JPH03259867A - 自動ワインダーのボビン搬送ラインとこのラインに用いる垂直コンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精紡機とボビン搬送コンベアを介して連結され
た自動ワインダー群に対して設けられているボビン搬送
コンベアに関するものである。

〔従来の技術〕

最近、多数の精紡錘が並設されたｍｍの精紡機とこれに
対応して設けられる多数のワインダーユニットを並設し
たｍｍのワインダーユニットとを、各ワインダーユニッ
トに対してそれぞれ実ボビンと、空ボビンの自動供給、
排出を行うため、ボビン搬送コンベアで連結したいわゆ
る精紡ワインダが使用されるようになった。

この精紡ワインダーは、−群の精紡機とｍｍの自動ワイ
ンダーユニットとを、ボビン搬送コンベアを介して一対
一の関係で直結しているため、組の精紡ワインダーでは
、同時に２品種以上の糸を精紡して捲取ることはできな
い。

一方、多数の精紡糸ボビンが並設されたｍｍの精紡機内
で複数のボビングループごとに異なった糸を生産できる
ようにした精紡ワインダーも、特開昭６２−１４９９２
５号として提案されている。

提案されている精紡ワインダーは、−群の精紡機とｍｍ
のワインダーユニットとをボビン搬送コンベアで連結す
るが、−群の精紡機に備えられている多数の錘を、糸の
品種ごとに複数、例えば３グループに分け、ワインダー
側も精紡機側のグループ数に対応させて、この場合３グ
ループに分け、精紡機から供給される糸がどの品種の紡
績糸かを自動的に判別して、その品種に対応したワイン
ダに当該紡績糸を有するボビンを供給し、それを巻取ら
せるようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術において、前者の精紡ワインダーは、−群
の精紡機とｍｍの自動ワインダーユニットとが一連のボ
ビン搬送コンベアで直結されているので、単品種の糸の
精紡と捲取りしかできず、同時に多品種の糸の精紡、捲
取りに対応することができない。

一方、二品種以上の糸の精紡、捲取が出来るように構成
された上記従来技術の後者にあっては、次のような別の
問題点がある。

即ち、上記の多品種に対応できる精紡ワインダは、糸の
種類に応じてペグトレーに識別マークや識別のための構
造を付与することを不可欠の要件とするためペグトレー
の構造が複雑になるほか、この識別マークや構造の読取
２判別手段と、この読取２判別手段による読取信号に基
づいて、ボビン搬送コンベアの通路を、糸の種類に対応
して予め決められた特定グループのワインダーに切換え
る通路切換手段、並びに、これら各手段の一連の連繋作
動を制御する制御部が不可欠であるため、装置全体の構
造が複雑にならざるを得す、従って、上記の従来技術に
おける単品種用の精紡ワインダーを、上記の提案されて
いるような多品種用の精４− 紡ワインダーに改造、転用するためには、相当大がかり
な構造変更等が不可欠であった。

本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑み、特に、
単品種の糸の精紡捲取りしかできないようにボビン搬送
ラインが形成された精紡ワインダーを、二品種以上の糸
の精紡、捲取りをすることができる精紡ワインダーに改
造する上で都合のよいボビン搬送コンベアを開発するこ
とをその課題としてなされたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するためになされた本発明の構成は、−
の品種の管糸を有する実ボビンとその管糸がない空ボビ
ンをペグトレーを搬送媒体として搬送する搬送コンベア
が配設され、上記実ボビンの搬送コンベアから供給され
る該ボビンの管糸を自動巻取りし、糸が捲取られた空ボ
ビンを空ボビン搬送コンベアに排出するように形成され
た単品種の糸用の自動ワインダーにおけるボビン搬送ラ
インに対し、前記既設の搬送コンベアとは別に複数品種
の糸の実ボビンと空ボビンとをそれぞれぺグトレーを介
して搬送するようにした搬送集合コンベアを敷設する一
方、この集合コンベアと前記自動ワインダーの既設搬送
コンベアとの間を、着脱自在の垂直コンベアを介して連
結し、この自動ワインダーとそのボビン搬送ラインを二
品種以上の糸を捲取、搬送するようにしたことを特徴と
するものである。

