JPH03270625A - Ofケーブル線路の漏油監視方法 - Google Patents

Ofケーブル線路の漏油監視方法

Info

Publication number
JPH03270625A
JPH03270625A JP2066390A JP6639090A JPH03270625A JP H03270625 A JPH03270625 A JP H03270625A JP 2066390 A JP2066390 A JP 2066390A JP 6639090 A JP6639090 A JP 6639090A JP H03270625 A JPH03270625 A JP H03270625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oil amount
amount
data
regression line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2066390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2876142B2 (ja
Inventor
Etsuro Sato
悦郎 佐藤
Yasuyoshi Satou
佐藤 康悦
Shiyuuji Tatsuzaki
立崎 修二
Yasumitsu Ebinuma
康光 海老沼
Koju Ando
幸樹 安藤
Tamaki Mori
森 環
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
SWCC Corp
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc, Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP6639090A priority Critical patent/JP2876142B2/ja
Publication of JPH03270625A publication Critical patent/JPH03270625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2876142B2 publication Critical patent/JP2876142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、OFケーブル線路において、漏油の発生を監
視し、状況に応じた適切な漏油発生警報を発するOFケ
ーブル線路の漏油監視方法に関する。
(従来の技術) OFケーブル線路は、絶縁体中に充填された絶縁油によ
り所定の耐電圧特性を維持するように構成されている。
ところて、OFケーブル線路は、温度変化によって熱伸
縮が生じて金属シースに疲労亀裂が生しると、漏油が発
生して油圧が低下し、ボイド放電により絶縁破壊が生じ
る場合がある。このため、OFケーブル線路にあっては
、漏油の発生を速やかに検出して、適切な対応を行なう
ことが必要となっている。
一方、OFケーブル線路内に充填された絶縁油は、負荷
電流の変化による導体の温度変化や季節的な温度変化に
よっても油量が変動するため、微少な漏油を早期に発見
することは容易ではない。
また、給油槽には警報発信装置が取付けられており、油
量又は油圧が規定範囲からはずれると、警報を発信する
ようになっている。給油槽には、警報発信後もある程度
給油できる予備油量が蓄えられているので、停電するこ
となしに応急処置を講することができるが、この方式で
は微少な漏油は発見できない。
そこで、従来、種々のOFケーブル線路の漏油監視方法
が提案されている。
例えば、特公昭59−8129号公報の場合、OFケー
ブル線路周辺の温度等から油槽内の油量を演算により推
定し、その推定油量と油槽の実測油量を比較して警報を
発するようにしている。
これは、導体の温度変化や季節的な気温の変化による油
量変動が大きい場合、微量な漏油による油量変動の早期
発見が困難になる点を解決したものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のような従来方法によっても、実際に漏
油が発生したか否かを判定する基準や、得られたデータ
に基づいて、どの程度の緊急度レベルで漏油発生警報を
出すかという点は、必ずしも明確でない。
即ち、漏油の発生状態が、直ちに補修に向かう必要があ
る程度か、あるいは点検のインターバルを短縮する程度
のものかは、当該監視実務に携わるものの経験や勘に頼
ることが多く、客観性に乏しいという難点があった。
また、推定油量の誤差が大きくては、緻密な監視が不可
能である。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、微量な漏
油の早期発見が可能であり、かつ、比較的客観的な手法
で漏油の発生状態を判定し、状況に応した適切な警報を
