴(ボア)
 888.889が形成されている。内方の室886及
び887は流体通路882及び883に連通するのであ
るが、その構成は流体通路882が一方の内方の室88
6に連通ずる一方、他方の内方の室887は流体通路8
83に連通ずるものである。
これらの連通構成のために、複数の、非常に小径の穴(
ボア)890が内方の室886から流体通路882へと
形成されており、また多数の同様な穴(ボア)891が
内方の室887から流体通路883へと形成されている
。4000気圧の水ポンプ装置の場合、上記の六890
及び891の直径は0.8mmを趙えてはならないが、
六888及び889の直径は2ないし4mmであって良
い。
第71図の構成例において、図示の膜部材58゜58°
に代えて第70図に示されたアコーディオン型の流体分
離部材又は円錐環エレメント878゜879を用いるこ
とが可能である。また、原則的にこのアコーディオン型
の流体分離部材を設けるのに適した構成の、既に参照し
た他の図面に示された構成例の場合にも、この流体分離
部材は利用可能である。
本明細書冒頭の特許請求の範囲の記載は、本発明の上述
以外の詳細な説明を含むので、その記載もまた本発明の
好ましい実施例の記載の一部をなすものであると理解さ
れることを望む。
更に、特許請求の範囲の記載以外にも、本発明は以下の
付記項に記載する諸特徴を有するものである。
付記項 1、請求項1に記載の装置であって、補助手段が、2対
のシリンダの一方の流体の一部を他方のシリンダ対(ペ
ア)の中間圧力シリンダに送る膨張流体のあふれ弁であ
ることを特徴とする高圧装置。
2、付記項lに記載の装置であって、補助手段が中間圧
力手段の一方のものを一時的に一部充填する補助流形成
手段であることを特徴とする高圧装置。
3、請求項1に記載の装置であって、補助手段を、2対
のシリンダのそれぞれにひとつのポンプを設け、これら
ふたつのポンプの一方が未だそれが連通している中間圧
力シリンダに流体送りをしている間に他方のポンプの流
体をそれが連通しているシリンダに送る制御手段を設け
ることにより形成したことを特徴とする高圧装置。
4、請求項Iに記載の装置であって、2対のシリンダに
組合わせて圧力応答制御装置をそれぞれ設けたこと、ピ
ストンを、交互に吐出行程及び復帰行程を行うように制
御駆動し、ピストンの一方が第1のまたそれらの他方が
第2のピストンをそれぞれ形成するように構成し、第1
のピストンに続いて第2のピストンが、また第2のピス
トンに続いて第1のピストンがピストン行程運動を行う
ように構成したこと、制御手段の一方が第1のピストン
の行程に従って第2のピストンの吐出行程を開始させ、
またそれら手段の他方が第2のピストンの行程に従って
第1のピストンの吐出行程を開始させるように構成した
こと及び第1のピストン、第2のピストン及び制御手段
に、先に作動しているピストンの行程の一部において次
に作動するピストンの吐出行程を開始させ、これにより
先に作動しているピストンが吐出行程を完了する瞬間に
次に作動するピストンのシリンダ内の流体が既に充分に
或いは完全に圧縮された状態となるようにする圧力制御
手段を設けたことを特徴とする高圧装置。
5、付記項4に記載の装置であって、中間圧力ピストン
に位置確認用部材(マーカー)を設けたこと及びこの部
材に応答して次に行程運動を行うピストンの吐出行程を
開始させるための命令を出すセンサを設けたことを特徴
とする高圧装置。
6、請求項4に記載の装置であって、可動部がシリンダ
からの復帰流により駆動される流体モータにより駆動さ
れる制御部又は制御装置が設けられ、それにより流体の
送りが行なわれるようになっていることを特徴とする高
圧装置。
7、請求項4に記載の装置であって、洩れの集液室の間
に密封手段が設けられていることを特徴とする高圧装置
8、請求項4に記載の装置であって、2対のシリンダの
