JPH03269182A - 擬革状シート - Google Patents

擬革状シート

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JPH03269182A
JPH03269182A JP2064269A JP6426990A JPH03269182A JP H03269182 A JPH03269182 A JP H03269182A JP 2064269 A JP2064269 A JP 2064269A JP 6426990 A JP6426990 A JP 6426990A JP H03269182 A JPH03269182 A JP H03269182A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はプラスチックフィルムからなる擬革状シートに
関し、さらに詳しくは特殊な艶消し光沢色調を有すると
共に、その色調の耐色落ち性に優れ、かつ耐摩耗性や耐
汚れ性に優れた特殊な凹凸模様を有する擬革状シートに
関する。
〔従来技術〕
従来提案されている擬革状シートは、織物不織布等の基
布に着色剤を含有したポリウレタン、ポリ塩化ビニルな
どの合成樹脂が塗布或いは含浸されることによって構成
されている。しかし、このような構成の擬革状シートは
、表面の合成樹脂層が摩耗しやすく、かつ有機溶削など
の薬品によって簡単に色落ちしたり、破壊されたりする
欠点があった。また、表面の合成樹脂層には汚れがつき
やすく、しかもその汚れが容易に除去できないという欠
点もあった。
また、シート表面に擬革状の凹凸模様を付型加工するに
は、常温下では不可能であって、加熱条件下にエンボス
加工をしなければならなかった。そのため、シート素材
に劣化を招きやすいなどの問題があった。さらに、従来
のエンボス加工では一定の凹凸模様しか得られず「−製
品(シート加工製品)−ルックス」の特殊な凹凸模様は
期待できない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述のような従来の問題を解消し、革
ライクな特殊な艶消し光沢色調を有すると共に、その色
調の耐色落ち性に優れ、かつ耐摩耗性や耐汚れ性にも優
れ、常温下であっても特殊な凹凸模様を形成可能にする
擬革状シートを提供することにある。
[課題を解決するための手段〕 上記目的を達成する本発明の擬革状シートは、10〜4
0重景%の重量ラーを含有し、見掛は比重1.0以下の
延伸プラスチックフィルムと、該延伸プラスチックフィ
ルムの少なくとも片面に着色層を介して積層された光線
透過率80%以上。
表面光沢度5〜50の延伸ポリオレフィンフィルムとか
らなり、前記延伸ポリオレフィンフィルムの表面に従来
にない特殊な凹凸模様が形成されている構成を基本構成
とするものである。ここで、特殊な凹凸模様とは不均一
な凹凸を基調とする模様をいい、素材の溶融点付近の熱
付与下でのエンボス加工したものに見られるような一定
模様の凹凸模様とか、またエンボス部分(凹部)の素材
光沢の変化が通常であるようなものは除外される。この
ような特殊な凹凸模様から「−製品−ルックス」なとの
個性的なルックスを発揮させることができるようになる
本発明の擬革状シートは、このような基本構成において
、前記延伸プラスチックフィルムに積層する延伸ポリオ
レフィンフィルムが片面だけに設けられてもよく、或い
は両面に設けられていてもよい。両面に延伸ポリオレフ
ィンフィルムを積層する場合は、延伸プラスチックフィ
ルムとの間に介在させる着色層は少なくとも一方に設け
るだけであってもよい。
また、上記基本構成において、前記延伸プラスチックフ
ィルムに積層する延伸ポリオレフィンフィルムを片面だ
けにした場合、該延伸ポリオレフィンフィルムとは反対
側の片面に可撓性シートを積層するようにしてもよい。
なお、本発明において「光線透過率」とは、日本工業規
格JIS K 7105で規定される測定法によって測
定される値をいい、また「表面光沢度」とは、同じ< 
JIS Z 8741に規定される測定法のうち、方法
3(60度鏡面光沢)によって測定される値をいう。
〔作 用〕
本発明による擬革状シートは、着色層が光線透過率80
%以上、鏡面光沢度5〜50の延伸ポリオレフィンフィ
ルムで覆われているため、光線透過率の高いフィルム層
を介して着色層の色が良く透視すると同時に、その透視
された色が、表面光沢度の低いフィルム層を介して艶消
しされた色調に変えられ、より革ライクな色調にするこ
とができるのである。
