JPH0327256A - 牛用飼料添加剤 - Google Patents

牛用飼料添加剤

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JPH0327256A
JPH0327256A JP1159723A JP15972389A JPH0327256A JP H0327256 A JPH0327256 A JP H0327256A JP 1159723 A JP1159723 A JP 1159723A JP 15972389 A JP15972389 A JP 15972389A JP H0327256 A JPH0327256 A JP H0327256A
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JP
Japan
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lipase
beef tallow
weight
protein
coating
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Pending
Application number
JP1159723A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Naruse
治己 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto International Corp
Original Assignee
Kyokuto International Corp
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Publication date
Application filed by Kyokuto International Corp filed Critical Kyokuto International Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は牛用飼料添加剤に関し、特に肉牛の脂肪交雑の
効果を高め得る飼料添加剤に関するものである。
(従来の技術) 牛脂を含有する牛用飼料は既に知られている(例えば特
公昭58−36944号、雑誌「油脂」第40巻第7号
36〜40頁等)。
これらにおいて牛脂が使われる理由は下記のとおりであ
る。
(1)生脂は、エネルギー価が澱粉の2.2F51i8
も高くエネルキーの有効な供給源である。
(2)牛脂は、熱量増Rlち体内の化学変化で発生ずる
熱が少なくエネルギー利用効率が高い。
(3)牛脂は、ビタミンA.,  D.  E. I{
の利用率を促進する。
上記のような目的で牛脂は牛用飼料に添加されていたが
、飼料中の牛脂は第1胃即ちルーメン中のバクテリア等
の微生物の作用を低下させ、醗酵作用が抑制される結果
となり効果が認められない。
次に近年になりバイパス油脂即ちルーメンで分解されな
いかまたはほとんど分解されない油脂が盛んに用いられ
るようになり、例えば脂肪酸カルシウムが使用されるよ
うになって来た。このバイパス油脂の理論は、第1胃乃
至第3胃までが弱酸性であり第4胃がpH2程度の酸性
であるここを利用しp Hが低くなるにつれて脂肪酸と
カルシウムが分解されることを利用したものである。
1ノか1ノ脂肪酸カルシウムは第ね胃におい”τ他の繊
維質等に取り囲まれkりずるために充分に分解されるこ
ヒなく大部分が通過し弱アルカリ性の腸に到達するかも
しくは腸の中Lこおいて、脂肪酸がすい}夜リパーゼC
こよって充分に作用される前に、脂肪酸とカルシウ1、
の結合が生じで結局!よ体外に排出されるために良好な
結果が得られない。
またそのほかのバイパス油脂としては、ルーメンで分解
され難い蛋白質であるカゼインでコーティングした粉末
牛脂が知られている。この粉末油脂を用いると、第4胃
にてコーティングが剥がれて脂肪酸が流出するが、腸に
到達1ノた段階で脂肪酸が多くなり過ぎ、充分に吸収さ
れることなく体外に排出されるという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 従って本発明は、上記問題点が解決された吸収性の良い
牛脂含有飼料添加剤を提供しようとするものである。
腸に達した脂肪酸が、リパーゼやスチアブシン等の酵素
により分解されて低分子化すると共に胆汁酸塩と結合し
て水溶性どなり、そして腸壁を通して体内に吸収される
