JP2794906B2 - 記号読取装置 - Google Patents

記号読取装置

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JP2794906B2
JP2794906B2 JP2147687A JP14768790A JP2794906B2 JP 2794906 B2 JP2794906 B2 JP 2794906B2 JP 2147687 A JP2147687 A JP 2147687A JP 14768790 A JP14768790 A JP 14768790A JP 2794906 B2 JP2794906 B2 JP 2794906B2
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敦 中澤
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、バーコードや文字などの記号を形成した記
号面をレーザビームで走査し、前記記号面からの反射光
を検出するようにして前記記号の読取を行う記号読取装
置に関する。
<従来の技術> 従来より、バーコードリーダや光学式文字読取装置
(OCR)は、たとえばコンピュータに対する情報入力装
置として広く利用されており、カードや包装パッケージ
などに付したバーコードをバーコードリーダなどにより
読み取らせることによってたとえば商品の入・出庫管理
や、図書などの貸出管理のためのデータ入力作業の高効
率化が図らている。最近では、バーコード入力の種々の
要求に応えるために、バーコードを形成した記号面に対
して一定距離以上離間した非接触の状態で記号読取を行
える機能が必要とされるようなってきている。すなわ
ち、たとえばベルトコンベア上を搬送される種々の物体
に形成したバーコードをコンベア上の所定位置に固定配
置したバーコードリーダにより読み取る場合や、電子部
品などを実装したプリント配線基板に形成したバーコー
ドをいわゆるハンドヘルドタイプのバーコードリーダで
読み取る場合などには、バーコードリーダから種々の距
離に位置する記号面に対して非接触の状態でバーコード
の読取を行う必要が生じる。
たとえばハンドヘルドタイプのバーコードリーダは、
ハンディなピストル型筐体に、小型レーザ発振装置、レ
ーザ発振装置から出射したレーザ光を一定の角度幅で走
査するポリゴンミラー、このポリゴンミラーを回転駆動
するモータ、読取対象から反射してきた光を受光する受
光素子、および受光素子からの電気信号を処理して読取
対象を識別する処理回路などを備えている。そして、レ
ーザビームによるバーコードの走査時における反射光強
度の変化に基づいてバーコードの読取が行われる。この
ようなバーコードリーダは、たとえば特公昭63−60435
号公報などに示されている。
この構造のバーコード読取装置によれば、レーザビー
ムを使用するので、離れた位置でも小さなスポットを得
ることができ、近くにあるバーコードのみならず遠くに
あるバーコードを読み取ることもできる(読取深度が広
い)ほか、レーザビームを自動的に走査するので、ペン
式のバーコード読取装置のように筒先を記号面に接触さ
せて動かす必要はなく、バーコードに対して照準を定め
るだけでよいといった利点が得られる。
<発明が解決しようとする課題> このようなレーザビームを用いたバーコード読取装置
では、常時レーザビームを出射することとすると、出射
されたレーザビームが直接人間の眼に入る危険がある。
また、上記のように遠くにあるバーコードをも読み取る
ことができるので、操作者がバーコードの読取を意図し
ていないときにも、偶然に装置の視野に入ったバーコー
ドが読み取られてしまうおそれがある。したがって、レ
ーザビームはバーコードの読取を行う期間に限って出射
されることが望ましい。
このため、従来では、たとえば読取動作の開始を指示
するためのスイッチを設け、このスイッチが操作された
ときにのみレーザビームが出射されるようにしている。
しかし、この構成ではバーコードの読取の度ごとにス
イッチを操作する必要があるので、大量のバーコードの
読取を行ってデータの収集を行う場合には、操作性が悪
く、作業効率の低下を招来するという問題があった。
この問題を解決するために、バーコード読取のための
レーザを、読取を行っていない期間にも間欠的に発振さ
せ、レーザ発振時の受光素子の出力信号が或る所定範囲
内であるときに、レーザを連続発振させてバーコードの
読取動作を開始させる構成が提案されている(特開昭64
−25287号公報参照)。すなわち、記号面からの反射光
の光量が所定範囲内の値であるときに、バーコードの読
