JPH03274937A - 伝送誤り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、回線品質に応じた伝送誤り制御を行なう伝送
誤り制御装置に関する。

［従来の技術］ 従来の伝送誤り制御方式では、通信ノード間の回線品質
が良い場合は、誤り訂正装置を設けずに回線をそのまま
使用し、回線品質の悪い場合は、通信ノード間で誤り訂
正装置を設け、伝送品質を改善して使用する方式となっ
ていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の伝送誤り制御方式では、誤り訂正装置を
設置するのは、回線品質が悪い回線のみに限定する方式
となっている。従って、回線品質が良かったために誤り
訂正装置を設置しなかった回線では、回線品質が変化し
て回線品質が悪くなった場合には、再送回数が増え伝送
効率が劣化するか、あるいは全く伝送出来なくなる。

誤り訂正装置を設置した回線では、回線品質が変化して
回線品質が良くなった場合には、訂正符号の付与分がオ
ーバーヘッドとなり、伝送効率を向上することが可能で
ありながら低効率のままその回線を使用せざるを得ない
という欠点がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、回線
品質に応じて最も効率の良い伝送誤り制御を行なうこと
を目的とし、この目的を達成するために、回線品質の異
なる複数の回線のいずれかを使用して通信を行うデータ
通信システムに用いられる伝送誤り制御装置おいて、通
信データに誤り訂正符号を付加するために通信データを
一定長さに区切り、同期ビットを付加してフレームを構
成するフレーム構成回路と、通信データに誤り訂正を行
い、その誤り訂正能力を複数種類の中から選択して使用
する誤り訂正回路と、誤り訂正符号を付加することによ
る伝送速度の変化を調整する伝送速度制御回路と、誤り
検出機能を持つデータ通信制御装置と、受信した通信デ
ータの誤り回数から誤り訂正を行うか否かを判断し、か
つフレーム構成回路と誤り訂正回路と伝送速度制御回路
の制御を行う伝送誤り制御回路を設け、誤りの発生頻度
から回線品質を判断し、伝送効率の最も良い誤り訂正符
号の付加を行うように構成されている。

［作用］ 上記構成の回線品質に応じた伝送誤り制御方式において
は、誤り訂正回路の誤り訂正動作によって回線品質を監
視して、回線品質が悪い場合にはその回線品質の程度に
より最適な誤り訂正を行うことにより、回線品質に応じ
て最も効率の良い伝送誤り制御を行なうように作用する
。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明による回線品質に応じた伝送誤り制御
方式の一実施例を示すブロック図である。

第１図において、フレーム構成回路１は、通信データに
誤り訂正符号（ＦＥＣ）を付加する場合に、一定長のフ
レームを構成する必要があるため、そのフレームの識別
を行うための回路である。誤り訂正回路２は、送信通信
データに対して誤り訂正符号を付加することと、受信通
信データに対して誤り訂正を行う回路である。伝送速度
制御回路３は、誤り訂正符号を付加することによって伝
送速度が変化するので、伝送速度を調整するための回路
である。データ通信制御回路４は、Ｘ、２５のプロトコ
ルをサポートする回路である。伝送誤り制御回路５は、
受信通信データの誤り状況から、誤り訂正を行うかどう
かの判断を行い、フレーム構成回路１、誤り訂正回路２
、および伝送速度制御回路３の制御を行う回路である。

次に第１図に示す伝送誤り制御装置の動作につき、第２
図、第３図、および第４図のフレーム構成図と、第５図
のフローチャートに基づいて説明する。なお、第２図、
第３図、および第４図に示すＦおよびＳは同期符号を示
し、同期符号ＦおよびＳは異なる同期符号であることを
意味する。また、第２図（ａ）および（ｂ）の関係は、
第２図（ａ）の一部を拡大してつなぎ合わせた状態を第
２図（ｂ）が示している。同様に、第３図（ａ）および
（ｂ）の関係は、第３図（ａ）の一部を拡大してつなぎ
合わせた状態を第３図（ｂ）が示している。

本発明による伝送誤り制御装置は、２台を対向させて使
用される。また、通信開始直後は、第２図のフレーム構
成が選択される。

第２図に示すフレーム構成は、Ｘ、２５プロトコルのＨ
ＤＬＣフレーム構成である。データ通信制御回路４から
の送受信データがそのまま信号線１０に出力され、対応
装置と通信を行う。

