JPH0325528Y2 - - Google Patents

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JPH0325528Y2
JPH0325528Y2 JP12020786U JP12020786U JPH0325528Y2 JP H0325528 Y2 JPH0325528 Y2 JP H0325528Y2 JP 12020786 U JP12020786 U JP 12020786U JP 12020786 U JP12020786 U JP 12020786U JP H0325528 Y2 JPH0325528 Y2 JP H0325528Y2
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compost
conveyor
container
cutting drum
wheels
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、堆肥を圃場に運搬すると共に適切な
大きさに粉砕して圃場に均等に散布する堆肥散布
機に関する。
〔従来の技術〕
従来、堆肥散布機として、たとえば「農業機械
学概論」(昭和42年12月1日改訂、養賢堂発行)
の第192〜193頁に記載されたものが、その構造の
簡略さと操作の簡便さのために広く利用されてい
る。この堆肥散布機は、車輪によつて走行する堆
肥箱の下部に、堆肥を散布方向に搬送する無端ベ
ルト式の堆肥送り装置を備え、この堆肥送り装置
からの堆肥を粉砕して外部に排出する散布装置を
設けた構造のものである。
散布装置は、堆肥を適切な大きさに切り刻むた
めの一対のロールを配置したもので、これらのロ
ールの周面に歯車状の突起を形成すると共に車輪
と連動させることによつて堆肥を放出する機構と
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、実際の施肥作業においては、放出す
る堆肥の量は圃場の状況及び堆肥の種類によつて
様々に変える場合が多い。このため、散布装置か
らの堆肥放出量を変えることが必要であるが、従
来構造ではロール間隔が固定されているために流
量の調節は台車の走行速度に応じて変える以外に
方法がない。すなわち、ロール間の堆肥切出し流
路が一定であるため、ロールの回転速度を増減し
て流量調整を行なわなければならない。しかし、
このロールは車輪に連動しているので、流量を小
さくする場合は低速及び大きくするときは高速と
する操作を必要とし、作業性がきわめて悪い。ま
た、このような流量調整方法では、圃場への均等
散布にも障害を伴い、施肥不良等を招く恐れもあ
る。
更に、近来では、化成肥料等を堆肥に混入する
ことが施肥条件の一つとして挙げられているが、
従来の散布機では堆肥と同時に化成肥料を圃場に
供給することはできず、予め堆肥中に化成肥料を
混入する作業を必要とする等の問題もある。
そこで、本考案は、堆肥の散布流量を簡単に変
えることができると共に化成肥料を堆肥と同時に
圃場に供給可能とし、施肥作業の効率化を図るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、回転
駆動される車輪に連動して堆肥を搬送するコンベ
アを堆肥用容器の下部に設け、該堆肥用容器に設
けた堆肥排出口部分に前記コンベアの表面に対峙
する切出しドラムを前記車輪に連動して回転可能
に備えた堆肥散布機において、前記切出しドラム
を前記コンベアの表面から接離する方向に移動可
能とし、更に前記車輪に連動する繰り出しロール
を回転可能に備えて化成肥料を切り出す化成肥料
用ホツパを前記堆肥用容器に併設したことを特徴
とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
第1図は本考案に係る堆肥散布機の概略縦断面
図、第2図は同平面図である。
図において、フレーム1の下部には原動機Mに
よつて回転駆動される車輪2を備えると共に、前
部側には方向転換のために車輪を施回可能な補助
輪3を設け、上部には堆肥を収納する堆肥用容器
4及び化成肥料用ホツパ5を取付けている。
堆肥用容器4の下部には、堆肥送り用のコンベ
ア6をその両端に設けた回転軸7,8によつて走
行自在に配置し、前端側のコンベア6のパス部分
の堆肥用容器4の壁を切開して堆肥排出口9を設
けている。更に、堆肥用容器4の内部には、収納
した堆肥を撹拌する撹拌ロール10を回転自在に
取り付け、堆肥排出口9部分には切出しドラム1
1を設けている。その切出しドラム11の両端
は、堆肥用容器4に対して上下に移動可能な軸受
12によつて支承され、上部に設けたハンドル1
3の操作によりその位置を変えることができる。
なお、コンベア6の表面及び切出しドラム11の
周面には、第3図に示すように、排出する堆肥を
粉砕するための突起6a及び粉砕歯11aを設け
ている。
更に、化成肥料用ホツパ5は、下端に定量切出
しのための繰り出しロール14を回転自在に設け
たもので、堆肥用容器4の前部側に位置するよう
にフレーム1に固定される。
ここで、堆肥用容器4のコンベア6、撹拌ロー
ル10、切出しドラム11及び化成肥料用ホツパ
5の繰り出しロール14は、原動機Mによつて全
て駆動されるもので、以下この駆動を説明する。
原動機Mの出力軸から車輪2の車軸2aに駆動
用チエイン20をスプロケツトホイール等を利用
して巻回し、原動機Mの作動によつて車輪2を第
1図の矢印方向に回転させて全体を走行可能とす
る。
また、車軸2aからコンベア6の回転軸7にチ
エイン21を巻回して電動機Mからの回転駆動を
コンベア6の矢印方向の走行運動に変換し、更に
回転軸7から切出しドラム11の軸11bにもチ