また、着色層が延伸ポリオレフィンフィルムによって覆
われているため、その着色層の色落ちがほとんどなく、
かつ耐摩耗性にも優れたものになる。また、表面に汚れ
がついても、拭き取りによって簡単に除去することがで
きる。
また、内側の延伸プラスチックフィルムは、10〜40
重量%のフィラーを含有し、見掛は比重1.0以下であ
ることによって、内部に多数のボイドを含有した状態に
なる。延伸プラスチックフィルムは、表層側の延伸ポリ
オレフィンフィルムと共に揉み加工等の機械的皺付は加
工されるとき、ボイドの一部が圧潰して永久歪みが発生
し、表層の延伸ポリオレフィンフィルムにも凹凸模様を
打型するようになる。このような凹凸模様がシートを一
層革ライクな外観にするのである。さらに、熱付与なく
凹凸模様を打型できるので揉加工および製品としても容
易に凹凸模様が入り、F−製品−ルックス」の特殊な凹
凸ルックスも得られる。
このような表層の凹凸模様は、延伸プラスチツクフィル
ムに対し、延伸ポリオレフィンフィルムとは反対側の面
に可撓性シートを積層した場合には、その可撓性シート
の厚さや表面の毛羽立ち等を種々に選択することにより
、細かい凹凸模様から大柄な凹凸模様まで様々に変える
ことができる。
〔実施例〕
以下、図を参照することにより本発明を具体的に説明す
る。
第1図は本発明の実施例からなる擬革状シートSIの断
面を示す。この第1図において、1は延伸プラスチック
フィルム、2は光線透過率80%以上2表面光沢度5〜
50の延伸ポリオレフィンフィルム、3は延伸プラスチ
ックフィルム1と延伸ポリオレフィンフィルム2との接
着層を兼ねた着色層である。延伸プラスチックフィルム
1の内部には図示しない多数の粒子状のフィラーを核と
してボイド4が形成されている。
このボイド4は、それらの一部が揉み加工或いはエンボ
ス加工等の機械的皺付は加工によって圧潰されることに
よりフィルム中に凹凸模様の永久歪みを作り、その永久
歪みにより表層の延伸ポリオレフィンフィルム2の表面
にも凹凸模様を形成している。
機械的皺付は加工前の擬革状シートS1は、第3図に示
すように延伸プラスチックフィルム1に着色層3を介し
て延伸ポリオレフィンフィルム2を積層した平坦なシー
ト3 、 lであるが、このシートに機械的な皺付は加
工を施されることにより、延伸プラスチックフィルムl
中のボイド4が圧潰され、第1図に示すような凹凸模様
が付量される。
第1図の例では、延伸ポリオレフィンフィルム2は片面
だけに積層されているが、第2図のように両面に積層す
るようにしてもよい。この場合、他方−の延伸ポリオレ
フィンフィルム2を接着する接着層3′には、着色層3
と同様に着色剤が含有されていてもよいが、必ずしも着
色剤は必要とはしない。
第4図は、本発明の他の実施例からなる擬革状シートS
3を示している。この擬革状シートS3は、第1図の構
成のシートS、に対し、その延伸ポリオレフィンフィル
ム2とは反対側に接着層3゛を介して織物、不織布等の
可撓性シート5を積層したものである。この擬革状シー
トS3は、第5図に示すような平坦なシートS3を機械
的皺付は加工することによって延伸プラスチックフィル
ム1内のボイド4の一部を潰し、その永久歪みによって
延伸ポリオレフィンフィルム1の表面に凹凸模様を形成
したものである。
上述した本発明において、延伸ポリオレフィンフィルム
に使用するポリオレフィンとしては、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリブタジェン、ポリブテン、ポリ−メ
チルペンテンなどを挙げることができ、これらはホモポ
リマー コポリマー、混合物のいずれであってもよい。
コポリマーとしてエチレン−プロピレン共重合体(ラン
ダム、ブロック)、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体などが適用できる。
また、この延伸ポリオレフィンフィルムとしては、光線
透過率80%以上、表面光沢度5〜50であることが必
要である。このように光線透過性が大であると共に表面
光沢度が低い特性を具備することにより、初めて着色層
を透視可能にすると共に、より革ライクな艶消し光沢色
調を呈するようになる。
このような特性を有する延伸ポリオレフィンフィルムは
表面に微細な凹凸を有することで特徴づけられる。この
ようなポリオレフィンフィルムを製造する方法は特に限
定されないが、例えば無機、有機の粒状のフィラーを配
合したポリオレフィンを単膜の延伸フィルムに成形する
方法、フィラー入りのポリオレフィンを少なくとも片面
