JPH03267309A

JPH03267309A - Ｃｏガスを含む廃ガスの回収設備におけるｃｏガス遮断用水槽

Info

Publication number: JPH03267309A
Application number: JP2066981A
Authority: JP
Inventors: Kazuya Higuchi; 和也樋口; Hirokatsu Suzuki; 鈴木　廣勝
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1990-03-19
Filing date: 1990-03-19
Publication date: 1991-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、転炉ガス回収設備等ＣＯガスを含む廃ガス回
収設備において、発生ずるダストを集塵水で捕集する経
路に設置しである集塵水に巻き込まれたＣＯガスの遮断
用水槽に関するものである。

〈従来の技術〉一般に第３図に示すような転炉の廃ガス回収設備におい
ては、ダストを捕集するためにＣＯガス通路内のサチュ
レータ−５で散水し、その水をサチュレータ−下部の水
槽８や１次ダストキャツチャ−６下部の水槽９に集めメ
イントラフ１０を通して水処理設備に送水している。こ
の時集塵水に溶解または巻き込まれたＣＯガスの遮断と
直径約５鰭以上の大きいダストを捕集するために、これ
らの水槽は第４図に示すような、構造となっている。す
なわち集塵水の流入管１４の周囲にオーバーフロー用の
水槽２２を設け、この水槽からオーバーフローした水を
水槽周囲に取りつけた蓋２１が付属したオーバーフロー
水受けトラフ１７で集め排水ダスト１６で第３図のメイ
ントラフ１０へ送っている。集塵水量および周囲の設備
との取り合いによって流入管の内径ｄは３５０〜５５０
胴、水槽の内径りは１０００〜１９００ｍ、水槽内の水
頭Ｈ，は６００〜１３００ＩＩｆｆｎになっている。

〈発明が解決しようとする課題〉前記のような水槽では、集塵水中に巻き込まれたＣＯガ
スを完全に遮断することができず、水処理設備へ搬送す
るトラフ１０から大気中に放散したり、トラフ１０が密
閉構造の場合は水処理設備でＣＯガスが大気中に放散す
るという安全面での危険性があった。

本発明は、このような従来のＣＯガス遮断用水槽の持つ
問題点を解決し、集塵水に巻き込まれたＣＯガスを効果
的に集塵水から分離させ、これを集めて安全な場所や管
路へ導くことが可能なＣＯガスを含む廃ガス回収装置の
ＣＯガス遮断用水槽を提供するためになされたものであ
る。

〈課題を解決するための手段〉本発明は、■ＣＯＣＯガスむ廃ガスの回収設備の水槽や
その搬送経路中の水に巻き込まれたＣＯガスが大気中に
放出するのを防止するためのＣＯガス遮断用水槽であっ
て、ＣＯガスの１次巻き込みおよび放出防止用シールポ
ット形の１次室と、この１次室に連通したＣＯガスの２
次巻き込み防止および気泡分離用の２次室と、１次室お
よび２次室で集塵水から排出されたＣＯガスを収集する
収集フードと排気管とからなることを特徴とするＣＯガ
スを含む廃ガスの回収設備におけるＣＯガス遮断用水槽
で、また■下端部が開放された集塵水の流入管を囲んで
、上端部から集塵水をオーバーフローさせる第１の水槽
と、オーバーフローした集塵水を集めて第２の水槽に送
るために第１の水槽の上方部にこの水槽の周囲に取付け
られた有底のトラフからなる１次室と、前記トラフから
流れ込む集塵水を受け入れ、かつ受け入れ側と流出側と
の間に潜り堰板を有する２次室と、前記トラフ、潜り堰
板、第２の水槽の上端部に密設される収集フードと、前
記潜り堰板の両側からＣＯガスを排出するように配設さ
れた排気管と、からなることを特徴とするＣＯガスを含
む廃ガス回収設備におけるＣＯガス遮断用水槽である。

〈作　用〉第１図、第２図に従って本発明の構成および作用を説明
する。

ＣＯを含んだ集塵水は流入管１４から１火室１１の第１
の水槽１９に流れ込む。流れは水槽１９の底部で３６０
°方向転換し、第１の水槽１９内で浮上し、左の２火室
１２に流れ込む。２火室１２の第２の水槽２０に下部を
水中に浸漬した潜り堰板１５を設けており、第１の水槽
１９で浮上したＣＯガスの再巻き込みを防止する。第２
の水槽２０では水を滞留させて、集塵水中のＣＯを浮上
させて、ＣＯガスの収集フードＩ８で捕集し１次室で分
離されたＣＯガスと共に排気ダク目３から煙突等へ排出
する。

