JPH03271762A - デジタル画像形成法 - Google Patents

デジタル画像形成法

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JPH03271762A
JPH03271762A JP2071409A JP7140990A JPH03271762A JP H03271762 A JPH03271762 A JP H03271762A JP 2071409 A JP2071409 A JP 2071409A JP 7140990 A JP7140990 A JP 7140990A JP H03271762 A JPH03271762 A JP H03271762A
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laser beam
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一之 福井
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山田 孝信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、デジタル複写機やデジタルプリンタ等におけ
るデジタル画像形成法に関する。
【従来技術】
デジタル値に変換された画像データに基づいてレーザ手
段を駆動し、画像を再現するレーザプリン夕等の電子写
真式画像形成装置は種々実用化されており、写真等のい
わゆる中間調画像を忠実に再生するためのデジタル画像
形成法も種々提案されている。 この種のデジタル画像形成法としては、ディザマトリク
スを用いた面積階調法やレーザのパルス幅(発光時間)
もしくは発光強度を変化させて、レーザ光量(=発光時
間大強度)を変化させることによって印字される1ドツ
トに対する階調を表現する多値化レーザ露光法(パルス
幅変調方式、強度変調方式)等が知られており(例えば
、特開昭62−91077号公報、特開昭62−399
72号公報、特開昭62−188562号公報および特
開昭61−22597号公報参照)、さらには、ディザ
とパルス幅変調方式あるいは強度変調方式とを組み合わ
せた多値化ディザ法も知られている。 ところで、この種の階調法によれば、再現すべき画像デ
ータの階11度に一対−に対応した階調を有する画像濃
度を原理的には再現し得る筈であるが、実際には感光体
の感光特性、トナーの特性、使用環境等槽々の要因が複
雑に絡み合って、再現すべき原稿濃度と再現された画像
濃度(以下、単に画像濃度という)とは正確には比例せ
ず、第4図に図式的に示すように、本来得られるべき比
例特性Aからずれた特性Bを示す。このような特性は一
般にγ特性と呼ばれ、特に中間調原稿に対する再現画像
の忠実度を低下させる大きな要因となっている。 従って、再現画像の忠実度を向上させるために、従来よ
り、読み取った原稿濃度を所定のγ補正用変換テーブル
を用いて変換し、変換した原稿濃度にもとづいてデジタ
ル画像を形成することにより、原稿濃度と画像濃度とが
リニアな関係(特性A)を満足するようにする、いわゆ
るγ補正が行われている。このように、通常はγ補正を
施すことにより、原稿濃度の高低に応じて画像を忠実に
再現することができる。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、多値化レーザ露光法や多値化ディザ法による
画像再現はアナログ的な潜像によるため、レーザビーム
径および感光体の潜像の拡散に階調特性は大きく依存し
、レーザビーム径が変更されたり、感光体の特性が変化
すると、階調特性も変化してしまう問題があった。 すなわち、単一の変換テーブルに基づくγ補正は、γ特
性が一定のときのみ正しく作用してリニアな階調特性と
するものであるので、γ特性が変動すると、適切なγ補
正を行うことができず、リニアな階調特性が再現できな
いので、忠実な再現画像を得ることができなくなってし
まう。 γ特性に対する、レーザビーム径による影響、感光体に
おける潜像拡散現象による影響を以下に例をあげて説明
する。 レーザダイオードをその主要部品とするプリントヘッド
アセンブリの交換等によって、レーザビーム径が変更さ
れることがあるが、このレーザビーム径の変更によって
γ特性が変化することを以下に示す。 第5図および第6rI!Jは、ビーム径と感光体の静電
潜像との関係について説明するための図である。 第5図(1k>および第5図(b)はビーム径(本明細
書ではレーザエネルギーのガウス分布において、その最
高値に対して1/e2以上の値をとる領域の主走査方向
半径−副走査方向半径で示す)が54μm−75μmの
以下Sタイプと称するレーザダイオードと、34μm 
−42,5μmの以下Sタイプと称するレーザダイオー
ドとからそれぞれ強度1.0mWで出射されるレーザビ
ームの強度分布を立体的に視覚化したものである。また
、第6図(a)および第6図(b)は、それぞれ上記B
タイプおよびS゛タイプレーザダイオード用し、発光強
度を1.0mWとして、発光時間を50 X l/8.
50 X2/11. =−、50x 7/8.50 x
 8/8 (msec)の8段に多値化するパルス幅変
調方式を用いて形成される感光体における静電潜像の各
段階の走査方向縦断面を数値的に示すグラフである。 上記BおよびSタイプのレーザビームをそれぞれパルス
幅変調方式によって同一感光体に照射して求められたγ
特性を第7図に示す。この図からSタイプとSタイプと
のビーム径の違いによって7特性が変化するのは明かで
ある。 このγ特性の変化は、第6図(a)、(b)に示したよ
うに、SタイプのレーザビームとSタイプのレーザビー
ムとによる潜像は同一強度(1,OmW)のレーザビー
ムで形成されたにもかかわらず、大きさや深さの形状が
異なることに起因する。 このようにレーザビーム径に変更を受けるとγ特性が変
動してしまうので、変更前と同じ補正を行っているので
は、適切なγ補正が行われず、再現画像の階調特性が変
化してしまい、安定した再現画像が得られない。 続いて、感光体の潜像拡散現象のγ特性に与える影響を
以下に述べる。 感光体は周知のように、導電性基板上に絶縁性光導電材
料を数十μmの厚さに蒸着または塗布されたものである
。暗所においてコロナ放電により電荷を与えられた感光
体にレーザ露光を行うと、露光を受けた絶縁性光導電材
料はその電気抵抗を減じて、保持電荷は導電性基板に輸
送され、アースされる。その結果、露光部分は電気的に
中和され、静電潜像が形成される。 ところで、レーザ露光時に絶縁性光導電材料や導電性基
板においてレーザ光反射・散乱が少なからず生じるため
、レーザ照射部周囲にも潜像が発生し、さらには、レー
ザ未照射部分における電気抵抗が無限大ではないことに
起因する電荷輸送時の電荷の拡散によって、時間的に潜
像が平均化してしまう現象により、実際に照射されるレ
ーザビームよりも、輪郭が大きく、ぼやけた静電潜像が