にするように共押出し延伸して複合フィルムにする方法
、或いはフィラーを添加していない延伸フィルムの表面
を珪砂などを吹きつけてサンドマット加工する方法、或
いはエチレンーブロビレンーブロックコボリマーなどの
ような特殊なコポリマーをフィラーなしで押出延伸する
ことにより表面を粗面化する方法などがある。好ましく
は下層の着色層の透視可能性を大にするために、より透
明な(光線透過率の大きい)ポリオレフィンフィルムで
あって、その表面がフィラーによる粗面がなく、上記の
エチレンーブロビレンーブロックコボリマーのような押
出延伸により表面のみが粗面化するようなフィルムであ
ることが好ましい。その場合のフィルム構成としては、
単膜であっても、複合であってもよい。
次に、延伸プラスチックフィルムに使用するプラスチッ
クとしては、成膜性を有するものであれば特に限定され
ない。例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル
等を挙げることができる。
この延伸プラスチックフィルムには粒子状のフィラーが
10〜40重量%添加され、見掛は比重が1.0以下に
なるまで延伸されたものなければならない。フィラーと
しては、無機粒子や有機粒子を使用することができる。
無機粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、アルミナ、珪酸アルミニウム、カオリン、カオリナイ
ト、タルク、クレイ、珪藻土、ドロマイト。
酸化チタン、酸化マグネシウム、ゼオライトなどを挙げ
ることができる。これら無機粒子は単独で使用しても、
2種以上を混合して使用してもよい、また、有機粒子と
しては、延伸プラスチックフィルムの樹脂組成と相溶性
の異なる粒子が好ましく、例えばポリエステルの場合に
はポリエステルと剥離性の良好な合成樹脂粒子を使用す
ることができる。また、ポリエチレン。
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等の
ポリオレフィン系樹脂を挙げることができる。これらの
有機粒子も、単独または2種以上混合して使用すること
ができる。
延伸プラスチックフィルムに対するフィラーの添加量は
10〜40重量%であるが、さらに好ましくは15〜3
5重量%の範囲にするのがよい。フィラーの添加量が1
0重量%よりも少ないと、揉み加工等の機械的皺付は加
工によって表面に凹凸を形成することが難しくなり、4
0重量%を越えるほど多くなると延伸フィルムが脆くな
り、延伸時に破れを生じやすくなる。
フィルムの延伸は縦方向だけの一軸延伸であっても、縦
方向と横方向との二軸延伸であってもよい。その延伸倍
率は少なくとも上記フィラーを核としてボイドを形成す
る程度の大きさにし、かつボイド形成によって見掛は比
重が1.0以下になるようにする必要がある。
見掛は比重が1.0以下の延伸プラスチックフィルムが
有するボイド含有率は、25〜60容量%の範囲である
ことが好ましく、さらに好ましくは30〜55容量%で
するのがよい。このようなボイド含有率によって、機械
的皺付は加工による凹凸模様の形成を一層良好にするこ
とができる。
ここでボイド含有率とは、ボイドを有するフィルムの密
度をρ。、そのフィルムを融点近くで熱圧着してボイド
部分を完全に潰した状態にしたときの密度をρとすると
き、次の式によって定義されるものである。このときの
密度としては、フィルムの重量と容積(厚さ×面積)か
ら計算される。
このボイドを含む延伸プラスチックフィルムは単膜或い
は複合フィルムであってもよい。また、延伸プラスチッ
クフィルム内のボイドの分布は、必ずしも厚み方向に均
一である必要はなく、むしろフィルムの表面近くではボ
イドの分布が少なく、内部はど多く分布させるようにし
た方が好ましい。延伸プラスチックフィルム表面にボイ
ドが多く分布すると、その表面の接着性が不十分になり
、そのため表層の延伸ポリオレフィンフィルム或いは下
層の可撓性シートに対して剥離しやすくなる。このよう
な剥離の防止性とボイドによる凹凸形成性とを両立させ
るには、ボイドを含有する延伸プラスチックフィルムの
少なくとも片面に、ボイドを持たない薄いフィルムを複
合させるとより好ましい。
第6図は、このような延伸プラスチックフィルム1の一
例を示すものである。ボイド4を有するフィルム11に
対し、延伸ポリオレフィンフィルムが積層される側にボ
イドのない薄いフィルム12が複合されている。もし、
第2図或いは第4図の擬革状シートのように、延伸プラ
スチックフィルム1に対し、一方に延伸ポリオレフィン