第１図に示すように、１火室１１は従来方式の水槽と同
し構成であるが、１次巻き込みの防止およびダスト堆積
に対する観点から第１図で示ず水封の水６８□＝１００
０ｍ１１以上を確保すれば５０％以上のＣＯガスを遮断
できるようになる。

２次室は２次巻き込みの防止を目的にＨ，＝８００畔以
上を確保し、さらに２火室１２での水の滞留時間が１０
秒以上あれば気泡分離を促進し、２火室Ｉ２の出口での
ＣＯｉｌ１度をＰＰＭのオーダーにできる。

分離されたＣＯは排気ダク目３よりファンで吸引され煙
突から放出される。

〈実施例〉本発明に係るＣＯガス遮断用水槽を使用し、そのときの
ＣＯガスの漏洩状況を連続ＣＯガス分析装置でる育認し
た。

なお、本実施例に用いた水槽の寸法は次のとおりである
（第１図、第２図参照）。

ｄ　　＝　５００ＷＭ。

Ｄ　＝１０００闘、Ｌ　、　＝２０００繭、Ｌ　ｚ　＝　２０００ｍ　。

Ｈ！　＝　１２００ｍ、Ｈｓ＝１０００＋＋ｎ。

また、第３図に示す従来の水槽（ｄ−５００ｍｍ、Ｄ＝
１０００ｍ、　Ｈ，＝１２００ｍｍ）を使用していたと
きはトラフ上で局所的にＣＯガス濃度指数が最大１００
にも達したのに比較して、本発明の実施例では第２の水
槽の排水ダクト内でＣＯガスを１ケ月間連続分析したが
、ＣＯガス濃度指数が最大で５であり、集塵水からＣＯ
ガスが殆ど完全に除去された状態で集塵水が排水されて
いることが確認できた。

〈発明の効果〉本発明によると、第１および第２の水槽を設けることに
よりＣＯガスを含む廃ガス回収設備のＣＯガスを完全に
集塵水から分離できるようになり、安全性が著しく向上
した。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るＣＯガス遮断用水槽の一例を示
す断面図、第２図は、第１図のｘ−ｘ視断面図、第３図
は、転炉ガス回収設備の概略構成図、第４凹は、サチュ
レータ−下部水槽の詳細断面図である。 ■・・・転　炉、　　　　　　２・・・スカート、３・
・・フード、　　　　　　４・・・ボイラー５・・・サ
チュレータ− ６・・・１次ダストキャツチャ−（ＩＤＣ）、７・・・
煙　道、８・・・サチュレータ−下部水槽、９・・・ＩＤＣ下部水槽、　１ｏ・・・メイントラフ、
１１・・・１次室、　　　　　１２・・・２次室、１３
・・・排気管、　　　　　１４・・・流入管、１５・・
・潜り堰板、　　　　１６・・・排水ダクト、１７・・
・オーバーフロー水受けトラフ、１日・・・収集フード
、　　　１９・・・第１の水槽、２０・・・第２の水槽
、　　　２１・・・蓋、２２・・・水　槽、ｄ・・・流入管の内径、　　Ｄ・・・水槽の内径、Ｌ、
　、Ｌ、　　　　・・・第２の水槽の長さ、幅、Ｈ＋　
、Ｈｚ　、Ｈ３・・・水槽内の水頭。第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】１、ＣＯガスを含む廃ガスの回収設備の水槽やその搬送
経路中の水に巻き込まれたＣＯガスが大気中に放出する
のを防止するためのＣＯガス遮断用水槽であって、ＣＯガスの１次巻き込みおよび放出防止用シールポット
形の１次室と、この１次室に連通したＣＯガスの２次巻
き込み防止および気泡分離用の２次室と、１次室および
２次室で集塵水から排出されたＣＯガスを収集する収集
フードと排気管とからなることを特徴とするＣＯガスを
含む廃ガスの回収設備におけるＣＯガス遮断用水槽。２、下端部が開放された集塵水の流入管を囲んで、上端
部から集塵水をオーバーフローさせる第１の水槽と、オ
ーバーフローした集塵水を集めて第２の水槽に送るため
に第１の水槽の上方部にこの水槽の周囲に取付けられた
有底のトラフからなる１次室と、前記トラフから流れ込
む集塵水を受け入れ、かつ受け入れ側と流出側との間に
潜り堰板を有する２次室と、前記トラフ、潜り堰板、第
２の水槽の上端部に密設される収集フードと、前記潜り
堰板の両側からＣＯガスを排出するように配設された排
気管と、からなることを特徴とするＣＯガスを含む廃ガ
ス回収設備におけるＣＯガス遮断用水槽。