JPH0326345Y2 - - Google Patents

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JPH0326345Y2
JPH0326345Y2 JP1986060519U JP6051986U JPH0326345Y2 JP H0326345 Y2 JPH0326345 Y2 JP H0326345Y2 JP 1986060519 U JP1986060519 U JP 1986060519U JP 6051986 U JP6051986 U JP 6051986U JP H0326345 Y2 JPH0326345 Y2 JP H0326345Y2
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JP1986060519U
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば、チエーンネツトに使用され
る鎖交差部組立構造の改良に関するもので、更に
詳述すれば、本考案は、鎖素体1を多数連結して
構成した3本の鎖を連結するための構造におい
て、ほぼU字状に曲成した交差金具本体3の長辺
間の内寸を鎖素体1の線経よりやや大きくすると
共に鎖素体1の長辺間の外寸より小さく形成し、
この鎖交差金具本体3に第1の鎖の鎖素体1を挿
入して交差金具本体3の湾曲部に鎖素体1を連結
し、第2の鎖を交差金具本体3に交差させて交差
金具本体3内に嵌め込み、該鎖素体1の湾曲部に
ほぼ直角にねじれて連結せる両側の鎖素体1,1
の長辺の肩部を交差金具本体3の長辺に係合さ
せ、交差金具本体3の端部内に第3の鎖の鎖素体
1を配設し、交差金具本体3の端部に挿通せる連
結部材6にて端部同士を連結すると共に第3の鎖
の鎖素体1を前記連結部材6に係合して交差金具
本体3に連結し、交差金具本体3の湾曲部と前記
連結部材6との内寸を、前記第2の鎖の鎖素体1
の幅と第1並びに第3の鎖の鎖素体1,1の線経
の和より若干大きい寸法とした事を特徴とする鎖
交差部組立構造に係るものである。
従来、チエーンネツトは、原則として鎖を切断
せずに交差させ、その交差点をシヤツクルで接続
していた。この場合、鎖にシヤツクルを通すた
め、鎖及びシヤツクルの太さの組み合わせに多く
の制限が生じ、厄介であるとか、交差点の厚さが
大きくなり、ゴム製の防舷材や船体を瑕付けると
いうような欠点やシヤツクルのねじが緩んで脱落
するという欠点が有つた。そこで、実公昭57−
36552号公報に記載の考案(第8〜9図)のよう
にが連結リング12とシヤツクル9とを使用して
チエーンネツト8を形成したが、鎖2を縦横に連
結してチエーンネツト8を作るためには、連結リ
ング12のところで鎖2を切断し、シヤツクル9
にて連結リング12に接続しなければならず、長
尺の鎖2を使用出来ず、組み立て箇所が多くなつ
てチエーンネツト8の組み立て工数がそれだけ多
くなるという欠点があり、又、外れやすいシヤツ
クル9を連結リング12の約4倍使用するので、
それだけ脱落事故が発生しやすくなるという欠点
があつた。更に、シヤツクル9の幅が鎖素体1の
幅より少し大きいため、シヤツクル9が防舷材1
1や船体に接触して防舷材11や船体を瑕付ける
という欠点も解消出来なかつた。
本考案は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、縦横のいず
れか一方において長尺の鎖を使用でき、しかも組
み立てが非常に簡単、且つ、防舷材や船体を瑕付
ける事もない鎖交差部組立構造を提供するにあ
る。
以下、本考案を図示実施例にて詳述する。交差
金具本体3は、一般に鍛造品が用いられ、第4図
に示すようにほぼU字状に曲成されたもので、そ
の両端部は膨出されて円板状に形成されており、
その一方の中央に連結部材挿通孔13が穿設され
ており、他方の中央にはめねじ部7が螺設されて
おり、必要があればめねじ部7に直交する止めね
じ孔14が穿設されている。そして、交差金具本
体3の湾曲部4と前記連結部材6との内寸を、前
記第2の鎖2の鎖素体1の幅と第1並びに第3の
鎖2,2の鎖素体1の線経の和より若干大きい寸
法となつている。更に、交差金具本体3の長辺間
の内寸は鎖素体1の線経よりやや大きく、且つ、