中間圧力シリンダに交互に、周期的に加圧流体を送る制
御を行うための流れ方向制御手段を付勢するピストン行
程応答センサを設けたことを特徴とする高圧装置。
9、請求項4に記載の装置であって、先に推力作動を行
うピストンが圧力行程を完了しない内に後に推力作動を
行うピストンが中間圧力流体に連通されるように構成し
たことを特徴とする高圧装置。
10、請求項5に記載の装置であって、2対のシリンダ
の中間圧力シリンダに交互に、周期的に加圧流体を送る
制御を行うための流れ方向制御手段を付勢するピストン
行程応答センサを設けたことを特徴とする高圧装置。
11、請求項5に記載の装置であって、ピストンが最後
方の位置にある時に中間圧力シリンダに補助流れを送る
第2の制御部又は制御装置を設け、これにより、中間圧
力ピストンを急速に推力駆動してそれの関連する高圧ピ
ストンをシリンダ内に深く進入させることにより高圧シ
リンダ内の流体に予備圧縮を与え、高圧シリンダ内の流
体の圧縮の高速化をはかったことを特徴とする高圧装置
12、請求項5に記載の装置であって、制御手段が往復
運動制御部材からなることを特徴とする高速装置。
13、請求項5に記載の装置であって、先に推力作動を
行うピストンが圧力行程を完了しない内に後に推力作動
を行うピストンが中間圧力流体に連通されるように構成
したことを特徴とする高圧装置。
14、請求項5に記載の装置であって、ピストンを共通
の軸心上に対設状に設けたこと及びこれらのピストンを
内蔵するふたつのハウジングの間に中間板部材を設けこ
とを特徴とする高庄装置。
15、付記項14に記載の装置であって、中間板部材に
独立した2本の流体通路を形成し、内方の室から、それ
らのそれぞれに隣接する流体通路におよぶ、直径が2m
m以下の穴を形成したことを特徴とする高圧装置。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図、第8図、第9図、第12図、第13図、第14図
、第15図、第16図、第17図、第67図、第68図
、第69図、第70図及び第71図は、本発明による高
圧装置を示す断面図又は断面部分図である。第10図及
び第11図は、従来技術の装置を示す断面図又は断面部
分図である。第15゛図及び第16°図は、本発明の部
分的な構成実施例を示す断面部分図である。第17°図
、第18−へ図、第18−B図、第18−C図は、本発
明の詳細な説明するための線図(グラフ)及び自動記録
機による測定結果を示す線図(グラフ)である。第19
図は、従来の水ポンプを示す断面図である。第20図、
第21図、第22図、第23図、第24図、第25図、
第26図、第27図、第28図、第29図、第30図、
第31図、第32図、第43図、第44図、第45図、
第46図、第47図、第48図、第49図、第50図、
第51図、第52図、第53図、第54図、第55図、
第56図、第57図、第58図及び第66図は、本発明
に含まれる基本的な技術内容の理解をはかるための説明
図である。第33図、第34図、第35図、第36図、
第37図、第38図、第39図、第40図、第41図及
び第42図は、本発明の他の部分的な構成実施例を示す
断面部分図である。第59図、第60図、第61図、第
62図、第63図、第64図及び第65図は、本発明の
更に他の部分的な構成実施例を示す断面部分図である。 II、 12.14.15.733.734.735.
736.737゜738、739.740.741・・
・シリンダ又はシリンダ部(11,12・・・高圧シリ
ンダ、14.15・・・中間圧力シリンダ)、  5.
 6. 8. 9.742.743.744゜745、
746.747.748.749.750・・・ピスト
ン(5゜6・・・高圧ピストン、8.9・・・中間圧力
ピストン)、17、772・・・制御部、制御装置又は
制御機構、517・・・補助制御部、753.754.
