JPH03267693A - 熱交換器用フィン - Google Patents

熱交換器用フィン

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JPH03267693A
JPH03267693A JP6401090A JP6401090A JPH03267693A JP H03267693 A JPH03267693 A JP H03267693A JP 6401090 A JP6401090 A JP 6401090A JP 6401090 A JP6401090 A JP 6401090A JP H03267693 A JPH03267693 A JP H03267693A
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JP
Japan
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hydrophilic
starting
fin
group
ester resin
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JP6401090A
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Keiichi Nakamura
中村 恵一
Tsuyoshi Katsumata
堅 勝又
Masashi Kato
正志 加藤
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば自動車や家電用の空調機といった熱交
換器のフィンに関するものである。
【発明の背景】
アルミニウム又はアルミニウム合金(以下、単にアルミ
ニウム)製の熱交換器用フィンは、近年、熱交換効率の
向上、熱交換器の小型化等からフィン表面の親水性化が
要求され、このようなことからフィン表面に無機質、有
機質又はこれらの複合による親水性を有し、かつ、耐蝕
性が優れた皮膜を設けることが行なわれている。 そして、このようなフィンは、例えばプレス成形時に潤
滑性を与える為に親水性皮膜の設けられたアルミニウム
材に潤滑剤(プレス油)を塗布し、そしてドロープレス
又はドローレスプレス加工により所定の形状に成形加工
することで製造されている。成形加工されたフィンは冷
媒用のチューブに組み合わされ、熱交換器の形に組み立
てられ、その後プレス成形時に塗布したプレス油を除去
する為トリクロルエタン等の有機溶剤で脱脂洗浄してい
る。 ところで、熱交換器は、その使用開始時、特に、冷房開
始初期に異臭が怒じられることが指摘され始めた。
【発明の開示】
本発明者は、生活の向上が著しい今日にあっては熱交換
器の使用に際しての異臭が大きな問題であることから、
この異臭の対策についての研究を鋭意進めた。 まず、その第1段階として、何故冷房開始初期において
特に異臭が感じられるのかの原因の究明に精力を注いだ
。 この結果、冷房開始初期において特に異臭が怒じられる
のは、フィンの表面に設けられている親水性皮膜がその
存在雰囲気中の臭気物質を吸着しており、使用時にフィ
ンが濡れ始めて親水性皮膜の親水性基とI(20との間
で水素結合が起き始めると、これによってこれまで吸着
されていた臭気物質が脱着し始め、大気中に短時間のう
ちに気中して臭気物質が放出されることがら異臭が感じ
られるに至ることを究明するに至った。 そこで、使用開始に際しての異臭の感知問題を解決する
には、フィンの親水性皮膜が有していた臭気吸脱着機能
を除去(停止、閉止)しておけば良いとの技術思想を得
るに至り、本発明が達成されたものである。 すなわち、本発明の目的は、親水性皮膜が構成されたツ
ーインの組み込まれた熱交換器において、その使用開始
時、特に、冷房開始初期に異臭が8しられなくすること
である。 この本発明の目的は、ポリグリセリンエステル系の樹脂
が設けられてなることを特徴とする熱交換器用フィンに
よって達成される。 尚、このフィンには硝酸塩物質が介在させられていると
、より一層好ましい結果を呈する。 又、ポリグリセリンエステル系の樹脂や硝酸塩物置が介
在させられる下層には、ベーマイト系、コロイダルシリ
カ系、水ガラス系皮膜、有機樹脂系の塗膜、これらの有
機−無機複合系の膜といった各種の親水性の膜が設けら
れていることが好ましい。 すなわち、上記のような親水性の膜の表面に、例えばデ