フィルム2を積層するほか、他方に別の延伸ポリオレフ
ィンフィルム2又は可撓性シート5を積層するような場
合には、上記フィルム11の両面にボイドのない薄いフ
ィルム12を複合するとよい。或いは、第7図のように
、一方の片面にはボイドのないフィルム12を複合する
が、他方の片面にはボイド41の含有率が低いフィルム
13を複合するようにしたものでもよい。また、第8図
のように、このボイド含有率の小さいフィルム13を、
フィルム11の両面に複合するようにしたものでもよい
このような複合フィルムは、フィラーを添加したプラス
チックと、フィラーを添加しないか又は添加量の少ない
プラスチックとを、エクストルーダから層状に共押し出
し、延伸することによって得ることができる。或いは、
上記フィラーを添加したプラスチックとフィラーを添加
しないか又は添加量の少ないプラスチックとを、それぞ
れ個別のエクストルーダからフィルム状に押出して縦延
伸し、この縦延伸後に両フィルムを積層して横方向に同
時延伸することによっても得ることができる。
第4図の実施例のように可撓性シートを積層する場合、
その可撓性シートとしては、天然繊維1合成繊維1人造
繊維等からなる織物1編物。
不織布又は紙及びこれら基布に樹脂含浸加工したもの(
合成皮革1人工皮革、含浸祇など)などを使用すること
ができるほか、プラスチックフィルム、プラスチック発
泡シートなども使用することができる。
本発明における可撓性シートはこの可撓性シートの厚さ
1毛羽立ちの程度、柔らかさ等を適宜選択して使用する
ようにすると、擬革状シートの凹凸模様を様々なM様に
コントロールすることができる。例えば、可撓性シート
の厚さが厚いほど大柄な凹凸模様にし、薄いほど細かな
凹凸模様にすることができる。また、可撓性シートが毛
羽立ちを有するほど大柄な凹凸模様にし、また柔軟なほ
ど細かな凹凸模様にすることができる。
また、可撓性シートを積層することによって、この可撓
性シートが有する優れた弾力性や良好な縫製特性を擬革
状シートに付与することもできる。この可撓性シート層
の厚さとしては20μlI〜5IIIII+の範囲で選
択することが好ましく、擬革状シートの用途に応じて適
宜決定すればよい。
凹凸模様を何型するための機械的皺付は加工は特に限定
されないが、上述した揉み加工やエンボス加工のほか、
クレープ加工、プリーツ加工なども適用することができ
る。この凹凸模様の機械的皺付は加工は、フィラー添加
量が10〜40重量%で、見掛は比重0.1以下の延伸
プラスチックフィルムが存在することにより常温下で行
うことができ、必ずしも加熱下に行う必要はない。
このような機械的皺付は加工による何型を容易にするに
は、延伸ポリオレフィンフィルムの厚さを、延伸プラス
チックフィルムの厚さの1.0倍以下、より好ましくは
0.05〜0.6倍、さらに好ましくは0.1〜0.3
倍の範囲にするのがよい。また、延伸ポリオレフィンフ
ィルムの絶対値としての厚さは、延伸プラスチックフィ
ルムに対して上記関係を有すれば特に限定されないが、
好ましくは6〜50μm、さらに好ましくは10〜40
μmにするのがよい。これに対し延伸プラスチックフィ
ルムは30〜150μm1より好ましくは60〜120
 μmの厚さにするのがよい。
延伸プラスチックフィルムと延伸ポリオレフィンフィル
ムとの間の着色層は、着色剤と接着剤との混合からなっ
ていて、接着層を兼ねたものであることが望ましい。着
色剤には顔料や染料を使用すればよい。また、接着剤は
特に限定されないが、延伸プラスチックフィルムに形成
された凹凸歪みを延伸ポリオレフィンフィルムに対し十
分に何型するようにするため、両フィルムに対して親和
性の良好な接着剤を選ぶことが望ましい。このような接
着剤としては、ポリウレタン系、アクリル系等の合成樹
脂系のものが好ましい。さらに具体的には、反応型又は
自己架橋型のアクリル酸エステル接着剤、熱硬化性のウ
レタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等を
挙げることができる。
MT (メルトインデックス、 ASTM1238に基
づく)が1,0のポリプロピレンに粒径1.7μmの炭
酸カルシウムを20重量%含めたものを溶融押出してフ
ィルム状にし、縮方向3.5倍、横方向7.0倍に逐次
二軸延伸し、次いで熱固定し、ボイド率32%、厚さ8
0μ曙の延伸フィルムを得た。
一方、Ml (メルトインデ・ンラス、へSTM123
8に基づく)が3.0のポリプロピレンを溶融押出して
縮方向5.0倍に延伸し、そのシートの片面に旧が2.