755・・・偏心カム、751’ 。 763・・・軸(751’・・・中実軸、763・・・
回転軸)、464762・・・ハウジング、764・・
・流体取扱いロータ又は単にロータ、765・・・駆動
ピストン内蔵ロータ又は単にロータ部、775・・・(
ピストン行程)案内部材、783.784・・・(洩れ
の)集液空間、室又は溝。 本l→↓し l6Q 、560− Fig、バ Ft″9,21 1wrns(kす1ρ−ぽ) 3カ所/爪Puグρ FrtatnrdrJtIlgel、sr;z4eR Ft々、翅 Flν、52 Ft’1.53

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、往復運動を行うピストンが密封状に嵌込まれている
    2対のシリンダと、これらのシリンダの部分に交互に流
    体を加圧下に送る制御手段とを有する高圧装置であって
    、シリンダの各対(ペア)を第1の直径を有する中間圧
    力シリンダと、この第1の直径よりも小さな第2の直径
    を有する高圧シリンダから構成し、ピストンをそれぞれ
    上記の第1の直径及び第2の直径に対応する直径を有す
    る中間圧力ピストンと高圧ピストンにより構成したこと
    、シリンダ内の流体が液体であって、高圧シリンダ内の
    液体が一時的に500気圧を超える圧力に加圧されるこ
    と及び流体圧縮のための補助手段を設け、これにより高
    圧シリンダ内の流体を、中間圧力シリンダに送られる中
    間圧力流体の平均流速よりも高速に圧縮し、流体を高圧
    シリンダの出口部圧力に圧縮する構成としたことを特徴
    とする高圧装置。 2、装置の中心部に回転可能に支承された軸を有し、こ
    の軸にシリンダ内で往復連動を行うピストンを駆動する
    ための、偏心案内面を有するカムを取付けて成る高圧装
    置であって、それらのカムを相互に120°の角間隔を
    おいて、軸方向に配設した3個のカムにより構成したこ
    と、シリンダを第1群の3個のシリンダ、第2群の3個
    のシリンダ及び第3群の3個のシリンダにより形成し、
    各群の3個のシリンダを相互に関し120°の角間隔を
    おいて形成すると共にそれらの軸心を上記軸の軸線に垂
    直な想像上の面上に配して設けたこと、シリンダ群の上
    記の想像上の面を軸方向に相互に間隔をおいて配し、シ
    リンダの各群に1個の上記のカムを設け、その一部をシ
    リンダ群の想像上の面上に配したこと及びシリンダ内の
    ピストンが上記軸の回転上40°の角度差をおいて順次
    駆動されるように構成したことを特徴とする高圧装置。 3、ハウジング内に回転可能に支承された流体取扱いロ
    ータ、ハウジング内に設けられたピストン行程案内部材
    、ハウジングに形成した入口及び出口開口、流体の吸込
    み及び吐出を行う、シリンダ内で往復運動を行う吐出ピ
    ストン及び流体流の制御を行う制御手段を有する高圧装
    置であって、流体取扱いロータの軸方向に駆動ピストン
    内蔵ロータを設けたこと、駆動ピストン内蔵ロータの穴
    内に、少なくも間接的に上記のピストン行程案内部材に
    係合しまた後端面を形成するよう、この穴の軸方向にそ
    れから突出する駆動ピストンを設けたこと、この駆動ピ
    ストンの上記の後端面の部分に係合する前端面を上記の
    駆動ピストンに設けたこと、駆動ピストン内蔵ロータの
    穴を流体取扱いロータの軸心から第1の距離に設けると
    共にシリンダを上記の軸心から第2の距離に設けたこと
    及び上記の第1の距離を第2の距離よりも大きくしたこ
    とを特徴とする高圧装置。 4、往復運動を行うピストンが密封状に嵌込まれている
    2対のシリンダと、これらのシリンダの部分に交互に流
    体を加圧下に送る制御手段とを有する高圧装置であって
    、シリンダの各対(ペア)を第1の直径を有する中間圧
    力シリンダと、この第1の直径よりも小さな第2の直径
    を有する高圧シリンダから構成し、ピストンをそれぞれ
    上記の第1の直径及び第2の直径に対応する直径を有す
    る中間圧力ピストンと高圧ピストンにより構成したこと
    及び高圧ピストンの中間部周囲に少なくもふたつの洩れ
    の集液室を形成し、これらの集液室からの流体を逃す流
    体通路を設けたことを特徴とする高圧装置。 5、往復運動を行うピストンが密封状に嵌込まれている
    2対のシリンダと、これらのシリンダの部分に交互に流
    体を加圧下に送る制御手段とを有する高圧装置であって
    、シリンダの各対(ペア)を第1の直径を有する中間圧
    力シリンダと、この第1の直径よりも小さな第2の直径
    を有する高圧シリンダから構成し、ピストンをそれぞれ
    上記の第1の直径及び第2の直径に対応する直径を有す
    る中間圧力ピストンと高圧ピストンにより構成したこと
    及び高圧シリンダを外方の室に連通させる一方、内方の
    室を入口及び出口手段に連通させ、これらの外方の室と
    内方の室の間に膜部材等の可撓性の室分離又は流体分離
    部材を設けたことを特徴とする高圧装置。
JP2138256A 1989-05-31 1990-05-30 高圧装置 Pending JPH03281986A (ja)

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EP0400507A2 (de) 1990-12-05

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