JPH03271134A - ガラス板 - Google Patents

ガラス板

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JPH03271134A
JPH03271134A JP41771090A JP41771090A JPH03271134A JP H03271134 A JPH03271134 A JP H03271134A JP 41771090 A JP41771090 A JP 41771090A JP 41771090 A JP41771090 A JP 41771090A JP H03271134 A JPH03271134 A JP H03271134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
carbon fiber
carbon fibers
carbon
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP41771090A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
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Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
この発明は炭素繊維を含有するガラス板に関する。 [0002] [従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来、
ガラス板の作製方法として、フロート法等が知られてい
る。これはスズ浴上にソーダガラスを溶融して浮かせ、
この溶融ガラスを圧延することにより厚板または薄板ガ
ラスを作製する。しかしこのフロート法は、表面をきわ
めて平坦にすることができるという特徴を有しながらも
、2mm以下、特に0.5mm以下の薄板を作る為には
きわめて不適当であった。 [0003] そのため2mm以下の薄板ガラス例えば0.5mmにお
いては、ガラス材料を薄くして少なくするためにロール
圧延の工程が余分にかかり、製造価格が逆に上昇してし
まうという欠点を有していた。 [0004] さらに強化ガラスを化学強化すると、形成されたガラス
板に対し、カリューム置換等の化学強化または3mm以
上の厚さのガラス板に対し、風冷強化等、新たな工程を
必要としていた。 [0005] そのため、強化ガラスが一般ガラスよりも厚くなり、ま
た価格も高価になってしまうという欠点を有していた。 [0006] 本発明はこれらの従来の方法とはまったく逆の思想に基
づくものであり、従来の方法の欠点を除去し、薄板ガラ
スを安価に製造する方法に関する。 [0007] 本発明は従来の強化ガラスとは全く思想を異にしており
、2mm以下の厚さ、好ましくは0.5mm以下の厚さ
を有するガラス板であって、炭素繊維を含有しない公知
の基板ガラス板に比べて、機械破壊強度を2倍以上有せ
しめることを目的としている。 [0008]
【課題を解決するための手段】
この発明は、薄板ガラス板の作製に関し、溶融ガラスを
ロールで圧延することにより作製するのではなく、耐熱
性細線を芯として炭素繊維を用いて、この細線である炭
素繊維を溶融ガラス漕内より引き出すことにより、この
炭素繊維および炭素繊維間の間隙に溶融ガラスを付着せ
しめて、ガラス板とする方法に関する。 [0009] 本発明はかくのごとく「引出し法」 (第1図において
は引き上げ法を示している)を用いることにより、薄板
ガラスを安価に作製することを目的としている。 [0010] この発明は面状の炭素繊維を一定間隔離して一対にして
配向せしめ、その炭素繊維の面間に溶融ガラスを充填す
ることにより、作製されたガラス板の表面および裏面近
傍に炭素繊維を配向・埋めこませて、強化ガラスを作製
する方法に関する。 [0011] かかる表面、裏表面の近傍(約50μ以内)に炭素繊維
を面状に配向することにより、化学強化ガラスと同様の
機械強度を有するガラス板を作ることを目的としている
。 [0012] 即ち溶融ガラス漕内に面状の配向面を有する炭素繊維を
浸漬(デイツプ)し、これを引き上げることにより、ガ
ラスの有する表面張力を利用して炭素繊維に溶融ガラス
を付着させ、固化させることにより、炭素繊維がうめこ
まれたガラス基板を作製せんとするものである。 [0013] このため、本発明方法はガラス板は薄い厚さの方が作り
やすく、2mm以下例えば0.2mmの厚さであっても
作製が可能という特徴を有する。 [0014] さらに本発明方法においても、表面のまわりおよび厚さ
は引き上げのスピードおよび溶融ガラスの温度により制
御されるが、さらにその平滑度、厚さを一定に微制御す
るために、また引き上げられたガラスをロールで挟み、
修正することも可能である。このため、このロールに種