〔作　用〕

一群の精紡機に対応させてボビン搬送コンベアを介して
連結されている一群のワインダーユニットに対し、複数
品種の糸の実、空ボビンを搬送できる集合コンベアを追
加敷設し、この集合コンベアと既設ボビン搬送コンベア
とを、それぞれの実ボビン搬送ルート、空ボビン搬送ル
ートにおいて縦（垂直）方向で連結したので、前記ワイ
ンダーユニット群に対し、二品種以上の糸の実ボビンと
空ボビンをそれぞれが混合することなく供給排出するこ
とが可能になる。つまり、−群の精紡機に対応して設け
られた単品種用の一群の自動ワインダーユニットを、同
時に二品種以上の糸の捲取りに利用することができる。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を図に拠り説明する。

第１図は一群のワインダーユニットに適用した本発明に
よるボビン搬送ラインの一例を示す斜視図、第２図は第
１図のボビン搬送ラインに使用した垂直コンベアにおけ
る搬送ベルトとガイドプーリの配設関係の要部を拡大し
た斜視図、第３図は第２図に示した垂直コンベアにおけ
る下半側の搬送ベルトとガイドプーリの配設関係の要部
の拡大斜視図、第４図は第２図に示した垂直コンベアに
おける取付フレームとガイドプーリの関係を示す拡大斜
視図、第５図は垂直コンベアの構造例を示す断面拡大図
、第６図は本発明ボビン搬送ラインの一例を具備した自
動ワインダーの側断面図である。

第１図に於て、Ｗは、同一構造のワインダーユニットＷ
（以下、ユニットＷともいう）の複数台を、実ボビンＢ
ｆ、空ボビンＢｅを夫々のユニットＷに自動給排するた
め敷設されたボビン搬送コンベア７− アＣｆ、Ｃｅに沿って並設してなる自動ワインダーであ
る。この−群の自動ワインダーＷは、−例として、実ボ
ビンＢｆの搬送コンベアＣｆと空ボビンＢｅの搬送コン
ベアＣｅを介して、多数の錘を有する一群の精紡機（図
示せず）に直結されることにより精紡ワインダーを形成
している。

面して、個々のワインダーユニットＷは、精紡機（図示
せず）において精紡された管糸を有する実ボビンＢｆを
、それを保持したベグトレーごとその搬送コンベアＣｆ
から取込んで保持するため、ワインダーユニットＷの機
台下部に位置した給糸部ｖ１からスプライサ−（ノツタ
ー）、スラブキャッチャ−、テンサー等配設された糸道
部ｗ２を経て機台上部に位置した捲取パッケージ部Ｗ３
を主要部材として形成されており、給糸部ｗ１に逐次供
給保持される実ボビンＢｆの糸ｙを捲取パッケージ部ｖ
３においてチーズ状やコーン状に捲取るように形成され
ている。尚、管糸の口出し装置は、ユニットＷに内蔵さ
れたタイプと別設タイプとがあるが、本発明はいずれの
口出し型式でも適用できる。

− 上記の一群の精紡機と一群のユニットＷによる自動ワイ
ンダーＷとが単品種の実ボビンと空ボビンの搬送コンベ
アＣｆ、Ｃｅを介して直結された精紡ワインダーでは、
二品種以上の精紡糸の同時捲取りはできない。

本発明は、上記のような一群の精紡機に単品種のボビン
搬送ラインを介して連結された一群のユニットＷによる
自動ワインダーＷであっても同時に二品種以上の精紡糸
の捲取りが可能なボビン搬送ラインを形成することので
きるボビン搬送コンベアを提供することを目的とするも
のであるから、以下、この点について説明する。

そこで１本発明では第１図、第６図に示すように、まず
、複数のワインダーユニットＷを並列した一群の自動ワ
インダーＷの上部空間に、既設の搬送コンベアＣｆ、Ｃ
ｅと平行に、複数品種用の搬送集合コンベア（以下、集
合コンベアＧＣという）を配設する。集合コンベアＧＣ
は、次の構成のコンベアを集合的に配設して形成する。

