JPH0325664Y2 - - Google Patents

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JPH0325664Y2
JPH0325664Y2 JP1985100402U JP10040285U JPH0325664Y2 JP H0325664 Y2 JPH0325664 Y2 JP H0325664Y2 JP 1985100402 U JP1985100402 U JP 1985100402U JP 10040285 U JP10040285 U JP 10040285U JP H0325664 Y2 JPH0325664 Y2 JP H0325664Y2
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shape
retaining member
cushion material
pipe
frame
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JP1985100402U
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は乗物用のシートに係り、特にフレーム
としてパイプ状のものを用いたシートのコーナー
部の垂れ下がりを防止し、位置決めが容易な乗物
用シートに関する。
[従来の技術] 従来、乗物用シートにおいては、第3図に示す
ように、パイプ状のフレーム31上にスラブ張り
合せ品をクツシヨン材32として載置して、表皮
材33を被覆する構成であつた。このような構成
において、表皮材33を端末処理するときに、パ
イプ状フレーム31のコーナー部がアール形状と
なつているので、シートSのコーナー部のクツシ
ヨン材32が第3図鎖線で示すような本来の形状
からパイプ状フレーム31の形状のように垂れ下
つて、いわゆるダレ等が生じ、シートSのコーナ
ー部の形状が一定しなかつたり、さらに着座シー
トにおいては、着座したときに大腿部の保持が充
分でなく、シートバツクにおいては肩部の保持が
不十分である等の不都合だけでなく、外観上も好
ましくない等、商品性においても不都合であつ
た。このため、クツシヨン材内にインサート物を
入れて、シートのコーナー部の形状保持を図つた
りしていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、クツシヨン材内にインサート物
を入れると、製造工程が多く、製作コストが高く
なる。またクツシヨン材内にインサート物を入れ
るときに、組立て時においてズレ等が生じないよ
うクツシヨン材内の所定位置にインサートしなけ
ればならなかつた。
本考案は、パイプ状フレームを用いたシートの
コーナー部において、いわゆるダレを防止し、組
立てにおいて、位置決めが容易で、不良率を低減
した乗物用シートを提供することを技術的課題と
する。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案は、上記技術的課題を解決するためにな
されたものであり、少なくともパイプ状フレーム
と、クツシヨン材と、表皮材とから成るシートに
おいて、前記シートのパイプ状フレームのコーナ
ー部には、外方に延出され且つ前記クツシヨン材
の内側と当接する位置決め部が形成された保形部
材が一体に接着され、該保形部材の位置決め部と
クツシヨン材の内側角部を当接して、保形部材が
シートコーナー部におけるクツシヨン材とパイプ
状フレームの間に配設されてなる構成としたもの
である。即ち、保形部材をパイプ状フレームのコ
ーナー部に一体に接着したので、保形部材のズレ
等が生じることがなく、またパイプ状フレームの
コーナー部に生じるアール状の角部より外方に延
出された保形部材により、クツシヨン材が支持さ
れるために、コーナー部の形状が保たれ、着座者
の大腿部や肩部を充分保持することができる。
また、保形部材には、置決め部が形成されてい
るので、位置決めが容易となり、不良率が低減す
る。以上のように、保形部材の脱落に気を使う必
要がなく、嵩の張るクツシヨン材を丁寧に扱う必
要がないので、作業上においても手際良く作業を
することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下に説明する部材、配置等は本考
案を限定するものではなく、本考案の趣旨の範囲
内で種々改変することができるものである。
第1図は本考案の実施例を示し、第1図Aは組
立てを説明する第1図Bの−線に相当する部
分断面図、第1図Bはシートの裏面から見た部分
図、第1図Cはクツシヨン材の一例を示す部分斜
視図である。
第1図において、シートSは表皮材1、クツシ
ヨン材2、パイプ状フレーム3、保形部材4等か
ら構成されている。本例においては、第1図Cで
示されるように、所定形状を張り合せたスラブ状
のクツシヨン材2をパイプ状フレーム3上に載置
しているが、シートSのコーナー部Kに相当する
部分で、且つ前記パイプ状フレーム3とクツシヨ
ン材2の間に、保形部材4を介在させている。即
ち、パイプ状フレーム3は第1図Bで示すよう
に、コーナー部Kにおいてアール形状をしてお
り、このコーナー部Kのアール形状部に保形部材
4を介在させるもので、保形部材はパイプ状フレ
ーム3のコーナー部Kにおけるアール形状部より
外方に延出され且つクツシヨン材2の内側と当接
する位置決め部が形成されている。そして、表皮
材1でこれらクツシヨン材2、フレーム3を被覆
して、表皮材1を端末をプレート5にタツカー止
め、あるいはOリング等を用いて係止処理してい
る。本例において、前記保形部材4は、矩形形状
をしたものを用いており、位置決め部として、ク
ツシヨン材2の内側形状に合わせて、直交部(2
面が直交する部分)4aが形成されている。そし
て、本例の保形部材4は硬質材を用いており、よ