取が可能な位置に記号面が位置しているものと判断して
読取動作を開始させることにより、読取動作を自動で開
始させ、これによりデータ収集の作業性を向上しようと
している。
ところが、この構成では、バーコードの読取を行わな
い期間にレーザが間欠的に発振されるため、周囲の人の
眼にレーザビームが入射する危険があり、安全性の上で
問題があった。
しかも、記号面を検出する際には、レーザビームの出
射方向を走査角度範囲のほぼ中心に固定する必要がある
ので、走査手段をそのように制御する手段が必要とな
り、構成が複雑化するという問題もあった。
そこで、本発明は、上述の技術的課題を解決し、記号
読取によるデータ入力作業の作業効率を格段に向上する
ことができるとともに安全性の向上された記号読取装置
を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段および作用> 上記の目的を達成するための請求項1記載の記号読取
装置は、レーザビームを出射するビーム出射手段、記号
を形成した記号面を前記レーザビームで走査させる走査
手段、前記記号面からの反射光を受光して電気信号に変
換する第1の検出手段、および前記レーザビームにより
記号面の走査時における前記第1の検出手段の出力に基
づいて前記記号が表す情報を識別する識別手段を有する
記号読取装置において、 前記ビーム出射手段とは別に設けた光源と、 この光源から発した光のうち、当該記号読取装置の読
取視野範囲内に位置する前記記号面から反射された光を
受光して、受光光量に応じた電気信号を出力する第2の
検出手段と、 この第2の検出手段の出力が所定値以上であるときに
前記ビーム出射手段および走査手段を駆動させる制御手
段とを備えたものである。
このような構成によれば、光源からの光は記号面で反
射された第2の検出手段で検出されるが、記号面と当該
装置との間の距離が長いときには、この第2の検出手段
において検出される前記光源からの光に対応した反射光
の光量が小さくなるので、その出力信号が小さくなる。
また、当該装置の読取視野範囲内に記号面が存在してい
なければ、第2の検出手段では、上記光源からの光に対
応した反射光は検出されない。
制御手段は、第2の検出手段の出力が所定値以上のと
きにビーム出射手段および走査手段を駆動して記号読取
動作を行わせるので、上述のように記号面が遠くにある
場合、および記号面が当該装置の読取視野範囲内にない
場合には、読取動作は行われない。逆に、記号面が当該
装置によって記号読取が確実に行える位置に位置してい
るときには、第2の検出手段では充分な光量を有する前
記光源からの光に対応した反射光が検出され、この結果
制御手段は、ビーム出射手段および走査手段を駆動し、
このようにして読取動作が行われる。すなわち、制御手
段は、第2の検出手段の出力に基づいて、記号面の位置
がその記号の確実な読取が可能な範囲であるか否かを判
定し、記号読取を確実に行える場合にのみ読取動作を行
わせる。
上記の光源には、記号面の位置に関する上記の判定が
可能なものが適用されればよいので、レーザビームのよ
うなパワーの大きなものを用いる必要はなく、その光が
人の眼に直接に入射しても危険のないものを適用するこ
とができる。
請求項2記載の記号読取装置は、前記ビーム出射手段
からのレーザビームは第1の周波数で変調されたもので
あり、 前記光源からの光は前記第1の周波数とは異なる第2
の周波数で変調されたものであって、 前記第1の検出手段の出力信号から前記第1の周波数
に対応する成分を抽出して前記識別手段に与える第1の
フィルタ手段と、 前記第2の検出手段の出力信号から前記第2の周波数
に対応する成分を抽出して前記制御手段に与える第2の
フィルタ手段とを備えていることを特徴とする。
この構成であれば、レーザビームに対応した信号と光
源からの光に対応した信号とを分離できるので、識別手
段においては前記光源からの光の影響を排除して良好に
記号の識別が行えるとともに、制御手段では、レーザビ
ームの影響を排除して、記号面の位置に関する上述の判
定を確実に行える。
請求項3記載の記号読取装置は、前記ビーム出射手段
からのレーザビームは、第1の波長を有するものであ
り、 前記光源からの光は前記第1の波長とは異なる第2の
波長を有するものであり、 前記第1の検出手段は、前記第1の波長の光を選択的
に電気信号に変換し得るものであり、 前記第2の検出手段は、前記第2の波長の光を選択的
に電気信号に変換し得るものであることを特徴とする。
この構成によれば、第1,第2の検出手段でレーザビー
ムと前記光源からの光に対応した各反射光が混同して検