発することのできるOFケーブル線路の漏油監視方法を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のOFケーブル線路の漏油監視方法は、OFケー
ブル線路の油量と油温とを検出し、この油量と油温とに
基づいて漏油を検出するOFケーブル線路の漏油監視方
法であって、所定の時間に渡って検出した油量データと
油温データの検出結果に基づいて油量と油温との関係を
示す第1の回帰直線を算出する第1の回帰直線演算工程
と、前記所定の時間と異なる時間に渡って検出した油量
データと油温データの検出結果に基づいて油量と油温と
の関係を示す第2の回帰直線を算出する第2の回帰直線
演算工程と、前記第1の回帰直線に基づいて所定の油温
における第1の油量推定値を算出する第1の油量推定値
演算工程と、前記第2の回帰直線に基づいて前記所定の
油温における第2の油量推定値を算出する第2の油量推
定値演算工程と、前記第1の油量推定値と前記第2の油
量推定値とを比較することによって漏油を検出する油量
推定値比較工程とを備えたことを特徴とするものである
(作用) 以上の方法では、負荷電流の変化による導体の温度変化
や外気温の変化等による油量変動の影響を除くため、油
量と油温との相関関係を統計的に解析し、油量推定値を
求める。漏油が発生すると、油量推定値が時間と共に変
化していく。従って、異なる時間に渡って検出した油量
推定値を比較することにより、漏油の発生状態を客観的
な基準で判断することができる。尚、この場合、異なる
時間に渡って検出した油量推定値を比較し、異常状態の
継続時間に基づいて漏油発生状態を判定すれば、緻密な
監視が可能となる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
先ず、第1図は、本発明の○Fケーブル線路監視方法を
実施したシステムの機能ブロック図である。
図において、本発明の方法によれば、先ず、例えば、A
相、B相、C相から戊る三相のOFケーブル線路につい
て、各相の絶縁油の油量と油温を監視する。即ち、各相
から、油量データ1alb、lcと油温検出用データl
a、lb’10′を得る。尚、ケーブル内部の油温は、
これを直接検出することが困難なため、油温データを得
るためのケーブルシース温度や送電電流値等を受入れる
。これらをここで、油温検出用データと呼んでいる。
これらのデータを受入れるために、監視部10が設けら
れ、更に監視部10の出力を受入れて漏油発生警報等を
発する中央局20が設けられている。
尚、この中央局20は、多数の○Fケーブル線路の状態
を集中監視するセンタであって、中央局20には、図示
しない複数の監視部の出力信号が通信回線等を介して入
力するものとする。
上記監視部10は、データ処理部11、回帰直線演算部
12、油量推定値演算部13、油量推定値比較部14及
び漏油発生状態判定部15から成る。これらの詳細な動
作は後述する。
第2図に、第1図の機能ブロックを具体化したシステム
のブロック図を示す。
図において、三相○Fケーブル線路を構成するOFケー
ブルLA、IB、ICには、それぞれ油槽2A、2B、
2Cが設けられ、各々独立に油量管理が行なわれている
。各油槽2A、2B、2Cには、油量センサ3A、3B
、3Cが設けられている。この油量センサは、油槽内に
収容された絶縁油の液面高さを検出し、これを電気信号
に変えて、監視部10に向けて出力するものである。各
油量センサには、フロート式のものや光学的センサを用
いたもの等、従来からよく知られた種々のセンサが採用
される。
また、各○FケーブルLA、IB、ICには、それぞれ
ケーブルシース温度センサ4A、4B。
4Cと、送電電流計5A、5B、5Cが設けられている
ケーブルシース温度センサ4A、4B、4Cは、何れも
各ケーブルのシースに直接張付けられたサーミスタ等か
ら成り、シース温度を電気信号に変えて監視部10に向
けて出力するものである。送電電流計5a、5b、5c
は、何れもケーブルヘッドや変電所等に設けられた変流
器等から成り、送電電流を電気信号に変えて監視部10
に出力するものである。
本発明の方法では、常に、何れか1つの相のOFケーブ
ルに着目してその漏油を監視するため、以下、例えばO
FケーブルIAについての漏油監視方法のみを説明する
。他相のOFケーブルについても、全く同様の監視を行
なうことはいうまでもない。
監視部10には、上記監視用の各種データが入力する。
監視部l○は、入力ポート101と出力ボート102を
備え、パスライン103に対し、プロセッサ104、ラ
ンダム・アクセス・メモリ(RA、 M )105、キ
ーボード106、プリンタ107、リード・オンリ・メ
モリ(ROM) 108.1ifl気デイスク装置10
9及びデイスプレィ110等を接続した装置から成る。
監視部10の出力信号は、通信回線30を介して、中央
局に設けられたコンピュータ20aに接続される。
ここで、監視部10のプロセッサ104は、監視郡全体
の動作を制御するマイクロコンピュータ等から成る。ま
た、リード・オンリ・メモリ108は、プロセッサ10
4の動作制御用プログラム等を格納したメモリから成る
また、ランダム・アクセス・メモリ105は、プロセッ
