JPH03266984A - スーパーオキサイドジスムターゼのポリ結合体 - Google Patents

スーパーオキサイドジスムターゼのポリ結合体

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JPH03266984A
JPH03266984A JP2064308A JP6430890A JPH03266984A JP H03266984 A JPH03266984 A JP H03266984A JP 2064308 A JP2064308 A JP 2064308A JP 6430890 A JP6430890 A JP 6430890A JP H03266984 A JPH03266984 A JP H03266984A
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JP
Japan
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sod
glutaraldehyde
polymer
superoxide dismutase
solution
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Application number
JP2064308A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Nagasaki
長崎 倶久
Yohei Natori
名取 與平
Tatsuya Owaki
大脇 達也
Masataka Kitamura
北村 正孝
Shigeki Yamamoto
茂樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pfizer Japan Inc
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Lederle Japan Ltd
Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスーパーオキサイドジスムターゼ(以下、SO
Dと記す。)のポリ結合体に関し、詳細にはSODを架
橋剤、グルタルアルデヒドと反応させて得たSODのポ
リマーに関する。
活性酸素であるスーパーオキザイド(02)を不均化反
応(disumutation)で消失せしめるスーパ
ーオキサイドジスムターゼなる酵素は古くから知られて
おり、このSOD自体は活性酸素の起因する好ましくな
い疾病に有効に作用する薬剤となり得ることが種々示唆
されている。たとえば、炎症に対する活性酸素の関与は
早くから認められており、この炎症に関与する活性酸素
を不均化するものとしてウシ血液S ODは抗リウマチ
剤としてずでに外国において市販されているものである
加えて、リウマチの治療のみならず精製SODでの投与
で難治疾患として知られているベーチェット病の治療の
例も報告され、さらには癌治療期にSODを併用するこ
とにより、制癌剤等による副作用ならびに放射線の照射
による副作用等を低下させる作用をも有するといわれ、
その応用の可能性の範囲はかなり広範囲に及A、でいる
。またご(最近においては、虚血性心疾患の治療につい
てもSODの有効性が検討されてきている。
したがって、SOD自体は種々の疾患に対する非常に有
効な薬物となり得る性質を有するものではあるが、血液
中での半減期が約6分といわれる程失活時間が早く、い
まだSOD自体を有効に投与し得る製剤化検討は十分に
なされていないのが現状である。
ところで、フランスの生化学者ミケルソンは、ウシSO
Dをリボゾームに封入したりポゾーマルSODを提案し
ており、リポゾーマル化した結果、SODが血中におい
てその失活化から保護されるとともに、細胞膜と融合し
SODがそのまま細胞内に入るため効果的であると報告
している。
しかしながら、ミケルソンはそのリボゾーマル成分の詳
細についてはなんら明らかにしているものはなく、はた
してSOD自体が失活することなく疾患部位、たとえば
炎症部位に高濃度で輸送され、その場において有効に作
用するかは不明なものである。
したがって、SOD本来の生理活性を考えた場合には、
SODの活性を長時間にわたり持続するSOD自体の修
飾、ならびにそれを利用した製剤化が熱望されているも
のである。
かかる観点より、SOD自体の化学修飾が種々検討され
ており、SODを高分子化合物、たとえばポリエチレン
グリコールに架橋剤を用いて結合させたものあるいはS
ODとアルブミンを結合させたもの等が提案され、これ
らSODの化学修飾物は、SODの活性が持続した旨の
報告がなされている。しかしながら、上記のごとく化学
