JPH03263274A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文書９図面と該文書９図面と異なる色の領域抽
出マークや編集マークが追記された原稿を読み取って、
文書２図面の必要領域の抽出や編集を行なう画像処理装
置に関し、特に異なる色の領域抽出マークや編集マーク
と文書１図面とを分離して抽出する画像処理装置に関す
るものである。

〔従来技術〕

従来、文書２図面と異なる色のペン（以下、「カラーペ
ン」という）で領域抽出マークや編集マーク（以下、「
カラーマーク」という）を追記した原稿を読み取って、
カラーマークと文書２図面とを分離、抽出する方法とし
ては下記の（１）乃至（３）の方法がある。

（１）第１の方法は、特開昭６０−３１６８２号公報に
開示されたもので、モノクロのスキャンなどの画像入力
装置の出力を下位レベルと上位レベルの少なくとも２つ
の異なるレベルで２値化し、これによって得られる両デ
ータに排他的論理和処理を施すことによってカラーマー
ク画像と文書。

図面画像とを得る方法である。

（２）第２の方法は、特開昭６３−４０９８１号公報に
開示されたもので、白色光源で原稿を照射し、その反射
光を分光フィルタを用いて数種の色光に分離し、色光毎
に同期し、且つ開閉周波数が整数倍の関係にあるシャッ
タを動作させ、これらシャッタを通過した各色光を再び
集束させて受光センサにより該集束光を光電変換し、得
られた電気信号を周波数フィルタによってそれぞれの周
波数成分に分離し、得られた信号に対しそれぞれ設定さ
れた閾値により２値化することによって黒で書かれた文
書２図面とカラーマークとを分離・抽出する方法である
。

（３）第３の方法は、フルカラーのスキ勺す等の画像入
力装置の赤、緑、青出力間の演算によってカラーマーク
と文書９図面とを分離・抽出する方法である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記（１）の第１の方法は、色々な種類の
カラーペンに対応するためには、カラーマーク部分の出
力レベルの範囲が広まるため、カラーマークに対応する
閾値の設定が難しく、仮に設定したとしても、分離され
たカラーマーク画像に文書２図面画像（黒）や背景部（
白）の一部が混在することがあるため、カラーペンを限
定したり、記入方法を厳密にする必要があるという問題
点があった。

また、上記（２）の第２の方法は、追記できるカラーマ
ークの色種別が分光フィルタによって限定されると共に
画像入力部の構造が複雑化するという問題点があった。

また、上記（３）の第３の方法は、赤、緑、青の３原色
の出力を用いて、明度１色相、彩度などの色特性を求め
ることができるため、文書９図面（黒）とカラーマーク
を分離することが可能であるが、フルカラーの自然画像
の処理を対象としているため、赤、緑、青の多値のデー
タを保存するためのメモリ容量が膨大であり、処理及び
装置構成が複雑であり高価であるという問題点があった
。また、文書２図面と背景部の色が夫々黒、白でない場
合には、その指定手段がなく分離不可能となるという問
題点があった。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題点
を除去するために、文書１図面に追記するカラーマーク
及び／又は背景２文書９図面の信号レベルを原稿を読み
取る以前に学習し、学習した信号レベルに基づいてカラ
ーマーク画像と文書１図面画像とを分離して抽出するよ
うにし、簡単な処理、構成でより多くの色種別のカラー
ペンの使用を可能とする操作性の優れた画像あ理装置を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため本発明は文書／図面と該文書／
図面と異なる色のマークが記載された原稿を読み取って
文書／図面とマークとを分離／抽出する画像処理装置を
下記のように構成した。