サ104の動作パラメータや、その他のデータを格納す
るメモリである。
このランダム・アクセス・メモリ105には、図に示し
たように、油量データ格納部105aと、油温演算テー
ブル格納部105bと、油温データ格納部105cと、
演算判定テーブル格納部105dとが設けられている。
油量データ格納部105aは、入力ポート101を介し
て入力した所定の時間に渡ってサンプリングした多数の
油温データを格納する領域である。また、油温演算テー
ブル格納部105bは、入力ポート101から受入れた
油温検出用データに基づいて、油温データを演算し、そ
の結果を出力する演算テーブルから成る。油温データ格
納部105cは、上記演算により得られた油温データを
、所定の時間帯に渡ってサンプリングし格納する領域で
ある。
演算判定テーブル格納部105dは、上記所定時間帯に
渡って検出した油量データと油温データに基づいて、油
量推定値を演算し、最終的に漏油発生状態の判定結果を
出力する演算テーブルや演算プログラムから成る。
キーボード106は、オペレータが監視部10の動作を
制御するコマンド等を入力するために設けられている。
また、プリンタ107は、監視部10の監視結果をプリ
ントアウトするための印刷装置である。磁気ディスク装
置109は、油量検出データや監視結果等を格納し保存
するための外部記憶装置である。デイスプレィ110は
、オペレータによる監視部10の操作案内や、監視結果
のモニタ等に使用される表示装置から成る。また、入力
ボート101.出力ボート102は、データ送受信用の
インタフェースや通信制御回路から戊る。
次に、第3図を用いて本発明の方法を具体的に説明する
第3図は、本発明の方法により、最終的に中央局20(
第1図)で所定の警報を発する処理を行なうまでの具体
的なフローチャートである。
また、第4図は、このフローチャートの各工程で行なわ
れる演算処理動作説明図である。
先ず、第3図のフローチャートステップS1において、
第2図に示す監視部10の入力ポート101から、°例
えば2週間に渡って1時間おきに油量データと油温検出
用データが受入れられ、油量データは、上記ランダム・
アクセス・メモリ105の油量データ格納部105aに
そのまま格納される。
また、油温検出用データは、上記油温演算テーブル格納
部105bの演算処理を経て、油温データ格納部105
cに格納される。尚、サンプリングされた全データ数は
、2週間分で24X7X2、即ち336個となる(第4
図■式)。また、油量は、A相、B相。
C相、それぞれV a r + V b + 、 V 
e lとなり、油温はT a + + T b r 、
 T e Iとなる。添字iは、油量検出データを得た
時刻に対応して順に付された番号である。
次に、第3図ステップS2において、上記2週間分のデ
ータを、現時点より1週間前までのデータ(グループB
)と、それ以前のデータ(グループA)に分ける。これ
は、油温と油量の関係の時間的な変化を見るためである
以上、ステップS1及びステップs2の処理は、第1図
に示すデータ処理部11により実行される。
次に、ステップS3とステップS4の処理が実行される
が、以後の各演算は、先に説明したように、第2図のラ
ンダム・アクセス・メモリ105中の演算判定テーブル
格納部105dにより一挙に行なうことが可能である。
しかし、ここでは、その演算内容を具体的に分解して説
明する。
今度は、各グループについて油量と油温の回帰直線を求
める(ステップS3)。
第5図に示すように、横軸に油温、縦軸に油量をとって
、その相関関係をグラフにプロットしていく。
尚、ここで、油温Tは、油量Vを測定した時刻より一定
の時間Δtだけ早い時刻のデータを用いる。これは、実
際に、送電電流等が増減しても、その影響が油量に及ぶ
のがΔtだけ遅れるためである。
そして、略帯状に分布したデータから最小2乗法に基づ
いて回帰直線Kを求める。その式は、第4図■式に示す
ように、傾きβの直線となる。また、傾きβは、■式か
ら求める。上記グループAのデータ検出結果に基づいて
第1の回帰直線を求め、グループBのデータ検出結果に
基づいて第2の回帰直線を求める。上記演算処理は、第
1図の回帰直線演算部12が行なう。
次に、第4図■式から、油量の平均値■と、回帰直線の
傾きβと、温度の平均値下と、信頼限界αとを用いて、
推定油量値を求める(ステップS4)。
尚、油温T、における油量の信頼限界aは、第4図■式
により求められる。
また、真の値がその範囲内にある確率を示すF値は、既
知のF分布表(日本規格協会の統計数値表等)に基づい
て、信頼度95%に対してF=3.93.信頼度99%
に対してF=6.79という値を使用する。
即ち、信頼度が高い程F値が大きくなり、一定の油温の
場合の真の油量推定値のあるべき範囲の幅が広くなる。
逆に、信頼度が低ければF値は小さくなり、一定の油温
の真の油量推定値のあるべき範囲の幅が狭くなる。尚、
信頼限界を求める■式に使用する誤差分散V6は、■式
により求められる。また、誤差変動S6は、■式により
求められる。これらの式は、既知の統計学に基づく。