修飾されたSODはその活性の半減期が延長されたとし
ても、その物自体に抗原性の問題があり、臨床上適用し
得るにたる製剤とすることは不可能なものであり、いま
だ有効なるSOD自体の化学修飾手段は確立していない
そこで本発明者らは、臨床的に使用でき得る製剤化可能
なSODの化学修飾について検討を加えた結果、グルタ
ルアルデヒドを架橋結合剤として使用し、このグルタル
アルデヒドとSODを緩衝液中、pH6,5〜80の領
域で反応させて得たポリ結合体には、SODの活性が保
持されるとともに抗原性もなく、その半減期が持続した
ものであることを新規に見いだし、本発明を完成させた
のである。
すなわち本発明は、SODのポリ結合体であって、SO
DをpH6,5〜8.0の緩衝液中で架橋剤としてグル
タルアルデヒドと処理し、グルタルアルデヒド鎮により
スーパーオキサイドジスムターゼ分子を架橋させて得た
SODのポリマーに関する。
本明細書において使用し、かつ本発明が目的とするrs
ODのポリマー」とは、上記の如く架橋剤として用いた
グルタルアルデヒド鎖の反応基とSOD中のアミノ基と
が結合し、グルタルアルデヒド鎖によりSOD分子が2
分子〜15分子結合したポリ結合体を意味する。
加えて本発明のrsODのポリマー」には、架橋反応の
結果得られた処理物それ自体をも意味し、上記にいうS
ODのポリ結合体とともに架橋反応に使用した未反応の
SOD分子が混在するものをも包含する。
また本発明にあっては、上記のポリ結合体は未反応のグ
ルタルアルデヒド由来の反応基がグリシンによりキャッ
ピングされたSODのポリマーをも提供する。
さらに本発明は、SODのポリマーの製造法を提供する
ものであり、該方法は、SODをpH6,5〜80の不
活性ガスもしくは窒素で置換した緩衝液中、グルタルア
ルデヒドを架橋剤として反応させ、グルタルアルデヒド
鎖によりSOD分子を架橋結合させる方法からなる。該
方法にあっては、反応終了後にSODポリマー中に残存
する未反応のグルタルアルデヒド由来の反応基をアミノ
酸でキャッピングさせるのが好ましく、該キャッピング
によりポリマーのそれ以上の重合がストップすることに
なる。
本発明でSODの架橋剤として使用するグルタルアルデ
ヒドは、たとえば、抗原−抗体反応のサンドイッチ免疫
試薬における共有結合の架橋剤として使用されたり、タ
ンパクの化学的架橋修飾剤として使用されているもので
はあるが、本発明においては、上記する如< SOD中
のアミン基とグルタルアルデヒドのアルデヒド鎖の反応
基が結合を形成し、架橋反応を行い、ポリマーを構成す
るものである。
その中でも、本発明にあっては特にSODが2〜6分子
結合したものが良い。
本発明で使用するSODとしては、ウシ血球由来のSO
D、ウシ肝臓由来SOD、遺伝子組み換え型ヒトSOD
のいずれでも良く、グルタルアルデヒドによりポリマー
としたものには、SOD活性が保持されるとともに、血
中半減期が延長されることが判明した。また、SOD自
体に抗原性の問題があるが、本発明のポリマーにはその
抗原性が低減されているとともに、そのもの自体の安定
性も特に優れたものであることが判明した。
したがって本発明は、これまでに種々検討されてきたS
ODの化学修飾の中でも特に応用性の高いものであると
いえる。
本発明においては、SODをグルタルアルデヒドにより
ポリ結合体としたものであるが、SODが2〜15分子
、好ましくは2〜8分子、より好ましくは2〜6分子が
グルタルアルデヒド鎖により架橋したポリ結合体、すな
わち、SODをモノマとしてとらえた場合にポリマーと
しては2 mer〜15mer、好ましくは2〜8 m
er、特に好ましくは2〜6 marであるものが良い
本発明のSODのポリマーはたとえば次のようにして製
造することができる。すなわち、SODをpH6,5〜
8,0の緩衝液中に溶解し、この溶液を不活性ガスもし
くは窒素で置換した後グルタルアルデヒドの溶液を添加
し、0℃〜室温の温度下に撹拌し、SODのポリマーを
形成させる。グルタルアルデヒドの量は、特に限定され
ないが、SODに対しそのモル数で1:200〜300
程度、好ましくは1:約230〜250程度が良い。ま
た、使用するグルタルアルデヒドはゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー分析において単一の分子量分布を
もつ高純度に精製されたものを用いることが望ましく、
製造されたSODポリマーについて分子量分布やグルタ
ルアルデヒドの含有量において再現性のある結果を得る
ことができる。
用いる緩衝液としては、リン酸ナトリウムが好ましく、
そのpHは、特に65〜80、好ましくは7、15程度
であるのが良い。撹拌時間は特に限定されないが、0.
