JPH03272743A - 磁気共鳴イメージング法による血管像撮影方法 - Google Patents
磁気共鳴イメージング法による血管像撮影方法Info
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- JPH03272743A JPH03272743A JP2072003A JP7200390A JPH03272743A JP H03272743 A JPH03272743 A JP H03272743A JP 2072003 A JP2072003 A JP 2072003A JP 7200390 A JP7200390 A JP 7200390A JP H03272743 A JPH03272743 A JP H03272743A
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気共鳴(M R: magnetic。
resonance )イメージング法を利用して血管
像つまりアンギオ像を撮影する方法に係り、特に、略平
行に走行する少なくとも2つの血管内を互いに相反する
方向に血液が流れてなる部位における血管像を撮影する
方法に関する。
像つまりアンギオ像を撮影する方法に係り、特に、略平
行に走行する少なくとも2つの血管内を互いに相反する
方向に血液が流れてなる部位における血管像を撮影する
方法に関する。
(従来の技術)
磁気共鳴現象は、静磁場中に置かれた零でないスピン及
び磁気モーメントを持つ原子核が特定の周波数の電磁波
のみを共鳴的に吸収・放出する現象であり、この原子核
は下記式に示す角周波数ω0 (ωo−2πν。、 。
び磁気モーメントを持つ原子核が特定の周波数の電磁波
のみを共鳴的に吸収・放出する現象であり、この原子核
は下記式に示す角周波数ω0 (ωo−2πν。、 。
;ラーモア周波数)ν
で共鳴する。
ω0 γHO
ここで、γは原子核の種類に固有の磁気回転比であり、
また、Hoは静磁場強度である。
また、Hoは静磁場強度である。
以上の原理を利用して生体診断を行う装置は、上述の共
鳴吸収の後に誘起される上記と同じ周波数の電磁波を信
号処理して、原子核密度、縦緩和時間T1.横緩和時間
下2゜流れ、化学シフト等の磁気共鳴パラメータが反映
された診断情報例えば被検体のスライス像等を無侵襲で
得るようにしている。
鳴吸収の後に誘起される上記と同じ周波数の電磁波を信
号処理して、原子核密度、縦緩和時間T1.横緩和時間
下2゜流れ、化学シフト等の磁気共鳴パラメータが反映
された診断情報例えば被検体のスライス像等を無侵襲で
得るようにしている。
そして、磁気共鳴による診断情報の収集は、静磁場中に
配置した被検体の全部位を励起し且つ信号収集すること
ができるものであるが、装置構成上の制約やイメージン
グ像の臨床上の要請から、実際の装置としては特定の部
位に対する励起とその信号収集とを行うようにしている
。
配置した被検体の全部位を励起し且つ信号収集すること
ができるものであるが、装置構成上の制約やイメージン
グ像の臨床上の要請から、実際の装置としては特定の部
位に対する励起とその信号収集とを行うようにしている
。
この場合、イメージング対象とする特定部位は、一般に
ある厚さを持ったスライス部位であるのが通例であり、
このスライス部位からのエコー信号やFID信号の磁気
共鳴信号(MR倍信号を多数回のデータエンコード過程
を実行することにより収集し、これらデータ群を、例え
ば2次元フーリエ変換法にまり像再構成処理することに
より前記特定スライス部位の断層像(スライス像)を生
成するようにしている。また、断層像(スライス像)の
他に、位置決め画像としての用途等に好適な透視像(ス
キャノ像)やアンギオ像をも得ることができる。
ある厚さを持ったスライス部位であるのが通例であり、
このスライス部位からのエコー信号やFID信号の磁気
共鳴信号(MR倍信号を多数回のデータエンコード過程
を実行することにより収集し、これらデータ群を、例え
ば2次元フーリエ変換法にまり像再構成処理することに
より前記特定スライス部位の断層像(スライス像)を生
成するようにしている。また、断層像(スライス像)の
他に、位置決め画像としての用途等に好適な透視像(ス
キャノ像)やアンギオ像をも得ることができる。
以下、従来のアンギオ像撮影方法を説明する。
すなわち、第9図に示すように、血管Vの走行方向に略
直交するスライス部位Pを想定する。そして、該部位P
を励起すべくRFパルスを印加する。
直交するスライス部位Pを想定する。そして、該部位P
を励起すべくRFパルスを印加する。
そうすると、該部位Pの血管Vの部分にはRFパルスの
印加されていない新鮮な血液が流入し、高いレベルのM