々のパターン(花模様等の刻印)を刻みこむことにより
、ガラス板に刻印を与えることも可能であるという他の
特長をも有する。 [0015] また炭素繊維を一対の面状を有して配設して引き上げる
ことにより、この対を為す炭素繊維面間の距離を制御し
て1〜3mmの厚さの比較的厚いガラス板を作ることも
可能である(勿論0.2〜1mmの薄板をも可能である
が)。さらに本発明では量産性において、単に引き上げ
るのみのため従来方法に対してきめて優れたものであり
、安価なガラス製造方法といえる。 [0016] 本発明は炭素繊維が100〜1500℃の高温であって
も、非酸化雰囲気においては酸化して気化し、また引張
強度が減少することがない特性を利用している。このた
め溶融炉は窒素またはアルゴンのごとき不活性気体とし
ている。勿論炭素繊維の表面にはシランとアンモニアと
の反応をプラズマ気相法、熱気相法により予め窒化珪素
膜を100〜100OAの厚さにコーティングをして、
さらに酸化防止・耐熱性強化を行うことは有効である。 [0017] 以下に図面に従って、その実施例を示す。 [0018]
【実施例】
第1図は本発明に用いられた炭素繊維含浸ガラス板製造
用の炉の概要を示す。 図面において、炭素繊維(1)は外気と炉内とを遮断用
のロール(2)を経て、溶融炉(20)に導入される。 溶融炉(20)は耐火レンガ(4)、ヒーター(6) 
溶融ガラス用容器(5)よりなっている。容器(5)に
は溶融ガラス(15)が充填されている。ガラス用の原
材料は(22)より連続的に導入される。 [0019] 炭素繊維はロール(11)、  (13)を経て引き上
げられる。厚さ制御用のアジアスタ(31)により、一
対をなす炭素繊維の間隙が決められる。このアジアスタ
(31)の有無、およびその厚さによりガラス板内の炭
素繊維が2面、1面かが決められ、かつ2面においてそ
のガラス板の厚さが決められる。 [0▽0▽2▽01 すると、この炭素繊維(7)、  (7)の間および表
面、裏面にガラス(8)が付着する。さらに除冷部(2
2)に位置している厚さ表面状態(パターン)制御用の
ロール(21)を経て上方に持ち上げられる。 [0021] 雰囲気を不活性気体とするため、窒素が(3)より供給
され(18)より外部に放出される。(18)の排気側
の不活性気体に脱酸素化を施し、再び (3)にいたら
しめることは省エネルギー化に対して有効であった。 [0022] ガラスに付着した炭化繊維は、引き上げ用ロール(14
)、  (19)を経て上方に持ち上げられる。ガラス
板(23)は発光器(YAGレーザ)(16)よりのレ
ーザ光(17)により、所定の形状に切断される。 [0023] かくのごとくにして、炭素繊維の含浸、強化されたガラ
ス板作製が可能となった。 [0024] この第1図は一対(2面)の炭素繊維(7)、  (7
)を設けたが、1面のみとしてもよいことはいうまでも
ない。 [0025] 炉(20)は溶融するガラス(15)が漕(5)に充填
され、またその漕(5)が耐火レンガ(4)に囲まれ、
ヒーター(6)により1100〜1500℃に加熱・保
持され、その温度範囲は例えば1200℃±10℃と精
度よくすることがきわめて重要である。引き上げ速度は
5〜50m/分まで可能であり、その巾は炉(20)の
大きさにより5m以内に制御可能である。一般には10
cm〜2m例えば40cmとするのが製造歩留り上好ま
しかった。 [0026] 第2図は本発明方法によって作られたガラス板の縦断面
図である。第2図(A)は引っ張る方向の炭素繊維(7
)(Y方向という)とX方向の炭素繊維(27)とによ
り網目状を有している。ガラス(8)は0.2〜1mm
例えば0.5mmとして、図面において(30)方向よ
り光を入射させる場合、炭素繊維は黒色であり、光を透
過しない。このため炭素繊維の占める領域(延べ面積)
は(30)側よりみて全体の1%以下にすることが好ま
しい。このため炭素繊維は10μφの原糸またこれを1
0〜3×103本より合わせた炭素繊維において、肉眼
で見えにくい100μ以下の太さを用いると、高品質性
を有することができた。 [0027] 第2図(B)は、縦糸(X方向)の炭素繊維を(7) 
、  (7’ )に配向かせ、その間隙(28)は例え
ば1.5mmを有する場合である。もちろん(28)を
0.02〜2mm例えば0.3mmとすることも可能で
ある。このような合わせ構造とすることにより、ガラス
板の一方より機械強度がかかっても、他方側の炭素繊維
の耐引張強度性がガラスの「割れ」を防ぐことができ、
結果として化学強化ガラスと同様の耐風圧性が大きいガ
ラス板を作ることができた。 [0028] 第2図(C)は第2図(A)に加えて、炭素繊維のチッ
プ短繊維(29)(3〜10mm)を分散させたもので
ある。この短繊維(29)は約10μφときわめて細く
、肉眼で確認出来ないため、これを埋めこませても何等