鎖素体1の長辺間の外寸より小さく形成されてい
る。これにより、第2の鎖を交差金具本体3に交
差させて交差金具本体3内に嵌め込んだ時、該鎖
素体1の湾曲部にほぼ直角にねじれて連結せる両
側の鎖素体1,1の長辺の肩部が交差金具本体3
の長辺に係合して第2の鎖が交差金具本体3から
抜ける事がないようになつている。
次にこの交差金具本体3を使用してチエーンネ
ツト8を組み立てる場合を説明すれば、まず短寸
の第1の鎖2の端部の鎖素体1を交差金具本体3
に挿通し、交差金具本体3の湾曲部4に第1の鎖
2を連結する。次いで第2の長尺の鎖2の鎖素体
1を交差金具本体3内に配置する。この鎖素体1
の前後に連結せる鎖素体1は交差金具本体3の長
辺に係合し、脱落しないようになつている。最後
に、交差金具本体3の開口端部内に短寸の第3の
鎖2の鎖素体1を配置し、連結部材6を連結部材
挿通孔13に挿通すると同時にその鎖素体1に連
結部材6を挿通し、連結部材6の雄ねじ部15を
交差金具本体3のめねじ部7に螺入して第3の鎖
2を交差金具本体3に連結する。然る後、必要が
あれば止めねじ10を螺入し、連結部材6を固着
する。ねじ固定の場合、締め付け力が大きいと交
差金具本体3が撓み、その弾発力がボルトの緩み
止めとなる。半永久固着の場合は連結部材6の雄
ねじ部15に接着剤を塗布し、交差金具本体3の
めねじ部7に接着し、永久固着する場合は止めピ
ンを連結部材6に打ち込む。尚、ボルトを段付き
とし、締め込み代を一定にするようにしても良
い。又、図の実施例では六角穴付きボルトである
が、当然皿ねじとしても良いものである。本実施
例では連結部材6にボルトを使用した場合を示し
たが、勿論これに限られず、連結ピンを使用し、
止めピンを打ち込んでも良いものである。このよ
うにして組み立てられた交差金具本体3の幅は鎖
素体1と等しいか又はそれより狭い。この場合、
交差金具本体3に挟持された鎖素体1に連結した
縦の鎖素体1が、交差金具本体3の長辺に係合す
る結果、鎖2に力が加わつても交差金具本体3か
ら外れる事はない。
しかして、本考案に係る交差金具本体3を用
い、鎖交差部分の組立を次々と行い、例えば第1
図のようなチエーンネツト8を完成させる。この
ようにして形成されたチエーンネツト8に防舷材
11を包み込み、岸壁に設置する。防舷材11は
波に洗われたり、接岸した船と岸壁の間にあつて
接岸時の衝撃を和らげるものであるが、防舷材1
1に常時接触していても交差金具本体3と通常の
鎖素体1の幅が等しいか又は狭いために防舷材1
1や船体を損なう事がない。又、第1図の仮想線
で示すように、タイヤ5に鎖2を挿通して使用す
るようにしても良い。この場合、交差金具本体3
がタイヤ5の内側に位置するようになる。本考案
にかかる交差金具本体3は勿論、チエーンネツト
8以外の用途にも使用できるものである。
本考案は叙上のように、第2の鎖を交差金具本
体に交差させて交差金具本体内に嵌め込み、該鎖
素体に連結せる鎖素体を交差金具本体の長辺に係
合させてあるので、この部分では図中縦の鎖を切
断する必要がなく、長尺の鎖をそのまま使用で
き、加工・組み立て工数を従来の半分に短縮する
事が出来るという利点がある。又、ほぼU字状に
曲成した交差金具本体の長辺間の内寸を鎖素体の
線経よりやや大きくすると共に鎖素体の長辺間の
外寸より小さく形成し、この鎖交差金具に第1の
鎖を挿入して交差金具本体の湾曲部に鎖素体を連
結し、第2の鎖を交差金具本体に交差させて交差
金具本体内に嵌め込み、交差金具本体の端部内に
第3の鎖の鎖素体を配設し、交差金具本体の端部
に挿通せる連結部材にて端部同士を連結すると共
に第3の鎖を前記連結部材に係合して交差金具本
体に連結し、交差金具本体の湾曲部と前記連結部
材との内寸を、前記第2の鎖の鎖素体の幅と第1
並びに第3の鎖の鎖素体の線経の和より若干大き
い寸法としてあるので、交差金具本体から連結部
材が外れない限り、3本の鎖が交差金具本体から
脱落するということがなく、しかもこの連結箇所
が1箇所であるため、連結部材の脱落事故を従来
の1/4に出来るという利点がある。又、連結箇所
が一箇所であるので、連結部材を簡単且つ手早く
挿通施工する事が出来、交差部分の現場組立作業
を著しく短縮する事が出来るという利点もある。
更に、鎖素体の幅と等しく又はそれ以下にてほぼ
U字状に曲成した交差金具本体に、第2の鎖を交