形成されてしまう。この現象は一般的に潜像拡散と呼ば
れている。 この潜像拡散現象を第8図(a)、(b)に模式的に示
す。゛第8図(a)は、あるレーザビームの強度分布の
一例を示しており、第8図(b)は、感光体に形成され
る潜像の走査方向における電位分布を示している。第8
図(a)の強度分布を有するレーザビームによって、潜
像拡散現象が起らない理想的な状態では第8図(b)の
破線で示されるような、レーザビームの強度分布に沿っ
た潜像が形成されるが、実際には潜像拡散現象が起るこ
とは避けられず、第8図(b)の実線で示されるように
、破線の理想潜像よりも口径が大きくなり、かつ、降下
電位が小さくなってトナーの付着密度が減少するので、
全体的にぼやけた潜像が形成されてしまう。 この潜像拡散は、レーザビーム径が変化して実際の径よ
りも大きくなるのと実質的に同じであるとみなせるので
、潜像拡散の割合(拡散率α)は例えば次式のように定
義することができる。 a = lx’ / fx (= Wy’ / Wy)
ここに、WX、 Wyは実際に照射されるレーザビーム
のそれぞれ主走査方向、副走査方向におけるビーム径で
あり、Wx’r Wy’はレーザビームによって形成さ
れた静電潜像の電位分布より求められる、それぞれ主走
査方向、副走査方向におけるレーザビーム径である。 拡散率αは、感光体の製造上のバラツキや、感光体自身
の劣化等によって一定しておらず、階調特性は経時的に
変化してしまう。 第9図(a)は、強度変調方式を用いた場合の拡散率α
の変化によるγ特性の変化の一例を、ここでは、α= 
1.1.1.3.1.5.1.7、1.9の5段階につ
いて示している。 図に示すように、拡散率αが大きくなるほどγ特性の立
上りが鈍くなる傾向にあるのが分る。 第9図(b)は、第9図(a)に示されるそれぞれのα
におけるγ特性を補正するためのレーザの発光特性を示
している。 従来は、拡散率αの変化に対応したγ補正は行われてお
らず、特定の拡散率αにおけるγ特性に対するγ補正が
行われていた。例えば、第9図(a)に示されるように
拡散率αが様々に変化しても、常にα−1,3のときの
γ特性に対応する補正用の変換テーブルによってγ補正
が行われていた。 このγ補正用変換テーブルによるレーザの発光特性は第
9図(b)の同じα==1.3の曲線である。 第9図(c)は、第9図(a)に示される各αにおいて
、α÷1.3のときのγ特性に対応するγ補正を行った
ときのγ特性を示している。 図から分るとおり、拡散率αの変化にかかわらず常に一
定のγ補正を行ったのでは、α=1.3以外の特性を有
する感光体に対しては、正しいγ補正が行えないことに
なる。 このように拡散率αが変化してしまうとγ特性が変動す
るので、γ補正が適切に行われず、再現画像の階調特性
が変化してしまい、安定した再現画像が得られない。さ
らに、拡散率αは、感光体の製造上のバラツキや、感光
体自身の劣化等によって一定しておらず、階調特性は経
時的に変化してしまう。 以上に述べたように階調の再現性を重視するデジタル画
像形成法においては、レーザビーム径の変更や感光体表
面における潜像拡散現象は、それぞれが複雑に作用し合
って、階調特性を変化させるため、無視することができ
ない重大な問題となる。 さらにまた、このことは、特に強度変調方式においては
、細線の再現性にも影響を与える。 本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、レーザ光
量を多段階に変化させて階調表現を行う電子写真方式の
デジタル画像形成法において、発生するγ特性の変動を
抑制して正しい階調度の実現を図ることができるデジタ
ル画像形成法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、第7図および第9図00に示したように、ビ
ームフード径の変更および拡散率αの変化に伴うγ特性
の変動する方向と、反対の向きに、うまくγ特性を変動
させるようにしてやれば、結果としてγ特性は変動しな
いことを利用するものである。 第1の発明は、レーザ光量を多段階に変化させて階調表
現を行う電子写真式のデジタル画像形成法において、感
光体に入射するレーザビームに対する潜像電位の広がり
度合を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の変更に
よる画像形成における階調特性の変動を補償するように
、上記拡散率および上記レーザビーム径に応じてレーザ
の最大強度を変化させることを特徴とする。 また、第2の発明は、レーザ光量を多段階に変化させて
階調表現を行う電子写真式のデジタル画像形成法におい
て、感光体に入射するレーザビームに対する潜像電位の
広がり度合を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の
変更による画像形成における階調特性の変動を補償する
ように、上記拡散率および上記レーザビーム径に応じた
γ補正用変換テーブルを用いて、レーザ光量を非線形制
御することにより、上記階調変動を補償することを特徴
とする。 さらにまた、第3の発明は、レーザ光量を多段階に変化
させる階調表現とディザ法とを組み合わせて階調表現を
行う電子写真式のデジタル画像形成法において、感光体
に入射するレーザビームに対する潜像電位の広がり度合
を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の変更による
画像形成における階調特性の変動を補償するように、上
記拡散率および上記レーザビーム径に応じてディザの閾
値を変化させることを特徴とする。
【作用】
本発明に係る電子写真式のデジタル画像形成法の一つは
、感光体の拡散率の値およびレーザビーム径に基づいて
、レーザ露光強度を変更して適切なγ補正を行う。 本発明に係る電子写真式のデジタル画像形成法のいま一
つは、感光体の拡散率の値およびレーザビーム径に基づ
いて、別のγ補正用変換テーブルに切り換えて、適切な
γ補正を行う。 本発明に係る電子写真式のデジタル画像形成法のさらに
いま一つは、感光体の拡散率の値およびレーザビーム径
に基づいて、別のディザパターンを選択して、適切なγ
補正を行う。
【実施例】
(a)デジタルカラー複写機の構成 第1図は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機
の全体構成を示す縦断面図である。デジタルカラー複写
機は、原稿画像を読み取るイメージリーグ部工00と、
イメージリーグ部で読み取った画像を再現する本体部2
00とに大きく分けられる。 第1図において、スキャナ10は、原稿を照射する露光
ランプ12と、原稿からの反射光を集光するロッドレン
ズアレー13、及び集光された光を電気信号に変換する
密着型のCCDカラーイメージセンサ14を備えている
。スキャナ10は、原稿読取時にはモータ11により駆
