JPH0326595Y2 - - Google Patents

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JPH0326595Y2
JPH0326595Y2 JP1985033094U JP3309485U JPH0326595Y2 JP H0326595 Y2 JPH0326595 Y2 JP H0326595Y2 JP 1985033094 U JP1985033094 U JP 1985033094U JP 3309485 U JP3309485 U JP 3309485U JP H0326595 Y2 JPH0326595 Y2 JP H0326595Y2
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movable contact
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はトグルスイツチの改良に関するもの
である。
「従来技術」 従来のトグルスイツチは可動接片がシーソ運動
する構造が普通であるため可動接片が固定接点に
対して単に衝合して接触し、その衝合状態から離
れて接離する構造となつている。
通常の使用目的としては電源スイツチとして利
用されることが多い。よつて電圧が4〜5ボルト
以上、電流が数10ミリアンペアのような回路を断
続することに用いられる。このような電圧及び電
流を扱う回路では接点部分に酸化被膜が形成され
ても接点部分が接離する際に電流及び電圧によつ
て火花放電が発生するため酸化被膜が破損され、
目的の接触を維持することができる。また電源ス
イツチとして利用される場合は操作頻度が比較的
多いため酸化膜が形成される可能性は低い。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで例えば各種の設定スイツチのように電
圧及び電流が極めて小さい回路に従来のトグルス
イツチを用いたとすると接点部分において接点が
接離する際に火花放電が生じ難い。このため接点
部分に酸化被膜が形成されたとするとその被膜を
破損させる機能を持たないため直ちに接触不良の
状態におちいる欠点がある。また設定スイツチと
して利用した場合その操作頻度が比較的低いため
接点部分に酸化膜等が形成される可能性が高い。
このため従来は微弱電流及び徴弱電圧回路にト
グルスイツチを用いる場合には、そのトグルスイ
ツチの接点部分に金メツキを施し、酸化被膜が接
点部分に生じない構造としている。接点部分に金
メツキを施すことによつてその製造コストが高く
なり高価なスイツチになる不都合が生じる。
このため「実開昭57−195735号公報」に開示さ
れるように固定接点に対しクリツプ形の可動接片
を固定接点に対して摺動自在に設け、このクリツ
プ形可動接片をトグルレバーによつて操作する構
造の摺動接触式完全密閉スイツチが考えられてい
る。
この摺動接触式スイツチによれば接点部分が摺
動接触によつて接離されるため接点部分に酸化被
膜が形成されたとしても摺動時にその被膜がはが
され、いわゆるセルフクリーニング作用が得られ
る。よつて接点部分に金メツキを施さなくとも微
弱電流及び微弱電圧回路に使用できるスイツチを
提供できる。
ところでこの公報記載の接点構造は一般にスラ
イドスイツチに多く用いられており可動接片は固
定接点を植設した縁縁板に沿つて水平に移動する
構造を採るとき最も安定して動作する構造とな
る。
これに対し先の公報記載のスイツチはトグルレ
バーの回動運動によつて直接可動接片を移動させ
る構造となつているため可動接片の動きとトグル
レバーの動きを整合させることがむずかしい欠点
がある。つまりトグルレバーの動きをほぼ直線運
動とみなして可動接片を可動させているが、固定
接点を支持した底板とトグルレバーの間の間隙は
一様にならないからである。このため底板の形状
をトグルレバーが描く円弧と一致した凹面とした
構造も考えられているが、このようにした場合は
底板の製造コストが高くなる不都合が生じる。
「問題点を解決するための手段」 この考案ではトグルレバーの動きに無理なく追
従するように可動接片をシーソ運動させる構造と
し、然も接点部分は接離する際に可動接片と固定
接点が摺動接触する構造にしたものである。
この結果この考案によれば可動接片は無理なく
移動し、耐久性が高い可動接片駆動構造とするこ
とができる。また可動接片と固定接点は接離する
際に摺動接触するためセルフクリーニング作用を
得ることができる。よつて可動接片及び固定接点
に金メツキを施さなくても微弱電流及び微弱電圧
回路に使用することができるトグルスイツチを提
供できる。
「実施例」 第1図乃至第5図にこの考案の一実施例を示
す。図中100は絶縁ケースを示す。この絶縁ケ
ース100は樹脂材によつて一体成形された絶縁
ケース本体101と、この絶縁ケース本体101
の下面開放部を閉塞する底板102とによつて構
成される。底板102には外側に向かつて中央に
共通端子200を設け、この共通端子200の位
置を挟んでこの例ではその両側に固定端子301
と302を植設した場合を示す。
絶縁ケース本体101は上面側に円筒部101
Aを有し、この円筒部101Aにトグルレバー4
00の球状部401が係合して抜け止めされて転
換自在に支持される。トグレバー400には軸線
方向に穴402が形成され、この穴402にバネ
403が収納されバネ403によつて押棒404
が底板102の方向に突出するように偏倚力を受
けながら支持される。この例ではトグルレバー4
00と押棒404を金属によつて形成し、押棒4
04の先端に例えばナイロンのような耐摩耗性の
高い樹脂材によつて形成した摺動子405を取付
けた場合を示す。摺動子405は絶縁ケース本体
101の内壁面間隔よりわずかに小さい直径のフ
ランジ部405Aを有し、このフランジ部405