即ち、コンベアは実ボビンＢｆ又は空ボビンＢｅを立姿
勢で保持するペグ状の支持杆ａと、該杆を立設した円板
状本体すとから戒るペグトレーＴを搬送方向の左、右か
らガイドするガイドフレーム（図示せず）と、ペグトレ
ーＴの本体下面に摩擦当接して当該トレーＴをベルトの
走行方向に搬送するため前記フレームの下面に配設した
柔軟な搬送ベルトと、該ベルトに駆動力を伝達する駆動
部、並びに、前記ベルトの曲り部分を支持案内するガイ
ドプーリ等の部材から形成されている。尚、このコンベ
アは後に説明する本発明の垂直コンベアの基本構成と同
じである。上記集合コンベアＧＣは同じ構成の上記コン
ベアが２列以」二増減可能に配設されることにより形成
される。

この集合コンベアＧＣは、糸ｙを有する実ボビンＢｆ用
のコンベアＧＣｆと糸ｙのない空ボビンＢｅ用のコンベ
アＧＣｅとが、第６図の実施例では２段構造で設けられ
ている。尚、これらの両コンベアＧＣｆとＧＣｅとは同
一面上に並設する構造であってもよし）。

上記の集合コンベアＧＣは、図示した一群の自動ワイン
ダーユニットＷに対し予め設けられている搬送コンベア
Ｃｆ、Ｃｅとは別個に精紡機群との間で、実ボビンＢ−
ｆと空ボビンＢｅの自動排出、供給を行うために設けら
れるものである。

本発明では、上記のようにして敷設形成された集合コン
ベアＧＣにおける実ボビンコンベアＧＣｆと一群のワイ
ンダーユニットＷに対して既に設けられている実ボビン
コンベアＣｆとを、また、集合コンベアＧＣにおける空
ボビンコンベアＧＣｅと一群のワインダーユニットＷに
対して既に設けられている空ボビンコンベアＣｅとを、
−例として、第２図〜第５図に示す構造の一本の搬送ラ
インを形成する垂直コンベアＶＣによって夫々に連結す
ることにより一群のユニットＷによる自動ワインダーＷ
に対する実ボビンＢｆと空ボビンＢｅの搬送ルートを、
図の例では２ルートとするものである。

即ち、第１図に示す一群のユニットＷによる自動ワイン
ダーＷは、垂直コンベアＶＣの前、後しこおいて、実、
空ボビンＢｆ、　Ｂｅの搬送ルートが別異のルートにな
るので、この自動ワインダーＷは垂直１− コンベアＶＣの前、後で品種の異なる管糸を捲取りする
ことが可能になるのである。

次に、垂直コンベアＶＣの構造と、該コンベアＶＣの既
設のボビン搬送コンベアＣｆ、Ｃｅ、並びに、新設した
集合コンベアＧＣｆ、　ＧＣｅに対する接続例について
、第２図〜第６図に拠り説明する。

第６図に於て、１は複数台のワインダーユニットＷを列
設するためのフレームで、床面Ｆに近い箇所に前、後に
２本のフレーム杆１ａ、　ｌｂがボビンの搬送方向、つ
まり、各ユニットＷの列設方向に貫設されている。

このフレーム杆１ａ、　ｌｂの直上部には、実ボビン搬
送コンベアＣｆと空ボビン搬送コンベアＣｅとが、−群
の自動ワインダーユニットＷの給糸部Ｗ１を前後から挟
む位置において、フレーム杆１ａ、　ｌｂと平行に敷設
されている。

２は上記フレーム上の中程上方においてフレム杆１ｂと
平行に配設した個々のワインダーユニットＷの駆動用カ
ムシャフトで、各ワインダーユニッｌ”ｗはこのカムシ
ャフト２からそれぞれの駆動１２− 力を導入している。

ここで、各ユニットＷは、フレーム杆１ａを中心に第６
図の時計方向に旋回させ手前側に引出し可能にしてフレ
ーム１に脱着自在にマウントされている。ｔ１３は糸道
都留、の上方に形成された捲取パッケージ部で、チーズ
又はコーンホルダー３、チーズコンベア４などを具備し
ている。５は、フレーム１の上部において各ワインダー
ユニットＷの列設方向、つまりフレーム杆１ａ、ｌｂと
平行な方向にトラバース運動し乍ら捲取られたチーズ又
はコーンを玉揚するようにした玉揚機で、そのフレーム
５ａに吊設されている。６はプロークリーナ、６ａ。

