JPH03274203A - スプレーフォーミングによる線材の製造方法 - Google Patents

スプレーフォーミングによる線材の製造方法

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JPH03274203A
JPH03274203A JP7438290A JP7438290A JPH03274203A JP H03274203 A JPH03274203 A JP H03274203A JP 7438290 A JP7438290 A JP 7438290A JP 7438290 A JP7438290 A JP 7438290A JP H03274203 A JPH03274203 A JP H03274203A
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JP
Japan
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wire rod
spray forming
forging
sectional area
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP7438290A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Notomi
納富 完至
Toshihisa Suemitsu
末光 利久
Tomiharu Matsushita
富春 松下
Nobuhide Kawaguchi
川口 信秀
Yasuki Ishibashi
石橋 保樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Wire Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スプレーフォーミングによって得た粉末工具
鋼から線材を製造する方法に関する。
(従来の技術) 排ガス対策と省エネルギーの両立する方向で、エンジン
の開発は高性能化、低燃費、メンテナンスフリー、ロン
グライフが主流となっており、これらのニーズに合わせ
るために、ピストンリング材も高合金化が進められてい
る。しかし従来行なわれてきた溶製法では、造塊の凝固
過程で晶出する共晶炭化物がその後の塑性加工中に十分
微細化できず、製品の母材中に巨大炭化物あるいはスト
リンガ−状の炭化物を形成して5クロ偏析となり、ピス
トンリングの機械的特性を著しく損なっていた。
このような問題を解決する1つの方法として、特開平1
−182667号では、粉末冶金法によるピストンリン
グ製造法が提案されている(以下、第1従来例という)
。この方法は、アトマイズ粉末をHIP威形して圧密化
されたビレットを、熱間加工および冷間加工を施して線
材としてピストンリングに加工される。これを図示すれ
ば第5図の如くであり、1はN2ガスアトマイズ装置で
あり、同装置で得た粉末2は、容器3に充填後、密封さ
れ、HIP装置4によって圧密化されビレット5を得た
後、鍛造工程6、圧延工程7、線引き工程8、熱処理工
程9、リング加工工程10を経て最終製品とされる。
一方、前記問題を解決する他の方法として、スプレーフ
ォーミング法によって得た素形材から、ピストンリング
の素材である線材を製造する技術が開発されつつある(
以下第2従来例という〉。
第6図はこのスプレーフォーミング法の原理図であり、
溶融金属の細流をアトマイズし、球状化した粒子を飛行
中に急速冷却し、プログラムされて作動するコレクター
(型又は基材〉に直ちに堆積させ、所定の形状(プリフ
ォーム)に底形させるものである。同図において11は
溶解炉、12はアトマイザ−113はチャンバー、14
はコレクター、15はプリフォーム、16は金属溶湯で
ある。
この第2従来例は、アトマイズされた粒子は微細で、そ
れぞれが同一の成分をもっており、これらの粒子が急速
に冷却され個々に堆積してプリフォームになるのでマク
ロ偏析が生ぜず、しかも高密度で、プリフォームの機械
的特性は堆積状態ですでに同一成分の一般鍛造品の特性
と同等で、プリフォームを熱間加工すれば、従来の鍛造
品よりも優れた機械的特性が生しることも知られている
このさい該鍛造材料には、ストリンガ−状の組織が認め
られるといわれている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の第1従来例では、粉末製造および
粉末充填時に、異種粉末の混入、異物の混入、大気によ
る粉末の汚染などの問題を有していた。
また、後者の第2従来例では、スプレーフォーミングに
よって作製された粉末工具鋼のミクロ組織は、スプレー
フォーミングした状態では綱目状に晶出すること、また
従来の鍛練比4〜1oの状態では、炭化物がストリンガ
−状に伸びた組織であることが知られており、このよう
な組織があるとこの組織が破壊の起点となる問題がある
本発明者らは、ピストンリング等の素材である線材の製
造に当り、第1従来例に比して種々の点で優れた第2従
来例のスプレーフォーミング法を採用し、同法で作製し
た粉末工具鋼の素形材を特定の鍛練比のもとで塑性変形
させることにより、従来鋼に比し靭性等が大巾に改善さ
れることを知見した。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を達成するために、スプレーフォ
ーミング法で作製した断面積So  (cd)の粉末工
具鋼の素形材を、鍛造、圧延等の塑性変形を加えて断面
積Sf  (cii)の線材を製造するにさいし、 Sf なる条件を満足するように塑性変形を加えるという構成
を採用した。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、第6図で示したスプレーフォーミングの原理
図に加えて、後続する工程図を示したものであり、第6
図と同一部分は同一符号で示しである。そして同図はス
プレーフォーもフグ法で作成された粉末工具鋼の素形材
を公知の鍛造工程18、圧延工程19、線引き工程20
、熱処理工程21、リング加工工程22を経て最終製品