Aが絶縁ケース本体101内の内壁面によつて規
制されてトグルレバー400を端子200及び3
01,302の配列方向にだけ回動し得る構造と
している。
つまり絶縁ケース本体101は端子200,3
01,302の配列方向に厚く、端子200,3
01,302の配列方向と直交する方向に薄い形
状の偏平形状とされ、、この偏平形状によつて摺
動子405のフランジ部405Aの動きを一方向
に規制し、トグルレバー400を端子200,3
01,302の配列方向にだけ回動させる構造と
している。
底板102の内側には共通端子200と電気的
に連通する共通接点201と、端子300と電気
的に連通する固定接点301及び302とが突出
して設けられる。共通接点201は切欠202に
よつて二股状に形成し、二股部分の各先端の外側
に傾斜面203有する突起204を形成する。
絶縁ケース100内において共通接点201の
切欠202内に転換子500がシーソ運動できる
ように装着される。つまり転換子500は耐摩耗
性の高い樹脂材によつて形成され第4図に示すよ
うに両側面のそれぞれに一対の突条501,50
2を有し、突条501と502が対向して形成さ
れた間隙503内に共通端子201が挿入されて
滑り止めされる。下面には突起504が設けら
れ、この突起504が共通端子201の上に当接
して支持されシーソ運動の支点とされる。転換子
500の上面は長手方向両端に突起505,50
6が設けられ、この突起505,506に押棒4
04の先端に装着した摺動子405が衝合し、摺
動子405が転換子500から外れない構造とし
ている。
共通端子201に形成した突起204には可動
接片600を係合させ、可動接片600をシーソ
運動できるように支持する。可動接片600は第
5図に示すように正面形状がほぼ三角形状とされ
た導電性バネ材によつて形成された一対の板50
1と102が連結部603によつて連結される。
板601と602には孔604が形成されこの孔
604が共通端子201の突起204に係合され
て支持される。連結部603は二枚の板601と
602にその先端605を互いに接合させる方向
に偏倚力を与える。この結果二枚の板601と6
02は共通端子201を外側から挟み込む状態に
圧接力を発生し、この圧接力によつて共通端子2
01が支持され、傾斜面203によつて上向に偏
倚力を発生する。
二枚の板601と602の各上側の角部を外側
に折曲げ接触案内606,607を形成する。更
に連結部603には中央に孔608を形成し、こ
の孔608を通じて摺動子405を挿通させ摺動
子405と転換子500を係合させる。
固定接点301と302は可動接片600の接
触案内部606と607が最も狭くくなつた部分
において嵌合する幅寸法に設定し、可動接片60
0の接触案内部606と607が固定接点301
と302に近ずくとき接触部606と607が固
定接点301と302の両側辺に摺接して接触を
始め可動接片600の二枚の板601と602が
固定接点301又は302を両側から把持した状
態で可動接片600の動きが停止する構造とされ
る。
「考案の作用効果」 上記したこの考案によるトグルスイツチの構造
によればトグルスイツチのトグルレバー400を
転換操作することによつて可動接片600が摺動
子405によつて動かされ共通端子201の突起
204を支点にシーソ運動する。
このシーソ運動によつて可動接片600が固定
接点301と302に対して交互に接触し、端子
200と301又は200と302の間を電気的
に導通、不導通の状態に切換える。可動接片60
0が固定接点301又は302に接触を開始する
状態と及び接触状態から離れるとき可動接片60
0と固定接点301及び302は摺動接触する。
よつて仮に可動接片600及び固定接点301と
302に酸化膜が形成されてもこの摺動接触によ
つて酸化膜が剥離され、いわゆるセルフクリーニ
ング作用を得ることができる。
よつてこの考案によれば可動接片600と固定
接点301,302に金メツキを施さなくとも微
弱電流及び微弱電圧回路に使用することができる
トグルスイツチを提供できる。
「考案の他の実施例」 第6図乃至第10図はこの考案の他の実施例を
示す。この例では可動接片600を転換子500
に保持させた構造の実施例を示す。
つまり転換子500は第8図に示すように両側
面にほぼ円板状の突起507を有し、この突起5
07が絶縁ケース100の内壁に形成した突条7
01,702によつて形成された凹溝703に挿
入されて位置決めされる。絶縁ケース100に形
成した凹溝703の下側には受部704を有し、
この受部704に突起507の下側に形成した突
起504が当接し転換子500は絶縁ケース10
0内においてシーソ運動ができるように支持され
る。
転換子500の上面には第8図に示すように円
弧状の凹面509を形成する。この凹面509に
沿つて摺動子405が摺動し、転換子500をト
グルレバー400の転換操作に従つてシーソ運動
させる。
可動接片600は第9図に示すようにコ字状に
折曲げて両端に一対の弾性板部611と612を
形成する。弾性板部611と612の各板面には
外向に突出した舌片613を形成し、可動接片6
00を転換子500の下部に形成した凹溝511
(第8図)に挿入することにより舌片613が転
換子500の突起512に係合し、第10図に示
すように転換子500に可動接片600を保持さ
せる。
可動接片600の各一対の弾性板部611及び
612の下側に外向に開いた接触案内部606と
607を形成する。
この接触案内部606と607によつて可動接
片600がシーソ運動するとき弾性板部611と
612が第6図に示すように固定接点301と3
02を把持するように案内して接触し、摺動接触
動作を行う。
尚上述では共通接点201に対してその両側に
固定接点301と302を設けた場合を説明した
が、固定端子は何れか一方だけの場合もあり得