出されることが防がれるので、請求項2記載の構成の場
合と同様に、識別手段での記号の識別処理、および制御
手段での記号面の位置に関する上述の判定を確実に行わ
せることができる。
請求項4記載の記号読取装置は、レーザビームを出射
するビーム出射手段、記号を形成した記号面を前記レー
ザビームで走査させる走査手段、前記記号面からの反射
光を受光して電気信号に変換する検出手段、および前記
レーザビームによる記号面の走査時における前記検出手
段の出力に基づいて前記記号が表す情報を識別する識別
手段を有する記号読取装置において、 前記ビーム出射手段とは別に設けた光源を備え、 前記検出手段は、当該記号読取装置の読取視野範囲内
に位置する記号面からの前記光源から発した光の反射光
および前記ビーム出射手段から発したレーザビームの反
射光を受光するものであり、 前記記号読取装置が、さらに、 前記検出手段の出力信号を、前記光源から発した光に
対応する成分と前記レーザビームに対応した成分とに分
離して、このレーザビームに対応する成分を前記識別手
段に与える信号分離手段と、 この信号分離手段から、前記光源からの光に対応する
成分の電気信号が与えられ、この電気信号が所定値以上
であるときに前記ビーム出射手段および走査手段を駆動
させる制御手段とを備えたものである。
この構成では、記号読取のための検出手段が、記号面
の位置に関する上述の判定のために共用される。検出手
段の出力は、信号分離手段によって、レーザビームに対
応した成分と前記光源からの光に対応した成分とに分離
され、各成分はそれぞれ識別手段、制御手段に与えられ
る。
このようにして、1個の検出手段を使用して、請求項
1記載の構成と同様な作用が達成される。
請求項5記載の記号読取装置は、前記ビーム出射手段
からのレーザビームは第1の周波数で変調されたもので
あり、 前記光源からの光は前記第1の周波数とは異なる第2
の周波数で変調されたものであって、 前記信号分離手段は、前記検出手段の出力信号から前
記第1の周波数に対応する成分を抽出して前記識別手段
に与える第1のフィルタ手段と、前記検出手段の出力信
号から前記第2の周波数に対応する成分を抽出して前記
制御手段に与える第2のフィルタ手段とを有しているこ
とを特徴とする。
この構成によれば、1個の検出手段の出力信号から、
レーザビームおよび前記光源からの光に対応した成分を
それぞれ抽出できる。
請求項6記載の記号読取装置は、前記制御手段は、前
記ビーム出射手段または前記光源のいずれか一方を選択
して駆動させるものであり、 前記信号分離手段は、前記ビーム出射手段が駆動され
るときには前記検出手段の出力を前記識別手段に与え、
前記光源が駆動されるときには前記検出手段の出力を前
記制御手段に与える切換え手段を有していることを特徴
とする。
この構成によれば、いわば検出手段を記号の識別と、
記号面の位置の判定のためとに、切り換えて使用するこ
とにより、レーザビームと前記光源から発した光との各
反射光の混同が防がれる。
<実施例> 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は本発明の記号読取装置の第1の実施例である
バーコード読取装置の基本的な構成を示すブロック図で
ある。レーザ駆動回路1によってパルス駆動されるビー
ム出射手段である半導体レーザ光源2からのレーザビー
ムl1は、ポリゴンミラーやガルバノミラーなどの走査ミ
ラーおよびこれを駆動するモータなどを含んで構成され
た走査手段3から、バーコード(図示せず)を形成した
記号面4に導かれ、前記バーコードを走査する。レーザ
駆動回路1は、バーコードの空間周波数よりも高い所定
の第1の周波数f1(たとえば1MHz)でレーザ光源2を駆
動する。したがって記号面4を走査するレーザビームl1
は上記第1の周波数f1で変調された変調光となってい
る。
記号面4からのレーザビームl1に対応した反射光l2は
たとえばフォトダイオードを含んで構成した第1の検出
手段5でその光量に対応した電気信号に変換される。こ
の電気信号は、レーザビームl1の変調周波数である上記
第1の周波数f1を中心とした通過周波数帯域を有する第
1のフィルタ手段6を介して識別手段7に与えられる。
このように、変調されたレーザビームl1を用い、その変
調周波数の成分をフィルタ手段6で抽出することによ
り、蛍光灯の光などのような外乱光の影響を排除でき
る。
識別手段7は、たとえばフィルタ手段6からの信号を
波形整形してバーコードの白バーおよび黒バーに対応し
た信号を生成し、この信号を適当なスライスレベルでレ
ベル弁別などして当該信号を二値化し、さらにこの二値
