JPH03262085A - 記号読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、レーザ光により、カードや商品の包装などに
付した文字やバーコードなどの記号を走査し、反射光を
検出することにより記号を光学的に読み取る記号読取装
置に関する。

〈従来の技術〉 従来から、コンピュータへのデータの入力のためなどに
バーコード読取装置（ＢＣＲ）や光学式文字読取装置（
ＯＣＲ）などの光学的記号読取装置が広く利用されてい
る。

最近では、バーコードや文字などの記号を形成した記号
面に対して一定距離以上離間した非接触の状態での読取
が可能な記号読取装置も用いられており、たとえば電子
部品を装備したプリント基板に形成したバーコードやベ
ルトコンベアによる搬送途中の物品の表面に形成したバ
ーコードの読取などのために用いられている。

このような非接触状態での読取が可能な記号読取装置は
、小型レーザ発振装置、レーザ発振装置から出たレーザ
光を一定の角度幅で走査するポリゴンミラー　このポリ
ゴンミラーを回転駆動するモータ、読取対象から反射し
てきた光を受光する受光素子、および受光素子による受
光信号を処理して読取対象を識別する処理回路などを備
えている。そして、レーザ光による記号の走査時におけ
る反射光強度の変化に基づいて記号の読取が行われる。

上記の各構成部分はたとえばハンディなピストル型筐体
に収納され、このような読取装置はハンドベルトタイプ
などと称されている。

この構造の記号読取装置によれば、レーザ光を使用する
ので、離れた位置でも小さなスポットを得ることができ
、近くにある読取対象のみならず遠くにある読取対象を
読み取ることもできる（読取深度が広い）ほか、レーザ
を自動的に走査するので、ペン式の記号読取装置のよう
に筒先を接触させて動かす必要はなく、読取対象に対し
て照準を定めるだけでよいといった利点が得られる。

上記のようにレーザ光でバーコードなどの記号を走査し
て、当該記号を読み取る装置では、レーザ光が直接人間
の眼に入る危険が避けられ、またレーザ光か眼に入った
場合でも眼を致命的に傷つけることのないように充分な
配慮が必要である。

すなわち、上記のような読取装置は、スーパーマーケッ
トのレジなどで使用される場合もあるので、その操作者
は、必ずしも操作に熟練し、また装置に関する知識が充
分であるとは限らない。このため、出射されるレーザ光
により人間の眼が傷つけられることのないようにするた
めの充分な配慮が必要となるのである。

このため、従来では次のようにして、安全性の確保が図
られていた。

■レーザ光の出力を安全な範囲とする。

■読取開始時に操作者が操作するスイッチを設け、この
スイッチの操作時にのみレーザ光を出射させる。

■上記スイッチの操作に伴うレーザ光の出射時間をたと
えば数秒間に制限する。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、断線などの給電系の故障や、異物の嵌まり込み
などによる走査ミラーに対する制動力などのために、も
しもレーザ光の走査のための走査ミラーを回転するため
のモータが、回転しないか、あるいはその回転速度が非
常に低速となる場合には、レーザ光は走査されずに装置
の筐体から一定の方向に向けて出射される。このような
場合には、たとえエネルギーの比較的低いレーザ光であ
っても、人間の眼に直接入ったときには、レーザ光の入
射時間が長くなり、眼を傷めしまう危険があった。

そこで、本発明は、上述の技術的課題を解決し、安全性
の向上された記号読取装置を提供することを目的とする
。

く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本発明の記号読取装置は、
レーザ光源、記号を形成した記号面を前記レーザ光源か
らのレーザ光で走査させる走査ミラー　この走査ミラー
を駆動するモータ、および記号面からの反射光を受光す
る受光手段を有し、前記記号面を光学的に走査して前記
記号を読み取るようにした記号読取装置において、 前記モータに流れる電流を検出し、この電流が所定の第
１の基準値以上であるとき、または前記電流が前記第１
の基準値よりも低い所定の第２の基準値以下であるとき
に、レーザ光の発生を停止させるためのレーザ光出力停
止信号を発生するモータ電流監視手段と、 このモータ電流監視手段からレーザ光出力停止信号が与
えられたときに、前記レーザ光源からのレーザ光の出力
を停止させる出力停止手段とを備えたものである。