動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動し、プラテ
ン15上に載置された原稿を走査する。露光ランプ12
で照射された原稿面の画像は、イメージセンサ14で光
電変換される。イメージセンサ14により得られたR、
G、Bの3色の多値電気信号は、読取信号処理部20に
より、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
、ブラック(K)のいずれかの3ビツトの階調データに
変換される。次いで、プリントヘッド部31は、入力さ
れる階調データに対してこの感光体の階調特性に応じた
補正(γ補正)および必要に応じてディザ処理を行った
後、補正後の画像データをD/A変換してレーザダイオ
ード駆動信号を生成して、この駆動信号によりレーザダ
イオード221を駆動させる。 階調データに対応してレーザダイオード221から発生
するレーザビームは、第1図に示すように、反射鏡37
を介して、回転駆動される感光体ドラム41を露光する
。これにより感光体ドラム41の感光体上に原稿の画像
が形成される。感光体ドラム41は、1複写ごとに露光
を受ける前にイレーザランプ42で照射され、帯電チャ
ージ中43により帯電されている。この−様に帯電した
状態で露光を受けると、感光体ドラム41上に静電潜像
が形成される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
のトナー現像器45a〜45dのうちいずれか一つだけ
が選択され、感光体ドラム41上の静電潜像を現像する
。現像された像は、転写チャージャ46により転写ドラ
ム51上に巻きつけられた複写紙に転写される。また、
現像されるトナー像濃度は、AIDCセンサ203によ
り光学的に検知される。 上記印字過程は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラ
ックについて繰り返して行われる。このとき、感光体ド
ラム41と転写ドラム51の動作に同期してスキャナ1
0はスキャン動作を繰り返す。その後、分離爪47を作
動させることによって複写紙は転写ドラム51から分離
され、定着装置48を通って定着され、排紙トレー49
に排紙される。なお、複写紙は用紙カセット50より給
紙され、転写ドラム51上のチャッキング機構52によ
りその先端がチャッキングされ、転写時に位置ずれが生
じないようにしている。 第2図に本発明jこ係るデジタルカラー複写機の全体ブ
ロック図を示す。 イメージリーグ部100はイメージリーグ制御部101
により制御される。イメージリーグ制御部101は、プ
ラテン15上の原稿の位置を示す位置検出スイッチ10
2からの位置信号とによって、ドライブ110103を
介して露光ランプ12を制御し、また、ドライブ110
103およびパラレル110104を介してスキャンモ
ータドライバ105を制御する。スキャンモータ11は
スキャンモータドライバ105により駆動される。 一方、イメージリーグ制御部101は、画像制御部10
6とバスにより結ばれている。画像制御部106はCC
Dカラーイメージセンサ14および画像信号処理部20
それぞれとバスで互いに接続されている。イメージセン
サ14からの画像信号は、後に説明する画像信号処理部
20に入力されて処理される。 本体部200には、複写動作一般の制御を行うプリンタ
制御部201とプリントヘッドの制御を行うプリントヘ
ッド制御部202とが備えられる。 プリンタ制御部201には、レーザ露光前の感光体ドラ
ム41表面電位■0を検知するvO全センサ4、レーザ
露光後の感光体ドラム41表面電位■Lを検知するvL
センサ60、感光体ドラム41の表面に付着するトナー
像の濃度を光学的に検出するAIDCセンサ203、現
像器45a 〜45d内におけるトナー濃度を検出する
ATDCセンサ204および温度・湿度センサ205の
各種センサからのアナログ信号が入力される。また、操
作部キー206へのキー人力によって、パラレル■10
207を介して、プリンタ制御部201に各種データが
入力される。プリンタ制御部201は、制御用のプログ
ラムが格納された制御ROM208と各種データが格納
されたデータROM209とが接続され、これらROM
のデータによってプリンタ制御部201は、その制御を
決定する。 プリンタ制御部201は、各センサ203〜205、操
作部キー206およびデータROM209からのデータ
によって、制御ROM208の内容に従って、複写制御
部210と表示パネル211とを制御し、さらに、AI
DCセンサ203による自動、若しくは、操作パネル2
06への入力によるマニュアル濃度補償コントロールを
行うため、パラレル110212およびドライブ110
213を介してVG発生用高圧ユニット214およびV
B発生用高圧二二ッ)215を制御する。 プリントヘッド制御部202は、制御ROM216内に
格納されている制御用プログラムに従って動作し、また
、イメージリーグ部100の画像信号処理部20と画像
データバスで接続されており、画像データバスを介して
やってくる画像信号を元にして、γ補正用変換テーブル
の格納されているデータROM217の内容を参照して
γ補正を行い、ドライブ110218およびパラレル■
10219を介してレーザダイオードドライバ220を
制御している。レーザダイオード221はレーザダイオ
ードドライバ220によって、その発光が制御される。 また、プリントヘッド制御部202は、プリンタ制御部
201、画像信号処理部20およびイメージリーダ制御
部101とバスで接続されて互いに同期がとられる。特
に本発明では、プリンタ制御部201から送られて来る
レーザのビーム径および拡散率αのデータに基づいて、
最適なγ補正を行うようにしている。 (b)画像信号処理 第3図(a)は、CCD14から画像信号処理部20を
介してプリントヘッド制御部202に至る画像信号の処
理の流れを説明するための図である。これを参照して、
CCDカラーイメージセンサ14からの出力信号を処理
して階調データを出力する読取信号処理について説明す
る。 画像信号処理部202においては、CCDカラーセンサ
14によって充電変換された画像信号は、A/D変換器
21でR,G、  Hの多値デジタル画像データに変換
される。この変換された画像データはそれぞれ、シェー
ディング補正回路22で所定のシェーディング補正がさ
れる。このシェーディング補正されたramデータは原
稿の反射データであるため、log変換回路23によっ
てlog変換を行って実際のrItJllの濃度データ
に変換される。 さらに、アンダーカラーリムーブ・墨加刷回路24で、
黒色の余分な発色を取り除くとともに、真の黒色データ
KをR,G、Bデータより生成する。 そして、マスキング処理回路25にて、 R,G。 Bの3色のデータがY、M、Cの3色のデータに変換さ
れる。こうして変換されたY、M、Cデータに所定の係
数を乗じる濃度補正処理を濃度補正回路26にて行い、