R倍信号発生する。この場合、パルスの繰返し毎に新鮮
な血液が流入するので、高レベルのMR倍信号毎回生ず
るという現象(Timeof flight) 、及び
血流の流れによりMR倍信号位相が変化する現象(Ph
ase Contrast)を利用してアンギオ像を得
る方法がある。
印加されていない新鮮な血液が流入し、高いレベルのM
R倍信号発生する。この場合、パルスの繰返し毎に新鮮
な血液が流入するので、高レベルのMR倍信号毎回生ず
るという現象(Timeof flight) 、及び
血流の流れによりMR倍信号位相が変化する現象(Ph
ase Contrast)を利用してアンギオ像を得
る方法がある。
また、上述の方法の他に、パルス繰返し間隔TRを短く
したシングルスライスについて順次スライス位置を変化
させて画像化することにより、パルス繰返し間隔TRの
短いことに伴う飽和現象とTime of fligh
t現象とが作用し、静止部分からのMR倍信号発生が少
なく、結局、流れている血液から、選択的に高いレベル
のMR倍信号得てアンギオ像が得られる方法がある。
したシングルスライスについて順次スライス位置を変化
させて画像化することにより、パルス繰返し間隔TRの
短いことに伴う飽和現象とTime of fligh
t現象とが作用し、静止部分からのMR倍信号発生が少
なく、結局、流れている血液から、選択的に高いレベル
のMR倍信号得てアンギオ像が得られる方法がある。
(発明が解決しようとする課題)
上述した従来の方法によれば、動脈や静脈血液等、流れ
の方向の異なる血液の分離がなされずに動脈と静脈とが
一体で描出され、両者の識別が容易でなく、また血液の
流れについても把握が難しいものとなっていた。
の方向の異なる血液の分離がなされずに動脈と静脈とが
一体で描出され、両者の識別が容易でなく、また血液の
流れについても把握が難しいものとなっていた。
そこで本発明の目的は、動脈のみ、又は静脈のみ、又は
動脈・静脈双方を描出した画像を得ることが可能な磁気
共鳴イメージング法による血管像撮影方法を提供するこ
とにある。
動脈・静脈双方を描出した画像を得ることが可能な磁気
共鳴イメージング法による血管像撮影方法を提供するこ
とにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は上記課題を解決し且つ目的を達成するために次
のような手段を講じた構成としている。
のような手段を講じた構成としている。
すなわち、本発明は、略平行に走行する少なくとも2つ
の血管内を互いに相反する方向に血液が流れてなる部位
に対して磁気共鳴イメージング法を適用して前記2つの
血管像を撮影する方法において、位相エンコードしない
特定方向についての投影データを得るためのマルチスラ
イス法による励起・収集手順を、前記部位に対してその
始まり位置を移動させつつ複数回実行し、該実行により
得られた複数の投影像についての引算像を集合すること
により前記血管像を生成することを特徴とする。
の血管内を互いに相反する方向に血液が流れてなる部位
に対して磁気共鳴イメージング法を適用して前記2つの
血管像を撮影する方法において、位相エンコードしない
特定方向についての投影データを得るためのマルチスラ
イス法による励起・収集手順を、前記部位に対してその
始まり位置を移動させつつ複数回実行し、該実行により
得られた複数の投影像についての引算像を集合すること
により前記血管像を生成することを特徴とする。
(作用)
このような構成によれば、位相エンコードしない特定方
向についての投影データを得るためのマルチスライス法
による励起・収集手順を、前記部位に対してその始まり
位置を移動させつつ複数回実行した場合、今回のデータ
収集に際し、あるデータ収集部位とその隣接部位に相互
に、前回のマルチスライス法の実行により飽和現象が生
ずることに伴ってTime of f11ght効果が
現れるようになる。よって、TiIge of’ fl
ight効果が現れた投影像間の引算像を集合すると、
同−流れ方法の血管像、つまり動脈のみ、又は静脈のみ
を描出した画像が得られるようになる。
向についての投影データを得るためのマルチスライス法
による励起・収集手順を、前記部位に対してその始まり
位置を移動させつつ複数回実行した場合、今回のデータ
収集に際し、あるデータ収集部位とその隣接部位に相互
に、前回のマルチスライス法の実行により飽和現象が生
ずることに伴ってTime of f11ght効果が
現れるようになる。よって、TiIge of’ fl
ight効果が現れた投影像間の引算像を集合すると、
同−流れ方法の血管像、つまり動脈のみ、又は静脈のみ
を描出した画像が得られるようになる。
(実施例)
以下本発明にかかる血管像撮影方法の一実施例を図面を