差金具本体に交差させて交差金具本体内に嵌め込
み、該鎖素体に連結せる鎖素体を交差金具本体の
長辺に係合させてあるので、鎖同士を簡単に交差
させる事が出来るにも拘わらず交差金具本体は鎖
素体と形状的にほぼ同じであつてかさ張る事がな
く、防舷材を包む防舷ネツトを形成したとしても
防舷材に交差金具だけが優先的にこすれると言う
ような事がなく、従来例のように交差金具が防舷
材を傷付けるというような事がない。加えて、交
差金具本体の湾曲部と前記連結部材との内寸を、
前記第2の鎖の鎖素体の幅と第1並びに第3の鎖
の鎖素体の線経の和より若干大きい寸法としたの
で、交差金具本体内に交差させて嵌め込まれてい
る鎖素体が交差金具本体内で遊ぶ事が少なく、他
の鎖素体と同様に取り扱う事が出来、交差金具本
体部分のみに余分な力が加わつて切れやすいと言
うようなトラブルもない。
【図面の簡単な説明】
第1図…本考案を使用したチエーンネツトの正
面図、第2図…本考案の交差部分の組み立て状態
を示す一実施例の平面図、第3図…第2図の一部
切欠正面図、第4図…本考案の一実施例の正面
図、第5図…第4図の平面図、第6図…第4図の
X−X断面図、第7図…第4図の側面図、第8図
…従来例を利用したチエーンネツトの正面図、第
9図…従来の交差部分の正面図。 1……鎖素体、2……鎖、3……交差金具本
体、4……湾曲部、5……タイヤ、6……連結部
材、7……めねじ部、8……チエーンネツト、9
……シヤツクル、10……止めねじ、11……防
舷材、12……連結リング、13……連結部材挿
通孔、14……止めねじ孔、15……雄ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鎖素体を多数連結して構成した3本の鎖を連結
    するための構造において、ほぼU字状に曲成した
    交差金具本体の長辺間の内寸を鎖素体の線経より
    やや大きくすると共に鎖素体の長辺間の外寸より
    小さく形成し、この鎖交差金具に第1の鎖の鎖素
    体を挿入して交差金具本体の湾曲部に鎖素体を連
    結し、第2の鎖を交差金具本体に交差させて交差
    金具本体内に嵌め込み、該鎖素体の湾曲部にほぼ
    直角にねじれて連結せる両側の鎖素体の長辺の肩
    部を交差金具本体の長辺に係合させ、交差金具本
    体の端部内に第3の鎖の鎖素体を配設し、交差金
    具本体の端部に挿通せる連結部材にて端部同士を
    連結すると共に第3の鎖の鎖素体を前記連結部材
    に係合して交差金具本体に連結し、交差金具本体
    の湾曲部と前記連結部材との内寸を、前記第2の
    鎖の鎖素体の幅と第1並びに第3の鎖の鎖素体の
    線経の和より若干大きい寸法とした事を特徴とす
    る鎖交差部組立構造。
JP1986060519U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0326345Y2 (ja)

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JP1986060519U JPH0326345Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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JPS62170856U JPS62170856U (ja) 1987-10-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105564A1 (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 可撓性ブイ

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JPS5622040U (ja) * 1979-07-30 1981-02-27

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JPS62170856U (ja) 1987-10-29

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