ステップS4においては、上記の要領で、第1の回帰直
線に基づいてグループAの平均油温T1を基準として、
第1の油量推定値を求めると共に、第2の回帰直線に基
づいて第2の油量推定値を求める。即ち、■式、■式に
おけるT、にT。
を、両グループの油量推定値の計算に用いる。
上記演算処理は、第1図の油量推定値演算部13により
行なわれる。
次に、信頼限界αを考慮し、グループBの第2の油量推
定値が、グループAの第1の油量推定値を下回るか否か
を比較する(ステップS5)。
即ち、第4図■式に示すように、信頼限界aは、T8が
油温の平均値下と等しい場合に最小となる。従って、グ
ループAに基づく油量推定値とグループBに基づく油量
推定値の間に差があるか否かは、何れの油量推定値につ
いても、T、がAグループの油温データの平均値T1と
等しい場合について、両者を比較すればよい。
第6図に、グループAに基づく第1の回帰直線と、グル
ープBに基づく第2の回帰直線を図示した。このグラフ
は、第5図同様に、横軸に油温縦軸に油量をとったもの
である。
ここで、グループAの平均油温T1の位置を、図のよう
に垂直に破線ので表わすと、第1の回帰直線との交点が
■、第2の回帰直線の交点が■となる。そして、第1の
回帰直線の99%信頼度における油量推定値の範囲は区
間■となり、その最小値はA99となる。また、第1の
回帰直線の95%信頼度における油量推定値の範囲は区
間■となり、その最小値はA95となる。一方、第2の
回帰直線について見ると、その99%信頼度における油
量推定値の範囲は区間■となり、その最大値はBO2と
なり、95%信頼度における油量推定値の範囲は区間■
となり、その最大値はE39sとなる。
このグラフを見て分かるように、最新のデータであるグ
ループBの第2の回帰直線が、その直前に得たデータで
あるグループAの第1の回帰直線に比べて低い位置にあ
るということは、油量が低下していることを示し、この
原因は漏油等にあるものと推定される。しかし、回帰直
線に基づいて算出した油量推定値の存在確率は、信頼限
界、即ち、ここで示す信頼度により一定の幅を持つ。
従って、第1の回帰直線に基づいた油量推定値と第2の
回帰直線に基づいた油量推定値を、特定の油温において
比較し、所定の信頼度における信頼限界の範囲を考慮し
てもなお、第2の回帰直線に基づく油量推定値が小さい
場合、漏油が発生したと判断する。
以上の判断は、第1図の油量推定値比較部14により行
なわれる。
そして、最後に、第1図の油量発生状態判定部15にお
いて、如何なる警報を発すべきかの判断を行なう。
先ず、信頼度95%で上記推定油量値の比較をし、A 
9.> 895の異常状態が3日続いた場合、警報レベ
ル°°1゛′と判断する(ステップS6)。このような
判定結果は、第2図のデイスプレィ110等に表示する
他、出力ボート102を介して中央局に通報される。
尚、警報レベル“1”というのは、比較的緊急度の低い
漏油の発生が疑われる状態で、例えば、当該相の監視を
今後強める等の対処をすればよいといった内容となる。
一方、信頼度95%で上記の比較をし、A 9.> 8
95の異常状態が7日続いた場合、警報レベルは2′′
とする(ステップS7)。これは、中程度の緊急度の漏
油と考えられ、これに対応した対処が行なわれる。
また、信頼度99%でA 99> B 9sの異常状態
が7日続いた場合、警報レベルを“3”とする(ステッ
プS8)。警報レベル″3”というのは、比較的緊急度
の高い漏油発生とみなす。
尚、漏油発生状態の具体的な判定方法を第7図の一覧表
に示す。
図において、異常状態発生は○印で示し、毎日光に説明
したグループAとグループBのデータ比較を行ない、信
頼度99%及び信頼度95%について、それぞれ比較判
定結果をリストアツブする。そして、○印が連続した数
により警報レベルを判定する。
第7図(a)はA 9B > B 9sで警報レベル゛
1°゛を発する場合、同図(b)はA 9B> B e
5て警報レベル°“2”を発する場合、同図(c)はA
 99> 899で警報レベル゛3”を発する場合の判
定結果である。
尚、上記のような警報と共に、油量が各油槽に規定され
ている警報発信レベルに達するまでの予想時間T、nを
同時に表示することが好ましい(第3図ステップS9)
。この漏油量は、第4図■式に示すように、8漏油量の
算定式を用いて求める。また、予想時間は、第4図■式
に示す要領で求める。
以上のような警報を第1図の中央局2oが受けることに
より、中央局20では、それぞれの警報レベルに応じて
監視員が必要な対応を行なうことになる。
本発明は以上の実施例に限定されない。
上記演算等は、プロセッサ自体が所定のプログラムを実
行することにより順に行なってもよいし、又、必要に応
じて演算の経過データをプリントアウトし、それをその
まま中央局に通報するようにしても差し支えない。
また、第3図の処理は、例えば1週間のデータを累積後
実行されるが、継続的に油量監視等が行なわれている場
合、常にさかのぼって、1週間分とその前の1週間分の
データについて、演算と比較と判定を行なうようにすれ