5〜5.0時間であり、反応の停止は脱塩カラムまたは
、限外濾過膜にて過剰のグルタルアルデヒドを除去する
ことにより行われる。かかる方法によりSODのポリマ
ーが形成されるが、反応溶液中には目的とするポリ結合
体とともに原料として用いたSODが混在している。本
発明のSODのポリマーにはかかるSODが混在したも
のをも包含する。
かくして得られたポリマーの溶液は濃縮後、凍結乾燥す
ることにより結晶性ないし微結晶性の微粉末として取得
することができる。しかしながら、架橋反応終了後、未
反応のグルタルアルデヒドを除去して得られた溶液にア
ミノ酸を加え撹拌し、グルタルアルデヒドの鎖中に存在
する未反応の反応基をキャッピングしてやるのが特に良
いことが判明した。このキャッピングは、たとえば以下
のようにして実施される。すなわち、上記の方法で得ら
れたポリマーの溶液にアミノ酸を含む緩衝液を添加し、
撹拌することにより行われる。アミノ酸を含む緩衝液と
しては、SODのポリマ化の実施に使用したと同様の緩
衝液が使用され、撹拌時間は1〜5時間程度、撹拌温度
は5−30℃程度、好ましくは15〜22℃程度である
。このキャッピング処理が終了した段階で、反応に関与
しなかった過剰のアミノ酸を限外ろ過により除去し、濃
縮、蒸留水置換を繰り返すことにより、SODポリマー
の溶液を得る。
なお、原料のSODを除去したSODのポリマーを得る
場合には架橋反応終了後、またはキャッピング処理後に
限外濾過膜またはカラムクロマトグラフィーによりかか
る原料のSODを除去してやることで製造することがで
きる。かくして得られたSODポリマー、またはSOD
モノマーを除去したSODポリマーは、凍結乾燥するこ
とにより粉末状ないし微結晶性の微粉末として取得でき
る。なお、このものは粉末として長期保存に耐えつるも
のであるが、本発明にあっては特に溶液状態で長期安定
性か良好であることが判明した。
以上の方法で製造された本発明のSODのポリマーは、
SOD活性が保持されていると共に、血中での活性半減
期も延長され、実際の臨床使用に際し特に優れたもので
あることが判明した。
以下に実施例にて本発明を更に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例1: ウシ血球由来のS OD 100mgをとり20mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7,15) 40m1に溶
解し、アルゴンガス置換のもとてグルタルアルデヒド7
5mgを添加し、10℃にて125時間撹拌する。反応
終了後、未反応のグルタルアルデヒドを限外濾過膜(分
画分子量1万)により除去、さらに蒸留水への置換を行
い、濃縮してlomlとし、SODポリマ1 溶液を得た。
また、この溶液をゲル濾過カラム(セファデックスG7
5)に供しSODモノマーを除き、SODモノマーを除
去したSODポリマー溶液を得た。
更に、上記のSODポリマー溶液およびSODモノマー
を除去したSODポリマー溶液を凍結乾燥し、結晶性な
いし微結晶性の微粉末を得た。
実施例2: 実施例1の方法に準じ、ウシSODに代え遺伝子組換え
型ヒトSODを用い同様処理し、SODポリマーならび
にSODモノマーを除去したSODポリマーを得た。
実施例3: ウシ血球由来のS OD 2.5mgを取り20mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7,15) 1mlに溶解
し、アルゴンガス置換のもとてグルタルアルデヒド1.