参照して説明する。第1図(a)(b)(c)は本実施
例方法を実施するパルスシーケンス図、第2図は同パル
スシーケンスにより画像化される部位を模式的に示す図
、第3図は部位Pl。
参照して説明する。第1図(a)(b)(c)は本実施
例方法を実施するパルスシーケンス図、第2図は同パル
スシーケンスにより画像化される部位を模式的に示す図
、第3図は部位Pl。
P2.P3についての信号収集を模式的に示す図、第4
図(a)(b)(c)(d)はサブトラクション処理及
び加算処理を模式的に示す図、第5図は両皿管について
特定方向から投影した投影像を模式的に示す図である。
図(a)(b)(c)(d)はサブトラクション処理及
び加算処理を模式的に示す図、第5図は両皿管について
特定方向から投影した投影像を模式的に示す図である。
先ず、第2図を参照して本実施例の画像化部位について
説明する。すなわち、本実施例では、略平行に走行する
2つの血管vA、VBがあり、この血管vA、VB内を
互いに相反する方向に血液が流れているとする。例えば
、動脈と静脈とが略平行に走行している部位を想定して
いる。そして、この血管vA、VBの走行方向に略直交
する、(説明が容易なように)例えば3枚の垂直スライ
ス部位PL、P2.P3を想定し、部位PL。
説明する。すなわち、本実施例では、略平行に走行する
2つの血管vA、VBがあり、この血管vA、VB内を
互いに相反する方向に血液が流れているとする。例えば
、動脈と静脈とが略平行に走行している部位を想定して
いる。そして、この血管vA、VBの走行方向に略直交
する、(説明が容易なように)例えば3枚の垂直スライ
ス部位PL、P2.P3を想定し、部位PL。
P2.’P3を、位相エンコードしない特定方向につい
ての投影データを得るためのマルチスライス法で撮影(
投影データ撮影)をする。この場合、一端部位P1を励
起後、中間部位P2を励起せずに他端部位P3を励起し
、その後に中間部位P2を励起するものとする。これは
、ギャップレス・マルチスライス法である。
ての投影データを得るためのマルチスライス法で撮影(
投影データ撮影)をする。この場合、一端部位P1を励
起後、中間部位P2を励起せずに他端部位P3を励起し
、その後に中間部位P2を励起するものとする。これは
、ギャップレス・マルチスライス法である。
次に、前記画像化部位については、第1図(a)(b)
(c)に示すように、例えば位相エンコードしない特定
方向についての投影データを得るためのフィールド−エ
コー法によるパルスシーケンスのタイミングで励起・収
集手順を実行する。すなわち、励起順番PL、Pg、P
2であって、部位PIについて第1回目投影データ収集
して、次に部位P3について第1回目投影データ収集し
て、次に部位P2について第1回目投影データ収集をし
た後に、部位PIに戻って第2回目投影データ収集し、
これを所定回数繰り返す。なお、このパルスシーケンス
におけるパルス繰返時間TRは短いものに設定されてい
るものとし、S/N向上のために、RFパルス(α0パ
ルス)は、好ましくは90″以下のフリップ角を有する
ものとする。
(c)に示すように、例えば位相エンコードしない特定
方向についての投影データを得るためのフィールド−エ
コー法によるパルスシーケンスのタイミングで励起・収
集手順を実行する。すなわち、励起順番PL、Pg、P
2であって、部位PIについて第1回目投影データ収集
して、次に部位P3について第1回目投影データ収集し
て、次に部位P2について第1回目投影データ収集をし
た後に、部位PIに戻って第2回目投影データ収集し、
これを所定回数繰り返す。なお、このパルスシーケンス
におけるパルス繰返時間TRは短いものに設定されてい
るものとし、S/N向上のために、RFパルス(α0パ
ルス)は、好ましくは90″以下のフリップ角を有する
ものとする。
ここで、−例としてスライス部位P1についてのデータ
収集を第3図を参照して説明する。第3図においては、
斜実線部分は今回励起する部分であってスライス部位P
1である。また、斜破線部分は前回励起した部分であっ
てスライス部位P3である。さらに、大点部分は前々回
励起した部分であってスライス部位P2である。またさ
らに、小点部分は励起されていない部分である。
収集を第3図を参照して説明する。第3図においては、
斜実線部分は今回励起する部分であってスライス部位P
1である。また、斜破線部分は前回励起した部分であっ
てスライス部位P3である。さらに、大点部分は前々回
励起した部分であってスライス部位P2である。またさ
らに、小点部分は励起されていない部分である。
以上により、部位Piに係る投影像IPIは血管VA部
位からの信号は比較的低レベルであり且つ血管VB部位
からの信号は高レベルである投影像となる。これは、パ