ことから、本発明者は、,脂肪酸の低分子化を目的とし
てリパーゼを添加することを考えた。しかしながらリパ
ーゼは、直接脂肋と接触すると若干の水分がある場合は
加水分解が起こるεいう問題がある。従って腸に到達す
る時に作用させる目的でリパーゼをルーメンで分解され
難い蛋白質でコーティングする方法を検討(ノた。一・
方リパーゼはそのままでも作用が起こるので、牛脂の扮
未との混合時東には他の飼料との}昆合時に加水分解反
応が起こってしまうという問題がある。このたぬ木発明
者は、油脂ω酸価が上昇しないようにする目的で、水に
易溶性でない蛋白質(例えはカゼイン、グルテン、コラ
ーゲン等)および/または糖類(例えはセルロース、澱
粉等)でリパーゼをコーティングし、このコーティング
したリバー七と粉末化した牛脂とを混合して牛に給与す
ると牛脂の消化吸収性が著しく向上するとの知見を得た
。本発明は、この知見ここ基づくものである。
よって本発明の目的は、牛脂ω消化吸収が良い牛用飼料
添加剤を提供1ノようとするもので、その要旨とすると
ころζよ、牛脂を蛋白質でコーティング」ノた粉末油脂
と、蛋白質および/または糖類でコーティングしたリパ
ーゼとを混合したことを特徴とする牛用飼料添加剤であ
る。
(発明の構成および作用) 本発明tこ用いる粉末油脂用牛脂の融点は37〜47′
cが好ましく、d1〜45′Cがより好ましい。
融点が37’Cより低いと夏朋にブロッキング現象を起
こ(ノやすくなるので取り扱い上好ま(ノくない。
融点が47℃を越えると体内で融解しないので、消化吸
収が悪化する。また牛脂の添加量は飼料に対しては1重
量%〜5重量%が好ましく、1. 5〜2.5重量%が
より好ま1ノい。1重量%より少ないと効果はと/vど
なく、5重量%以上では下痢症状が認められ、反すう胃
の機能が低下する為である。
本発明に好適な牛脂コーティング用の蛋白質ヒしては、
ミルクカゼイン、グルテン、コラーゲン、大豆夕冫パク
などが良く、中でもミルクカゼイン及びその塩がより好
ましい。
本発明に用いるリパーゼは、牛脂の重量1g(グラl1
)につき約70−200単位の酵素活性量を使用し、中
でも分解物のグリセリンや脂肪酸に対して副反応を起こ
さず安定性の高いものが好ましい。尚リパーゼの力価は
山田等ω方法(日本農芸化学会誌36巻860−864
頁、1962年)に準じて測定した。
リパーゼは表1に示すようζこ水分が少ない場含は、加
水分解酵素であるため作用は著しく低下するが、通常の
飼料の場合は10%程度以上の水分が含有されているた
め加水分解により酸価が上昇する。また粉末油脂も完全
にコーティングがなされていないと、湿気のある環境に
長期間保存した場合は酸価が上昇する。しかしカゼイン
等の蛋白質やサイクロデキストリン等の糖類でコーティ
ングした場合、粉末油脂だけのときはもちろんのこと、
水分含有率が15−”16%の通常の脱脂米糠脂等と混
合しても酸価は上昇しない。
リパーゼコーティング用の蛋白質としでは、カゼイン、
グルテン、コラーゲン等が好適で、中でもコラーゲンが
より好ましい。
リパーゼコーティング用の糖類としては、澱粉、グルコ
ース、ザイク1コデキストリン等が好適で、ザイク口デ
キス1・リンがより好ましい。
(発明の効果) 上述のごと《および以下に実施例で示す上うに,,本発
明飼料添加剤を飼料に混合1ノで牛に給与すると体重の
増加が著しくなるε共に脂肪交雑が良好な牛肉を生産す
ることができる。特に本発明飼料添加剤を去勢された牡
牛に与えても脂肪交雑が良好な牛肉を生産することがで
きる利点を有(ノている。
(実施例1) 上昇融点仕1±1℃の直分牛脂80重量部、カモイン8
重量部、ブドウ糖10重量部、大豆レシチン1重量部お
よび水1重量部の割合で?R合1ノ、スプレードライ方
式にてコーティングされた粉末牛脂を得た。また360
.000単位/gのりバ一ゼ50重量部、カゼイン30
重量部、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル2重量
部、水18重量部の割合で混合し、スプレークール方式
にてコーティングされたリパーゼを得た。
上記の粉末牛脂100重量部に対し上記のコーティング
されたリパーゼ3,2重量部の割合で混合し、リパーゼ
含有粉末油脂を作成した。
このリパーゼ含有粉末牛脂が飼料全体の2重量%となる
ように自家配合飼科に添加した。実験ζこ使用IJた牛
の品種は、13〜16月齢のホルスタイン種の去勢され
たオスで、屠殺前の7ヵ月間リパーゼ含有の上記自家配
合飼料を給与した。実験結果は、社団法人日本食肉規格
