JPH03260823A - 磁気ディスク制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は磁気ディスクのアクセス時間を大幅に短縮可能
な磁気ディスク制御装置に関する。

（従来の技術） 計算機において大量のデータを処理するシステムでは、
そのほとんどの情報を大量高速補助記憶装置に蓄えてお
り、必要時にその補助記憶装置より順次取り出して処理
している。現在において、大容量高速補助記憶装置とし
ては磁気ディスク装置が多用されている。

この磁気ディスク装置に蓄積されたデータを処理する具
体例として、自動倉庫内の在庫情報を管理し、製品の入
出荷処理を行なっているシステムにおいて、１日に３０
００件の出荷要求により自動倉庫内の在庫情報から製品
を引き当て、納品書を作成する処理を仮定する。この場
合の磁気ディスクアクセス時間はどれだけかかるかを説
明する。

この処理の場合に在庫情報は在庫ファイル、出荷要求は
出荷指図ファイル、納品書は納品書ファイルに各々保存
されているものとして、１つの出荷指図に５品目の製品
指示があるとすればこれに要するディスクアクセス時間
は下記に示す値となり、非常に長時間を要することとな
る。尚、前提条件として１製品を在庫ファイルより探し
出すとき１回のディスクアクセスで見つけることができ
るものとする。

ディスク・アクセス時間−３０００指図木製品＊３ファ
イル＊０．０８５秒／回−３８２５秒−（１，０６２５
時間） ここで、１回当りのディスクアクセス時間の内訳は、 平均シーク時間　：０．０５０［秒］ 平均回転待時間　：０．０３０［秒］ データ転送時間　：０．Ｏ０５［秒］ であり、ディスクアクセス時間のほとんどはシーク時間
と回転待時間である。このシーク時間と回転待時間を小
さくすればディスクアクセス時間がかなり短縮され、引
当て処理は極端に早くなる。

（発明が解決しようとする課題） このように従来において磁気ディスクのアクセスを必要
とするシステムの場合、計算機本体の演算能力よりディ
スクアクセス時間の方が情報処理能力に大きく影響し、
１日の計算機情報処理量を大きく左右し、作業性が悪い
という課題があった。

本発明の目的は、このシーク時間と回転待ち時間を機械
的・電気的に高速化することなくディスクアクセス時間
を短縮することができる磁気ディスク制御装置を提供す
ることにある。

［発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明の磁気ディスク制御装
置は、 外部からのディスクアクセス要求がある度に順次このア
クセス要求を蓄積するアクセス要求蓄積部と、 前記アクセス要求のトラック位置と現在の磁気ヘッド位
置とを逐一比較して磁気ヘッドの移動距離が最小となる
アクセス要求を前記アクセス要求蓄積部から抽出するア
クセス要求抽出部と、抽出されたアクセス要求により磁
気ディスク装置の該当するトラック位置へ磁気ヘッドを
移動してアクセスデータを読出すアクセス制御部と、を
有することを特徴とする。

（作用） 上記構成によれば、計算機等からのディスクアクセス要
求を同時に複数受は付け、その要求列のディスクアクセ
ス時間が最小になるように処理する。

すなわち、現在の磁気ヘッドの位置と計算機から要求さ
れている磁気ディスク上の位置とを比較し、磁気ヘッド
の移動距離がいちばん小さいディスクアクセス要求より
順次処理し、磁気ヘッドのシーク時間を最小にすること
により、磁気ヘッドの移動速度、磁気ディスク装置の回
転速度を高速化することなくディスクアクセス時間を短
縮することができる （実施例） 第１図は本発明の磁気ディスク制御装置の構成を示すブ
ロック図である。

この磁気ディスク制御装置１は、計算機２と磁気ディス
ク装置３の間に位置し、計算機２よりにディスクアクセ
ス要求を受は取り、磁気ディスク装置３を制御して磁気
ディスク上の情報をアクセスしてその結果を計算機１へ
渡す。計算機２の要求が読み出しであれば磁気ディスク
上の情報を読み取り、計算機２へ渡す。計算機２の要求
が書き込みであれば計算機２から渡された情報を磁気デ
ィスク上に書き込み、その書き込みが正常であったかま
たは異常であったかを計算機１へ渡する。

