JPH0327752A - 回転子巻線のゆるみ診断方法 - Google Patents
回転子巻線のゆるみ診断方法Info
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- JPH0327752A JPH0327752A JP1158783A JP15878389A JPH0327752A JP H0327752 A JPH0327752 A JP H0327752A JP 1158783 A JP1158783 A JP 1158783A JP 15878389 A JP15878389 A JP 15878389A JP H0327752 A JPH0327752 A JP H0327752A
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- bar conductor
- rotor
- vibrative
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 31
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Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は回転電機の回転子に組込まれた巻線の保持状
態を診断する方法に関する。
態を診断する方法に関する。
回転電機の回転子に装着した回転子巻線の異常(ゆるみ
)の有無の診断は、従来、目視検査あるいはテストハン
マを使っての手触もしくは打音にらる感応検査で行って
いた。
)の有無の診断は、従来、目視検査あるいはテストハン
マを使っての手触もしくは打音にらる感応検査で行って
いた。
(発明が解決しようとする課題)
このため、客観的、定量的なデータが無く、作業者の勘
に頼らざるを得す、作業者によってゆるみ判定が大きく
バラツキ、誤診断による回転子巻線の焼損や摩耗が発生
するという問題があった。
に頼らざるを得す、作業者によってゆるみ判定が大きく
バラツキ、誤診断による回転子巻線の焼損や摩耗が発生
するという問題があった。
この発明は上記問題を解消するためになされたもので、
回転子巻線のゆるみの有無をを従来に比し客観的に診断
することができる回転子巻線のゆるみ診断方法を提供す
ることを目的とする。
回転子巻線のゆるみの有無をを従来に比し客観的に診断
することができる回転子巻線のゆるみ診断方法を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段]
この発明は上記目的を達或するため、回転子巻線を加振
して回転子巻線および回転子コアの振動加速度をそれぞ
れ測定し、両振動加速度の比を演算して該比の大きさか
ら回転子巻線のゆるみの程度を診断する構或としたもの
である。
して回転子巻線および回転子コアの振動加速度をそれぞ
れ測定し、両振動加速度の比を演算して該比の大きさか
ら回転子巻線のゆるみの程度を診断する構或としたもの
である。
回転子巻線が回転子コアに良好に装着され、回転子巻線
のゆるみが無い時には、両者に加振力を加えたときの両
者の振動加速度比はほぼlになるので、振動加速度比か
ら回転子巻線のぬるみの程度を客観的に知ることができ
る。
のゆるみが無い時には、両者に加振力を加えたときの両
者の振動加速度比はほぼlになるので、振動加速度比か
ら回転子巻線のぬるみの程度を客観的に知ることができ
る。
〔実施例]
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明を実施する回転電機の回転子の1例を
示したもので、この回転子はかご形誘導電動機の回転子
である。lは回転子のコア、2はバー導体、3はエンド
リング、4は回転子軸、5は軸受であり、第2図はこの
回転子の縦断面部分図を示している。
示したもので、この回転子はかご形誘導電動機の回転子
である。lは回転子のコア、2はバー導体、3はエンド
リング、4は回転子軸、5は軸受であり、第2図はこの
回転子の縦断面部分図を示している。
第2図において、6は加振ハンマ、7と8は加速度セン
サ、9は周波数分析器である。加速度センサ7はコアl
の振動加速度Bを検出し、加速度センサ8はバー導体2
の振動加速度Aを検出し、両者が検出した振動加速度A
とBは演算器(この例では、周波数分析器)9に入力さ
れる。
サ、9は周波数分析器である。加速度センサ7はコアl
の振動加速度Bを検出し、加速度センサ8はバー導体2
の振動加速度Aを検出し、両者が検出した振動加速度A
とBは演算器(この例では、周波数分析器)9に入力さ
れる。
加振ハンマ6でバー導体2を打って、バー導体2を振動
させた場合、バー導体2がコア1のスロット内に良好に
、密着性良く収まっていれば、バー導体2の振動が良好
にコアlに伝達されるので、バー導体2とコアlは一体
的に振動し、両者の振動加速度はほぼ等しくなるが、密
着性が不充分であると、バー1.体2の振動はコア1に
伝わりにくく、コア1の振動加速度Bはバー導体2の振
動加速度八よりも小さくなる。従って、A/Bを演算す
れば、バー導体2のゆるみの程度を定量的に知ることが
でき、周波数分析器9はこのA/Bを演算する。
させた場合、バー導体2がコア1のスロット内に良好に
、密着性良く収まっていれば、バー導体2の振動が良好
にコアlに伝達されるので、バー導体2とコアlは一体
的に振動し、両者の振動加速度はほぼ等しくなるが、密
着性が不充分であると、バー1.体2の振動はコア1に
伝わりにくく、コア1の振動加速度Bはバー導体2の振
動加速度八よりも小さくなる。従って、A/Bを演算す
れば、バー導体2のゆるみの程度を定量的に知ることが
でき、周波数分析器9はこのA/Bを演算する。
次に、本発明者が行った実験結果について説明する。
第3図はコアlのスロット開口部lAとバー導体2を示
したもので、第4図はバー導体2のスロット開口部側の
端部をタガネで打ち、スウエッジlOを形威して該端部
をスロット幅方向にふくらませることによりコアlとの
密着性を良くした構造を示している。このバー導体2の
上記ふ<ラマせた変形部分の面積のバー導体全面積に対
する割合(スウエッジ加工率)が高い程、バー導体2の
ゆるみが少ない。
したもので、第4図はバー導体2のスロット開口部側の
端部をタガネで打ち、スウエッジlOを形威して該端部
をスロット幅方向にふくらませることによりコアlとの
密着性を良くした構造を示している。このバー導体2の
上記ふ<ラマせた変形部分の面積のバー導体全面積に対
する割合(スウエッジ加工率)が高い程、バー導体2の
ゆるみが少ない。
第5図は、このスウエッジ加工率の小さいバ導体に上記
加振ハンマ6による振動を加えた場合の振動加速度A,
Bの測定結果を示したものであり、第6図はスウエッジ
加工率の大きいバー導体に上記加振ハンマ6による振動
を加えた場合の振動加速度A,Bの測定結果を示したも
のである。
加振ハンマ6による振動を加えた場合の振動加速度A,
Bの測定結果を示したものであり、第6図はスウエッジ
加工率の大きいバー導体に上記加振ハンマ6による振動
を加えた場合の振動加速度A,Bの測定結果を示したも
のである。
両図から、スウエッジ加工率が低い場合は、A〉Bであ
るが、スウエッジ加工率が高くなると、AとBがほぼ等
しくなることがわかる。第7図はこの測定を多数回行っ
て得られた測定データを整理したものであり、スウエッ