く作用〉 このような構成によれば、モータへの給電系の故障によ
りモータへの電流が小さくなり、この電流値が上記第２
の基準値よりも小さくなると、モータ電流監視手段はレ
ーザ光出力停止信号を出力停止手段に与える。また、た
とえば走査ミラーに対する何らかの外力のために、この
走査ミラーがモータの駆動力に抗して停止させられ、ま
たはその回転速度か非常に小さくなった場合には、モー
タには過大な電流が流れる。このときの電流値が上記第
１の基準値よりも大きくなると、モータ電流監視手段は
出力停止手段にレーザ光出力停止信号を与える。

このようにして、給電系の故障や何らかの外力などのた
めに、モータの回転が停止し、または遅くなったときに
は、出力停止手段はレーザ光源からのレーザ光の出力を
停止させる。

〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第１図は本発明の記号読取装置の一実施例であるバーコ
ード読取装置の基本的な構成を示すブロック図である。

レーザ駆動回路２１により駆動される半導体レーザ光源
２２から出射したレーザ光Ｊ１は、ポリゴンミラー２３
の偏向反射面２３ａで反射されて、記号であるバーコー
ド２４ａを形成した記号面２４に導かれる。ポリゴンミ
ラー２３は、たとえば正多角柱の各側面を偏向反射面２
３ａとしたもので、その軸線まわりにモータ２５によっ
て一定角速度で回転駆動される。これによって、記号面
２４はレーザ光量１によって矢印２６方向にほぼ等速度
で走査される。

記号面２４からの反射光Ｊ２はフォトダイオードなどの
光電変換素子を含んで構成される受光手段２７に導かれ
て受光され、光量に対応した電気信号に変換される。こ
の電気信号は、識別手段２８に与えられ、たとえば上記
の電気信号が適当なスライスレベルでレベル弁別されて
「１」または「０」の信号に二値化され、この二値信号
に基づいてバーコード２４ａが表す情報が認識される。

モータ２５に関連して、このモータ２５に流れる電流を
監視するモータ電流監視回路３０が設けられている。こ
のモータ電流監視回路３０は、モータ２５に流れる電流
値が所定の第１の基準値以上のとき、またはこの第１の
基準値よりも小さい所定の第２の基準値以下のときに、
出力停止手段３１にレーザ光出力停止信号を与えるもの
である。

出力停止手段３１は、前記レーザ光出力停止信号に応答
して、レーザ駆動回路２１に半導体レーザ光源２２の駆
動を停止させるための制御信号を与える。

上記第１の基準値は、たとえばモータ２５が外力による
制動力を受けてその回転が停止し、または非常に遅くな
った場合に、このモータ２５に流れる電流値よりもやや
小さく設定される。一方、第２の基準値は、モータ２５
への給電系の故障（たとえば断線）時に、このモータ２
５に流れる電流値よりもやや大きく設定される。

第２図はモータ電流監視回路３１の構成例を示すブロッ
ク図である。モータ２５には電源４０から電流が供給さ
れている。モータ２５に流れる電流は、回路に直列に介
挿した電流検出手段４１により検出される。検出された
電流値は、電流電圧変換手段４２によって電圧値に変換
される。この電流電圧変換手段４２の出力信号は、第１
の比較器Ｃ１の非反転入力端子に与えられるとともに、
第２の比較器Ｃ２の反転入力端子にも与えられる。

第１の比較器Ｃ１の反転入力端子には、上記第１の基準
値に対応した第１の基準電圧Ｖ１が与えられ、第２の比
較器Ｃ２の非反転入力端子には、上記第２の基準値に対
応した第２の基準電圧ｖ２か与えられている。

すなわち第１の比較器Ｃ１は、モータ２５に流れる電流
が上記第１の基準値以上となるときには、Ｈレベルの信
号を出力する。また第２の比較器Ｃ２は、モータ２５に
流れる電流か上記第２の基準値以下であるときにＨレベ
ルの信号を出力する。