信号に基づいてバーコードが表す情報を再現するもので
ある。この識別手段7の出力は、たとえば図外のパーソ
ナルコンピュータなどに与えられる。8は上記の各構成
部分が収納された筐体を示す。
筐体8内には、レーザ光源2とは別に設けられ、発光
ダイオードなどで構成された光源10が収納されている。
この光源10は、駆動回路11によって、上記第1の周波数
f1とは異なり、またバーコードの空間周波数よりも充分
に高い所定の第2の周波数f2(たとえば2MHz以下)でパ
ルス駆動される。この光源10からの光源光l3は筐体8か
ら記号面4に向けて出射される。そして、この記号面4
からの反射光l4は、第2の検出手段12で受光されて電気
信号に変換される。この電気信号は、上記第2の周波数
f2を中心とした通過周波数帯域を有する第2のフィルタ
手段13を介して制御手段14に与えられている。このよう
に変調された光源光l3を用い、その変調周波数f2に対応
した成分を抽出することによって、蛍光灯の光などの外
乱光の影響が排除される。さらにレーザビームl1と光源
光l3とは、異なる周波数f1,f2でそれぞれ変調されてい
るので、各光に対応した反射光l2,l4の混同が防がれ
る。
制御手段14は、レーザ駆動回路1、走査手段3および
駆動回路11の動作を制御するものであり、筐体8の外部
から操作することができる位置に配設されたスイッチ15
が接続されている。このスイッチ15は当該装置の操作者
によって操作され、バーコードの読取の開始を指示する
ためのスイッチである。制御手段14は、スイッチ15が操
作されたとき、およびフィルタ手段13を介して与えられ
る第2の検出手段12の出力信号が所定値以上であるとき
に、レーザ駆動回路1にレーザ光源2を駆動させるため
の制御信号を与え、走査手段3にはたとえば走査ミラー
を駆動するためのモータを電力付勢させるための制御信
号を与える。
駆動回路11は、たとえば、常時、光源10をパルス駆動
している。したがってレーザ光源2が駆動されるときに
は、第1,第2の検出手段5,12はそれぞれ反射光l2および
l4を検出することになる。ところが、上記のように、光
源10から光源光l3の変調周波数(f2)とレーザビームl1
の変調周波数(f1)とは異なっているので、フィルタ手
段6,13ではレーザビームl1または光源光l3にそれぞれ対
応した反射光l2,l4のいずれか一方に対応する信号成分
のみを抽出することができ、これにより制御手段14およ
び識別手段7の誤動作が防がれる。
たとえば記号面4が筐体8からそのバーコードの読取
に誤りが生じるおそれがあるほど遠くにある場合には、
第2の検出手段12が受光する反射光l4の光量は小さい。
また、当該バーコード読取装置の読取視野範囲内に記号
面4が存在していないときには、光源10からの光源光l3
は記号面4で反射されることがないので、第2の検出手
段12では上記第2の周波数f2での変調が施された光は受
光されない。したがって、記号面4が遠くにあるとき、
および記号面4が当該バーコード読取装置の読取視野範
囲内に存在していないときには、フィルタ手段13を介し
て制御手段14に入力される電気信号は上記の所定値以上
となることができない。このため、この場合には、レー
ザ光源2からはレーザビームl1が出射されず、また走査
手段3は駆動されない。
一方、記号面4が上記読取視野範囲内であって、バー
コードの確実な読取が可能な程度に筐体8の近傍に位置
しているときには、記号面4からの反射光l4の光量が充
分に多くなるので、フィルタ手段13を介する検出手段12
の出力は、上記の所定値以上となり、このため制御手段
14はレーザ駆動回路1および走査手段3を動作させるた
めの制御信号を導出する。
このようにして、記号面4が遠くにあって、読取エラ
ーが生じると考えられる場合、および記号面4が視野範
囲内にない場合には、レーザビームl1は出射されないの
で、操作者がバーコードの読取を意図していないときに
偶然に読取視野範囲内に入ったバーコードが誤って読み
取られることが防がれるとともに、レーザビームl1が周
囲の人の眼に入る危険も低減される。また、記号面4当
該記号面4に形成したバーコードの読取が可能な位置に
あるときには、レーザビームl1が出射されて、バーコー
ドの読取が行われる。したがって、バーコードの読取の
度ごとにスイッチなどを操作する必要はなく、読取動作
の開始はいわば自動で行われる。
さらに、制御手段14に接続したスイッチ15を操作する
ことによって読取動作を開始させることができるので、
たとえば記号面4が遠くにある場合には、操作者が当該
記号面4に形成されたバーコードに照準を合わせてスイ