ジ加工率が高くなるに伴い、すなわちバー導体のゆるみ
が小さくなるに伴い振動加速度比A/Bが小さくなり、
lに近づくことがわかる。
るが、スウエッジ加工率が高くなると、AとBがほぼ等
しくなることがわかる。第7図はこの測定を多数回行っ
て得られた測定データを整理したものであり、スウエッ
ジ加工率が高くなるに伴い、すなわちバー導体のゆるみ
が小さくなるに伴い振動加速度比A/Bが小さくなり、
lに近づくことがわかる。
従って、振動加速度比A/Bの値がらバー導体2のゆる
みの程度を定量的に知ることができる.なお、上記実施
例では、かご形誘導電動機の回転子巻線について説明し
たが、この発明は巻線形誘導電動機等の他の回転電機の
回転子巻線のぬるみ診断に用いることができる。
みの程度を定量的に知ることができる.なお、上記実施
例では、かご形誘導電動機の回転子巻線について説明し
たが、この発明は巻線形誘導電動機等の他の回転電機の
回転子巻線のぬるみ診断に用いることができる。
また、振動加速度比を得るための演算器として周波数分
析器を用いているが、時間軸波形で振動加速度比を演算
する演算器を用いてもよい。
析器を用いているが、時間軸波形で振動加速度比を演算
する演算器を用いてもよい。
また、振動加速度を検出して、その比の値を診断基準と
しているが、速度もしくは変位量を検出しても良い。
しているが、速度もしくは変位量を検出しても良い。
この発明は以上説明した通り、回転子巻線と回転子コア
の振動加速度比という物理的データから回転子巻線のゆ
るみの程度を診断するから、従来の場合に比して診断の
バラッキを少なくし、かつ、正確な診断を行うことがで
き、誤診断により回転子巻線のゆるみが看過されて起こ
る焼損事等を低減することができる。
の振動加速度比という物理的データから回転子巻線のゆ
るみの程度を診断するから、従来の場合に比して診断の
バラッキを少なくし、かつ、正確な診断を行うことがで
き、誤診断により回転子巻線のゆるみが看過されて起こ
る焼損事等を低減することができる。
第1図はこの発明を実施する回転子の1例を示す側面図
、第2図はこの発明の実施例を示す構或要素の配置図、
第3図と第4図はこの発明を実施した回転子の回転子コ
アと回転子巻線の構戒を示す部分図、第5図と第6図は
この発明を実施して得た振動加速度一周波数特性図、第
7図は上記振動加速度一周波数特性図をデータ処理して
作威した振動加速度比一スウエソジ加工率関係口である
.図において、1〜回転子コア、2−バー導体、7、8
一加速度センサ、9−・・周波数分析器。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
、第2図はこの発明の実施例を示す構或要素の配置図、
第3図と第4図はこの発明を実施した回転子の回転子コ
アと回転子巻線の構戒を示す部分図、第5図と第6図は
この発明を実施して得た振動加速度一周波数特性図、第
7図は上記振動加速度一周波数特性図をデータ処理して
作威した振動加速度比一スウエソジ加工率関係口である
.図において、1〜回転子コア、2−バー導体、7、8
一加速度センサ、9−・・周波数分析器。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 回転子巻線を加振して回転子巻線および回転子コアの振
動加速度をそれぞれ測定し、両振動加速度の比を演算し
て該比の大小から回転子巻線のゆるみの程度を診断する
ことを特徴とする回転子巻線のゆるみ診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1158783A JP2518405B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 回転子巻線のゆるみ診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1158783A JP2518405B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 回転子巻線のゆるみ診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327752A true JPH0327752A (ja) | 1991-02-06 |
JP2518405B2 JP2518405B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=15679240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1158783A Expired - Lifetime JP2518405B2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 回転子巻線のゆるみ診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518405B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5777294A (en) * | 1995-01-31 | 1998-07-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Laser beam machining system and method using preliminary work commands |
JP2011107123A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Nikkiso Co Ltd | 劣化診断装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6390968U (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-13 |
-
1989
- 1989-06-21 JP JP1158783A patent/JP2518405B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6390968U (ja) * | 1986-12-02 | 1988-06-13 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5777294A (en) * | 1995-01-31 | 1998-07-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Laser beam machining system and method using preliminary work commands |
JP2011107123A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Nikkiso Co Ltd | 劣化診断装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2518405B2 (ja) | 1996-07-24 |
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Legal Events
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