JPH0327864B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0327864B2 JPH0327864B2 JP23168888A JP23168888A JPH0327864B2 JP H0327864 B2 JPH0327864 B2 JP H0327864B2 JP 23168888 A JP23168888 A JP 23168888A JP 23168888 A JP23168888 A JP 23168888A JP H0327864 B2 JPH0327864 B2 JP H0327864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eddy current
- magnet
- magnetic field
- coil
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 26
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電気磁気的に超音波を発生、検出
する電磁超音波変換器の指向特性の改良に関する
ものである。
する電磁超音波変換器の指向特性の改良に関する
ものである。
従来、この種の電磁超音波変換器として第1図
に示すものがあつた。図において、1は鉄心、2
はこの鉄心1に巻装した直流磁界発生用のコイル
で、鉄心1とコイル2とでマグネツト(電磁石)
3を構成している。4は渦巻状に等間隔に巻いた
渦電流発生コイル、5は超音波が発生させられる
導電性表面を有する被検材である。この例では、
直流磁界発生のために電磁石を用いているが、永
久磁石を用いるものであり、電源不要であるとい
うメリツトのため、用途により使用されている。
に示すものがあつた。図において、1は鉄心、2
はこの鉄心1に巻装した直流磁界発生用のコイル
で、鉄心1とコイル2とでマグネツト(電磁石)
3を構成している。4は渦巻状に等間隔に巻いた
渦電流発生コイル、5は超音波が発生させられる
導電性表面を有する被検材である。この例では、
直流磁界発生のために電磁石を用いているが、永
久磁石を用いるものであり、電源不要であるとい
うメリツトのため、用途により使用されている。
次に動作について説明する。直流磁界発生用の
コイル2に直流を流すと、被検材5の表面近傍に
第1図に示すように一様な磁界Bが発生する。一
方、渦電流発生コイル4にiのような電流を流す
と、被検材5の表面近傍に渦電流Iが発生する。
この渦電流Iと磁界Bとの相互作用により、第1
図のFのような力が働きこれは横波として伝播し
てゆく。この横波超音波の音源はほゞ渦電流発生
コイル4に向かい合つた被検材5の表面で、渦電
流発生コイル4と同寸法のピストン運動をする音
源とすることができる。このような音源の指向特
性は、第2図に示すように主ローブMの他に副ロ
ーブSが発生する上記説明では超音波の発生につ
いて述べたが、超音波の検出は発生の逆の原理に
より行なわれる。
コイル2に直流を流すと、被検材5の表面近傍に
第1図に示すように一様な磁界Bが発生する。一
方、渦電流発生コイル4にiのような電流を流す
と、被検材5の表面近傍に渦電流Iが発生する。
この渦電流Iと磁界Bとの相互作用により、第1
図のFのような力が働きこれは横波として伝播し
てゆく。この横波超音波の音源はほゞ渦電流発生
コイル4に向かい合つた被検材5の表面で、渦電
流発生コイル4と同寸法のピストン運動をする音
源とすることができる。このような音源の指向特
性は、第2図に示すように主ローブMの他に副ロ
ーブSが発生する上記説明では超音波の発生につ
いて述べたが、超音波の検出は発生の逆の原理に
より行なわれる。
このような指向特性の電磁超音波変換器は、超
音波探傷等に用いると主ローブ方向の探傷信号中
に副ローブ方向の信号が混在して正確な探傷を行
なうことができない。したがつて従来の電磁超音
波変換器は指向特性上、好ましくない欠点があつ
た。
音波探傷等に用いると主ローブ方向の探傷信号中
に副ローブ方向の信号が混在して正確な探傷を行
なうことができない。したがつて従来の電磁超音
波変換器は指向特性上、好ましくない欠点があつ
た。
この発明は、上記のような従来のもの、特に直
流磁界を発生するためのマグネツトとして永久磁
石を用いるものの欠点を除去するためになされた
もので、マグネツトに細線状の永久磁石材と非磁
性の線材とを混合することにより磁界密度の分布
を変化させて副ローブを小さくし、これにより指
向特性を向上した電磁超音波変換器を提供するこ
とを目的としている。
流磁界を発生するためのマグネツトとして永久磁
石を用いるものの欠点を除去するためになされた
もので、マグネツトに細線状の永久磁石材と非磁
性の線材とを混合することにより磁界密度の分布
を変化させて副ローブを小さくし、これにより指
向特性を向上した電磁超音波変換器を提供するこ
とを目的としている。
以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第3図において、6はマグネツト、このマグ
ネツト6は第4図に示すように細線状の永久磁石
材Wと細い非時性W′とを混合して中心部では永
久磁石材Wの密度を高くし、周辺部では密度を低
くしてある、なお、渦電流発生コイル4と被検材
5は従来のものと同様である。また第6図には。
の発明による指向特性を示し、Mは主ローブ、S
は副ローブである。
る。第3図において、6はマグネツト、このマグ
ネツト6は第4図に示すように細線状の永久磁石
材Wと細い非時性W′とを混合して中心部では永
久磁石材Wの密度を高くし、周辺部では密度を低
くしてある、なお、渦電流発生コイル4と被検材
5は従来のものと同様である。また第6図には。
の発明による指向特性を示し、Mは主ローブ、S