ッチ15を操作することにより、この遠くにあるバーコー
ドを読み取ることも可能である。
なお、上記のように、記号面4の位置の判定のための
光源10はたとえば、常時、発光駆動されるのであるが、
この光源10からの光源光l3は記号面4の位置に関する上
記の判定が可能な程度のパワーを有していればよいの
で、光源10にはその光が直接人の眼に入射しても危険の
ないものを用いることができる。すなわち、たとえば光
源10にはその出力が0.1mW程度のものを用いれば数10cm
程度の距離の検出が充分可能であって、しかも安全面か
らも充分である。また出力光の波長は、この種の装置に
おけるセンサとして一般に用いられるシリコン・フォト
ダイオードのピーク波長であり、また人間の比視感度の
低い900nm付近であることが好ましい。さらに、光源10
として、裸の発光ダイオードや半導体レーザ光源などの
ように広がりをもつ光を出力するものを適用すれば、さ
らに安全性が向上する。
以上のようにして本実施例によれば、記号面4を読取
可能な位置に位置させれば、自動的に読取動作が開始さ
れるので、たとえば大量のバーコードを読み取ってデー
タの収集作業を行う場合でも、作業性が低下することは
ない。しかも、記号面4が読取可能な位置に位置してい
ないときには、レーザ光源2および走査手段3は駆動さ
れないので、レーザビームl1が周囲の人の眼に入る危険
が低減されるとともに、消費電力を少なくすることがで
きる。さらに、従来の構成とは異なり、記号面の検出の
ためにレーザビームの出射方向を固定する必要がないの
で、走査手段をそのように制御する手段が不要であり、
これにより構成が簡単になる。
なお、本実施例において、レーザ光源2が駆動される
ときには、制御手段14が駆動手段11に、ライン16を介し
て、光源10の発光を停止させるための制御信号が与えら
れるようにしてもよい。こうすれば、消費電力を一層低
減できる。また、このように光源10の発光とレーザ光源
2からのレーザビームl1の出射とをいずれも制御できる
ようにした場合には、上述のようにレーザビームl1と光
源光l3とが混同されることはないので、レーザビームl1
と光源光l3の各変調周波数を異ならせる必要がない。
また、レーザビームl1と光源光l3との混同の防止のた
めには、たとえば各光の波長を相互に異ならせ、第1,第
2の検出手段5,12の検出波長帯域をたとえば光学的フィ
ルタなどを用いて各光l1,l3の波長に適合させるように
してもよい。このときには光l1,l3の変調周波数は等し
くしてもよい。
さらに、レーザビームl1または光源光l3の変調のため
には、上述のように光源2,10をパルス駆動する以外に、
光源2,10としてランプや気体レーザを適用した場合など
には、出射した光の光路の途中にたとえば高速のシャッ
タ手段のような変調手段を介在させてもよい。
また、外乱光の影響を考慮する必要がない場合には、
レーザビームl1および光源光l3のいずれか一方のみを変
調して、反射光l1,l4の混同を防止してもよい。
さらに、光源10を、たとえば1kHz以下の周波数で点滅
させて、この光源10における消費電力の低減が図られて
もよい。上記の周波数(1kHz)は、太い幅のバーコード
を遅く走査した場合の空間周波数が1kHz程度であること
を考慮したものである。
第2図は、本発明の第2の実施例の基本的な構成を示
すブロック図である。この第2図において、前述の第1
図に示された各部と同等の部分には、同一の参照符号を
付して示す。本実施例においては、レーザ光源2から出
射したレーザビームl1および光源10からの光源光l3にそ
れぞれ対応する記号面4からの反射光l2,l4は、たとえ
ばフォトダイオードなどを含んで構成された1個の検出
手段20で共通に検出される。そして、この検出手段20の
出力信号が信号分離手段21を構成する第1のフィルタ手
段6および第2のフィルタ手段13にそれぞれ入力され
る。
レーザ駆動回路1は上述の第1実施例の場合と同様に
レーザ光源2を第1の周波数f1でパルス駆動し、同様に
駆動回路11は光源10を第2の周波数f2でパルス駆動す
る。したがって、前記第1の周波数f1を中心とする通過
周波数達域を有するフィルタ手段6の出力信号は、レー
ザビームl1に対応した反射光l2に対応する成分を検出手
段12の出力信号から抽出した信号となる。同様に、前記
第2の周波数f2を中心とする通過周波数帯域を有するフ
ィルタ手段13の出力は、検出手段12の出力信号から光源
光l3に対応した反射光l4に対応する成分を抽出した信号
となる。したがって、識別手段7は反射光l4の影響を排
除して、バーコードの識別を良好に行うことができる。