空間周波数補正処理を空間周波数補正回路27によって
行った後、プリントヘッド制御部202に出力する。 プリントヘッド制御部202においては、画像信号処理
部20によって処理された画像信号を、γ変換部28に
よりデータROM217内のγ補正用変換テーブルに基
づきγ変換を行い、レーザダイオードドライバ220に
出力する。レーザダイオードドライバ220は画像信号
に応じてレーザダイオード221の発光強度を制御する
。 (c)制御フロー i、第1実施例メインルーチン 第10図〜第13図は、本発明の第1の実施例に係り、
階調特性補償にレーザ強度の制御を用いるデジタルカラ
ー複写機のプリンタ制御部201の制御フローである。 以下に、これらフローの説明を行う。 第10図に、デジタルカラー複写機のメインルーチンを
示す。まず、パラメータの初期化等の初期設定を行い(
Sl)、内部タイマをスタートさせる(S2)。次に、
拡散率αの決定(S3)およびビームコードの入力(S
4)を行う。 その後レーザダイオードの強度決定ルーチンに入る(S
5)。この強度決定ルーチンは、拡散率αおよびビーム
径によって、最大濃度の画像信号に対応するレーザ発光
強度(以下、最大レーザ強度という)を変化させ、階調
表現にパルス幅変調方式を用いる場合には所定のレーザ
強度を変化させて、γ特性の変動を抑制するためのもの
であり、第13図において詳述する。S5でレーザ強度
が決定されると、コピー動作を行い(S6)、内部タイ
マの終了を待って(S7)、メインルーチンの1サイク
ルを終える。 なお、ここで、感光体の特性上、レーザの強度を変化さ
せてもγ特性が変動することを、第9図((1)、(e
)、(f)に示す。 第9図(d)は、帯電した感光体に対して、発光時間一
定のもとで強度を変化させたレーザを照射したときの表
面電位の変化を示すグラフであり、レーザ強度を変化さ
せても、表面電位がある程度まで降下すると飽和してし
まい、従って、画像濃度があまり変化しないことを示し
ている。 一方、第9図(e)は、発光時間一定で、原稿レベルに
対応させて最大値がそれぞれo、8mW。 1.0mW、1.1mW、1.2mWとして、0からそ
れぞれの最大値までレーザ強度を変化させたときの感光
体表面電位を示すグラフであり、さらに、第9図(f)
は第9図(e)から現像特性を考慮した原稿濃度と画像
濃度との関係(γ特性)を示すグラフである。 このように最大光量を変化させれば、vg、vBを変化
させたときと同様にγ特性が変動することが分る。 本発明は、この現象を利用して、拡散率αの変化やレー
ザビーム径の変更によって生じる画像形成における階調
特性の変動を抑制して、原稿に忠実な再現画像を得るも
のである。 i、−1拡散率決定ルーチン 以下に、拡散率決定ルーチン(第10図33)の説明を
行う。 ■拡散率を入力によって得る場合 拡散率α入力の一例を第11図(a)に示すフローチャ
ートにより説明する。このフローでは、感光体の交換時
や拡散率が何かの原因で入力されていないときに拡散率
αを入力する。また、拡散率αは、感光体の製造時に工
場等で測定されているものとする。 なお本実施例では、拡散率αは、その数値のとる範囲に
よって便宜的にコード化されており、次の通り拡散率コ
ードPで示され、 α≦1.2:拡散率コードP=1 1.2<α≦1.4:拡散率コードP=21.4<α≦
1.6:拡散率コードP冨31.6<α≦1.8:拡散
率フードP社41.8<α≦2.0:拡散率フードP冨
5従って、拡散率コードPが小さいほど、感光体の潜像
拡散の度合いは小さいことになり、立上がりの鋭いγ特
性を有することになる。 まず、感光体が交換されたか否かをチエツクする(S1
6)。この感光体交換は例えば以下の通りに検知される
。 第18図の上面図に示すように、感光体アセンブリ41
0は、感光体複写機本体の手前側板PFに開けられた挿
入口から、奥側板PRにアセンブリ410の端部が当接
するまで挿入して取付けられ、ちょうど両板PFとPR
との間に挟持される格好となる。 また、手前側板PFにはフォトインタラプタ型の感光体
ロックスイッチ230が取付けられており、感光体アセ
ンブリ410には、完全に挿入された状態で、感光体ロ
ックスイッチ230の溝部に嵌り込んで発光部と受光部
(いずれも図示しない)との間の光路を遮断する遮光部
230aが設けられている。 従って、感光体アセンブリ410が交換のために取外さ
れると、遮光部230aは感光体ロックスイッチ280
から外れて、発光部からの光は受光部で検知され、第2
図にも示すように検知信号が制御部201に送られて、
制御部201は感光体アセンブリ410が取外されたこ
とをチエツクできる。そして、再び受光部への光が遮断
されることによって感光体が再びセットされたことが検
出される。 再び、フローの説明に戻る。感光体交換が検知されると
くYES)、今までメモリされてL)た拡散率コードP
かリセットされ(S17)、拡散率コードPが新たに入
力される(918)。感光体交換が行われていないが(
816でNO)、拡散率コードPが未入力でメモリされ
ていなければ(S19でYES、例えば組立時)、拡散
率コードPを入力する(318)。感光体交換が行われ
ず、かつ、拡散率コードPがメモリされていれば、その
ままリターンする。 上記818の拡散率コードPの入力におLXでは、第1
8図に示すように、感光体アセンブリ410に拡散率コ
ードPのコード情報マーク231aを予め付しておき、
感光体アセンブリ410の取付を感光体ロックスイッチ
230で監視するようにしておき、取付状態で上記コー
ド情報の読取りが可能な感光体マークリーダ231によ
って、感光体の取付けと同時に拡散率コードPの読取り
が実行されるようにする。従って、拡散率コードPの入
力忘れや入力ミスを防ぐことができ、ユーザは拡散率α
コードの入力作業を意識することもない。 なお、この拡散率の入力は操作パネルからマニュアル入
力によって行うようにしても良い。 ■拡散率を検出によって得る場合 第11図(a)に示した拡散率決定のフローは、感光体
の製造時に工場等で測定された拡散率αを入力する場合
であったが、ここでは、第11図(b)に示すように、
複写機自体が自己検出する場合について説明する。 前記の拡散率の定義のところで述べた通りに拡散率を検
出させる場合には、レーザビーム径および潜像口径を測
定する必要があるが、実際問題として、静電潜像の口径
を直接測定するのは困難であるため、感光体に静電潜像
の所定パターンを形威し、レーザ露光後の表面電位を測
定するVLセンサ60(第1図参照)を用いて、感光体
初期表面電位voからVLへの潜像の電位低下を検出し
て、その電位低下の度合いから拡散率αを求めるように
するようにしている。電位低下が大きければ拡散率αは
小さく、電位低下が小さければ拡散率αは大きい。 拡散率α算出の一例を、第11図(b)に示すフローチ
ャートにより説明する。なお、この第11図(b)の拡
散率決定処理ルーチンは割込み処理によって行われてい