データ通信制御回路４は、受信データを誤り検出コード
（ＣＲＣ）にて監視しており、誤りを検出した場合には
、伝送誤り制御回路５に対して信号線７０を介して通知
する。伝送誤り制御回路５では、一定回数以上のデータ
通信制御回路４からの誤り通知を確認した場合に、フレ
ーム構成回路１、誤り訂正回路２、および伝送速度制御
回路３に対して、第４図のフレーム構成の誤り訂正２の
モードへの変更の指示を信号線５０を介して行う。

このようにして第４図のフレーム構成へ移行する。

第４図は、第３図に示す場合よりも誤り訂正能力は高い
がＦＥＣコードのビット数が多い誤り訂正を行う場合を
示している。

第４図の誤り訂正２モードで動作している場合は、誤り
訂正符号（ＦＥＣ２）により、誤り訂正回路２で受信デ
ータの誤り訂正が行われる。第４図に示すフレーム構成
は、受信データの誤り訂正能力は高いが、ＦＥＣコード
のビットが多いのが特徴である。

誤り訂正回路２で受信通信データに対して誤り訂正を行
った場合には、誤り発生回数が信号線６０を介して伝送
誤り制御回路５へ通知される。伝送誤り制御回路５は、
誤り訂正回路２からの誤り発生回数を監視して、回線品
質が良いと判断した場合は、第３図のフレーム構成のモ
ードへの変更の指示を行う。第３図のフレーム構成は、
誤り訂正能力が小さいがＦＥＣコードのビット数は少な
いのが特徴である。

第３図のフレーム構成１モードで動作している場合は、
受信データは、誤り訂正回路２において誤り訂正符号（
ＦＥＣＩ）により誤り訂正が行われる。誤り発生回数は
、信号線６０を介して伝送誤り制御回路５へ通知される
。

伝送誤り制御回路５は、誤り訂正回路２からの誤り発生
回数を監視して回線品質が良いと判断した場合は、第２
図のフレーム構成の変更指示を行う。このようにして第
２図のフレーム構成へ移行する。

［発明の効果］ 以上で説明したように、本発明は、回線品質の異なる複
数の回線のいずれかを使用して通信を行うデータ通信シ
ステムに用いられる伝送誤り制御装置おいて、通信デー
タに誤り訂正符号を付加するために通信データを一定長
さに区切り、同期ビットを付加してフレームを構成する
フレーム構成回路と、通信データに誤り訂正を行い、そ
の誤り訂正能力を複数種類の中から選択して使用する誤
り訂正回路と、誤り訂正符号を付加することによる伝送
速度の変化を調整する伝送速度制御回路と、誤り検出機
能を持つデータ通信制御装置と、受信した通信データの
誤り回数から誤り訂正を行うか否かを判断し、かつフレ
ーム構成回路と誤り訂正回路と伝送速度制御回路の制御
を行う伝送誤り制御回路を設け、誤りの発生頻度から回
線品質を判断し、伝送効率の最も良い誤り訂正符号の付
加を行うように構成したので、回線品質に応じて最も効
率の良い伝送誤り制御を行なうことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による伝送誤り制御装置の一実施例を
示すブロック図 第２図は、本発明による伝送誤り制御装置の一実施例の
動作を説明するフレーム構成図、第３図は、本発明によ
る伝送誤り制御装置の一実施例の動作を説明するフレー
ム構成図、第４図は、本発明による伝送誤り制御装置の
一実施例の動作を説明するフレーム構成図、第５図は、
本発明による伝送誤り制御装置の一実施例の動作のアル
ゴリズムを説明するフローチャートである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回線品質の異なる複数の回線のいずれかを使用して通信
   を行うデータ通信システムに用いられる伝送誤り制御装
   置おいて、 通信データに誤り訂正符号を付加するために通信データ
   を一定長さに区切り、同期ビットを付加してフレームを
   構成するフレーム構成回路と、通信データに誤り訂正を
   行い、その誤り訂正能力を複数種類の中から選択して使
   用する誤り訂正回路と、 誤り訂正符号を付加することによる伝送速度の変化を調
   整する伝送速度制御回路と、 誤り検出機能を持つデータ通信制御装置と、受信した通
   信データの誤り回数から誤り訂正を行うか否かを判断し
   、かつ前記フレーム構成回路と前記誤り訂正回路と前記
   伝送速度制御回路の制御を行う伝送誤り制御回路を有し
   、 誤りの発生頻度から回線品質を判断し、伝送効率の最も
   良い誤り訂正符号の付加を行うことを特徴とする伝送誤
   り制御装置。