JPH03258718A - イミダゾール系抗真菌性軟膏剤 - Google Patents

イミダゾール系抗真菌性軟膏剤

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JPH03258718A
JPH03258718A JP2054448A JP5444890A JPH03258718A JP H03258718 A JPH03258718 A JP H03258718A JP 2054448 A JP2054448 A JP 2054448A JP 5444890 A JP5444890 A JP 5444890A JP H03258718 A JPH03258718 A JP H03258718A
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隆 鳴井
Takemitsu Asaoka
浅岡 健光
Katsumi Imamori
勝美 今森
Akira Iwasa
岩佐 曜
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なイミダゾール系抗真菌性軟膏剤に関し
、更に詳細には、皮膚刺激性が少なく、その効果を最大
限かつ持続的に発揮することができ、しかも物理化学的
に安定な軟膏剤に関する。
〔従来の技術及び発肋が解決しようとする課題〕従来、
真菌等に対する抗菌作用を有するイミダゾール系抗真菌
剤は、抗菌スペクトルが広く、臨床的にも耐性菌の出現
が少ない等の利点を有するため、クリーム剤、ゲル剤、
液剤等の剤型として市販されている。
しかしながら、一般に液剤はアルコール類を含有するた
め皮膚展延性に優れるものの、使用時に刺激感があるい
とう欠点があった。また、ゲル剤はアルコール類を含有
し、クリーム剤は乳化剤や保存剤を含有するため、同様
に皮膚刺激があるという問題があった。
このため、皮膚保護作用及び消炎作用に優れ、刺激やか
ぶれの少ない抗真菌性外用剤が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、(B)−1−[2−メチルチオ−1−〔2−(ペ
ンチルオキシ)フェニル〕エテニル〕−1H−イミダゾ
ール塩酸塩を有効成分として、特定の軟膏基剤に配合し
た軟膏剤は、皮膚刺激性が少なく、治療効果を持続的に
発揮させることができ、しかも物理化学的に安定である
ことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の(a)〜(d)(a) (E
)−1−[2−メチルチオ−1−[2−(ペンチルオキ
シ)フェニル〕エテニル)−18−イミダゾール塩酸塩
     0.1〜5重量%(b)非イオン性界面活性
剤     2〜5重量%(c)塩基性物質     
   0.01〜2重量%(6)油脂性軟膏基剤   
    80重量%以上を含有するイミダゾール系抗真
菌性軟膏剤を提供するものである。
本発明において、薬効成分である(a)成分の(B)−
1−[2−メチルチオ−1−C2−(ペンチルオキシ)
フェニル〕エテニル)−1H−イミダゾール塩酸塩(以
下、「化合物A」という)は、細菌、真菌等に対して優
れた抗菌作用を有する既知物質である(特開昭63−1
46864号)。化合物Aは、全組成中に0.1〜5重
量%(以下、単に%で示す)、好ましくは0.5〜1.
5%配合される。
い)成分の非イオン性界面活性剤としては、例えばポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステル等が用いられ、具体的にはポリオキシエ
チレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンモノラウ
レート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油5、ソルビタ
ンセスキオレエート、プロピレングリコールモノステア
レート等が挙げられる。これらは全組成中に2〜5%、
好ましくは2.5〜3.5%配合される。
(c)成分の塩基性物質としては、例えばアルキルアミ
ン類やモノ、ジもしくはトリアルカノールアミン等の有
機アミン;水酸化アルカリ、炭酸アルカリ等の無機アル
カリ等が挙げられ、このうち特にモノエタノールアミン
、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等が好ましい。これらは全
組成中に0.01〜2%、好ましくは0.1〜0.5%
配合される。
(d)成分の油脂性軟膏基剤としては、(i)例えば黄
色ワセリン、白色ワセリン、パラフィン、流動ハラフィ
ン、プラスチベース、ザレン50W1シリコーン等の鉱
物油と、(ii)セバシン酸ジエチノベアジピン酸ジイ
ソプロピル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、オクチルドデ
カノールから選ばれる液状油とを組合わせて用いるのが
好ましい。これら油脂性軟膏基剤は、全組成中に80%
以上、好ましくは90〜95%配合される。また、これ
らのうち、液状油(ii)は全組成中に2〜15%、特
に5〜10%配合するのが好ましい。
また、本発明の軟膏剤には、水を全組成中に1〜10%
、好ましくは2〜5%配合することができる。更に、安
定剤としてブチルヒドロキシアニソール又はジブチルヒ
ドロキシトルエン(BHT)とエデト酸ナトリウムを組
合わせて配合するのが好ましい。
本発明の軟膏剤は、化合物Aを配合し、通常の方法に従
って製造することができる。
〔作用〕
本発明の抗真菌性軟膏剤は、有効成分が基剤に適度に溶
解し、また液状油を配合すると有効成分の放出が制御さ
れるため、皮膚への貯留性が高まり、持続的な治療効果
を発揮することができる。
〔発明の効果〕
本発明のイミダゾール系抗真菌性軟膏剤は、皮膚刺激性
が少なく、展延性が良く、優れた治療効果を持続的に発
揮することができ、しかも物理化学的に安定なものであ
る。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例及び試験例を挙げ、本発明を更に
詳しく説胡する。
実施例1 化合物A              1gセバシン酸
ジエチル         5gポリオキシエチレン硬
硬化ヒマ抽油5 3g水酸化ナトリウム       
   0.14g精製水              
3.86gBH70,05g エデト酸ナトリウム         0.05g白色
ワセリン            86.9 g白色ワ