６ｂはそのダクトで並設された一群のワインダーユニッ
トＷに対しトラバース運動するように配設されている。

第６図に示すように形成された一群のユニットＷによる
自動ワインダーＷでは、チーズコンベア４とプロークリ
ーナ６のバイブロｂの間に空間があるので、この部に、
先に述べた集合コンベアＧＣを通す。ここでは、上位に
糸ｙを有する実ボビンＢｆ用のコンベアＧＣｆが３列、
下位に空ボビン用のコンベアＧＣｅが３列、二層構造で
形成されている。

そして、本発明ではこの集合コンベアＧＣにおける一組
の実、空ボビン搬送コンベアＧＣｆ、　ＧＣｅを、−群
の前記ワインダーユニットＷを２群に分けてその一方の
ワインダー群のボビン搬送ラインとして機能するように
すると共に、残りのワインダニニット群に対しては既設
の搬送コンベアＣｆ、Ｃｅにより実、空ボビンの搬送ラ
インを形成する。

このため、−群の自動ワインダニニット群ト中から１〜
２台のワインダーユニットＷをフレムエから取外し、こ
れによって形成された空間に垂直コンベアＶＣを配設す
るのである。

而して、垂直コンベアＶＣは、第２図〜第４図に示すよ
うに、集合コンベアＧＣにおける一つの実ボビンコンベ
アＧＣｆから既設の実ボビンコンベアＣｆに実ボビンを
搬送移載すると共に、既設の空ボビンコンベアＣｅから
集合コンベアＧＣにおける一つの空ボビンコンベアＧＣ
ｅに空ボビンを搬送移載するため、１本のエンドレス搬
送ベルト１１を、第２図に示すように各コンベア間に関
連付けて位置付けている。

而して、上記ベルト１１の敷設は、第４図に示すコンベ
アフレーム１３をベルトの敷設パターンに則して形成し
、このフレーム１３に、敷設されるベルト１１の走行ガ
イド１２．ベルト１１が敷設掛回しされるガイドプーリ
１４．このベルト１１の走行によりベルトに沿って搬送
されるペグトレーＴの走行ガイド】５、及び、ベルト１
１の上面を前記トレーＴの下面に押付けるためのバネ１
６などを、第５図に示す断面構造で配設することによっ
て、垂直コンベアＶＣの一例に形成されている。尚、コ
ンベアフレーム１３において、１３ａはこのフレーム１
３をフレーム杆１ａに載架するたの載架ブラケット、１
３ｂはコンベアフレーム１３をフレームｌに取付けるた
めの取付ブラケットである。また、第５図に於て１２ａ
、　１５ａは各ガイド１２．１５の支持部材である。

第２図において、１７は上記搬送ベルト１１に走行力を
伝達するための駆動部で、カムシャフト２の歯車２ａに
噛合する倍速歯車列１７ａの出力軸にドラ５− イブローラ１７ｂを設け、このローラ１７ｂをピンチロ
ーラ１７ｃによってベルト１１に押し付けることにより
走行力をベルト１１に伝達するように形成されている。

而して、第２図において集合コンベアＧＣの実ボビン搬
送コンベアＧＣｆの上を矢印方向に走行して来るトレー
に保持された糸ｙを有する実ボビンＢｆは、当該コンベ
アＧＣｆに沿って配設されたペグトレーＴの走行ガイド
１５（第２図には表われず）の作用を受けて垂直コンベ
アＶＣに乗り移り、その走行ガイド１５に案内されつつ
途中で向きを変え乍らベルト１１によって下方のワイン
ダーユニットＷの側へ移動する。下方へ移送される上記
実ボビンＢｆは、垂直コンベアＶＣのガイドフレーム１
２とベルト１１が既設の実ボビン搬送コンベアＣｆと平
行にレイアウトされた部分において、ペグトレーの走行
ガイドの作用によって搬送コンベアＣｆに移載され、こ
の搬送コンベアＣｆに対するワインダーユニットＷに対
する実ボビンとして供給される。

