JPH0328055Y2 - - Google Patents

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JPH0328055Y2
JPH0328055Y2 JP1983126215U JP12621583U JPH0328055Y2 JP H0328055 Y2 JPH0328055 Y2 JP H0328055Y2 JP 1983126215 U JP1983126215 U JP 1983126215U JP 12621583 U JP12621583 U JP 12621583U JP H0328055 Y2 JPH0328055 Y2 JP H0328055Y2
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JP
Japan
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bobbin
bent
inner ring
outer ring
annular groove
Prior art date
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JP1983126215U
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JPS6036971U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ボビン本体の端部に先曲げ部を形成
したボビンの改良に関し、強固な先曲げ部を有す
るボビンを提供するものである。
ボビンの軸線方向より糸条を引き出す形式のボ
ビンにおいては、糸状がボビンの端部に引つ掛つ
てこれを切断したり、糸条がマルチフイラメント
の場合においては単糸を切断したりすることがな
いようにボビンの端部に先曲げ部が形成されてい
る。
紙製のボビンは、一般に、厚紙をスパイラル状
に幾重にも積層して形成した管を一定の長さに切
断したあと、その端部を内側に曲げ加工すること
によつて形成されている。しかし、肉厚のボビン
端部を先曲げ加工すると、紙層の内側になるほど
加工曲率が小さくなるため厚紙の層間が剥離して
各厚紙層毎の〓ずれ〓や〓割れ〓が発生する。ま
た、前述したように、紙層が肉厚なほど、曲げ加
工した部分の外径と内径との差が大きくなり、曲
げ加工部に不規則な無数の皺が発生すると共に、
紙層の剥離による微妙に隙間も無数にできるから
ボビン端部の強度が低下すると共に、寸法精度も
低下するという問題があつた。さらに、温度や湿
度の変化と復原応力によつて先曲げ部が伸長して
ボビン端部が変形するという問題があつた。
本考案は、前記従来のボビンの有する欠点を解
消することを目的とするものであつて、その目的
を達成するための本考案のボビンは、紙製ボビン
本体の少なくとも一方の端部に環状溝を設けるこ
とにより当該ボビン端部に内輪部と外輪部とを形
成し、前記外輪部の先端を内側に曲げて先曲げ部
を形成すると共に、先曲げ部の先端を前記環状溝
内に収容したことを特徴とするものである。
次に、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図はボビン本体の端部の一部断面を示すも
ので、ボビン本体1の端部2には環状溝3が形成
され、その環状溝3によつて外輪部4と内輪部5
とが同心円状に形成されている。この環状溝3は
ボビン本体1の肉厚の中央部に形成することもあ
るが、この第1図のように外輪部4の肉厚を内輪
部5の肉厚よりも薄くしてもよい。
なお、ボビン本体1を構成する材料としては紙
管や合成樹脂製の管を使用するのが好ましい。
第1図のようにボビン本体1の端部が加工され
たならば、第2図のように外輪部4を内側に曲げ
て環状溝3内にその外輪部4の先端を挿入し、こ
の外輪部4の外表面を内輪部5の外表面に接触さ
せることによつて先曲げ部6を形成する。
第3図は本考案に係るボビンの一部切開断面図
であつて、ボビン本体1の両端部に先曲げ部6が
それぞれ形成されている。
第4図は先曲げ部6をボビン本体1の一端に形
成し、他端には先曲げ部を設けず、回転駆動伝動
部7を設けたものを示している。
この回転駆動伝動部7はボビン本体1の端部を
スピンドルの動力伝達部に合わせて切除しても良
いが、ボビン本体1の端部の内側をくり抜いて形
成してもよい。更に、別体のソケツトをボビン本
体1の端部に嵌着しても良い。
本考案の他の実施例は、第5図に示す如く外輪
部4に先曲げ加工して先曲げ部6を形成し、この
先曲げ部6と内輪部5との間に間隙を設けて弾性
力を付与した状態にするか、あるいは最初から内
輪部5を外方に拡開してテーパー面5aを形成
し、このテーパー面5aをチヤツク8に保持させ
るように構成したものを示している。
このようにチヤツク8の形状に合わせて内輪部
5を加工することによつてチヤツク8との嵌着性
を一層向上させることができる。
また、内輪部5の長さが長すぎる場合には、こ
れを切断しても良く、場合によつて先曲げ部6の
端部と内輪部5の先端部との高さを同一にするこ
とも可能である。
上記のように、本考案は、紙製ボビン本体の少
なくとも一方の端部に形成した外輪部の先端を内
側に曲げて先曲げ部を形成すると共に、先曲げ部
の先端を外輪部と内輪部の間に設けた環状溝内に
収容したので、温度や湿度などの環境変化があつ
ても先曲げ部の変形を防止することができるよう
になつた。
したがつて、ボビンの寸法精度が向上すると共
に、先曲げ部の形状が安定するため、均一なボビ
ンを多量に供給することが出来る。また、満巻
後、撚糸加工等のために、別ボビンに巻き替える
際の糸解舒において、最内層糸になる程、先曲げ
部との接触が多くなる糸立ち性が安定し、テンシ
ヨン斑、単糸切れ等を回避でき円滑に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボビンの素材である管状
体の端部を加工した状態を示す断面図、第2図は
前記第1図の端部に先曲げ加工した状態を示す断
面図である。第3図は本考案に係るボビンの一部
を切開して示す断面図、第4図は更に別のボビン
の形状を示す一部切開断面図である。第5図はテ
ーパー面を有するチヤツクに支持させるボビンの
端部を示す断面図である。 1……ボビン本体、2……端部、3……環状
溝、4……外輪部、5……内輪部、6……先曲げ
部、7……回転駆動伝動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙製ボビン本体の少なくとも一方の端部に環状
    溝を設けることにより当該ボビン端部に内輪部と
    外輪部とを形成し、前記外輪部の先端を内側に曲
    げて先曲げ部を形成すると共に、先曲げ部の先端
    を前記環状溝内に収容したボビン。
JP12621583U 1983-08-16 1983-08-16 ボビン Granted JPS6036971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621583U JPS6036971U (ja) 1983-08-16 1983-08-16 ボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621583U JPS6036971U (ja) 1983-08-16 1983-08-16 ボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6036971U JPS6036971U (ja) 1985-03-14
JPH0328055Y2 true JPH0328055Y2 (ja) 1991-06-17

Family

ID=30287079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12621583U Granted JPS6036971U (ja) 1983-08-16 1983-08-16 ボビン

Country Status (1)

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JP (1) JPS6036971U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55528U (ja) * 1978-06-16 1980-01-05
JPS5816751B2 (ja) * 1978-04-11 1983-04-01 ゼネラル エレクトリツク コンパニ− 導入体シ−ルのアセンブリイならびに小形の高圧金属蒸気放電ランプおよびそのシ−ル方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554688Y2 (ja) * 1972-04-19 1980-12-17
JPS5816751U (ja) * 1981-07-24 1983-02-02 昭和プロダクツ株式会社 紙製ボビン

Patent Citations (2)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6036971U (ja) 1985-03-14

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