用紙上に記載されているマーク及び／又は文書／図面の
濃度レベルに応じた信号レベルを出力する画像入力部と
、学習モードと原稿読み取りモードを切り換えるモード
切換部と、前記モード切換部が学習モードに設定されて
いる場合には、前記用紙の第１の所定の領域の信号レベ
ルを登録する濃度レベル登録部と、前記モード切換部が
原稿読み取りモードに設定されている場合には、画像入
力部から出力される信号レベルと前記濃度レベル登録部
に登録されている信号レベルとに基づいて原稿用紙上の
文字／図形とマークとを分離・抽出する画像分類部とを
設けた。

また、原稿上に記載されている文字／図形及び／又はマ
ークの濃度レベルに応じた信号レベルを出力する画像入
力部と、原稿の所定の領域の信号レベルを登録する濃度
レベル登録部と、原稿の前記所定の領域外の領域から出
力される画像入力部の信号レベルと前記濃度レベル登録
部に登録された信号レベルに基づいて、原稿上の文字／
図形とマークとを分離・抽出する画像分類部とを設けた
。

また、濃度レベル登録部は前記学習用紙の第１の所定の
領域又は前記原稿の所定の領域又は背景の濃度レベルに
対応する領域と文字／図形の濃度レベルに対応する領域
と追記するマークの濃度レベルに対応する領域とに区分
し、前記区分した領域の信号レベルを登録するようにし
た。

〔作用〕

上記画像処理装置において、画像入力部は用紙上に記載
されているマーク及び／又は文書／図面の濃度レベルに
応じた信号レベルをモード切換部に出力する。ここでモ
ード切換部が学習モードに設定されている場合にはこの
出力を濃度レベル登録部に出力し、原稿読み取りモード
に設定されている場合には画像入力部の出力を画像分類
部に出力する。濃度レベル登録部はモード切換部からの
登録起動信号によって動作が開始され、入力された用紙
の第１の所定の領域の信号のみを選択し、当該信号の平
均レベル又は信号レベルの最大値及び最小値を登録する
。画像分類部はモード切換部からの分類起動信号によっ
て動作が開始され、画像入力部から出力される信号レベ
ルと濃度レベル登録部に登録されてた信号レベルとに基
づいて原稿用紙上の文書９図面とマークとを分離する。

上記のように本発明の上記画像処理装置は、文書２図面
の文書／図面に追記するカラーマーク及び／又は背景１
文書／図面の信号レベルを原稿を読み取る以前に学習し
、学習した信号レベルに基づいてカラーマークと文書／
図面とを分離して抽出するようにしたので、多くの色種
側のカラーペンの使用が可能となるばかりではなく、黒
白の文書／図面に限らずカラー文書にも対応できる汎用
性の高い操作性の優れた画像処理装置を簡単な処理及び
構成で実現できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の第１の実施例である画像処理装置の構
成を示すブロック図である０本画像処理装置は、画像入
力部１、モード切換部２、濃度レベル登録部３、画像分
類部４、マーク画像記憶部５及び文書９図面画像記憶部
６とで構成される。

画像入力部１は、図示しない用紙上に記載されているマ
ーク及び／又は文書９図面の濃度レベルに応じた信号レ
ベルをモード切換部２に出力する。

モード切換部２は図示しないスイッチなどによって、学
習モード或いは原稿読み取りモードを設定する。該モー
ド切換部２が学習モードに設定されている場合には、画
像入力部１の出力を濃度レベル登録部３に出力すると共
に、該濃度レベル登録部３の処理を開始させるための登
録起動信号を出力する。また、モード切換部２が原稿読
み取りモードに設定されている場合には、画像入力部１
の出力を画像分類部４に出力すると共に、画像分類部４
の処理を開始させる分類起動信号を出力する。

濃度レベル登録部３は、前記モード切換部２からの登録
起動信号によって動作が開始され、入力された用紙の第
１の所定の領域の信号のみを選択し、当該信号の平均レ
ベル又は信号レベルの最大値及び最小値を登録する。

画像分類部４は、前記モード切換部２からの分類起動信
号によって動作が開始され、画像入力部１から出力され
る信号レベルと濃度レベル登録部３に登録されてた信号
レベルとに基づいて原稿用紙上の文書１図面とマークと
を分離し、２値形式で夫々文書１図面画像記憶部６とマ
ーク画像記憶部５に出力する。