5のエチレン・プロピレンブロック共重合体を溶融押出
して積層し、横方向に8.0倍に延伸し、熱固定、コロ
ナ放電処理して25μの二層複合延伸ポリオレフィンフ
ィルムを得た。このフィルムは光線透過率88%、エチ
レンプロピレン共重合体積層面の表面光沢は13.5で
あった。
(ポリプロピレン面の表面光沢は88.1であった。)
上記前者で得られたフィラー人延伸フィルムに大日精化
工業■製APエース墨をグラビア印刷加工したところ、
表面色調はDCA・・・B (90)[小学館(198
9年発行)デザイナーズ・カラーアトラスに基づく〕黒
色であった。
また、上記後者で得られたポリオレフィンフィルムの光
沢度の低い(この場合、13.5)面を外面にして、上
記グラビア印刷加工した黒色印刷面にポリウレタン系接
着剤(大日精化工業■製セイ力ボンドE 260/ C
26)で積層した。さらに、この積層フィルムの非印刷
面にレーヨン・ポリプロピレンからなる不織布(三相製
紙■製サンモア50g)をポリエチレンによる押出ラミ
ネートし、積層シートとした。
このようにして得られた積層シートをヤマサ技研蛛製ク
ランピングマシンで、常温、0.5m/分の条件でシワ
付加工したところ、不均一パターン(同一パターンでな
い)凹凸シワ模様とともに、表面色調DCA・・・B 
(90)の黒色の擬革状ルックスが得られた。また、こ
のシワ付加工した積層シートは手練で容易に再シワ模様
が入り、より凹凸模様が変化した。
さらに、この積層シートを手帳の装丁に仕上げたところ
、表面にシワ模様が入り、表面ルックスの変化した製品
が得られた。
(発明の効果] 本発明の擬革状シートは、上述のように表層を光線透過
率80%以上5表面光沢度5〜50の延伸ポリオレフィ
ンフィルムで構成し、この表層が着色層を覆う構成にな
っているので、着色層の色を透視可能にすると共に、革
ライクな特殊な艷消し光沢色調にする。しかも、この艶
消し光沢色調を、10〜40重量%のフィラーを含有し
見掛は比重1,0以下の延伸プラスチックフィルムによ
ってもたらされる表面凹凸模様によって、−擬革ライク
なものにすることができる。さらに、表層を延伸ポリオ
レフィンフィルムが覆っていることによって、上記色調
の色落ちはなく、かつ耐摩耗性や耐汚れ性にも優れたも
のにすることができる。
また、上記フィラーを含有し見掛は比重1.0以下の延
伸プラスチックフィルムを積層していることによって、
凹凸模様を常温下でも加工することができるため、シー
ト素材に熱劣化を招くことがない。さらに従来のエンボ
ス加工、揉加工(手9機械)等で「−製品−ルソラス」
の特殊な凹凸ルックスも得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例からなる擬革状シートの一部
を示す概略縦断面図、第2図は本発明の他の実施例から
なる擬革状シートの一部を示す概略縦断面図、第3図は
第1図の擬革状シートを機械的皺付は加工する前の状態
を示すシートの概略縦断面図、第4図は本発明のさらに
他の実施例からなる擬革状シートの一部を示す概略縦断
面図、第5図は第4図の擬革状シートを機械的皺付は加
工する前の状態を示すシートの概略縦断面図、第6図〜
第8図はそれぞれ本発明の擬革状シートに使用される延
伸プラスチックフィルムの一部を示す概略縦断面図であ
る。 1・・・延伸プラスチックフィルム、2・・・延伸ポリ
オレフィンフィルム、3・・・着色層、4・・・ボイド
、5・・・可撓性シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、10〜40重量%のフィラーを含有し、見掛け比重
    1.0以下の延伸プラスチックフィルムと、該延伸プラ
    スチックフィルムの少なくとも片面に着色層を介して積
    層された光線透過率80%以上、表面光沢度5〜50の
    延伸ポリオレフィンフィルムとからなり、前記延伸ポリ
    オレフィンフィルムの表面に凹凸模様が形成されている
    擬革状シート。 2、10〜40重量%のフィラーを含有し、見掛け比重
    1.0以下の延伸プラスチックフィルムと、該延伸プラ
    スチックフィルムの一方の片面に着色層を介して積層さ
    れた光線透過率80%以上、表面光沢度5〜50の延伸
    ポリオレフィンフィルムと、前記延伸プラスチックフィ
    ルムの他方の片面に積層された可撓性シートとからなり
    、前記延伸ポリオレフィンフィルムの表面に凹凸模様が
    形成されている擬革状シート。
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