9mgを添加し、10℃にて125時間撹拌する。反応
終了後、未反応のグルタルアルデヒドを限外濾過膜 2 (分画分子量1万)により除去、さらに蒸留水への置換
を行い、濃縮して1mlとし、SODポリマ溶液を得た
この溶液にグリシン溶液(24mg/m]、 40mM
リン酸ナトリウム緩衝液)を1ml加え、18℃にて2
時間撹拌し、キャッピング処理を行った。反応終了後、
限外濾過膜(分画公刊1万)にて未反応のグリシンを除
去し、また蒸留水への置換を行い、濃縮してSODポリ
マー溶液を得た。
また、このSODポリマー溶液をゲル濾過カラム(ウル
トロゲルAcA34 )に供し、SODモノマを除き、
SODモノマーを除去したSODポリマー溶液を得た。
更に、上記のSODポリマー溶液及びSODモノマーを
除去したSODポリマー溶液を凍結乾燥し、結晶性ない
し微結晶性の微粉末を得た。
実施例4: 実施例3の方法に準じ、ウシSODに代え遺伝子組換え
型ヒトSODを用い同様処理し、SODポリマーならび
にSODモノマーを除去したSODポリマーを得た。
実施例5: 実施例3の方法に準じ、グリシンに代え、アラニンを用
い同様処理し、SODポリマーならびにSODモノマー
を除去したSODポリマーを得た。
実施例6: ウシ血球由来のS OD 100mgをとり20mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7,0) 40m1に溶解
し、アルゴンガス置換のもとてグルタルアルデヒド75
mgを添加し、10℃にて1.25時間撹拌する。反応
終了後、未反応のグルタルアルデヒド及びSODのモノ
マーを限外濾過膜(分画分子量5万)により除去、さら
に蒸留水への置換を行い、濃縮して10m1としSOD
モノマーを除去したSODポリマー溶液を得た。
また、この溶液を凍結乾燥し、結晶性ないし微結晶性の
微粉末を得た。
実施例7 実施例6の方法に準じ、ウシSODに代え遺伝子組換え
型ヒトSODを用い同様処理し、SODモノマーを除去
したSODポリマーを得た。
実施例8: ウシ血球由来のS OD 100mgをとり20mMリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH70) 40m1に溶解し
、アルゴンガス置換のもとでグルタルアルデヒド75m
gを添加し、10℃にて1.25時間撹拌する。反応終
了後、未反応のグルタルアルデヒド及びSODのモノマ
ーを限外濾過膜(分画分子量5万)により除去、さらに
蒸留水への置換を行い、濃縮して40m1としSODモ
ノマーを除去したSODポリマー溶液を得た。
この溶液にグリシン溶液(グリシン24mg/ml。
40mMリン酸ナトリウム緩衝液)を40m1加え、1
9℃にて2時間撹拌し、キャッピング処理を行った。
5 6 反応終了後、限外濾過膜(分画分子量1万)にて未反応
のグリシンを除去し、また蒸留水への置換を行い濃縮し
て10m1とし、SODモノマーを除去したSODポリ
マー溶液を得た。
またこの溶液を凍結乾燥し、結晶性ないし微結晶性の微
粉末を得た。
量分布の変化をゲル濾過クロマト分析(GFC)により
観察した。
観察口は試験開始時、3日、7日、14日、24日及び
56日後とした。
各条件下における結果を次表にまとめる。
実施例9 実施例8の方法に準じ、ウシSODに代え遺伝子組換え
型ヒl−S ODを用い同様処理し、SODモノマーを
除去したSODポリマーを得た。
本発明で得られたSODポリマーの安定性試験を以下に
記す。
■、安定性試験: 実施例3で得られたウシ血球由来のSODポリマーの溶
液を使用し、4℃、15℃、25℃及び40 ’Cにて
2ケ月間にわたる安定性試験を検討した。
試験項目は性状(外観および沈殿の有無)、SOD比活
性(NBT法/Lawry法)および分子1 2 II 、安定性試験: 実施例4で得られた遺伝子組み替え型ヒト由来のSOD
ポリマーの溶液を使用し、4℃及び40 ℃にて1ケ月
間にわたる安定性試験を検討した。
試験項目は、性状(外観および沈殿の有無)、SOD比
活性(NBT法/ Lawry法)及び分子量分布の変
化をゲル濾過クロマト分析(GFC)により観察した。
観察口は、試験開始時、7日、16日および26日後と
した。
各条件下における結果を次表にまとめる。
3 4 以上の結果からも明らかな如く、本発明のSODのポリ
マーの溶液は、性状変化もなく、SOD活性が保持され