本実施例の磁気ディスク制御装置１１は、計算機２から
のアクセス要求を逐次蓄積するアクセス要求蓄積部４と
、蓄積されたアクセス要求のトラック位置と現在の磁気
ヘッド位置とを比較してアクセス時間が最小となるアク
セス要求を抽出するアクセス要求抽出部５と、抽出され
たアクセス要求に従って磁気ディスク装置３内のデータ
をアクセスするアクセス制御部６と、アクセスされたデ
ータを計算機２へ出力する出力部７とを備えている。

次に本実施例の作用を第２図のフローチャートを参照し
て系統的に説明する。

計算機２は磁気ディスク装置３へのアクセスの必要が発
生したとき、随時磁気ディスク制御装置１へのディスク
アクセス要求を行なう。

計算機２からのディスクアクセス要求が有ると（ステッ
プ１０１）、磁気ディスク制御装置１はアクセス要求蓄
積部４内に順次、その要求を蓄積する（ステップ１０２
）。

次に、アクセス制御部６は現在の磁気ディスク装置３の
動作状態を調べ、磁気ディスク装置３が現在勤作中であ
れば（ステップ１０３ＹＥＳ）、動作が完了するまで次
の要求処理は待機状態となる。

一方、磁気ディスク装置３が動作中でなければ（ステッ
プ１０３ＮＯ）、次の要求処理を開始する。

この場合、現在アクセス要求蓄積部４に蓄えられている
要求列中のそれぞれの要求のトラック位置を求め、各ト
ラック位置と現在の磁気ヘッドの位置とを比較して一番
移動距離の少ないディスクアクセス要求を抽出する（ス
テップ１０４）。

そして、抽出されたアクセス要求により磁気ディスク装
置３の磁気ヘッドを制御してアクセスを開始する（ステ
ップ１０５）。

ディスクアクセスの処理が完了すると、磁気ディスク装
置３から磁気ディスク制御装置２へ完了通知が出力され
、これにより、出力部７を介してアクセスされたデータ
が計算機２へ出力される。

以上のステップ１０４からステップ１０７の処理はアク
セス要求記憶部４内のアクセス要求が空になるまで実行
される（ステップ１０８）。

従って、第３図に示すように、アクセス要求が例えば同
時に５要求あった場合、従来の磁気ディスク制御装置１
では計算機２からのディスクアクセス要求を受は付けた
順番で処理するようになっているため、磁気ディスク上
の磁気ヘッドは現在のトラック位置よりトラックＡへ移
動し、次にトラックＤへ移動し、順次トラックＢ、）ラ
ックＣ。

トラックＡへ移動していた。これに対し、本実施例の磁
気ディスク制御装置１は現在の磁気ヘッドの位置と要求
列内のトラック位置を比べ一番移動量の少ない要求から
処理する。すなわち、要求順１のトラックＡへの要求を
処理し、次に要求順５のトラックＡへの要求を処理し、
順次要求順３のトラックＢ１要求順４のトラックＣ１要
求順２のトラックＤの要求を処理するのである。

［発明の効果］］ 以上説明したように本発明によれば、磁気ディスク装置
の磁気ヘッドの移動速度、回転速度を高速化することな
く、磁気ヘッドの移動距離を最小にすることができ、デ
ィスクアクセスに要する時間を大幅に短縮することが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ディスク装置の構成を示すブ
ロック図、第２図は同実施例で実行される処理手順を示
すフローチャート、第３図は同実施例の作用説明図であ
る。 １・・・磁気ディスク制御装置 ２・・・計算機 ３・・・磁気ディスク装置 ４・・・アクセス要求蓄積部 ５・・・アクセス要求抽出部 ６・・・アクセス制御部 ７・・・出力部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 外部からのディスクアクセス要求がある度に順次このア
   クセス要求を蓄積するアクセス要求蓄積部と、 前記アクセス要求のトラック位置と現在の磁気ヘッド位
   置とを逐一比較して磁気ヘッドの移動距離が最小となる
   アクセス要求を前記アクセス要求蓄積部から抽出するア
   クセス要求抽出部と、抽出されたアクセス要求により磁
   気ディスク装置の該当するトラック位置へ磁気ヘッドを
   移動してアクセスデータを読出すアクセス制御部と、を
   有することを特徴とする磁気ディスク制御装置。