り具体的には、前記クツシヨン材2よりも硬質で
あるがクツシヨン性を備えたポリウレタンからな
る硬質材を用いている。このような保形部材4を
使用することにより、着座等によつて押圧された
ときに、着座者の大腿部、肩部等に異物感を与え
ることがない。また保形部材にクツシヨン性があ
ることによつて復元され、シートの形状保持がで
きる。また保形部材4は、パイプ状フレーム3と
接着材等を用いて一体に形成されている。これに
より、クツシヨン材2とパイプ状フレーム3の間
に保形部材4を単に介在させる場合に比し、保形
部材4の脱落等による不都合を防止することがで
きる。さらに保形部材4をクツシヨン材2と接合
した場合に比して、パイプ状フレーム3に保形部
材4が配設されることとなるので、この保形部材
の取着位置によつて位置決め等が容易にできる。
その上、パイプ状フレーム3のコーナー部Kに設
けているために、保形部材4のズレを防止するこ
とができる。なお、保形部材4の形状は、少なく
ともパイプ状フレームのコーナー部に接着され、
位置決め部を有すれば良く、上記説明に限定され
るものではない。
第2図は本考案の他の実施例を示し、第2図A
は第1図Aに相当する部分断面図、第2図Bは本
例における保形部材の斜視図である。本例におい
て、前記実施例と同一部材には同一符号を付して
その説明を省略する。
本例では、保形部材6を三角柱状に形成した例
である。このように保形部材は種々の形状に構成
することができる。即ち、本例の保形部材6は、
断面形状が直角三角形であり、位置決め部として
2つの面が直交する直交部6aをクツシヨン材2
に接合させる一方、斜面6b側を上述した実施例
同様に、接着材等を用いてパイプ状フレーム3に
固着して、保形部材6とクツシヨン材2とを一体
に形成している。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されているので、次
のような効果がある。
シートのパイプ状フレームのコーナー部に、パ
イプ状フレームより外方に延出され且つクツシヨ
ン材の内側と当接する位置め部が形成された保形
部材が一体に接着され、この保形部材の位置決め
部とクツシヨン材の内側角部を当接して構成した
ので、シートのコーナー部の形状が保たれ、着座
者の大腿部や肩部を十分保持することができると
共に、位置決めが容易となる。
またパイプ状フレームと保形部材とを一体に接
着したので、シート製造時のクツシヨン材の位置
決めが容易となり、ズレ等が生じることがなく、
製品の不良率が低減し、保形部材の脱落に気を使
う必要がなく、製造の際嵩の張るクツシヨン材を
丁寧に扱う必要がないので、作業上においても手
際良く作業をすることができる。
なお、当然のことであるが本考案は図示の例に
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示し、第1図Aは組
立てを説明する第1図Bの−線に相当する部
分断面図、第1図Bはシートの裏面から見た部分
図、第1図Cはクツシヨン材の一例を示す部分斜
視図、第2図は他の実施例を示し、第2図Aは第
1図Aに相当する部分断面図、第2図Bは本例に
おける保形部材の斜視図、第3図は従来例を示す
部分断面図である。 1……表皮材、2……クツシヨン材、3……フ
レーム、4,6……コーナー部を保形する部材
(保形部材)、4a,6a……直交部(位置決め
部)、S……シート、K……コーナー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくともパイプ状フレームと、クツシヨン材
    と、表皮材とから成るシートにおいて、前記シー
    トのパイプ状フレームのコーナー部には、該フレ
    ームより外方に延出され且つ前記クツシヨン材の
    内側と当接する位置決め部が形成された保形部材
    が一体に接着され、該保形部材の位置決め部とク
    ツシヨン材の内側角部を当接して、保形部材がシ
    ートコーナー部におけるクツシヨン材とパイプ状
    フレームの間に配設されてなることを特徴とする
    乗物用シート。
JP1985100402U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0325664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985100402U JPH0325664Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JP1985100402U JPH0325664Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6210000U JPS6210000U (ja) 1987-01-21
JPH0325664Y2 true JPH0325664Y2 (ja) 1991-06-04

Family

ID=30970194

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JP1985100402U Expired JPH0325664Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4325780Y1 (ja) * 1965-05-01 1968-10-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4325780Y1 (ja) * 1965-05-01 1968-10-29

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JPS6210000U (ja) 1987-01-21

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