を得るフローチャートである。なお、このフローチャー
トは最終製品としてピストンリングを例示しであるが、
本発明はこれに限定されずドツトビン、エンドミル等で
あっても良い。要するに本発明はこれら最終製品の素材
となる線材の製造法であって、重要なのは粉末工具鋼の
素形材17に鍛造、圧延等の塑性変形を加えて線材を製
造する工程において、塑性変形前後の断面積の比を特定
範囲とした点である。更にこれをより詳しく説明すると
、スプレーフォー逅ング法で作製した粉末工具鋼の断面
積をSo  (CIll)とし、鍛造後、圧延後、鍛造
→圧延後の線材の断面積をSf  (C111)とする
と、なる条件を満足するようにしたのである。第1図の
工程は塑性変形が素形材→鍛造→圧延→線材であるけれ
ども、既述の如く素形材→鍛造→線材、若しくは素形材
→圧延→線材の工程でも良いことは勿論である。
本発明では、前記鍛錬比So/Sfを80以上としたの
は、80未満ではストリンガ−状の組#(炭化物が線状
にならんだ組織)が軽度に現われるが、鍛造比を80以
上にすると、ストリンガ−組織が消滅し、均一な≧クロ
組織となるからである。即ち、破壊の起点となるストリ
ンガ−組織がないため、従来鋼に比べ靭性が大巾に改善
されるのである。
以下、本発明の具体的実施例を説明する。
下記表1に示す化学組成を有する高速度工具鋼およびダ
イス鋼をスプレーフォーミング法によってインゴット(
素形材)を得た。
So: インゴット径−>、Sf: 線材径−)スプレ
ーフォーミングは、出鋼温度1515°C1流量43k
g/sin 、雰囲気は、減圧NZ雰囲気中で行ない、
300 φxsoo f (mm)のインゴットを得た
。このようにして作製したインゴットを熱間鍛造した後
、熱間圧延して、42.4φおよび30φの線材を製造
した。
これらは夫々鍛錬比50.100に相当するもので、鍛
錬比50、および100の高速度鋼のミクロ組織を第2
図及び第3図の金属顕微鏡写真に示す。
鍛錬比50の材料では、炭化物が線状に並んだ、いわゆ
るストリンガ−組織が観察される。−古本発明鋼である
鍛錬比100の材料では、ストリンガ−組織は皆無で、
微細均一なミクロ組織を有している。
次に、本発明鋼の機械的特性を調査した。上記圧延線材
より、第4図に示す、L、T2方向より抗折試験片粗加
工材を作製した。高速度鋼では、1200°C×30分
油焼入れし、550°CX1.5hrの焼もどしを3回
繰返した。またダイス網では、1020’C×15分油
焼入れし500℃XL、5hrの焼もどしを2回行った
。その後仕上加工を行って抗折試験片(5X 10 X
 30mm)を作製した。これらの試験片を支点間距離
20間で3点曲げ試験を行い、抗折値を求めた。下記表
2に示す抗折値は試験片3本の平均値を示す。試験後、
同試験片の硬さを測定した。
表2 抗折試験結果 上記表2の抗折試験結果によれば、従来法に比べ本発明
法は靭性が大巾に改善されていることが明らかであり、
特にT方向材での靭性改善が顕著であることが判る。
(発明の効果) 本発明は、以上の如く、スプレーフォーミング法で作製
した断面積So  (cd)の粉末工具鋼の素形材を、
鍛造、圧延等の塑性変形を加えて断面積Sf  (c+
fl)の線材を製造するにさいし、Sf なる条件を満足するように塑性変形を加えることにより
、得られた線材はストリンガ−組織が全く見られないた
め、従来鋼に比べ靭性が大巾に改善され、しかも本発明
は前記靭性の他に、疲労特性、熱処理変形などにおいて
も従来鋼に比べ優れた特性を有していることが推定され
、ピストンリング、ドントビン、ユンドミル等の素材と
しての線材の製法として優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製法の工程フローチャート図、第2図と
第3図はスプレーフォーミングにより作製した線材の鍛
錬比とミクロ組織の関係を示した金属顕微鏡写真、第4
図は試験片の採取方向を示す説明図、第5図は従来の粉
末冶金によるピストンリングの製造工程フローチャート
図、第6図はスプレーフォーミング法の原理図である。 11・・・溶解炉、12・・・アトマイザ−115・・
・プリフォーム、16・・・溶湯、17・・・粉末工具
鋼の素形材、18・・・鍛造工程、19・・・圧延工程
。 く膚衿家ル50〉 400 ○3 □□□ 〈聯0凍ル100.> メ400 ′44 第5 手続補正書 (自発) 平底2年5月19日 2゜ 3゜ 4゜ 平成2羊特  許  願第74382号発明の名称 スプレーフォーミングによる線材の製造方法補正をする
者 事件との関係 特 許 出 願 人 名称  (119)株式会社神戸製鋼 代  理  人 大阪府東大阪市御厨1013番地 電話 06(782) 6917・6918番所 1 マ。 補正の対象 ・図 面 補正の内容 (1)図面中、第2図、 第3図を別紙のとおり補正します。 第2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スプレーフォーミング法で作製した断面積So(
    cm^2)の粉末工具鋼の素形材を、鍛造、圧延等の塑
    性変形を加えて断面積Sf(cm^2)の線材を製造す
    るにさいし、 So/Sf≧80 なる条件を満足するように塑性変形を加えることを特徴
    とするスプレーフォーミングによる線材の製造方法。
JP7438290A 1990-03-23 1990-03-23 スプレーフォーミングによる線材の製造方法 Pending JPH03274203A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2325006B (en) * 1997-05-08 2001-12-05 Po Hang Iron & Steel High speed tool steel, and manufacturing method therefor
KR100342177B1 (ko) * 1999-12-08 2002-06-27 홍영철 엔진 피스톤 탑링용 오일 템퍼드 이형 강선 및 그 제조방법

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