マーク画像記憶部５は画像分類部４から出力された２値
形式のマーク画像を記録する。

文書２図面画像記憶部６は画像分類部４からの出力され
た２値形式の文書１図面画像を記憶する。

第２ｒＭは学習用紙の１例を示す図であって、ｍｌは登
録用マーク領域であって、学習用紙上の左上端から３’
＋＋Ｘ＋の位置に１点を持ち、ｄｘｒ−ｄ７＋の大きさ
を持つ矩形領域であって、読み取りに先行し、て、前記
矩形領域内を原稿用紙上に追記追記するマークを同−力
ラーペンで塗り潰しておく。

第３図は画像入力部１から出力される信号レベルの説明
図であって、用紙上の濃度レベルが大きい（黒に近い）
時、信号レベルＣま小さく、濃度レベルが小さい（白い
近い）時、信号レベルが大きくなるように表現している
。従って、背景部（白）と文字２図形部（黒）の信号レ
ベルの中間にカラーマークの信号レベルが位置する。

次に第１図に示す構成の画像処理装置の処理を第４図を
用いて説明する。

ステップＳＴＩ　、ＳＴ２は用紙を水平力向（ＸＸ）を
主走査方向、垂直方向（ＹＹ）を副走査方向として順次
走査することを示し、本説明では用紙の左上端を走査開
始点〔原点（０、０）　）とし、右下端を走査終了点（
Ｘ　ｅｎｄ　＋　３’　ａａ４　）とする座標系で走査
していくものとし、マーク画像記憶部５及び文書２図面
画像記憶部６も同一の座標系で構成され、同期して動作
するものとする。

ステップＳＴ３において、モード切換部２の設定が学習
モードの場合には、濃度レベル登録部３はステップＳＴ
Ｉ　Ｏ、ＳＴＩ　１の処理によって、原稿用紙に追記す
るマークの濃度レベルに対応する信号信号レベル及び／
又は背景と文書９図面の濃度レベルに対応する信号レベ
ルを学習して登録する。

先ず、ステップ５ＴＩＯにおいて、あらかじめ濃度レベ
ル登録部３に設定されている登録用マーク領域を示す座
標データを走査点の座標との比較によって走査点が登録
用マーク領域内か否かを判定する。第２図の例では、走
査点のｘ、ｙ座標の値Ｘ、Ｙが次式を満す時登録用マー
ク領域内であると判定する。

ｙ、＋β≦Ｙ≦ｙＩ＋ｄｙｌ−β ｘ１＋β≦Ｘ≦ｘＩ＋ｄｙ！−β ここでβは用紙の位置づけ及びマーク記入条件等に基づ
Ｃ）て決まる定数である。

ステップＳＴ３において、モード切換部２の設定が原稿
読み取りモードの場合には、画像分類部４の動作が開始
される。

ステップ５Ｔ１２において、走査点の信号レベルと濃度
レベル登録部３に登録されている信号レベルと比較し、
走査点の信号レベルがマーク条件範囲にある場合には、
マーク画像記憶部５にはマーク画像を示すｒｌ」を書き
込み、文書１図面画像記憶部６には背景を表わすｒ□、
を書き込む（ステップ５Ｔ１３）。ステップ５Ｔ１２に
おいて、走査点の信号レベルが、文書２図形、写真条件
範囲にある場合、マーク画像記憶部５には背景を表わす
「０」を書き込み、文書９図面画像記憶部６には文書２
図面を示す「１」を書き込む（ステップ５Ｔ１４）。

また、ステップ５Ｔ１２において、走査点の信号レベル
が背景条件範囲にある場合には、マーク画像記憶部５及
び文書２図面画像記憶部６には共に、背景を表わすｒ□
、を書き込む（ステップ５Ｔ１５）。