カグリセリンラウリン酸モノエステルのようなポリグリ
セリンエステル水溶性の樹脂を塗布したり、あるいは硝
酸(希硝酸)塩溶液によって上記親水性の膜を処理した
後、ポリグリセリンエステル水溶性の樹脂を塗布すると
、親水性の膜の親水基(OH基)が封鎖され、フィンの
親水性皮膜が有していた臭気吸脱着機能が停止させられ
、使用開始時、特に、冷房開始初期に異臭が感じられな
くなったのである。 尚、このような溶液による親水基(OH基)の封鎖処理
が行なわれても、フィンの水濡性が悪くなるものではな
い。 又、通常使用されている防黴剤などが表面層に設けられ
ていても、本発明の機能が損なわれることはない。 例えば、アルミニウム材をベーマイト処理して無機系の
親水性皮膜を設けた後、ポリグリセリンエステルの水溶
液をスプレー又は浸漬後ロール絞り、リバース、ナチュ
ラルロールコート、グラビヤロールコート等の手段で塗
布する。 又は、アルミニウム材をベーマイト処理して無機系の親
水性皮膜を設けた後、この親水性皮膜を例えば硝酸マグ
ネシウム溶液で処理した後、ポリグリセリンエステルの
水溶液をスプレー又は浸漬後ロール絞り、リバース、ナ
チュラルロールコート、グラビヤロールコート等の手段
で塗布する。 この後、通常のプレス加工手段でフィンに成形加工し、
チューブに組み込み脱脂後、熱交換器として使用する。 尚、ポリグリセリンエステルのような樹脂は、この熱交
換器が使用されるにつれて徐々に溶解除去されていくが
、それでも数分子膜は残留しており、この歿留腹によっ
て臭気吸脱着機能は実質上停止した状形となっている。
【実施例1】 ベーマイト処理したアルミニウム板に2%ポリグリセリ
ンエステル水溶液をグラビアコートし、250℃で20
秒間乾燥処理してフィン材を得た。 そして、このプレコートフィン材を、プレス油を用いて
プレス加工し、フィンを得た。 このフィンをチューブに組み込み、プレス油分510g
/lのトリクロルエタンで室温にて1分間脱脂処理し、
熱交換器を得た。
【実施例2】 実施例1において、ベーマイト処理した上に水ガラス系
の塗料を塗布し、その後2%ポリグリセリンエステル水
溶液をグラビアコートしたアルミニウム板を用いて同様
に行った。
【実施例3】 ベーマイト処理したアルミニウム板を5%の硝酸マグネ
シウム溶液中に室温下で3秒間浸漬し、そして120℃
に2分間保持してから、2%ポリグリセリンエステル水
溶液をグラビアコートし、250℃で20秒間乾燥処理
してフィン材を得た。 そして、このプレコートフィン材を、プレス油を用いて
プレス加工し、フィンを得た。 このフィンをチューブに組み込み、プレス油分50g/
 lのトリクロルエタンで室温にて1分間脱脂処理し、
熱交換器を得た。
【実施例4】 実施例3において、ベーマイト処理した上に水ガラス系
の塗料を塗布し、その後5%の硝酸マグネシウム溶液中
に室温下で3秒間浸漬し、そして120℃に2分間保持
してがら、2%ポリグリセリンエステル水溶液をグラビ
アコートしたアルミニウム板を用いて同様に行った。
【比較例1及び2】 実施例1.2においてポリグリセリンエステル水溶液の
塗布処理を省略した以外は同様に行った。
【特性】
上記のようにして得られた熱交換器のフィンの水濡性、
及び臭気具合を調べたのて、その結果を表1に示す。 尚、臭気試験における吸脱着率は、各側のフィン材をガ
スクロマトグラフィのカラム部に配置し、そしてアセト
ン又はホルムアルデヒドのガスを希釈した窒素ガスを供
給し、アセトン又はホルムアルデヒドを吸着せしめ、そ
の後3分おきに3回水を注入して脱着させ、吸着せずに
通過したガスの量をT、脱着したガスの量をAとし、吸
脱着率R11A/(T+A)Xl 00で求めた。 表1 手続補正書 これによれば、本実施例になるフィンは、吸脱着機能が
停止したものであり、臭気に好ましい対策が得られてい
ることが判る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリグリセリンエステル系の樹脂が設けられてな
    ることを特徴とする熱交換器用フィン。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の熱交換器用フィンに
    おいて、硝酸塩物質が介在させられてなるもの。
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