JPH03279399A - コラーゲンの分離方法 - Google Patents
コラーゲンの分離方法Info
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- JPH03279399A JPH03279399A JP7978290A JP7978290A JPH03279399A JP H03279399 A JPH03279399 A JP H03279399A JP 7978290 A JP7978290 A JP 7978290A JP 7978290 A JP7978290 A JP 7978290A JP H03279399 A JPH03279399 A JP H03279399A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はコラーゲンの分離方法に関し、特には人体の
脂肪からコラーゲンを分離する方法に関する。
脂肪からコラーゲンを分離する方法に関する。
(従来の技術)
従来から2美容外科の分野では、例えば老人性のシワ取
りあるいは傷あと等の凹陥部の補修等の目的のために、
皮膚にコラーゲンを注入することが行なわれている。コ
ラーゲンは骨や皮膚等を形成する結合組織の主成分で繊
維状タンパク質からなるものであるから、これを注射器
で直接皮膚内に注入することによって、前記凹陥部分を
平坦化させることができる。
りあるいは傷あと等の凹陥部の補修等の目的のために、
皮膚にコラーゲンを注入することが行なわれている。コ
ラーゲンは骨や皮膚等を形成する結合組織の主成分で繊
維状タンパク質からなるものであるから、これを注射器
で直接皮膚内に注入することによって、前記凹陥部分を
平坦化させることができる。
従来のこの種美容外科に使用されるコラーゲンとしては
牛皮から抽出し精製したものが一般的であるが、しかし
ながら、当然人体とは異種タンパクであるため、アレル
ギー反応を起こすおそれがある。
牛皮から抽出し精製したものが一般的であるが、しかし
ながら、当然人体とは異種タンパクであるため、アレル
ギー反応を起こすおそれがある。
(発明が解決しようとする課題)
そこで、本発明者は、現在美容外科で一般に多用されて
いるところの人体からの脂肪抽出に鑑み、この抽出され
た脂肪から主として本人が使用するためにコラーゲンを
取り出すことを見い出した。
いるところの人体からの脂肪抽出に鑑み、この抽出され
た脂肪から主として本人が使用するためにコラーゲンを
取り出すことを見い出した。
本人の脂肪から分離されたコラーゲンであれば従来のよ
うな異種タンパクによるアレルギー反応は全く起きない
のである。
うな異種タンパクによるアレルギー反応は全く起きない
のである。
この発明はこのような観点にもとづき、人体の脂肪から
コラーゲンを簡単かつ効率良く分離する方法を提案する
ものである。
コラーゲンを簡単かつ効率良く分離する方法を提案する
ものである。
(課題を解決するための手段)
ここで提案されるコラーゲンの分離方法は二つあり、一
つは蒸留水による分離方法であり、他は冷凍による分離
方法である。
つは蒸留水による分離方法であり、他は冷凍による分離
方法である。
すなわち、前者は、人体より抽出した脂肪細片に芝留水
を加えて該蒸留水の浸透圧によって脂肪細胞を破壊し、
油成分とコラーゲンに分離せしめ。
を加えて該蒸留水の浸透圧によって脂肪細胞を破壊し、
油成分とコラーゲンに分離せしめ。
しかる後、比重の重いコラーゲンを取出すことを特徴と
するコラーゲンの分離方法に係る。
するコラーゲンの分離方法に係る。
また、後者は、人体より抽出した脂肪細片を蒸留水と混
合し、これをマイナス50℃以下に急速冷凍して脂肪細
胞を破壊し、油成分とコラーゲンに分離せしめ、しかる
後、比重の重いコラーゲンを取出すことを特徴とするコ
ラーゲンの分離方法に係る。
合し、これをマイナス50℃以下に急速冷凍して脂肪細
胞を破壊し、油成分とコラーゲンに分離せしめ、しかる
後、比重の重いコラーゲンを取出すことを特徴とするコ
ラーゲンの分離方法に係る。
(実施例)
以下実施例について詳細に説明する。
(第一発明)
まず、第一発明の蒸留水による分離方法を説明する。
(1)公知の外科的手段によって人体より抽出された脂
肪細片を攪拌41(ホモジナイザー)でかゆ状にすりつ
ぶす。
肪細片を攪拌41(ホモジナイザー)でかゆ状にすりつ
ぶす。
(2)前記かゆ状の脂肪細片に蒸留水を加える。
脂肪細胞は主としてコラーゲンによって形成された外枠
とそれに囲まれた油性成分より成り立っているのである
が、蒸留水の添加により、その浸透圧で脂肪細胞は完全
に破壊され油性成分とコラーゲンに分離する。しかし、
外見上はオレンジジュース様に混在している。
とそれに囲まれた油性成分より成り立っているのである
が、蒸留水の添加により、その浸透圧で脂肪細胞は完全
に破壊され油性成分とコラーゲンに分離する。しかし、
外見上はオレンジジュース様に混在している。
(3)前記の混在液状成分を遠心分離器にかけることに
より、該液状成分は比重の重いゼリー状のコラーゲンと
軽いオイル状の油性成分とにすみやかに分離する。
より、該液状成分は比重の重いゼリー状のコラーゲンと
軽いオイル状の油性成分とにすみやかに分離する。
(4)分離したコラーゲンをオートピペット等によって
を取り出す。
を取り出す。
この方法によって得られたコラーゲン(オートコラーゲ
ン)はそのまま前記した本人に対するコラーゲン注入に
用いることができるが、これを冷凍することにより長期
の保存にたえ必要に応じ随時解凍し使用することも可能
である。
ン)はそのまま前記した本人に対するコラーゲン注入に
用いることができるが、これを冷凍することにより長期
の保存にたえ必要に応じ随時解凍し使用することも可能
である。
(第二発明)
次に第二の発明である、急速冷凍による分離方法につい
て述べる。
て述べる。
(1)前記と同様に、公知の外科的手段によって人体よ
り抽出された脂肪細片を蒸留水と混合すると、蒸留水の
浸透圧で脂肪細胞は膨張する。
り抽出された脂肪細片を蒸留水と混合すると、蒸留水の
浸透圧で脂肪細胞は膨張する。
(2)次いで、これを、マイナス50℃以下に急速冷凍