また、制御手段14も同様に、レーザビームl1の影響を排
除して、記号面4がバーコードの読取が確実に行える位
置に位置しているかどうかの判定を確実に行うことがで
きる。
この構成では、検出手段が1個しか必要でないので、
上記の第1実施例の構成に比較して、コストを低減する
ことができる。
なお、本実施例においても、光源10は常時駆動するこ
ととしてもよいし、またレーザ光源2および走査手段3
が駆動されるときには発光が停止されるようにしてもよ
い。光源10の発光を停止することとすれば、消費電力を
低減することができる。
第3図は本発明の第3の実施例の基本的な構成を示す
ブロック図である。この第3図において、前述の第2図
に示された各部と同等の部分には、同一の参照符号を付
して示す。本実施例では、反射光l3,l4を共通に受光す
る検出手段20の出力は、信号分離手段として設けた切換
え手段30を介して識別手段7または制御手段14に切り換
えられて入力される。切換え手段30は、制御手段14から
ライン31を介して与えられる制御信号によって切り換え
られる。
この実施例において、制御手段14はレーザ駆動回路1
または駆動回路11に、レーザ光源2または光源10のいず
れか一方を選択的に駆動させるための制御信号を与え
る。そして、光源10を駆動させるための制御信号を出力
したときには、ライン31に切換え手段20を制御手段14側
に切り換えるための制御信号を与え、またレーザ光源2
を駆動させるための制御信号を出力したときには、ライ
ン31に切換え手段20を識別手段7側に切り換えるための
制御信号を与える。
このようにすれば、検出手段20の出力信号において反
射光l2に対応する成分が制御手段14に与えられることは
なく、また検出手段20の出力信号において反射光l4に対
応する成分が識別手段7に与えられることもない。この
ようにして上記の第2図に示された第1,第2のフィルタ
手段6,13を用いることなく、2つの光源2,10に対応した
反射光l2,l4の混同を防ぐことができる。
この実施例では、当然に、光l1,l3の各変調周波数を
異ならせたり、波長を異ならせたりして両者の光を区別
する必要がない。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
ない。たとえば、上述の実施例は、バーコード読取装置
を例にとって説明したが、本発明はたとえば光学式文字
読取装置などのように光学的に記号を読み取る装置であ
って、レーザビームで記号を走査する装置に対して広く
実施することができるものである。その他本発明の要旨
を変更しない範囲内において、種々の設計変更を施すこ
とが可能である。
<発明の効果> 以上のように本発明の記号読取装置によれば、記号面
が記号の読取が確実に行われない位置に位置していると
きには、ビーム出射手段および走査手段は駆動されずに
記号読取動作は行われず、記号面が記号の読取が確実に
行える位置に位置しているときにはビーム出射手段およ
び走査手段が制御手段の制御の下に自動で駆動されて記
号読取動作が行われる。
この結果、たとえば大量の記号を読み取ってデータの
入力作業などを行う場合において、記号読取の開始の指
示のためのスイッチの操作などが必要でないので、その
作業性が格段に向上される。しかも、記号の読取が不確
実となるほど記号面が遠くにある場合や記号面が当該装
置の読取視野範囲内に位置していない場合には、ビーム
出射手段および走査手段は駆動されないので、当該装置
の周囲の人の眼にレーザビームが入る危険を防いで安全
性を向上することができ、また遠くにある記号を偶然に
読み取ったりすることなどを防ぐことができる。
さらに、従来の構成とは異なり、記号面の検出のため
のレーザビームの出射方向を固定する必要がないので、
走査手段をそのように制御する手段が不要であり、これ
により構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記号読取装置の第1の実施例であるバ
ーコード読取装置の基本的な構成を示すブロック図、 第2図は本発明の第2の実施例の基本的な構成を示すブ
ロック図、 第3図は本発明の第3の実施例の基本的な構成を示すブ
ロック図である。 2……半導体レーザ光源(ビーム出射手段)、3……走
査手段、5……第1の検出手段、6……第1のフィルタ
手段、7……識別手段、10……光源、12……第2の検出
手段、13……第2のフィルタ手段、14……制御手段、20
……検出手段、21……信号分離手段、30……切換え手段
(信号分離手段)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザビームを出射するビーム出射手段、