ルス繰返時間TRを短いものに設定していることに伴い
、部位P1における血管V^部位には部位P2にて励起
済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあっては比
較的低レベル信号となるからであり、また血管VB部位
には他所で励起されない新鮮な血液が流入し、該血液は
信号収集時にあって高レベル信号となるからである。
位からの信号は比較的低レベルであり且つ血管VB部位
からの信号は高レベルである投影像となる。これは、パ
ルス繰返時間TRを短いものに設定していることに伴い
、部位P1における血管V^部位には部位P2にて励起
済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあっては比
較的低レベル信号となるからであり、また血管VB部位
には他所で励起されない新鮮な血液が流入し、該血液は
信号収集時にあって高レベル信号となるからである。
また、部位P2に係る投影像IP2は両皿管V^、VB
部位からの信号は低レベルである画像となる。これは、
パルス繰返時間T、を短いものに設定していることに伴
い、部位P2における血管VA部位には部位P3にて励
起済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあっては
低レベル信号となるからであり、また血管VB部位には
部位P1にて励起済みの血液が流入し、該血液は信号収
集時にあっては比較的低レベル信号となるからである。
部位からの信号は低レベルである画像となる。これは、
パルス繰返時間T、を短いものに設定していることに伴
い、部位P2における血管VA部位には部位P3にて励
起済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあっては
低レベル信号となるからであり、また血管VB部位には
部位P1にて励起済みの血液が流入し、該血液は信号収
集時にあっては比較的低レベル信号となるからである。
さらに、部位P3に係る投影像IP3は血管vA部位か
らの信号は高レベルであり且つ血管VB部位からの信号
は比較的低レベルである画像となる。これは、部位P3
における血管VA部位には他所で励起されない新鮮な血
液が流入し、該血液は信号収集時にあって高レベル信号
となるからであり、パルス繰返時間TRを短いものに設
定していることに伴い、血管VB部位には部位ptにて
励起済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあって
は比較的低レベル信号となるからである。
らの信号は高レベルであり且つ血管VB部位からの信号
は比較的低レベルである画像となる。これは、部位P3
における血管VA部位には他所で励起されない新鮮な血
液が流入し、該血液は信号収集時にあって高レベル信号
となるからであり、パルス繰返時間TRを短いものに設
定していることに伴い、血管VB部位には部位ptにて
励起済みの血液が流入し、該血液は信号収集時にあって
は比較的低レベル信号となるからである。
次に、マルチスライス法の始まり位置を1スライス分シ
フトして励起・データ収集手順を同様に所定回数実行す
ることを繰返すことにより、各スライス位置で第4図の
Mlに示す投影像、M2に示す投影像、M3に示す投影
像の3つの等影像が得られる。
フトして励起・データ収集手順を同様に所定回数実行す
ることを繰返すことにより、各スライス位置で第4図の
Mlに示す投影像、M2に示す投影像、M3に示す投影
像の3つの等影像が得られる。
なお、投影像M1は、第1図〜第3図の例では投影像I
PIとして得られたものに相当する。
PIとして得られたものに相当する。
投影像M2は、第1図〜第3図の例では投影像IP2と
して得られたものに相当する。投影像M3は、第1図〜
第3図の例では投影像IP3として得られたものに相当
する。
して得られたものに相当する。投影像M3は、第1図〜
第3図の例では投影像IP3として得られたものに相当
する。
そして、第4図(a)に示すように、被減算投影像とし
てM3に対して減算投影像M2を対応させると、サブト
ラクション投影像N1が得られる。
てM3に対して減算投影像M2を対応させると、サブト
ラクション投影像N1が得られる。
このサブトラクション投影像Nlは血管vAのみの投影
像(VA)となっている。また、第4図(b)に示すよ
うに、被減算投影像としてMlに対して減算投影像M2
を対応させると、サブトラクション投影像N2が得られ
る。このサブトラクション投影像N2は血管VBのみの
投影像(V B)となっている。さらに、第4図(C)
に示すように、被減算投影像としてM3に対して減算投