は副ローブである。
次にこの発明の動作を説明するに先立つて従来
の指向特性の副ローブSが大きい原因について説
明する。すなわち従来の鉄心1の材質が一様であ
るので、磁界Bの分布は一様である。また渦電流
発生コイル4の巻き方も一様であるので、渦電流
発生コイル4に電流iを流すことによつて被検材
表面近傍に発生する渦電流の密度も渦電流発生コ
イル4に対向した部分では一様である。したがつ
て被検材5の表面に生ずる力Fも一様であるの
で、ピストン運動する音源となり理論的に副ロー
ブSが発生する。
の指向特性の副ローブSが大きい原因について説
明する。すなわち従来の鉄心1の材質が一様であ
るので、磁界Bの分布は一様である。また渦電流
発生コイル4の巻き方も一様であるので、渦電流
発生コイル4に電流iを流すことによつて被検材
表面近傍に発生する渦電流の密度も渦電流発生コ
イル4に対向した部分では一様である。したがつ
て被検材5の表面に生ずる力Fも一様であるの
で、ピストン運動する音源となり理論的に副ロー
ブSが発生する。
一方、この発明では、マグネツト6は第4図に
示すように細線状の永久磁石材Wと、細い非磁性
の線材W′とを混合して中心部では永久磁石材の
密度が高く、周辺部では密度が低くしてあるの
で、磁界Bは中心部で大きく周辺部では小さい。
また渦電流発生コイル4に電流iを流すことによ
つて発生する渦電流の密度は一様である。したが
つて被検材5の表面に生ずる力Fはマグネツト6
の内側FIの方が外側Fφより大きくなる。この磁
界分布即ち、表面に発生する力の分布は第5図に
示すようになる。この分布形状はマグネツト6の
永久磁石材Wの分布の仕方によつて変化させるこ
とができる。
示すように細線状の永久磁石材Wと、細い非磁性
の線材W′とを混合して中心部では永久磁石材の
密度が高く、周辺部では密度が低くしてあるの
で、磁界Bは中心部で大きく周辺部では小さい。
また渦電流発生コイル4に電流iを流すことによ
つて発生する渦電流の密度は一様である。したが
つて被検材5の表面に生ずる力Fはマグネツト6
の内側FIの方が外側Fφより大きくなる。この磁
界分布即ち、表面に発生する力の分布は第5図に
示すようになる。この分布形状はマグネツト6の
永久磁石材Wの分布の仕方によつて変化させるこ
とができる。
電磁超音波振動子の分野においては、中心部よ
り周辺部を弱く励振させると、副ローブSを抑制
できることが知られており、さらに副ローブを最
小にする励振分布が求められている。したがつて
この発明によれば中心部より周辺部の方が被検材
表面に働く力が小さいために従来のものより副ロ
ーブが小さくなる(第6図)。しかもマグネツト
6の永久磁石材Wと、非磁性線状W′との混合の
仕方とその分布とを適切に定めれば理論上最も副
ローブの小さい指向特性を得ることができる。
り周辺部を弱く励振させると、副ローブSを抑制
できることが知られており、さらに副ローブを最
小にする励振分布が求められている。したがつて
この発明によれば中心部より周辺部の方が被検材
表面に働く力が小さいために従来のものより副ロ
ーブが小さくなる(第6図)。しかもマグネツト
6の永久磁石材Wと、非磁性線状W′との混合の
仕方とその分布とを適切に定めれば理論上最も副
ローブの小さい指向特性を得ることができる。
なお、この発明の実施例では、超音波の発生に
ついて説明したが、検出の場合も渦電流発生コイ
ルの代りに被検材の表面に発生した渦電流を検出
する渦電流検出コイルを用いて上記同様の原理に
よつて実現できる。また実施例のものは渦電流発
生コイル4が円形の場合を示したが、用途に応じ
てその形状を変更可能である。
ついて説明したが、検出の場合も渦電流発生コイ
ルの代りに被検材の表面に発生した渦電流を検出
する渦電流検出コイルを用いて上記同様の原理に
よつて実現できる。また実施例のものは渦電流発
生コイル4が円形の場合を示したが、用途に応じ
てその形状を変更可能である。
以上のようにこの発明によれば、マグネツトを
細線状の永久磁石材と非磁性の線状とを混合し、
周辺部に比較して中心部では上記永久磁石材の密
度が高くなるようにしたので、被検材表面近傍に
与える磁界分布が中心部では密に、周辺部では粗
になり、副ローブの小さい指向特性を得、超音波
探傷等の計測の確度を高めることができる効果が
ある。
細線状の永久磁石材と非磁性の線状とを混合し、
周辺部に比較して中心部では上記永久磁石材の密
度が高くなるようにしたので、被検材表面近傍に
与える磁界分布が中心部では密に、周辺部では粗
になり、副ローブの小さい指向特性を得、超音波
探傷等の計測の確度を高めることができる効果が
ある。
第1図は従来の電磁超音波変換器の構成図、第
2図は同じくその指向特性図、第3図はこの発明
の一実施例による電磁超音波変換器の構成図、第
4図は第3図のマグネツトの説明図、第5図は第
3図における被検材表面に作用する力の分布図、
第6図はこの発明の一実施例による指向特性図で
ある。 2……直流磁界発生用コイル、4……渦電流発
生コイル、5……被検材、6……マグネツト、W
……永久磁石材、W′……非磁性線材。なお、図
中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
2図は同じくその指向特性図、第3図はこの発明
の一実施例による電磁超音波変換器の構成図、第
4図は第3図のマグネツトの説明図、第5図は第
3図における被検材表面に作用する力の分布図、
第6図はこの発明の一実施例による指向特性図で
ある。 2……直流磁界発生用コイル、4……渦電流発
生コイル、5……被検材、6……マグネツト、W
……永久磁石材、W′……非磁性線材。なお、図
中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 被検材の導電性表面に磁界を与えるマグネツ
トと、上記被検材の表面に渦電流を発生させる又
