JPH03280510A - 高周波用シールド平面インダクタ - Google Patents

高周波用シールド平面インダクタ

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JPH03280510A
JPH03280510A JP8186090A JP8186090A JPH03280510A JP H03280510 A JPH03280510 A JP H03280510A JP 8186090 A JP8186090 A JP 8186090A JP 8186090 A JP8186090 A JP 8186090A JP H03280510 A JPH03280510 A JP H03280510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
coil
magnetic body
planar
spiral
Prior art date
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Pending
Application number
JP8186090A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Hasegawa
長谷川 迪雄
Masashi Sahashi
政司 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH03280510A publication Critical patent/JPH03280510A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、高周波用平面インダクタに関する。
(従来の技術) 従来、スパイラル状の導体コイルが高周波用インダクタ
として用いられている。
一般に、インダクタはコイルと磁心からなる。
平面インダクタの場合も、平面コイルの両面に高透磁率
磁性薄帯又は薄膜が絶縁層を介して積層されている。こ
の場合、高透磁率磁性体によってインダクタンスは著し
く増加する。
一方、インダクタの効果はそのインピーダンスZが大き
い程大きい。また、インダクタンスの周波数特性につい
ては、遮断周波数fcが存在し、周波数fの増加と共に
インダクタンスZはほぼfに比例して増加する。しかし
、f−fcの場合にここで、 遮断周波数fc は、 次式で表わされる。
但し、Lはインダクタンス、Cはコイルの線間容量であ
る。
従って、コイルのみの場合の遮断周波数は、高透磁率磁
性体と組合せた場合よりもJLに反比例して高周波側に
ずれる。このため、高周波側ではコイルのみの場合の方
が良いことになる。また、f<fcの場合は、Z〜2π
fLで表わされるので、高周波側で用いる場合にはLは
小さくとも良い。
また、Q値は大きい方が良く、磁束が強磁性体を通ると
鉄損が生じ、そのためQ値は低下する。
この鉄損は、はぼf2に比例して増加し、Q値はほぼ鉄
損とコイルの銅損の和に反比例する。従って、高周波側
ではQ値に関してもコイルのみの方が有利となる。
上述した理由から、高周波用インダクタは、コイルのみ
の形で用いられる場合が多い。特にMHz〜GHz帯で
はコイルのみの形で用いられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、スパイラル状導体コイル等のように平面
コイルのみの形で用いられる場合には、その近くに磁性
体が存在すると、その影響を受けてインダクタンスLは
変化し、Q値が低下して問題が生じる。
つまり、近くに存在する磁性体の影響を防ぐには、平面
コイルを磁性体でシールドする必要がある。
本発明は、上記課題をMl決するためになされたもので
あり、外部の磁性体の影響を受けずに高周波領域で使用
可能な高周波用シールド平面インダクタを提供するもの
である。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、スパイラル状コイルまたはこれらの積層体で
構成された平面コイルを磁性体で囲んでなることを特徴
とする高周波用シールド平面インダクタである。
ここで、シールド効果について第1図を参照して説明す
る。例えば、スパイラル状平面コイルに高周波電流を流
した時には、磁束の流れ5は第1図(b)に矢印で示す
ような形を取る。しかしながら、平面コイルの近くに磁
性体4が存在する場合には、磁束の流れ5は、例えば第
1図(C)のように変化する。このため、平均磁路長が
変化してインダクタンスは変化(低周波側では増加、高
周波側では低下)する。また、この場合には、磁束は磁
性体4の中を通るので、鉄損が生じQ値は低下する。
これらの変化を防ぐためには、例えば平面コイルの周囲
を磁性体で囲んで用いれば良い。この場合の磁性体によ
るシールド効果を説明する。平面コイルの周囲が磁性体
で囲まれている場合には、磁束の流れ5は、第1図(d
)に示すような形をとる。このため、その近くに別の磁
性体が存在する場合には、第1図Ce>に示すように磁
束の流れ5はその影響を殆んど受けず、平均磁路長の変
化も無く、インダクタンスL、Q値の変化は生じない。
しかしながら、平面コイルとそれを囲む磁性体との距離
が近いと、磁束は磁性体の中を通るので磁路長が短くな
ることと、磁性体の透磁率のために定周波数側のインダ
クタンスは増加し、遮断周波数は低下する。従って、こ
のようなことかある場合には、平面コイルの特性をその
まま活かすことができない。
一般には、スパイラルコイルの磁束はスパイラルコイル
からスパイラルコイルの一辺の長さの約半分位にまで及
ぶ。このため、スパイラルコイルの特性を保つにはシー
ルド用に設ける磁性体の覆いとスパイラルコイルの距離
を、スパイラルコイルの一辺の長の1/4よりも大きく
保つ必要がある。
また、円形状スパイラルコイルの場合にはシールド用に
設ける磁性体の覆いと、このスパイラルコイルの距離を