第５図（ｂ）と同図（ｃ）は第５図（ａ）で示す原稿用
紙を上述の処理によって分類し、文書。

図面画像記憶部６とマーク画像記憶部５の記憶された内
容を図示したものである。

第６図は学習用紙の他の例を示す図であって、原稿用紙
の背景部の濃度レベルを記載する領域ｍ１１、マーク部
の濃度レベルを記載する領域ｍ１２、文書１図面部の濃
度レベルを記載する領域ｍ１３を設定するようになって
いる。このような学習用紙の場合には、原稿用紙の背景
９文書１図面、マークの全てに対する濃度レベルの設定
が可能となるためカラー文書に追記するマークの分類処
理も同一の処理で実現できる。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように本発明によれば、文書２図
面の画像に追記するカラーマーク及び／又は背景２画像
の信号レベルを原稿を読み取る以前に学習し、学習した
信号レベルに基づいてカラーマーク画像と画像とを分離
して抽出するようにしたので、書きのような優れた効果
が得られる。（１）より多くの色種側のカラーペンの使
用が可能となるばかりではなく、黒白の画像にかぎらず
カラー文書にも対応できる汎用性の高い操作性の優れた
画像処理装置を簡単な処理及び構成で実現することが可
能となる。

（２）本発明の画像処理装置はＯＣＲ，文書読取装置９
編集装置、ＦＡＸ、電子黒板等に実装することにより、
汎用性が高く、且つ操作性の優れた装置となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例である画像処理装置の構
成を示すブロック図、第２図は学習用紙の１例を示す説
明図、第３図は信号レベルの説明図、第４図は本発明の
画像、処理装置の過程を示す図、第５図は画像分類部の
説明図、第６図は学習用紙の例を示す図である。 図中、１・・・・画像入力部、２・・・・モード切換部
、３・・・・濃度レベル登録部、４・・・・画像分類部
、５・・・・マーク画像記憶部、６・・・・文書２図面
画像記憶部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）文書／図面と該文書／図面と異なる色のマークが
   記載された原稿を読み取って画像とマークとを分離／抽
   出する画像処理装置において、用紙上に記載されている
   マーク及び／又は文書／図面の濃度レベルに応じた信号
   レベルを出力する画像入力部と、 学習モードと原稿読み取りモードを切り換えるモード切
   換部と、 前記モード切換部が学習モードに設定されている場合に
   は、前記用紙の第１の所定の領域の信号レベルを登録す
   る濃度レベル登録部と、 前記モード切換部が原稿読み取りモードに設定されてい
   る場合には、画像入力部から出力される信号レベルと前
   記濃度レベル登録部に登録されている信号レベルとに基
   づいて原稿用紙上の文書／図面とマークとを分離・抽出
   する画像分類部とを設けたことを特徴とする画像処理装
   置。
2. （２）文書／図面と該文書／図面と異なる色のマークが
   記載された原稿を読み取って文書／図面とマークとを分
   離／抽出する画像処理装置において、 原稿上に記載されている文書／図面及び／又はマークの
   濃度レベルに応じた信号レベルを出力する画像入力部と
   、 原稿の所定の領域の信号レベルを登録する濃度レベル登
   録部と、 原稿の前記所定の領域外の領域から出力される画像入力
   部の信号レベルと前記濃度レベル登録部に登録された信
   号レベルに基づいて、原稿上の文書／図面とマークとを
   分離・抽出する画像分類部とを設けたことを特徴とする
   画像処理装置。
3. （３）前記濃度レベル登録部は前記学習用紙の第１の所
   定の領域又は前記原稿の所定の領域又は背景の濃度レベ
   ルに対応する領域と文書／図面の濃度レベルに対応する
   領域と追記するマークの濃度レベルに対応する領域とに
   区分し、前記区分した領域の信号レベルを登録するよう
   にしたことを特徴とする請求項（１）又は（２）項記載
   の画像処理装置。