は上記被検材の表面に発生した渦電流を検出する
コイルとを備えた電磁超音波変換器において、上
記マグネツトを細線状の永久磁石材と非磁性の細
線とを混合し且つ周辺部に比較して中心部では上
記永久磁石材の密度が高くなるように構成した事
を特徴とする電磁超音波変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23168888A JPH021545A (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 電磁超音波変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23168888A JPH021545A (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 電磁超音波変換器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10186981A Division JPS582745A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 電磁超音波変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021545A JPH021545A (ja) | 1990-01-05 |
JPH0327864B2 true JPH0327864B2 (ja) | 1991-04-17 |
Family
ID=16927437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23168888A Granted JPH021545A (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 電磁超音波変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH021545A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109772669B (zh) * | 2018-12-26 | 2021-01-08 | 苏州博昇科技有限公司 | 一种具有自动去铁屑功能的电磁超声换能器 |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP23168888A patent/JPH021545A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021545A (ja) | 1990-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7165453B2 (en) | Flexible electromagnetic acoustic transducer sensor | |
US7546770B2 (en) | Electromagnetic acoustic transducer | |
RU2298786C2 (ru) | Электромагнитные акустические измерительные преобразователи | |
US4480477A (en) | Electrodynamic instrument transformer head | |
JPH0327864B2 (ja) | ||
US7395715B2 (en) | Electromagnetic ultrasound probe | |
JPH0134343B2 (ja) | ||
JPS582744A (ja) | 超音波変換子 | |
JPH0239252Y2 (ja) | ||
JP7387105B2 (ja) | 電磁超音波探触子 | |
CN114666705B (zh) | 一种基于换能器的保持声场指向性的方法 | |
JPS582741A (ja) | 超音波変換子 | |
SU543868A1 (ru) | Электромагнитоакустический преобразователь | |
RU2327152C2 (ru) | Эма преобразователь | |
JPH0143265B2 (ja) | ||
SU1758546A1 (ru) | Электромагнитно-акустический преобразователь дл неразрушающего контрол | |
JPS6333440Y2 (ja) | ||
SU834943A1 (ru) | Магнитострикционный преобразователь | |
SU1270675A1 (ru) | Электромагнитно-акустический преобразователь | |
JPS6319023B2 (ja) | ||
JPH018969Y2 (ja) | ||
Wakiwaka et al. | Effect of magnetic bias on acoustic vibration element using giant magnetostrictive material | |
KR19990086568A (ko) | 로렌쯔 힘을 이용한 초음파 탐촉자 | |
Wakiwaka et al. | Examination of the Shape Variation and Stress Distribution of Vibration Elements Using Giant Magnetostrictive Material | |
Dameron et al. | Magnetostrictive Imaging Systems |