影像Mlを対応させると、サブトラクション投影像N3
が得られる。このサブトラクション投影像N3は血管V
A、VBの双方について正負の符号を付けた投影像(V
A VB )となっており、血管VA、血管VB
が分離されて投影されている。
像(VA)となっている。また、第4図(b)に示すよ
うに、被減算投影像としてMlに対して減算投影像M2
を対応させると、サブトラクション投影像N2が得られ
る。このサブトラクション投影像N2は血管VBのみの
投影像(V B)となっている。さらに、第4図(C)
に示すように、被減算投影像としてM3に対して減算投
影像Mlを対応させると、サブトラクション投影像N3
が得られる。このサブトラクション投影像N3は血管V
A、VBの双方について正負の符号を付けた投影像(V
A VB )となっており、血管VA、血管VB
が分離されて投影されている。
またさらに、第4図(d)に示すように、サブトラクシ
ョン投影像Nl、N2の加算処理により、加算投影像N
4が得られる。この加算投影像N4は血管VA、VBの
みを双方についての正の投影データ(VA 、VB
)として与えている。
ョン投影像Nl、N2の加算処理により、加算投影像N
4が得られる。この加算投影像N4は血管VA、VBの
みを双方についての正の投影データ(VA 、VB
)として与えている。
ここで、第4図(a)(b)(c)における投影像間サ
ブトラクション処理と、第4図(d)におけるサブトラ
クション投影像間の加算処理とを、信号収集した全スラ
イス位置について順次実行することにより得られた血管
VAのみ、又は血管VBのみ、又は血管VA、VB双方
の投影像を、各部位について積層することにより、第5
図は血管VA r ” B双方の場合であるが、特定方
向についての血管vA + V Bの投影像vA 、V
B が得られる。すなわち、動脈のみ、又は静脈のみ、
又は動脈・静脈双方を識別又は同じように描出すること
ができるものである。
ブトラクション処理と、第4図(d)におけるサブトラ
クション投影像間の加算処理とを、信号収集した全スラ
イス位置について順次実行することにより得られた血管
VAのみ、又は血管VBのみ、又は血管VA、VB双方
の投影像を、各部位について積層することにより、第5
図は血管VA r ” B双方の場合であるが、特定方
向についての血管vA + V Bの投影像vA 、V
B が得られる。すなわち、動脈のみ、又は静脈のみ、
又は動脈・静脈双方を識別又は同じように描出すること
ができるものである。
上記においては、3枚のマルチスライスの適用例を説明
しているが、もちろん、その枚数を多くし、またスライ
ス厚を薄く又は厚くする等の適宜の変更を加えることに
より、撮影効率の向上や撮影部位に対する適正な投影像
化が期待できる。
しているが、もちろん、その枚数を多くし、またスライ
ス厚を薄く又は厚くする等の適宜の変更を加えることに
より、撮影効率の向上や撮影部位に対する適正な投影像
化が期待できる。
第6図(a)(b)(c)(d)は、斜線部にて示され
る3枚のマルチスライスのスライス位置が、順次移動す
る状況を説明する図である。このようにしてデータ収集
することにより、第7図に示す撮影部位について、第8
図に示すように、特定方向についての2次元投影画像V
)、’、V13が得られる。
る3枚のマルチスライスのスライス位置が、順次移動す
る状況を説明する図である。このようにしてデータ収集
することにより、第7図に示す撮影部位について、第8
図に示すように、特定方向についての2次元投影画像V
)、’、V13が得られる。
以上においては、一つの方向の投影画像を得ることにつ
いて説明しているが、傾斜磁場を調整することにより、
直交x、y、z軸のいずれの軸方向からの投影像であっ
ても、また、任意の方向からの投影像であっても得るこ
とができる。
いて説明しているが、傾斜磁場を調整することにより、
直交x、y、z軸のいずれの軸方向からの投影像であっ
ても、また、任意の方向からの投影像であっても得るこ
とができる。
なお、スライス位置の移動を、スライス幅以下にするこ
とにより、スライス方向の分解能向上に寄与できる。
とにより、スライス方向の分解能向上に寄与できる。
また、複数方向から得られた2次元投影画像群から血管
vA、VBに対する3次元画像も得られる。この3次元
血管VA、VBの血管画像についての立体投影画像の表
示形態として、再投影法や、投影方向を変えた再投影投
影画像をアニメーション表示する等の形態があり、適宜
採用することができる。
vA、VBに対する3次元画像も得られる。この3次元
血管VA、VBの血管画像についての立体投影画像の表
示形態として、再投影法や、投影方向を変えた再投影投
影画像をアニメーション表示する等の形態があり、適宜
採用することができる。