、安定であることが理解される。
■、血中半減期試験: 実施例1.2.3および4で得られたSODポリマーの
血中半減期を試験した。
試験はC1elandらの方法に準じた。
亙抹二 SD系ラット(雄性:5週齢)を−群4匹として使用し
、ラットに実施例1.2.3および4で得られたSOD
ポリマーをSOD用量3ku/kgとなるよう静脈内注
射し、投与前、投与後1分、10分、30分、2時間、
5時間及び24時間後に採血し、血漿中のSOD活性を
チトクロームC法にて測定した。
なお、対照としてSODのモノマーを同様に実施した。
27 次に本発明のSODポリマーの薬理活性について記す。
1、SODポリマーのラットカラゲニン足距浮腫におよ
ぼす効果: 友災庄 SD系雌雄性ラット体重160g前後)を1群7匹とし
、被験薬および10mMリン酸緩液を対照溶媒として尾
静脈内に投与した後、直ちに左後肢足踏皮下に01m1
の1%ん−Carrageenin生理食塩溶液を処置
した。Carrageenin注射足容積はラット用足
容積測定装置(型7150 : UGO’ BASIL
E)を用いて、薬物投与1〜5時間後まで1時間ごとに
測定した。
なお、被験薬として実施例3のSODポリマーを用い、
対照薬としてSODモノマーを使用した。
 9 8 II 、マウス虚血足浮腫の抑制作用:実施例3で得た
SODポリマーを用い、マウス虚血足浮腫の抑制効果を
検討した。
亙迭ユ ICR系雄性マウス(体重的30g)を1群6匹とし、
被験N (5ml/kg)を尾静脈より投与し、投与後
直ちにマウスをプラスチック固定具の中に入れ、片足を
固定し、ゴムバンドを10回巻き付け、ケージへ戻した
。その20分後にマウスからゴムバンドを切りはずし、
血液を再潅流させ、再潅流15分後、30分後、45分
後に足践厚を測定し、ゴムバンドをかけていない反対側
の足踵厚との差を腫脹厚とし、腫脹率を求めた。
級来二 その結果を次表に示す。
1 2 以上の結果より明らかな如く、本発明のSODポリマー
はSODの有する薬理活性が長時間保持される結果、優
れた薬効を発揮していることが理解される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スーパーオキサイドジスムターゼをpH6.5〜
    8.0の緩衝液中、架橋剤としてグルタルアルデヒドと
    処理し、グルタルアルデヒド鎖によりスーパーオキサイ
    ド分子を架橋させたスーパーオキサイドジスムターゼの
    ポリマー。
  2. (2)スーパーオキサイドジスムターゼが、ウシ血球由
    来スーパーオキサイドジスムターゼ、ウシ肝臓由来スー
    パーオキサイドジスムターゼ、遺伝子組み換え型ヒトス
    ーパーオキサイドジスムターゼである請求項L記載のポ
    リマー。
  3. (3)アミノ酸で未反応のグルタルアルデヒド由来の反
    応基をキャッピングした請求項1記載のポリマー。
  4. (4)スーパーオキサイドジスムターゼをpH6.5〜
    8.0の緩衝液中、架橋剤としてグルタルアルデヒドと
    処理し、グルタルアルデヒド鎖によりスーパーオキサイ
    ドジスムターゼ分子を架橋結合させる、スーパーオキサ
    イドジスムターゼのポリマーの製造法。
  5. (5)請求項2に記載のスーパーオキサイドジスムター
    ゼを用いる請求項4記載の製造法。
  6. (6)架橋反応を不活性ガスもしくは窒素で置換した溶
    液中で行う請求項4記載の製造法。
  7. (7)架橋剤であるグルタルアルデヒドがゲルパーミェ
    ーションクロマトグラフィー分析において単一の分子量
    分布を有するグルタルアルデヒドである請求項4記載の
    製造法。
  8. (8)架橋反応後に更にアミノ酸でキャッピングする請
    求項4記載の製造法。
  9. (9)スーパーオキサイドジスムターゼをグルタルアル
    デヒドにて架橋反応後、残存する未反応グルタルアルデ
    ヒドを除去した後にアミノ酸でキャッピングをするスー
    パーオキサイドジスムターゼのポリマーのキャッピング
    法。
  10. (10)アミノ酸によるキャッピングを15℃〜22℃
    において行う請求項9記載のキャッピング法。
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