少なくともこのスパイラルコイルの半径の半分よりも大
きく保つ必要がある。
また、スパイラルコイルとシールド用に設ける磁性体の
覆いの距離を、スパイラルコイルの一辺の長さ(または
、スパイラルコイルの外径が円形の場合にはその直径)
の1割程度にした場合には、インダクタンスは磁性体の
覆いが無い場合の2倍程度の値になる。つまり、インダ
クタンスの値をスパイラルコイルの値の2倍以内に抑さ
えるためには、フィルと磁性体の覆いとの距離をスパイ
ラルコイルの一辺の長さ(又は直径)の1割以上に保つ
必要がある。
このように、目的に応じてスパイラルフィルとそれを囲
む磁性体の距離を、スパイラルコイルの外形寸法の1割
〜3割だけ離して用いることが効果的である。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
外形寸法IC1+m、巻線数20.″l?イル線幅20
0μm、コイル線厚100μm、コイル線ピッチ250
μmの正方形状スパイラルコイルを用意した。そして、
スパイラルコイルを囲む磁性体箔には、厚さ20μ鵡の
パーマロイ泊を用いた。すなわち、パーマロイ泊をを用
いて内側の寸法が、15mmX 15+omX 2m−
のケースを作製した。このケースの中央に、上述のスパ
イラルコイルをポリイミド樹脂を用いて設置した。
スパイラルコイルのみの場合について、近くに磁性体が
無い場合、及び10anX1mm厚の正方形状の鉄板の
上に5 in厚のプラスチック板を置き、その上に平面
インダクタを置いた場合、の夫々についてインダクタン
スL、Q値の周波数特性を調べ、その結果、第2図(A
)(B)に示すような特性線を得た。
また、スパイラルコイルを強磁性体で囲んだ場合につい
て、近くに磁性体が無い場合、及び上記鉄板の上に5■
■厚のプラスチック板を介して平面インダクタを置いた
場合、の夫々についてインダクタンスL、Q値の周波数
特性を調べ、その結果、第3図(A)(B)に示すよう
な特性線を得た。
この場合、第2図及び第3図中、平面インダクタの近く
に磁性体が無い場合の結果を、曲線aによって示し、平
面インダクタを鉄板の上に置いた場合の結果を曲線すに
よって示している。
これらの特性図から明らかなように、スパイラルコイル
を絶縁層を介して磁性体層で囲むことによって、平面イ
ンダクタの近くにある磁性体の影響は殆んど無くなり、
シールドの効果が現われていることが分った。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、外部の磁性体の影
響を受けない高周波領域で使用可能な平面インダクタが
得られ、その工業的価値は大きい。
また、つづら折れ状平面コイルに対しても本発明を適用
すれば、高周波領域において高性能なシールド平面イン
ダクタが得られ、極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、平面インダクタにおける磁束の流れを示す説
明図であり、同図(a)は、平面インダクタの平面図、
同図(b)〜同図(e)は、同図(a)のA−A’ に
沿う断面図、第2図は、コイルのみの場合のインダクタ
ンスL、Q値の周波数に対する特性を示す特性図、第3
図は、コイルを強磁性体で囲んで得られる平面インダク
タの場合のインダクタンスL、Q値の周波数に対する特
性を示す特性図である。 1・・・スパイラルコイル、2・・・磁性体層、3・・
絶縁層、4・・・磁性体、5・・・磁束の流れ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スパイラル状コイルまたはこれらの積層体で構成された
    平面コイルを磁性体で囲んでなることを特徴とする高周
    波用シールド平面インダクタ。
JP8186090A 1990-03-29 1990-03-29 高周波用シールド平面インダクタ Pending JPH03280510A (ja)

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JP8186090A JPH03280510A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 高周波用シールド平面インダクタ

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JPH03280510A true JPH03280510A (ja) 1991-12-11

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JP8186090A Pending JPH03280510A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 高周波用シールド平面インダクタ

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JP (1) JPH03280510A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0757936A (ja) * 1993-08-12 1995-03-03 Koa Corp 高周波コイルおよびその製造方法
JP2010283289A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Kaho Kagi Kofun Yugenkoshi 薄膜型共通モードノイズフィルタとその製作方法

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JPH0757936A (ja) * 1993-08-12 1995-03-03 Koa Corp 高周波コイルおよびその製造方法
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