さらに、パルスシーケンスはフィールドエコー法に限る
こと無く、TRを短くした他のスピンエコー法等を採用
することができる。
こと無く、TRを短くした他のスピンエコー法等を採用
することができる。
この他に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施できるものである。
て実施できるものである。
[発明の効果コ
以上のように本発明は、略平行に走行する少なくとも2
つの血管内を互いに相反する方向に血液が流れてなる部
位に対して磁気共鳴イメージング法を適用して前記2つ
の血管像を撮影する方法において、位相エンコードしな
い特定方向についての投影データを得るためのマルチス
ライス法による励起・収集手順を、前記部位に対してそ
の始まり位置を移動させつつ複数回実行し、該実行によ
り得られた複数の投影像についての引算像を集合するこ
とにより前記血管像を生成することを特徴とするもので
あり、これにより、位相エンコードしない特定方向につ
いての投影データを得るためのマルチスライス法による
励起・収集手順を、前記部位に対してその始まり位置を
移動させつつ複数回実行した場合、今回のデータ収集に
際し、あるデータ収集部位とその隣接部位に相互に、前
回のマルチスライス法の実行により飽和現象が生ずるこ
とに伴ってTime of flight効果が現れる
ようになる。よって、T11e of flight効
果が現れた投影像間の引算像を集合すると、同−流れ方
法の血管像、つまり動脈のみ、又は静脈のみを描出した
画像が得られるようになる。また、特殊な飽和用RFパ
ルスを使用せずに、マルチスライス法によりTime
of’ f’ljght効果を得ているので、効率良く
順次必要なデータがバイブライン処理の如く得られる。
つの血管内を互いに相反する方向に血液が流れてなる部
位に対して磁気共鳴イメージング法を適用して前記2つ
の血管像を撮影する方法において、位相エンコードしな
い特定方向についての投影データを得るためのマルチス
ライス法による励起・収集手順を、前記部位に対してそ
の始まり位置を移動させつつ複数回実行し、該実行によ
り得られた複数の投影像についての引算像を集合するこ
とにより前記血管像を生成することを特徴とするもので
あり、これにより、位相エンコードしない特定方向につ
いての投影データを得るためのマルチスライス法による
励起・収集手順を、前記部位に対してその始まり位置を
移動させつつ複数回実行した場合、今回のデータ収集に
際し、あるデータ収集部位とその隣接部位に相互に、前
回のマルチスライス法の実行により飽和現象が生ずるこ
とに伴ってTime of flight効果が現れる
ようになる。よって、T11e of flight効
果が現れた投影像間の引算像を集合すると、同−流れ方
法の血管像、つまり動脈のみ、又は静脈のみを描出した
画像が得られるようになる。また、特殊な飽和用RFパ
ルスを使用せずに、マルチスライス法によりTime
of’ f’ljght効果を得ているので、効率良く
順次必要なデータがバイブライン処理の如く得られる。
よって本発明によれば、動脈のみ、又は静脈のみ、又は
動脈・静脈双方を描出した画像を得ることが可能な磁気
共鳴イメージング法による血管像撮影方法を提供できる
ものである。
動脈・静脈双方を描出した画像を得ることが可能な磁気
共鳴イメージング法による血管像撮影方法を提供できる
ものである。
第1図は本発明にかかる方法を実施するパルスシーケン
ス図、第2図は同パルスシーケンスにより投影像化され
る部位を模式的に示す図、第3図あ゛ は第2図にlける部位PI、P2.P3についての信号
収集を模式的に示す図、第4図は本実施例の血管像生成
のためのザブトラクション処理及び加算処理を示す図、
第5図は本実施例による両皿管の投影像を模式的に示す
図、第6図はデータ収集をスライス位置を変更しつつ段
階的に行う状況を示す図、第7図及び第8図は第6図の
場合の投影像を示す図、第9図は従来例を示す図である
。 VA、VB−・・血管、PL 、 P2 P3 ・−
7,ライス部位、T、・・・エコー時間、TR・・・パ
ルス繰返時間。
ス図、第2図は同パルスシーケンスにより投影像化され
る部位を模式的に示す図、第3図あ゛ は第2図にlける部位PI、P2.P3についての信号
収集を模式的に示す図、第4図は本実施例の血管像生成
のためのザブトラクション処理及び加算処理を示す図、
第5図は本実施例による両皿管の投影像を模式的に示す
図、第6図はデータ収集をスライス位置を変更しつつ段
階的に行う状況を示す図、第7図及び第8図は第6図の
場合の投影像を示す図、第9図は従来例を示す図である
。 VA、VB−・・血管、PL 、 P2 P3 ・−