る。
また転換子500を第11図に示すように片上
りの形状とすることにより操作力を解除すると元
の状態に戻るトグルスイツチを得ることができ
る。
「考案の効果」 上述したようにこの考案によればトグルレバー
400の転換動作によつて可動接片600をシー
ソ運動させる機構としたから、トグルレバー40
0の動きを可動接片600に無理なく伝達するこ
とができる。この結果可動接片600を長期にわ
たつて安定に動作させることができ耐久性の高い
トグルスイツチを提供できる。
また特に可動接片600はシーソ運動する構造
でありながら固定接点301,302に対して摺
動接触する構造としたため可動接片600を固定
接点301及び302は常にセルフクリーニング
される。よつて酸化膜が形成されたとしても摺動
接触によつて酸化膜を除去することができる。こ
の結果可動接片600及び固定接点301,30
2に金メツキを施さなくても微小電流及び微小電
圧の回路に用いることができ、安価で然も信頼性
の高い微小電流及び電圧用のトグルスイツチを提
供できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を説明
するための断面図、第3図はこの実施例に用いた
共通接点の形状を説明するための正面図、第4図
は転換子の構造を説明するための側面図、第5図
は可動接片の構造を説明するための斜視図、第6
図及び第7図はこの考案の他の実施例を説明する
ための断面図、第8図はこの実施例に用いた転換
子の構造を説明するための斜視図、第9図は可動
接片の構造を説明するための斜視図、第10図は
転換子と可動接片を結合した状態を説明するため
の正面図、第11図は転換子の他の形状を説明す
るための側面図である。 100:絶縁ケース、101:絶縁ケース本
体、102:底板、101A:円筒部、200:
共通端子、201:共通接点、201:切欠、2
03:傾斜面、204:突起、300:固定端
子、301,302:固定接点、400:トグル
レバー、401:球状部、402:穴、403:
バネ、404:押棒、405:摺動子、500:
転換子、600:可動接片、606,607:接
触案内部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A 絶縁材から成る底板を有しこの底板のほぼ中
    央に共通接点が植設され、この共通接点から離
    れた位置の少なくとも一方に上記底板から突出
    した固定接点を設けて成る絶縁ケースと、 B この絶縁ケースの上面側から導出され軸芯に
    収納したバネによつて上記底板に向かつて押圧
    される押棒を支持したトグルレバーと、 C 上記押棒によつて押圧され上記トグルレバー
    の転換操作によつて上記共通端子の位置を支点
    としてシーソ運動し、上記トグルレバーの転換
    位置を維持する転換子と、 D コ字状に折曲られた導電性バネ材によつて形
    成され、コ字状に折曲られた二枚の板の遊端部
    が上記共通接点に常時接触し、その接触点を支
    点として上記レバーの転換操作に追従して上記
    二枚の板を連結する連結部がシーソ運動し上記
    二枚の板の上記連結部に近い端部が上記固定接
    点の突出部を両側から挟んで摺動接触する接点
    部を持つ可動接片と、 から成るトグルスイツチ。
JP1985033094U 1985-03-08 1985-03-08 Expired JPH0326595Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985033094U JPH0326595Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08
US07/048,511 US4740661A (en) 1985-03-08 1987-05-11 Seesaw switch

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985033094U JPH0326595Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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Publication Number Publication Date
JPS61149238U JPS61149238U (ja) 1986-09-13
JPH0326595Y2 true JPH0326595Y2 (ja) 1991-06-10

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ID=30535218

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JP1985033094U Expired JPH0326595Y2 (ja) 1985-03-08 1985-03-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921125A (ja) * 1982-07-26 1984-02-03 Kubota Ltd アナログ・ディジタル変換装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921125A (ja) * 1982-07-26 1984-02-03 Kubota Ltd アナログ・ディジタル変換装置

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JPS61149238U (ja) 1986-09-13

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