    記号を形成した記号面を前記レーザビームで走査させる
    走査手段、前記記号面からの反射光を受光して電気信号
    に変換する第1の検出手段、および前記レーザビームに
    より記号面の走査時における前記第1の検出手段の出力
    に基づいて前記記号が表す情報を識別する識別手段を有
    する記号読取装置において、 前記ビーム出射手段とは別に設けた光源と、 この光源から発した光のうち、当該記号読取装置の読取
    視野範囲内に位置する前記記号面から反射された光を受
    光して、受光光量に応じた電気信号を出力する第2の検
    出手段と、 この第2の検出手段の出力が所定値以上であるときに前
    記ビーム出射手段および走査手段を駆動させる制御手段
    とを備えたことを特徴とする記号読取装置。
  2. 【請求項2】前記ビーム出射手段からのレーザビームは
    第1の周波数で変調されたものであり、 前記光源からの光は前記第1の周波数とは異なる第2の
    周波数で変調されたものであって、 前記第1の検出手段の出力信号から前記第1の周波数に
    対応する成分を抽出して前記識別手段に与える第1のフ
    ィルタ手段と、 前記第2の検出手段の出力信号から前記第2の周波数に
    対応する成分を抽出して前記制御手段に与える第2のフ
    ィルタ手段とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の記号読取装置。
  3. 【請求項3】前記ビーム出射手段からのレーザビーム
    は、第1の波長を有するものであり、 前記光源からの光は前記第1の波長とは異なる第2の波
    長を有するものであり、 前記第1の検出手段は、前記第1の波長の光を選択的に
    電気信号に変換し得るものであり、 前記第2の検出手段は、前記第2の波長の光を選択的に
    電気信号に変換し得るものであることを特徴とする請求
    項1記載の記号読取装置。
  4. 【請求項4】レーザビームを出射するビーム出射手段、
    記号を形成した記号面を前記レーザビームで走査させる
    走査手段、前記記号面からの反射光を受光して電気信号
    に変換する検出手段、および前記レーザビームによる記
    号面の走査時における前記検出手段の出力に基づいて前
    記記号が表す情報を識別する識別手段を有する記号読取
    装置において、 前記ビーム出射手段とは別に設けた光源を備え、 前記検出手段は、当該記号読取装置の読取視野範囲内に
    位置する記号面からの前記光源から発した光の反射光お
    よび前記ビーム出射手段から発したレーザビームの反射
    光を受光するものであり、 前記記号読取装置は、さらに、 前記検出手段の出力信号を、前記光源から発した光に対
    応する成分と前記レーザビームに対応した成分とに分離
    して、このレーザビームに対応する成分を前記識別手段
    に与える信号分離手段と、 この信号分離手段から、前記光源からの光に対応する成
    分の電気信号が与えられ、この電気信号が所定値以上で
    あるときに前記ビーム出射手段および走査手段を駆動さ
    せる制御手段とを備えていることを特徴とする信号読取
    装置。
  5. 【請求項5】前記ビーム出射手段からのレーザビーム
    は、第1の周波数で変調されたものであり、 前記光源からの光は前記第1の周波数とは異なる第2の
    周波数で変調されたものであって、 前記信号分離手段は、前記検出手段の出力信号から前記
    第1の周波数に対応する成分を抽出して前記識別手段に
    与える第1のフィルタ手段と、前記検出手段の出力信号
    から前記第2の周波数に対応する成分を抽出して前記制
    御手段に与える第2のフィルタ手段とを有していること
    を特徴とする請求項4記載の記号読取装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記ビーム出射手段また
    は前記光源のいずれか一方選択して駆動させるものであ
    り、 前記信号分離手段は、前記ビーム出射手段が駆動される
    ときには前記検出手段の出力を前記識別手段に与え、前
    記光源が駆動されるときには前記検出手段の出力を前記
    制御手段に与える切換え手段を有していることを特徴と
    する請求項4記載の記号読取装置。
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