7,ライス部位、T、・・・エコー時間、TR・・・パ
ルス繰返時間。
Claims (1)
- 略平行に走行する少なくとも2つの血管内を互いに相反
する方向に血液が流れてなる部位に対して磁気共鳴イメ
ージング法を適用して前記2つの血管像を撮影する方法
において、位相エンコードしない特定方向についての投
影データを得るためのマルチスライス法による励起・収
集手順を、前記部位に対してその始まり位置を移動させ
つつ複数回実行し、該実行により得られた複数の投影像
についての引算像を集合することにより前記血管像を生
成することを特徴とする血管像撮影方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2072003A JPH03272743A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気共鳴イメージング法による血管像撮影方法 |
DE69127565T DE69127565T2 (de) | 1990-03-20 | 1991-03-14 | Verfahren und Apparat zur Bilderzeugung von Blutgefässen mittels magnetischer Resonanz |
EP91103968A EP0447970B1 (en) | 1990-03-20 | 1991-03-14 | Method and apparatus for imaging blood vessels employing magnetic resonance |
US08/109,452 US5331279A (en) | 1990-03-20 | 1993-08-19 | Method and apparatus for imaging blood vessels employing magnetic resonance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2072003A JPH03272743A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 磁気共鳴イメージング法による血管像撮影方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03272743A true JPH03272743A (ja) | 1991-12-04 |
Family
ID=13476811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2072003A Pending JPH03272743A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-23 | 磁気共鳴イメージング法による血管像撮影方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03272743A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999044501A1 (fr) * | 1998-03-04 | 1999-09-10 | Hitachi Medical Corporation | Dispositif d'imagerie par resonance magnetique |
WO2000040149A1 (fr) * | 1998-12-28 | 2000-07-13 | Hitachi Medical Corporation | Procede et appareil d'imagerie a resonance magnetique |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2072003A patent/JPH03272743A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999044501A1 (fr) * | 1998-03-04 | 1999-09-10 | Hitachi Medical Corporation | Dispositif d'imagerie par resonance magnetique |
WO2000040149A1 (fr) * | 1998-12-28 | 2000-07-13 | Hitachi Medical Corporation | Procede et appareil d'imagerie a resonance magnetique |
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