る。 拡散率α算出は、およそ以下の手順によって行われる。 まず、暗所において、コロナ放電により感光体に一様に
表面電位をのせる。そして、この感光体N個の領域(1
,2,・・・、N)に分け、それぞれの領域毎にγ特性
のほぼ直線を示す濃度範囲内で強度fl(1)、 W(
2)、・・・、 f(N))を異ならせたレーザビーム
により所定パターンのレーザ露光を行う。 即ち、同一領域内においては同一強度のレーザ露光がな
される。そして、領域毎に静電潜像電位(V(1)、 
V(2)、 ・、 V(N))を求める。なお、C(D
ときの電位は、領域内において複数箇所測定された電位
の平均値である。一方、既知の拡散率αlを有する別の
感光体と既知の拡散率α2を有するさらに別の感光体の
それぞれに、上記領域毎に対するレーザビームと同じ強
度でレーザ露光を行った場合のそれぞれのレーザ強度に
対する静電潜像電位を予めデータとして格納しておく。 即ち、拡散率α1の感光体におけるレーザ強度W(1〉
に対する静電潜像電位Vl(1)、W(2)に対するV
l(2)、・・・、W(N)に対するVl (N)と、
拡散率α2の感光体におけるレーザ強度W(1)に対す
る静電潜像電位V2(1)、W(2)ニ対するV2(2
)、・・・、W(N)ニ対するV2 (N)とがデータ
となる。これらのデータと、拡散率αを求める感光体に
おけるレーザ強度W(1)に対する静電潜像電位V(1
)、W(2)に対するv(2)、・・・、W(N)i;
:対するV(N)とから、領域毎に拡散率αが比例的に
求められる。すなわち、計算式 %式%) ) より、全ての領域について、拡散率αを求め、全てのα
の平均値を最終的なαとする。 以下に第11図(b)のフローチャートの説明を行う。 まず、コピー動作を開始する操作キーが押されたことを
チエツクして(S20)、押されたならば(YES) 
、帯電チャージ中43、イレーザ42およびモータ11
をオンして(S21)、露光の準備を行う。そして、上
記で述べた複数領域の第何番目の画像部分について行う
かを示すフラグNをOにリセットして(S22)、複数
の画像部分をレーザ露光して、静電潜像電位を検出する
ループ(823〜527)に入る。このループでは、ま
ず、Nを1増やした後(S23)、N番目に対応する画
像部分にレーザ露光を行い(324)、その画像部分の
静電潜像電位V (N)が、■Lセンサ60で複数箇所
測定し、平均をとられることで決定される(S 25)
。そして次のレーザ出力による露光に備えてレーザが一
旦オフされて(S 26)、Nが最後の[Aに達してい
なければ(S27でNo)S23に戻り、Nが最後の値
Aに達するまで(S27でYES)ループを繰り返す。 ループを抜けると拡散率αが、各領域毎の値を平均する
ことにより算出され(328)、その値に応じて、α≦
1.2のとき拡散率コードP←1とし、1.2<α≦1
.4のとき拡散率フードP−2とし、1.4<α≦1.
6のとき拡散率コードP−3とし、1.6<α≦18の
とき拡散率フードP−4とし、1.8<α≦2.0のと
き拡散率コードP−5とする(829〜838)。 ところで、本実施例では、拡散率αが上記のいずれの範
囲にもない場合、すなわち、拡散率αが2.0よりも大
きい場合は、感光体が劣化して、使用限界を越えたもの
として、交換を促す信号を出力するようにして(S39
)、ユーザの便宜を図っている。 本実施例では、拡散率の測定は上記のように、コピー開
始時に行われるが、このことに本発明は限定されず、例
えば、電源オン時や感光体の交換時に行っても良い。 1、−2ビームコード入カル−チン ビームコード入カルーチンは、予め選択された何種類か
のレーザダイオードの感光体入射ビーム径に応じて割当
てられたコードを入力し、現在装備しているレーザダイ
オードのビーム径を判断するためのものである。 ビームコード入力の一例を第12図に示すフローチャー
トにより説明する。ビームコードCはレーザダイオード
のタイプ(例えば前述のBタイプやSタイプ)のビーム
径の大きさによって予め決められる。 本実施例では、ビームコードCは、以下の5種類のビー
ム径サイズに対応すべく、 ビーム径極小:ビームコードC=1 ビーム径小 :ビームコードC=2 ビーム径通常:ビームコードC=3 ビーム径大 :ビームフードC冨4 ビーム径極大:ビームコードC=5 のように割当てられており、従って、ビームコードCが
小さいほど、γ特性が鋭く立上がることになる。 まず、レーザダイオードが交換された力)をチエツクす
る(Sll)。レーザダイオード交換が検知されと(Y
ES)、今までメモリされていたビームフードCがリセ
ットされて(S12)、ビームコードCが新たに入力さ
れる(S13)。レーザダイオード交換が行われていな
いが(SllでNO)、ビームフードCが未入力でメモ
リされていなければ(S14でYES、例えば組立時)
、ビームコードCを入力する(313)。レーザダイオ
ードが交換されておらず、ビームコードCもメモリされ
ていれば、そのままリターンする。 上記レーザダイオードの交換およびそれに伴うビームコ
ードの入力は、第18図を参照して説明した感光体アセ
ンブリ410の交換および拡散率α入力の場合と同様に
、レーザダイオードが収納されているプリンタヘッドユ
ニットにフォトインタラプタ式のセンサ備え、さらに、
上記プリンタヘッドユニットにビームコードCのコード
情報マークを予め付しておき、プリンタヘッドユニット
の取付を上記センサで監視するようにしておき、取付状
態で上記ビームコード情報の跣取りが可能なマークリー
グによって、プリントヘッドユニットの取付けと同時に
ビームコードCの読取すが実行されるようにする。従っ
て、ビームフードCの入力忘れや入力ミスを防ぐことが
でき、ユーザはビームコードCの入力作業を意識するこ
ともない。 なお、このビーム径の入力は操作パネルからマニュアル
入力によって行うようにしても良い。 る。 i、−3し一ザダイオード強度決定ルーチン第13図に
、拡散率コードPとビームコードCとによって感光体が
影響を受けた結果生じるγ特性の変動を補正するのに適
したレーザ強度を決定するルーチンを示す。本実施例は
強度変調方式を利用しており、ここでいうレーザ強度と
は、最大レーザ強度を意味する。 本実施例では、拡散率コードPとビームコードCとがそ
れぞれ5通りあるので、これらを組み合わせるとレーザ
強度は25段階となる。 なお、拡散率コードP、ビームコードCともに値が小さ
いほどγ特性が鋭く立上がるようになることは前記した
通りである。 マス、ビームコードCおよび拡散率コードPがそれぞれ
lのときは(S41でYES)、上記した第7図および
第9図(a)の感光体の特性から、それぞれ、最もγ特
性の立上がりが急になる場合であって、さらに、これら
の性質を有した特性が組合わされるので、結果として、
ビームコードCと拡散率コードPとの組合わせのうちで
γ特性が最も急峻になる場合であるから、この急峻な特
性を相殺するには、γ特性を最も緩やかにするレーザ強