一方、第２図において既設の空ボビンコンベア＝１６ Ｃｅを矢印方向に走行して来る空ボビントレーは上記の
垂直コンベアＶＣにおける実ボビンコンベアの移載部の
後に形成された空ボビン移載部において走行ガイドに案
内され当該垂直コンベアＶＣに移載され、このコンベア
ｖｃによって上昇させられる。

この空ボビンを搬送する垂直コンベアｖｃの部分は、ベ
ルト１１の走行ガイド１２．ガイドブー１川４．トレー
の走行ガイド１５のレイアウトによって搬送ベルト１１
を集合コンベアＧＣにおける空ボビン搬送コンベアＧＣ
ｅに対し少し平行に走行するように配設されているので
、この平行走行部においてトレーの走行ガイドの作用に
より空ボビンを前記コンベアＧｃｅに移載させることが
できるのである。

上記例において、垂直コンベアｖｃにおける搬送ベルト
１１の配設パターンは、集合コンベアＧＣの敷設向きや
敷設位置、高さ、及び、−台の自動ワインダーＷに対し
既設のボビン搬送コンベアＣｆ、Ｃｅが敷設されている
位置が実施例と異なる場合であっても任意に対応できる
ような配設パターンが形成されるものである。従って、
本発明における垂直コンベアＶＣの配設形態は、図示し
た例に限られるものではない。

上記構成によって、第１図に示す一群の自動ワインダー
ユニットＷは、垂直コンベアＶＣにおいて左、右二群に
分けられ、第１図の左方の自動ワインダーユニット群Ｗ
Ｑに対しては、集合コンベアＧＣの実ボビンコンベアＧ
Ｃｆから既設の実ボビンコンベアＣｆに実ボビンが供給
されると共に、このワインダーユニット群’ＡＱから排
出される空ボビンは、既設の空ボビンコンベアＣｅから
垂直コンベアｖＣを通り、集合コンベアＧＣの空ボビン
コンベアＧＣｅに戻される。

一方、第１図の垂直コンベアＶＣより右方の自動ワイン
ダーユニット群ｌｌＩｒには、既設の実ボビンコンベア
Ｃｆを搬送される実ボビンＢｆがそのまま供給され、ま
たこのワインダー群Ｗｒから排出される空ボビンＢｅは
、既設の空ボビンコンベアＣｅの右側に戻されて搬出さ
れる。

従って、上記例では、垂直コンベアＶＣによって二つの
群に分けられたコンベア群に異なる品種の管糸をそれら
が混合されることなく供給することができることとなる
。

上記例は、−群の自動ワインダーユニットＷを、一つの
垂直コンベアＶＣにより、前、後二群のワインダーユニ
ット群ｂｒＱ、ｕｒに分け、それぞれ品種の異なる管糸
を供給できるようにした例であるが、本発明ではこの垂
直コンベアＶＣを一群の自動ワインダーユニットＷに対
し２個以上設けることは任意である。

〔発明の効果〕

本発明は以」二の通りであって、予め一つの品種の管糸
にしか対応できないように配設されている一群の自動ワ
インダーとその実、空ボビンの搬送コンベアに対し、複
数品種の管糸ボビンを搬送できるようにした集合コンベ
アを新たに並設し、この集合コンベアと既設コンベアと
を垂直コンベアによって連結することにより、−台の自
動ワインダー群を、既設コンベアと集合コンベア、並び
に、垂直コンベアによって二つ以上の品種に対応したボ
ビン搬送経路とワインダー群に分け、それぞれ９− のワインダー群に品種の異なる管糸ボビンを給。

排できるようにしたので、単品種用に設置された一群の
自動ワインダーを、そのまま多品種管糸用の複数の自動
ワインダー群として作動させることがきわめて容易にで
きる。

また、垂直コンベアは各ワインダーユニットの駆動カム
シャフトに連結して駆動力を導入して作動させ、且つ、
設置する自動ワインダー群に対して脱着自在にすること
により、既設の単品種用のワインダーユニット群に殆ん
ど改造を加えることなく、このワインダー群を多品種の
精紡糸の捲取が可能なワインダー群し二転用できるとい
う独自の効果がある。