ば良い。この場合、油量データと油温データは、常に一
定容量とし、最古のものが削除され最新のものが順次更
新されるようにすればよい。
尚、本発明においては、予め健全時の油量データや油温
データをメモリに保存しておき、これと最新の測定結果
を比較するようにしてもよい(発明の効果) 以上説明した本発明の方法によれば、油量と油温との相
関関係を統計的に解析するので、負荷電流の変化による
導体の温度変化や季節的な温度変化等に基づく油量差変
動があっても、微少な漏油の早期検出が可能となる。更
に、推定油量値の時間変化を比較すれば、漏油発生の状
態を数値化し、客観的にその緊急度レベルを判断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施したシステムの機能ブロッ
ク図、第2図は本発明の方法を実施した具体的なシステ
ムのブロック図、第3図は本発明の詳細な説明するフロ
ーチャート、第4図は本発明の方法を実施するための各
工程の演算処理動作説明図、第5図は本発明の方法によ
る油量・油温回帰直線のグラフ、第6図は油量推定値比
較方法説明用のグラフ、第7図は漏油発生状態判定方法
説明図である。 la、lb、lc−−−−油量データ、la’ 、lb
’ 、lc’ −油温検出用データ、10−−−−−−
−−一一監視部、 11−−−−−−−−−−データ処理部、12−−−−
−−−−−一回帰直線演算部、13−−−−−−−−−
一油量推定値演算部、14−一−−−−−−−−油量推
定値比較部、15−−−−−−−−−一漏油発生状態判
定部、20−一−−−−−−−−中央局。 第 5 図 (を−Δt) 第 図 a 油温 T+(t−Δt〉 第 図 (そのl)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、OFケーブル線路の油量と油温とを検出し、この油
    量と油温とに基づいて漏油を検出するOFケーブル線路
    の漏油監視方法であって、 所定の時間に渡って検出した油量データと油温データの
    検出結果に基づいて油量と油温との関係を示す第1の回
    帰直線を算出する第1の回帰直線演算工程と、 前記所定の時間と異なる時間に渡って検出した油量デー
    タと油温データの検出結果に基づいて油量と油温との関
    係を示す第2の回帰直線を算出する第2の回帰直線演算
    工程と、 前記第1の回帰直線に基づいて所定の油温における第1
    の油量推定値を算出する第1の油量推定値演算工程と、 前記第2の回帰直線に基づいて前記所定の油温における
    第2の油量推定値を算出する第2の油量推定値演算工程
    と、 前記第1の油量推定値と前記第2の油量推定値とを比較
    することによって漏油を検出する油量推定値比較工程と
    を備えたことを特徴とするOFケーブル線路の漏油監視
    方法。 2、OFケーブル線路の油量と油温とを検出し、この油
    量と油温とに基づいて漏油を検出するOFケーブル線路
    の漏油監視方法であって、 所定の時間に渡って検出した油量データと油温データの
    検出結果に基づいて油量と油温との関係を示す第1の回
    帰直線を算出する第1の回帰直線演算工程と、 前記所定の時間と異なる時間に渡って検出した油量デー
    タと油温データの検出結果に基づいて油量と油温との関
    係を示す第2の回帰直線を算出する第2の回帰直線演算
    工程と、 前記第1の回帰直線に基づいて所定の油温における第1
    の油量推定値を算出する第1の油量推定値演算工程と、 前記第2の回帰直線に基づいて前記所定の油温における
    第2の油量推定値を算出する第2の油量推定値演算工程
    と、 前記第1の油量推定値と前記第2の油量推定値とを比較
    することによって漏油を検出する油量推定値比較工程と
    、 前記第2の油量推定値の信頼限界が前記第1の油量推定
    値の信頼限界を下回る場合に、その継続時間から漏油の
    発生状態を判定する漏油発生状態判定工程とを備えたこ
    とを特徴とするOFケーブル線路の漏油監視方法。
JP6639090A 1990-03-16 1990-03-16 Ofケーブル線路の漏油監視方法 Expired - Lifetime JP2876142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6639090A JP2876142B2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 Ofケーブル線路の漏油監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6639090A JP2876142B2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 Ofケーブル線路の漏油監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03270625A true JPH03270625A (ja) 1991-12-02