本実施例ではこのＨレベルの信号がレーザ光出力停止信
号となる。

第１．第２の比較器ＣＩ、Ｃ２の各出力は、ＯＲゲート
４３を介して、出力停止手段３１に与えられる。すなわ
ち、モータ２５に流れる電流が上述の第１の基準値以上
となる場合または第２の基準値以下となる場合には、出
力停止手段３１にレーザ光出力停止信号が与えられる。

この結果、モータ２５に流れる電流値が、上記第１の基
準値と第２の基準値との間の範囲を逸脱したときには、
レーザ駆動回路２１は半導体レーザ光源２２の駆動を停
止し、これによりレーザ光Ｊ１の出射が停止される。

したかって、もしもたとえば断線のためにモータ２５へ
の給電が行われないときには、モータ２５に流れる電流
は零であるので、第２の比較器Ｃ２の出力かＨレベルと
なって、レーサ′光Ｊ１の出射が停止される。また、た
とえばポリゴンミラー２３が、異物の嵌まり込みなどの
ために、モータ２５の駆動力に抗して停止させられた場
合には、モータ２５には過大な電流が流れる。このとき
には、第１の比較器Ｃ１の出力がＨレベルとなって、レ
ーザ光Ｊ２の出射が停止される。

上述のように本実施例のバーコード読取装置では、モー
タ２５の電流の検出により、このモータ２５が停止した
こと、またはその回転速度が遅いことを検知して、レー
ザ光Ｊ１の出射を停止させるようにしている。したがっ
て、ポリゴンミラー２３の回転が停止して、バーコード
読取装置の筐体から一定方向にレーザ光Ｊ１か出射する
場合に、このレーザ光Ｊ１が人間の眼に入ることかあっ
たとしても、速やかにレーザ光Ｊ１の出射が停止される
ので、眼を致命的に傷つけることはない。このようにし
て、安全性が格段に向上されたバーコード読取装置か実
現される。

なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではない
。すなわち前述の実施例では、バーコード読取装置を例
にとって説明したが、本発明はたとえば光学式文字読取
装置などのレーザ光を用いて光学的に記号を読み取る任
意の記号読取装置に対して容具に応用し得るものである
。その池水発明の要旨を変更しない範囲内において、種
々の設計変更を施すことが可能である。

〈発明の効果〉 以上のように本発明の記号読取装置によれば、給電系の
故障や走査ミラーへの外力などのためにモータの回転が
停止し、または回転が遅くなったときには、レーザ光の
出射が速やかに停止される。

したがって、たとえレーザ光の走査が停止してしまった
ときでも、人間の眼に直接レーザ光が入る時間を短く制
限できる。このようにして、記号読取装置の安全性が格
段に向上される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の記号読取装置の一実施例であるバーコ
ード読取装置の基本的な構成を示すブロック図、 第２図はモータ電流監視回路３０の構成例を示すブロッ
ク図である。 ２２・・・半導体レーザ光源、２３・・・ポリゴンミラ
ー（走査ミラー）、２４・・・記号面、２４ａ・・・バ
ーコード、２７・・・受光手段、３０・・・モータ電流
監視回路、３１・・・出力停止手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、レーザ光源、記号を形成した記号面を前記レーザ光
   源からのレーザ光で走査させる走査ミラー、この走査ミ
   ラーを駆動するモータ、および記号面からの反射光を受
   光する受光手段を有し、前記記号面を光学的に走査して
   前記記号を読み取るようにした記号読取装置において、 前記モータに流れる電流を検出し、この電 流が所定の第１の基準値以上であるとき、または前記電
   流が前記第１の基準値よりも低い所定の第２の基準値以
   下であるときに、レーザ光の発生を停止させるためのレ
   ーザ光出力停止信号を発生するモータ電流監視手段と、
   このモータ電流監視手段からレーザ光出力 停止信号が与えられたときに、前記レーザ光源からのレ
   ーザ光の出力を停止させる出力停止手段とを備えたこと
   を特徴とする記号読取装置。