度、すなわち、予め用意されているP1〜P25の全て
のレーザ強度のうち最低強度であるPlを選択する(S
 42)。 このように、全てのビームコードCと拡散率コードPと
の各組合わせが与える感光体のγ特性への影響を与えな
い各レーザ強度は予め実験的に求められておけばよい。 同様に、ビームフードCが1で拡散率フードPが2のと
きは(S43でYES)、レーザ強度P2を選択しく5
44)、ビームコードCがmで拡散率コードPがnのと
きは(S45でYES) 、最適なレーザ強度P5.柿
−5を選択しく546)、ビームコードCが5で拡散率
コードPが4のときは(S47でYES)、最適なレー
ザ強度P24を選択する(348)。 ビームコードCと拡散率コードPがともに5のときは(
S41.S43.・・−、S45.・・・、S47でN
O)、上記した第7図および第9図(a)の感光体の特
性から、それぞれ、最もγ特性の立上がりが緩やかにな
る場合であって、さらに、これらの性質を有した特性が
組合わされるので、結果として、ビームコードCと拡散
率コードPとの、組合わせのうちでγ特性が最も緩やか
になる場合であるから、この緩やかな特性を相殺するに
は、γ特性を最も急峻にするレーザ強度、すなわち、予
め用意されているPI”=P25の全てのレーザ強度の
うち最高強度であるP25を選択する(349)。 こうして、選択された強度のレーザ露光を行うことによ
り、γ特性の変動が抑制されるので、適切なγ補正が行
われる。 なお、第19図に、選択されたレーザダイオード強度の
設定ををマニュアルで行う場合の回路図を示し、以下に
説明する。 強度制御は操作パネルに設けられたLEDIおよびLE
D2の明滅により判断される。 図示の回路は、レーザダイオードドライバ220内に設
けられているレーザダイオードっント。 −ラ220aへ電圧Vが可変抵抗Rを介して直列に接続
されており、この可変抵抗Rによりレーザダイオードコ
ントローラ220aに入力されるレーザダイオード駆動
電圧VLOの値が調節される。 また、VLOは、コンパレータCMP1およびCMP2
のそれぞれに入力されている。 一方、コンパレータCMP1およびCMP2には可変電
源Viが抵抗R1およびR2を介してそれぞれ(Vt−
Δv)+ (Vi+ΔV)が入力されるようになってい
る。この可変電源VRの電圧は、図示しないダイヤルや
メータ等の目盛りによりその値を正確に知ることが可能
となっている。 従って、上記の既知のVRの値とVL[+の値と比較し
て等しくなることが判別できれば、VLOの値が調節で
きる。 フンパレータCMP1およびCMP2の出力はそれぞれ
、LEDドライバ1、LEDドライバ2に入力され、L
EDIおよびLED2の明滅をコントロールするように
なっている。 上記の回路において、VLDが(VR−ΔV)より小さ
ければLEDIのみが点灯し、VLOが(Vに+ΔV)
より大きければLED2のみが点灯し、そして、vLD
が(V=−ΔV)と(vに+ΔV)との間にあれば、L
EDIおよびLED2は共に消灯され、VLOはVRに
一致しているものとして調節されることになる。なお、
ここでΔVを小さくすればするほど、VLDとVRとの
一致の精度が上がる。 以上のようにして、操作パネルにおけるLEDlとLE
D2とがともに消灯していれば、レーザ出力の調整が完
了し、好ましいγ特性による画像形成を行うことができ
る。 なお、上述した実施例においては強度変調方式によるレ
ーザ発光制御を行った場合について示したが、発光時の
レーザ強度を一定とし、画像信号に応じて発光時間を変
化させるパルス幅変調方式においては、発光時における
レーザ強度を拡散率とレーザビーム径に応じて制御する
ことにより、上述の実施例と同様に好ましいγ特性を得
ることができる。 また、上述の実施例は強度変調方式またはパルス幅変調
方式とディザとを組合わせた多値化ディザ法にも適用す
ることができる。 ii、第2実施例メインルーチン 第14図、第15図は、本発明の第2の実施例に係り、
階調特性補償として、γ補正用変換テーブルを拡散率と
ビーム径に応じて切換えるデジタルカラー複写機のプリ
ンタ制御部201の制御フローである。以下に、これら
フローの説明を行う。 第14図に、デジタルカラー複写機のメインルーチンを
示す。まず、パラメータの初期化等の初期設定を行い(
SIOI)、内部タイマをスタートさせる(S 102
)。次に、拡散率αの決定(3103)およびビームコ
ードの入力(S 104)を行う。 その後、γ補正用変換テーブル決定ルーチンに入る(S
 105)。この変換テーブル決定ルーチンは、本発明
の第2の実施例に係り、拡散率αおよびビーム径によっ
てγ補正用変換テーブルを切換えて、γ特性の変動を抑
制するためのものであり、第15図において詳述する。 5105でレーザ強度が決定されると、コピー動作を行
い(S106)、内部タイマの終了を待って(S 10
7)、メインルーチンの1サイクルを終える。 上記のメインルーチンの拡散率決定(S 103)およ
びビームコード入力(S 104)については、第1実
施例において示した第11図および第12図と同様であ
るから、説明は省略する。 ii、 −17補正用変換テ一ブル決定ルーチン第15
図に、拡散率コードPとビームコードCとによって感光
体が影響を受けた結果生じるγ特性の変動を補正するの
に適したγ補正用変換テーブルを決定するルーチンを示
す。本実施例では、拡散率コードPとビームコードCと
がそれぞれ5通りあるので、これらの組み合わせに対応
してγ補正用変換テーブルは25種類記慣されている。 なお、拡散率コードP、ビームコード入力ト41 +、
−値が小さいほどγ特性が鋭く立上がるようになること
は前記した通りである。 まず、ビームコードCおよび拡散率コードPがそれぞれ
1のときは(S 141でYES)、上記した第7図お
よび第9図(a)の感光体の特性から、それぞれ、最も
γ特性の立上がりが急になる場合であって、さらに、こ
れらの性質を有した特性が組合わされるので、結果とし
て、ビームコードCと拡散率コードPとの組合わせのう
ちでγ特性が最も急峻になる場合であるから、この急峻
な特性を相殺するには、γ特性を最も緩やかにするγ変
換テーブル、すなわち、予め用意されているテーブル1
〜25の全てのテーブルのうち、レーザの発光特性を最
も立上がりが鈍くする特性の変換テーブル1を選択する
(S 142)。 このように、全てのビームコードCと拡散率コードPと
の各組合わせが与える感光体のγ特性をレーザ発光を非
線形に制御してγ補正を行うための各変換テーブルは予
め実験的に求められておけばよい。 同様に、ビームコードCが1で拡散率コードPが2のと
きは(S 143でYES)、最適な変換テーブル2を
選択しく5144)、ビームフードCがmで拡散率コー
ドPがnのときは(S 145でYES)、最適な変換
テーブル(5嘗+n−5)を選択しく8146)、ビー
ムコードCが5で拡散率コードPが4のときは(S 1