JP2876142B2 JP2876142B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=13314452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6639090A Expired - Lifetime JP2876142B2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 Ofケーブル線路の漏油監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2876142B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259313A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Chugoku Electric Power Co Inc:The Ofケーブル異常検出装置およびofケーブルの漏油検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259313A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Chugoku Electric Power Co Inc:The Ofケーブル異常検出装置およびofケーブルの漏油検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2876142B2 (ja) 1999-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8095326B2 (en) Method and device to predict a state of a power system in the time domain
US11429092B2 (en) Asset management method for power equipment
CN106908656B (zh) 具有增强的温度测量功能的电流互感器
US20200134516A1 (en) Method for asset management of electric power equipment
JP2006279466A (ja) 監視システム、監視プログラム及び監視方法
JP2011201336A (ja) 移動体異常判断支援システム
KR101225125B1 (ko) 전기품질 감시분석을 통한 사고예측 진단기능이 있는 원격자동제어시스템 및 그 제어방법
US20200050990A1 (en) Method for asset management of substation
CN103854446A (zh) 一种高压开关柜动态温升诊断报警方法和装置
US11507074B2 (en) Method for asset management of substation
US20210165032A1 (en) System and Method for Analyzing Fault Data of a Power Transmission Network
CN109243652B (zh) 一种核电站系统压缩空气流量数据有效性判断系统及方法
US7941393B2 (en) Method for predictive determination of a process variable based on an assignment of a discrete measured value
CN111562037B (zh) 一种温度表的故障检测方法及装置
JPH03270625A (ja) Ofケーブル線路の漏油監視方法
US11315083B2 (en) Asset management method for substation
JPH03270624A (ja) Ofケーブル線路の漏油監視方法
KR101006069B1 (ko) 휴대용 전력계통 상태 감시 장치
WO1996011389A1 (en) Transmitter sensor
CA3114157C (en) Process management device, process management method, and process management program storage medium
JPH03270626A (ja) Ofケーブル線路の漏油監視方法
JP2836768B2 (ja) ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
JP2006222417A (ja) 超伝導磁石装置監視システム、超電導磁石装置監視方法及びmri装置
JPH07129870A (ja) ガス絶縁開閉装置のガス漏れ検出装置
KR100543585B1 (ko) 부분방전 진단 장치 및 이를 이용한 데이터 전송방법