セリンを70〜80℃で溶融し、BITを溶解させる。
これに別に室温で他成分を混合したものを加え、60〜
70℃で攪拌し、そのまま45℃まで冷却し、軟膏剤を
得た。
実施例2 化合物A               1gアジピン
酸ジイソプロピル      5gセスキオレイン酸ソ
ルビタン     3gトリエタノールアミン    
    0゜44g精製水             
 2.56gBHT                
0.05 gエデト酸ナトリウム         0
.05g白色ワセリン            87.
9g実施例1と同様にして、軟膏剤を得た。
実施例3 化合物A               Ig中中庸脂
肪酸トリグリセリド    10gセスキオレイン酸ソ
ルビタン     3gジェタノールアミン     
    OJ2g精製水              
2.68gB)IT                
0005gエデト酸ナトリウム         0.
05g白色ワセリン            82.9
g実施例1と同様にして、軟膏剤を得た。
実施例4 化合物A              1gオクチルド
デカノール       10gセスキオレイン酸ソル
ビタン     3g水酸化カリウム        
   0.16g精製水              
2.84gBHT                 
O,05gエデト酸ナトリウム         0.
05g白色ワセリン            82.9
g実施例1と同様にして、軟膏剤を得た。
比較例1 化合物A              1gセバシン酸
ジエチル         5gラウロマクロゴール 
        3g水酸化ナトリウム       
   0.12g精製水              
3.17gB)IT                
O,02gエデト酸ナトリウム         0.
02g日局マクロゴール軟膏       87.67
g日局マクロゴール軟膏を70〜80℃で溶融し、これ
にラウロマクロゴールを加え、B)IT、エデト酸ナト
リウム、セバシン酸ジエチルを加え攪拌し、化合物Aを
加えて攪拌し、そのまま40℃まで冷却し、軟膏剤を得
た。
比較例2 化合物A               1gセバシン
酸ジエチル         5g乳酸セチル    
        2gラウロマクロゴール      
   3g水酸化ナトリウム          0.
14g精製水              3.46g
BHT                0.05gエ
デト酸ナトリウム         0.05 g日周
マクロコール軟膏       85Jg比較例1と同
様にして、軟膏剤を得た。
比較例3 化合物A               1gセバシン
酸ジエチル         5gプロピレングリコー
ル        3gラウロマクロゴール     
    3gジェタノールアミン         0
.32g精製水               2゜6
8g日局マクロゴール軟膏       85g比較例
1と同様にして、軟膏剤を得た。
比較例4 化合物A               1gセバシン
酸ジエチル         5gセキスオレイン酸ソ
ルビタン    3g精製水            
  3gB)IT                 
0.05gエデト酸ナトリウム         0.
05g白色ワセリン            87.9
g実施例1と同様にして、軟膏剤を得た。
試験例1 (有効性試験) 実施例1〜4及び比較例1〜4で製造した軟膏剤につい
て、感染試験を行なった。結果を第1図に示す。
(試験方法) モルモットの背部、4箇所を抜毛し、 Trichophyton mentagrophyt
es TIMM 1189株の菌液を接種し、菌接種後
5エトより被験軟膏剤で1日1回、連続14日間塗布し
、以下の基準により病変スコアの判定を行なった。病変
スコアが低いほど有効性が高いことを示す。
+1:少数個の小さな紅斑や紅斑性丘疹が島状に散剤し
て認められる状態、又は病変が軽快し新しい体毛が発育
してきた状態。
+2:紅斑が感染部位全体に広がり、表皮の剥離を伴う
状態。
+3二部分的に強い発赤や腫脹の炎症症状が見られ、豊
富に鱗屑が生じる状態。
+4:肥厚した酊皮の形成が見られる状態。
第1図から明らかなように、本発明の軟膏剤は、有効性
が高いことが認められた。
試験例2(安全性試験) 実施例1〜4及び比較例1〜4で製造した軟膏剤につい
て、皮膚刺激試験を行なった。結果を第1表に示す。
(試験方法) 市販のパッチテスト用絆創膏(鳥居薬品■製)に被験軟
膏剤を塗布し、被験者(健常人30名)の上背部に48
時間貼付した。除去1時間及び24時間後に、製剤塗布
部の紅斑度合(皮膚に対する刺激度合)を判定した。軽
微な紅斑を士、明らかな紅斑を十とし、全体に対する割
合で示した。
以下余白 −ディング、成分含量(残存率)について試験を行なっ
た。
以下余白 第1表から明らかなように、本発明の軟膏剤は、皮膚刺
激性が極めて少ないものであった。
試験例3(安定性試験) 実施例1〜4及び比較例1〜4で製造した軟膏剤につい
て、安定性試験を行なった。結果を第2表に示す。
(試験方法) 恒温槽(40℃)に6箇月間保存し変色、ブリ第2表か
ら明らかなように、本発明の軟膏剤は、変色、ブリーデ
ィングが起こらず、成分含量も変化がなく、安定である
ことがgbられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、試験例1における有効性試験の結果を、接種
後日数と病変スコア平均の関係で示す図面である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の(a)〜(d) (a)(B)−1−〔2−メチルチオ−1−〔2−(ペ
    ンチルオキシ)フェニル〕エテニル〕−1H−イミダゾ
    ール塩酸塩0.1〜5重量% (b)非イオン性界面活性剤2〜5重量% (c)塩基性物質0.01〜2重量% (d)油脂性軟膏基剤80重量%以上 を含有するイミダゾール系抗真菌性軟膏剤。
JP5444890A 1990-03-06 1990-03-06 イミダゾール系抗真菌性軟膏剤 Expired - Lifetime JPH07121862B2 (ja)

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