47でYES)、最適な変換テーブル24を選択する(
S 148)。 ビームコードCと拡散率コードPがともに5のときは(
3141,5143,・・・、5145.・・・514
7でNo) 、上記した第7図および第9図(a)の感
光体の特性から、それぞれ、最もγ特性の立上がりが緩
やかになる場合であって、さらに、これらの性質を有し
た特性が組合わされるので、結果として、ビームコード
Cと拡散率コードPとの組合わせのうちでγ特性が最も
緩やかになる場合であるから、この緩やかな特性を相殺
するために、立上がりが最も急峻になるようレーザ発光
を非線形制御する変換テーブル25を選択する(S 1
49)。 こうして、選択されたγ補正用変換テーブルに切換えて
、レーザ発光を制御して、適切なγ補正が行われる。 本実施例は、強度変調方式、パルス幅変調方式、ディザ
法、多値化ディザ法等、種々の方式を利用した装置に適
用することができる。 fit、第3実施例メインルーチン 第3図(b)および第16図、第17図は、本発明の第
3の実施例に係り、この実施例においては階調表現とし
ては多値化ディザ法を用い、階調特性補償として、ディ
ザの閾値を拡散率とビーム径とに応じて変化させる。第
3図(b)は本実施例における画像信号の処理の流れを
示している。 本実施例においては、γ変換部28より出力された信号
は、ディザ処理W629によりROM217内のディザ
閾値データによりディザ処理を施され、レーザダイオー
ドドライバ220に出力される。 第16図、第17図はデジタルカラー複写機のブリンク
制御部201の制御フローである。以下に、これらフロ
ーの説明を行う。 第16図に、デジタルカラー複写機のメインルーチンを
示す。まず、パラメータの初期化等の初期設定を行い(
S201)、内部タイマをスタートさせる(S202)
。次に、拡散率αの決定(S203)およびビームコー
ドの入力(S 204)を行う。 その後、ディザを決定するルーチンに入る(S205)
。このディザ決定ルーチンは、本発明の第3の実施例に
係り、**表現に多値化ディザ法を用いる場合において
、拡散率αおよびビーム径によって、ディザの閾値パタ
ーンを変化させて、変動するγ特性に応じて適切なγ補
正を行うためのものであり、第17図において詳述する
。5205でレーザ強度が決定されると、コピー動作を
行い(8206)、内部タイマの終了を待って(S20
7)、メインルーチンの1サイクルを終える。 上記のメインルーチンの拡散率決定(S203)および
ビームコード入力(3204)については、第1実施例
において示した第11図および第12図と同様であるか
ら、説明は省略する。 iii、−1ディザ決定ルーチン 第17図に、拡散率コードPとビームコードCとによっ
て感光体が影響を受けた結果生じるγ特性の変動を補正
するのに適したディザを決定するルーチンを示す。本実
施例では、拡散率フードPとビームフードCとがそれぞ
れ5通りあるので、これらの組み合わせに対応して25
通りのディザパターンが記憶されている。このディザパ
ターンの例として、第20図(a)、(b)、(c)。 (d)にそれぞれディザ1、ディザ2、ディザ3、ディ
ザ4を示す。 なお、拡散率コードP1ビームコードCともに値が小さ
いほどγ特性が鋭く立上がるようになることは前記した
通りである。 まず、ビームコードCおよび拡散率コードPがそれぞれ
1のときは(S241でYES)、上記した第7図およ
び第9図(a)の感光体の特性から、それぞれ、最もγ
特性の立上がりが急になる場合であって、さらに、これ
らの性質を有した特性が組合わされるので、結果として
、ビームコードCと拡散率コードPとの組合わせのうち
で7特性が最も急峻になる場合であるから、例えば、(
C。 P)−(3,3)のときのγ特性を線形にする所定のγ
補正用変換テーブルによるレーザ発光の非線形制御のγ
補正だけでは、完全に補正しきれず、補正後も非線形な
ままであることは、第9図(C)に示したのと同様であ
る。従って、本実施例においては、所定のγ補正用変換
テーブルのみによるレーザ発光の非線形制御を行っても
、非線形のままの特性をさらに補正して線形化すること
のできる入出力特性を有したディザ1に切換える(S2
42)。 このように、所定のγ補正用変換テーブルによるレーザ
発光制御を、全てのビームコードCと拡散率コードPと
の各組合わせに対して行った結果のγ特性は予め実験的
に求められ、従って、最終的に各7特性をそれぞれ線形
化することの可能なディザの闇値パターンも求められて
いる。 同様に、ビームフードCが1で拡散率フードPが2のと
きは(S 243でYES)、ディザ2を選択しく32
44)、ビームコードCがmで拡散率コードPがnのと
きは(3245でYES) 、最適なディザ5m+n−
5を選択しく5246)、ビームコードCが5で拡散率
コードPが4のときは(S247でYES)、最適なデ
ィザ24を選択する(S 248)。 ビームコードCと拡散率コードPがともに5のときは(
S241,5243. ・、5245. ・・・524
7でNO) 、上記した第7図および第9図(a)の感
光体の特性から、それぞれ、最もγ特性の立上がりが緩
やかになる場合であって、さらに、これらの性質を有し
た特性が組合わされるので、結果として、ビームコード
Cと拡散率コードPとの組合わせのうちで7特性が最も
緩やかになる場合であるから、例えば、(C,P)−(
3゜3)のときのγ特性を線形にする所定のγ補正用変
換テーブルによるレーザ発光の非線形制御のγ補正だけ
では、完全に補正しきれず、補正後も非線形なままであ
ることは、第9図(C)で示したのと同様である。従っ
て、本実施例においては、所定の7補正用変換テーブル
のみによるレーザ発光の非線形制御を行っても、非線形
のままの特性をさらに補正して線形化することのできる
入出力特性を有したディザ25に切換える(S 242
)。 こうして、選択されたディザに切換えて、レーザ発光を
制御して、適切なγ補正が行われる。 以上の本発明の実施例において、拡散率コードPおよび
ビームコードCを5段階にしたが、本発明はこれに限定
されることはなく、多くすればするほど、きめ細かい補
償が可能となる。
【効果】
本発明に係る電子写真式のデジタル画像形成装置におい
ては、感光体における拡散率およびレーザビーム径の両
方の変化に対応して、階調特性の補償を行うので、レー
ザ出力に対応して形成される静電潜像の状態に正確に対
応することができ、ビーム径の変更や、感光体の劣化や
交換等に伴う拡散率の変化による階調特性への影響を抑
制して、階調再現性の優れた原稿に忠実な再現画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、デジタルカラー複写機の全体の構成を示す縦
断面図である。 第2図は、デジタルカラー複写機の全体のブロック図で
ある。 第3図(a)は、画像信号処理部の構成を示すブロック
図の第1の実施例である。 第3図(b)は、画像信号処理部の構成を示すブロック