協会乙こよる「新しい牛枝肉取引規格」 (昭和63年
4月)仁こて評価した。その結果は、表2に示すとおり
である。
(実施例2) 上昇融点41±1℃の直分牛脂80重量部、カゼイン8
重量部、ブドウ糖10重量部、大豆1ノシチン1重量部
および水1重量部の割合で混合し、スプレードライ方式
にてコーティングされた粉末牛脂を得た。また360,
000単位/gのリパーゼ50重量部、サイク[Iデキ
ストリン30重量部、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エ
ステル2重量部、水18重量部の割合で混合し、スプレ
ークール方式にてコーテ、イングされたリパーゼを得た
上記の粉末牛脂100重量部乙こ対し上記のコーティン
グされたリパーゼ3.2重量部の割合で混合し、リパー
ゼ含有粉末油脂を作成した。
このリバー廿含有粉末牛脂が飼料全体の2重量%となる
ように自家配合飼料に添加した。実験に使用した牛の品
種は、13〜16月齢のボルスタイン種の去勢されたオ
スで、屠殺前の7カ月間リパーゼ含有巾上記自家配合飼
料を給与した。実験結果は、社団法人日本食出規格協会
による「新しい牛枝肉取引規格」 (昭和63年4月)
にて評価した。その結果は、表2に示すとおりである。
(比較削1) 自家配合飼料のみを、13〜16月齢のホルスタイン種
の去勢されたオスに、屠殺前の7カ月間を給与tノた。
実験結果は、とt団法人口木食崗規格協会tこよる「新
しい牛枝肉取引規洛」 (昭和63年桂月)にて評価し
た。その結果は、表2に示すとおりである。
(比較例2) 上昇融点徒1±1℃の直分牛脂80重量部、カゼイン8
重量部、ブドウ糖10重量部、大豆レシチン1重量部お
よび水1重量部の割合で混合し、スプレードライ方式に
てコーティングされた扮宋牛脂を得た。この粉末牛脂が
飼料全体の2重量%ヒなるように自家配合飼料に添加し
た。実験に使用1ノた牛の品種は、13〜16月齢のホ
ルスタイン種の去勢されたオスで、屠殺前の7ヵ月間粉
末牛脂含有の上記自家配合飼料を給与1ノた。実験結果
は、社団法人日本食肉規格協会による「新しい牛枝肉取
引規格」 (昭和63年4月)にて評価した。その結果
は、表2に示すとおりである。
(比較例3) 市販の脂肪酸カルシウムサブルメント(脂肪酸カルシウ
ム60重量%、残部はアルファルファミール、コーンス
ターチ、小麦粉、食塩、酵母、保存利)を、飼料全体の
3.3重量%となるように自家配合飼料に、混合して実
験牛に給与した。実験牛は、13〜16月齢のホルスタ
イン種の去勢されたオスで、屠殺前の7カ月間を実験給
与間間とした。実験結果は、社団法人日本食肉規格協会
による「新しい牛枝肉取引規格」 (昭和63年4月)
にて評価した。その結果は、表2に示すとおりである。
(以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)牛脂を蛋白質でコーティングした粉末油脂と、蛋
    白質および/または糖類でコーティングしたリパーゼと
    を混合したことを特徴とする牛用飼料添加剤。
  2. (2)前記牛脂1gにつき、リパーゼの割合が約70乃
    至200単位であることを特徴とする前記請求項(1)
    に記載の牛用飼料添加剤。
JP1159723A 1989-06-23 1989-06-23 牛用飼料添加剤 Pending JPH0327256A (ja)

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JP (1) JPH0327256A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0644721A4 (en) * 1992-05-11 1995-05-17 Commw Scient Ind Res Org ANIMAL FEEDING.
JP2019515964A (ja) * 2016-02-26 2019-06-13 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.Dsm Ip Assets B.V. 新規コーティング系(i)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0644721A4 (en) * 1992-05-11 1995-05-17 Commw Scient Ind Res Org ANIMAL FEEDING.
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