しかも、本発明では従来の多品種用のワインダのように
、品種ごとに識別マークや識別構造。

形状を付与したペグトレーを用いなくても、多品種の糸
の搬送に対応できるという効果も得られる。

尚、識別マーク等が付与されたペグトレーであっても、
本発明のコンベアでそのまま搬送できることはいうまで
もない。

０

【図面の簡単な説明】

第１図は一群のワインダーユニツ１一に適用した本発明
によるボビン搬送ラインの一例を示す斜視図、第２図は
第１図のボビン搬送ラインに使用した垂直コンベアにお
ける搬送ベルトとガイドプーリの配設関係の要部を拡大
した斜視図、第３図は第２図に示した垂直コンベアにお
ける下半側の搬送ベルトとガイドプーリの配設関係の要
部の拡大斜視図、第４図は第２図に示した垂直コンベア
における取付フレームとガイドプーリの関係を示す拡大
斜視図、第５図は垂直コンベアの構造例を示す断面拡大
図、第６図は本発明ボビン搬送ラインの一例を具備した
自動ワインダーの側断面図である。 Ｗ・・・個々のワインダーユニット、Ｗ・・−群のユニ
ットＷによる自動ワインダー、Ｂｆ・・・実ボビン、Ｂ
ｅ・・・空ボビン、ｙ・・・糸、Ｃｆ・・実ボビン搬送
コンベア、Ｃｅ・・空ボビン搬送コンベア、Ｔ・・ペグ
トレーＧＧ・・・集合コンベア、１１・・・搬送ベルト
、１２・・・ベルト１１の走行ガイド、１３・コンベア
フレーム、１４・・ガイドプーリ、 １５・・・ペグトレーＴの走行ガイド、７ 駆動部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　一の品種の管糸を有する実ボビンとその管糸がない
   空ボビンをペグトレーを搬送媒体として搬送する搬送コ
   ンベアが配設され、上記実ボビンの搬送コンベアから供
   給される該ボビンの管糸を自動巻取りし、糸が捲取られ
   た空ボビンを空ボビン搬送コンベアに排出するように形
   成された単品種の糸用の自動ワインダーにおけるボビン
   搬送ラインに対し、前記既設の搬送コンベアとは別に複
   数品種の糸の実ボビンと空ボビンとをそれぞれペグトレ
   ーを介して搬送するようにした搬送集合コンベアを敷設
   する一方、この集合コンベアと前記自動ワインダーの既
   設搬送コンベアとの間を、着脱自在の垂直コンベアを介
   して連結し、この自動ワインダーとそのボビン搬送ライ
   ンを二品種以上の糸を捲取、搬送するようにしたことを
   特徴とする自動ワインダーのボビン搬送ライン。 ２　垂直コンベアは、上記集合コンベアにおける実ボビ
   ン搬送コンベアから、自動ワインダーの既設搬送コンベ
   アにおける実ボビン搬送コンベアにその実ボビンを移載
   すると共に、自動ワインダーにおける既設の空ボビン搬
   送コンベアを搬送されて来る空ボビンを前記集合コンベ
   アにおける空ボビンコンベアに移載するように形成した
   請求項１の垂直コンベア。 ３　垂直コンベアは、自動ワインダー群の１〜２台の自
   動ワインダーを構成するユニットを取外して形成される
   空間において、自動ワインダーに既設のボビン搬送コン
   ベアと後から敷設する集合コンベアの間に着脱自在に架
   設した請求項１又は２の垂直コンベア。 ４　垂直コンベアは、それに設けた駆動モータで駆動す
   るか、又は、既設の自動ワインダーに設けられている駆
   動カムシャフトから動力を取入れて駆動するようにした
   請求項１〜３の垂直コンベア。 ５　垂直コンベアは、搬送ベルトを適宜ひねりを与えて
   当該垂直コンベアのガイドに沿って配設することにより
   、既設搬送コンベアと集合コンベアとにおける実ボビン
   と空ボビンの夫々の搬送ルートを、１本の搬送ベルトで
   連結するようにした請求項１〜４の垂直コンベア。