する。これにより脂肪細胞内の水分は氷結し、さらに容
積を増し脂肪細胞は完全に破壊される。
する。これにより脂肪細胞内の水分は氷結し、さらに容
積を増し脂肪細胞は完全に破壊される。
(3)前記冷凍された脂肪細胞を解凍することによって
、コラーゲンと油性成分が混在した液状成分が得られる
。
、コラーゲンと油性成分が混在した液状成分が得られる
。
(4)前記の混在液状成分を遠心分離器にかけることに
より、該液状成分は比重の重いゼリー状のコラーゲンと
軽いオイル状の油性成分とにすみやかに分離する。
より、該液状成分は比重の重いゼリー状のコラーゲンと
軽いオイル状の油性成分とにすみやかに分離する。
(5)分離したコラーゲンをオートピペット等によって
取り出す。
取り出す。
この方法においては、(2)の冷凍工程で脂肪を冷凍し
たまま保存し、必要に応じて随時(3)の解凍工程で解
凍して分離することができる。
たまま保存し、必要に応じて随時(3)の解凍工程で解
凍して分離することができる。
(作用・効果)
この発明によって得られたコラーゲンは、いわゆるオー
トコラーゲン(自己コラーゲン)として本人へ直接注入
することができる。すなわち、老人性のシワ、傷、にき
び跡等の皮膚の凹陥部分の真皮内に注射器で直接このオ
ートコラーゲンを注入することにより、全くアレルギー
反応の懸念なく、前記凹陥部分を平たん化させ、外見上
の若がえり、傷あとの成形を行なうことができる。
トコラーゲン(自己コラーゲン)として本人へ直接注入
することができる。すなわち、老人性のシワ、傷、にき
び跡等の皮膚の凹陥部分の真皮内に注射器で直接このオ
ートコラーゲンを注入することにより、全くアレルギー
反応の懸念なく、前記凹陥部分を平たん化させ、外見上
の若がえり、傷あとの成形を行なうことができる。
さらに、コラーゲンは皮膚の油分、水分を皮膚表面に保
持する働き(モイスチャー効果)があるので、肌のうる
おいを保つ目的でクリーム、乳液あるいは美容液などに
用いることができる。この場合においても、オートコラ
ーゲンであれば、アレルギー等の問題は一切なく、自己
専用の優れた純度の高い化粧品として利用することがで
きる。
持する働き(モイスチャー効果)があるので、肌のうる
おいを保つ目的でクリーム、乳液あるいは美容液などに
用いることができる。この場合においても、オートコラ
ーゲンであれば、アレルギー等の問題は一切なく、自己
専用の優れた純度の高い化粧品として利用することがで
きる。
以上説明したように、この発明によれば、極めて簡単か
つ効率良くコラーゲンを分離することができる。のみな
らず、冷凍保存によって必要に応じて好きな時に使用す
ることが可能である。
つ効率良くコラーゲンを分離することができる。のみな
らず、冷凍保存によって必要に応じて好きな時に使用す
ることが可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、人体より抽出した脂肪細片に蒸留水を加えて該蒸留
水の浸透圧によって脂肪細胞を破壊し、油性成分とコラ
ーゲンに分離せしめ、しかる後、比重の重いコラーゲン
を取出すことを特徴とするコラーゲンの分離方法。 2、人体より抽出した脂肪細片を蒸留水と混合し、これ
をマイナス50℃以下に急速冷凍して脂肪細胞を破壊し
、油性成分とコラーゲンに分離せしめ、しかる後、比重
の重いコラーゲンを取出すことを特徴とするコラーゲン
の分離方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978290A JPH03279399A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | コラーゲンの分離方法 |
EP90113376A EP0448770A1 (en) | 1990-03-28 | 1990-07-12 | Method for separating collagen |
KR1019900014452A KR910016350A (ko) | 1990-03-28 | 1990-09-13 | 콜라겐의 분리방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978290A JPH03279399A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | コラーゲンの分離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03279399A true JPH03279399A (ja) | 1991-12-10 |
Family
ID=13699779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7978290A Pending JPH03279399A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | コラーゲンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03279399A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170795A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-10-07 | フオンダ−シヨン・メリユ−クス | コラ−ゲン質材料の製造方法 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP7978290A patent/JPH03279399A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170795A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-10-07 | フオンダ−シヨン・メリユ−クス | コラ−ゲン質材料の製造方法 |
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