実用上支障がなく、この短繊維がガラス板の破損を防ぐ
ことができるようになった。 [0029] (D)は第2図(3人(C)を組み合わせたものである
。 [0▽0▽3▽01 以上の説明より明らかなごとく、本発明方法は従来に比
べて薄板ガラスの製造に特徴を有し、かつ機械強度が大
きい。このため0.2〜0.5mmの曲げでも曲率半径
3m以下を有せしめ得るセミハードなガラス板を作るこ
とを可能にし、軽量・強化ガラスの製造が初めて可能に
なった。さらに第2図(C)  (D)において、短繊
維(5〜10mm長、約1010μφ)を含浸させるこ
とにより、さらにこれらの繊維の表面に窒化珪素または
炭化珪素膜等のセラミックス膜を薄く(300〜300
0Aの平均厚さ)コーティングすることにより、耐酸化
防止、耐熱性向上、ガラスとの密着性の向上を同時に図
ることができた。 [0031] また、炭素繊維が網状またはスダレ状に形成されている
ため、衝撃強度に対しても強くなるという他の特徴を有
する。 [0032]
【発明の効果】
以上の説明より明らかなごとく、本発明は従来に比べて
その製造方法がまったく異なるため、その生産コストを
40%も下げることができた。特に0.8mm以下の厚
さの薄板ガラスは、従来方法に比べて、80%以上も製
造価格を下げることができ、圧延工程が余分に必要な肉
薄板ガラスの製造方法よりも、工業上その寄与大なるも
のであった。 [0033] また第1図において、炉のヒーターは外熱式であるが、
内熱式としてさらに省エネルギー化に努めることは有効
である。 [0034] また本発明の炭素繊維入のガラス板はたとえ破損しても
飛び散ることがなく、安全対策上も好ましいものであっ
た。加えて従来より公知の安全用の金属網入ガラスは網
を入れるのに余分な工程が必要であるが、本発明の引き
上げ方法では何等新たな工程を必要とせず、安全に作る
ことができるという他の特徴を有する。 [0035] なお本発明では、引っ張る方向は上方に引き上げた。し
かし横方向に引っ張っても、また下方に引き下げる方法
を用いることも不可能ではない。 本発明方法では、ガ
ラス板を耐熱性絶縁物特に炭素繊維を芯に用いて、この
芯にガラスを付着させて作るという点にその新規性を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を実施するためのガラス板製造装置を示す。
【図2】 本発明により作られたガラス板の縦断面図を示す。
【符号の説明】
7  炭素繊維 7゛ 炭素繊維 8  ガラス 23 ガラス板 28 間隙 29 短繊維 30 光の入射方向
【図2】 (〔) CD)
【書類名】 【提出日】 【あて先】
【事件の表示】
【出願臼】 【整理番号】 【発明の名称】 【補正をする者】 【事件との関係】 【識別番号】 【郵便番号】 【住所又は居所】 【氏名又は名称】 【代表者】
手続補正書 平底3年1月11日 特許庁長官 殿 (特許庁審査官 平底2年12月15日提出の特許層 POO17B2−03 ガラス板 特許出願人 000153878 43 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社 半導体エネルギー研究所 山崎 舞子 殿)
【補正により増加する請求項の数】
【手続補正 1】
【補正対象書類芯】 【補正対象項目名】 【補正方法】 【補正の内容】
【手続補正 2】
【補正対象書類芯】 【補正対象項目名】
[補正方法]
【補正の内容】
明細書 特許請求の範囲の欄 追加 明細書 段落番号0030 変更 99 251

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状の配向面を有する炭素繊維が、ガラス
    の内部であってガラスの表面近傍及び裏面近傍に前記そ
    れぞれの面に沿って配されており、かつ前記炭素繊維と
    前記表面及び裏面との間、及ひ両炭素繊維の間には炭素
    繊維の短繊維が複数、分散配置されていることを特徴と
    するガラス板。
JP41771090A 1983-06-15 1990-12-15 ガラス板 Pending JPH03271134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41771090A JPH03271134A (ja) 1983-06-15 1990-12-15 ガラス板

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JP10736983A JPS59232924A (ja) 1983-06-15 1983-06-15 ガラス板の作製方法
JP41771090A JPH03271134A (ja) 1983-06-15 1990-12-15 ガラス板

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