図の第2の実施例である。 第4図は、γ特性の一例を示す図である。 第5図(a)は、Sタイプのレーザダイオードのビーム
を出力1.0mWにおいて視覚的に立体化したものであ
る。 第5図(b)は、Sタイプのレーザダイオードのビーム
を出力1.0mWにおいて視覚的に立体化したものであ
る。 第6図(a)は、出力1.0mWのSタイプのし−ザダ
イオードの発光時間を8段階に多値化したレーザビーム
による静電潜像の縦断面を示すグラフである。 第6図(b)は、出力1.0mWのSタイプのレーザダ
イオードの発光時間を8段階に多値化したレーザビーム
による静電潜像の縦断面を示すグラフである。 第7図は、レーザビーム径の違いによって、γ特性が変
化することを示すグラフである。 第8図(a)は、レーザの強度分布を示す模式第8図(
b)は、第8図(a)のレーザの感光体への露光によっ
て形成される潜像を理想的な潜像とともに比較して示す
模式図である。 第9図(a)は、拡散率の違いによって7特性が変化す
ることを示す図である。 第9図(b〉は、第9図(a)に示された各拡散率の値
におけるγ特性を線形に補正するためのγ補正用変換テ
ーブルによって強度が非線形制御されたレーザの発光特
性を示す図である。 第9図(C)は、第9図(b)のα=1.3の発光特性
のレーザを用いて第9図(a)の4つの7特性に対して
γ補正を行った結果を示す図である。 第9図(d)は、帯電した感光体に対して、発光時間一
定のもとで強度を変化させたレーザを照射したときの表
面電位の変化を示すグラフである。 第9図(e)は、発光時間一定で、原稿レベルに対応さ
せて最大値がそれぞれ0.8mW、l、OmW。 1.1mW、1.2mWとして、0からそれぞれの最大
値までレーザ強度を変化させたときの感光体表面電位を
示すグラフである。 第9図(f)は第9図(e)から現像特性を考慮した原
稿濃度と画像濃度との関係(γ特性)を示すグラフであ
り、第9図(a)に示された4つの階調特性を全てα=
1.3の階調特性にするための、それぞれのレーザ強度
による階調特性を示す図である。 第9図(g)は、第9図(C)に示された4つの階調特
性を線形に補正することのできるディザの入出力特性を
示す図である。 第10図は、本発明の第1の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機のメイン制御フローチャートである。 第11図(8)は、本発明の実施例1こ係るデジタルカ
ラー複写機の拡散率決定ルーチンであって、拡散率を入
力によって決定する場合である。 第11図(b)は、本発明の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機の拡散率決定ルーチンであって、拡散率を検出
によって決定する場合である。 第12vlJは、本発明の実施例に係るデジタルカラー
複写機のレーザビームコード入カルーチンのフローチャ
ートである。 第13図は、本発明の第1の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機のレーザダイオード強度決定ルーチンのフロー
チャートである。 第14図は、本発明の第2の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機のメイン制御フローチャートである。 第15図は、本発明の第2の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機の変換テーブル決定ルーチンのフローチャート
である。 第16図は、本発明の第3の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機のメイン制御フローチャートである。 第17図は、本発明の第3の実施例に係るデジタルカラ
ー複写機のディザ決定ルーチンのフローチャートである
。 第18図は、感光体アセンブリが、感光体複写機本体の
手前側板にと奥側板にとの間に挟持される状態を示す上
面図である。 第19図は、マニュアルのレーザダイオード強度制御用
の一実施例の回路図である。 第20図(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、
1ドツトを8値に多値化し2×2ドツトで階調を表現す
る多値化ディザ法に用いるディザの閾値パターンの例で
ある。 20・・−画像信号処理部 41・・・感光体ドラム 44・・・Voセンサ 60・・・VL全セン サ01・・・イメージリーグ制御部 106・・・画像制御部 201・・・プリンタ制御部 202・・・プリントヘッド制御部 203・・・AIDCセンサ 206・・・操作パネル 208.216・・・制御ROM 209.217・・・データROM 220・・・レーザダイオードドライバ220a・・・
レーザダイオードコントローラ221・・・レーザダイ
オード 230・・・感光体ロックスイッチ 231・・・感光体マークリーグ 231a・・・フード情報マーク 410・・・感光体アセンブリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光量を多段階に変化させて階調表現を行う
    電子写真式のデジタル画像形成法において、 感光体に入射するレーザビームに対する潜像電位の広が
    り度合を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の変更
    による画像形成における階調特性の変動を補償するよう
    に、上記拡散率および上記レーザビーム径に応じてレー
    ザの最大強度を変化させることを特徴とするデジタル画
    像形成法。
  2. (2)レーザ光量を多段階に変化させて階調表現を行う
    電子写真式のデジタル画像形成法において、 感光体に入射するレーザビームに対する潜像電位の広が
    り度合を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の変更
    によるコ像形成における階調特性の変動を補償するよう
    に、上記拡散率およびレーザビーム径に応じたγ補正用
    変換テーブルを用いて、レーザ光量を非線形制御するこ
    とにより、上記階調変動を補償することを特徴とするデ
    ジタル画像形成法。
  3. (3)レーザ光量を多段階に変化させる階調表現とディ
    ザ法とを組み合わせて階調表現を行う電子写真式のデジ
    タル画像形成法において、 感光体に入射するレーザビームに対する潜像電位の広が
    り度合を示す拡散率の変化およびレーザビーム径の変更
    による画像形成における階調特性の変動を補償するよう
    に、上記拡散率およびレーザビーム径に応じてディザの
    閾値を変化させることを特徴とするデジタル画像形成法
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