エイン22により動力伝達系を接続している。こ
のチエイン22によつて、切出しドラム11は図
の矢印方向に回転し、走行するコンベア6により
搬送される堆肥を堆肥排出口9から粉砕しながら
圃場に散布する。
また、回転軸7と撹拌ロール10の周面との間
にはベルト23を配置し、原動機Mからの動力伝
達によつて撹拌ロール10を図の矢印方向に回転
可能としている。この撹拌ロール10の回転を利
用して、堆肥用容器4内の堆肥を撹拌すると共に
流動化させ、コンベア6による搬送を円滑化を図
る。
更に、切出しドラム11の軸11bから化成肥
料用ホツパ5の繰り出しロール14間にはアイド
ラー24を介してベルト25を設け、、切出しド
ラム11に連動して繰り出しロール14を回転可
能としている。
以上により、原動機Mを作動させると、車輪2
によつて散布機が自走すると共に、コンベア6、
撹拌ロール10、切出しドラム11及び繰り出し
ロール14をそれぞれ駆動することができる。な
お、車軸2aと回転軸7との間の駆動系にピンク
ラツチ等の機構を設けておき、堆肥を散布しない
場合にはこのクラツチ機構を利用して回転軸7以
降には動力が伝達されない構造としておく。
なお、第1図においてフレーム1の左側下部に
は覆土板(図示せず)を設け、施肥後の土を覆土
するようにしておくことが好ましい。
上記構成において、原動機Mを駆動すると、散
布機が走行しながら堆肥を堆肥排出口9から圃場
に散布できる。また、この堆肥散布と同時に、繰
り出しロール14の回転により化成肥料用ホツパ
5から化成肥料を供給できる。
ここで、施肥の条件に応じた堆肥の散布量の調
整は、ハンドル13によつて切出しドラム11の
軸受12の位置を昇降させ、コンベア6との間の
切出し流路面積を変えることにより行う。なお、
軸受12の昇降機構は、たとえば軸受12を堆肥
用容器4の壁に摺動可能となるユニツトを用い、
このユニツトがハンドル13の操作に連動するよ
うなものとすればよい。
以上の切出しドラム11の移動によつて堆肥の
切出し流路面積を変えれば、散布機の走行速度に
関係なく常に必要とする量の堆肥を圃場に供給で
きる。したがつて、堆肥を無駄にすることなく、
施肥条件に最適な堆肥散布が可能となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案に係る堆肥散布
機においては、堆肥をコンベアと共に排出する切
出しドラムの位置を該コンベアに対して変えて切
出し流路面積を可変とし、更に堆肥の切出しに連
動して化成肥料を堆肥と同時に圃場に供給するよ
うにしている。したがつて、堆肥の供給量の調節
が行えるので、施肥条件に適合した堆肥散布が可
能となり、施肥量の過大、過少を伴うことなく作
業できる。また、化成肥料を堆肥と同時に施肥で
きるので、化成肥料と堆肥の混合作業等を省くこ
とができ、作業効率の向上も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る堆肥散布機を概略的に示
す縦断面図、第2図は同平面図、第3図は堆肥用
容器内の切出しドラム及びコンベア部分の要部を
示す斜視図である。 1:フレーム、2:車輪、3:補助輪、4:堆
肥用容器、5:化成肥料用ホツパ、6:コンベ
ア、6a:突起、7,8:回転軸、9:堆肥排出
口、10:撹拌ロール、11:切出しドラム、1
1a:粉砕歯、11b:軸、12:軸受、13:
ハンドル、14:繰り出しロール、20,21,
22:チエイン、23:ベルト、24:アイドラ
ー、25:ベルト、M:原動機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動される車輪に連動して堆肥を搬送する
    コンベアを堆肥用容器の下部に設け、該堆肥用容
    器に設けた堆肥排出口部分に前記コンベアの表面
    に対峙する切出しドラムを前記車輪に連動して回
    転可能に備えた堆肥散布機において、前記切出し
    ドラムを前記コンベアの表面から接離する方向に
    移動可能とし、更に前記車輪に連動する繰り出し
    ロールを回転可能に備えて以成肥料を切り出す化
    成肥料用ホツパを前記堆肥用容器に併設したこと
    を特徴とする堆肥散布機。
JP12020786U 1986-08-04 1986-08-04 Expired JPH0325528Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12020786U JPH0325528Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12020786U JPH0325528Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6326207U JPS6326207U (ja) 1988-02-20
JPH0325528Y2 true JPH0325528Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=31008308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12020786U Expired JPH0325528Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

Country Status (1)

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JP (1) JPH0325528Y2 (ja)

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JPS6326207U (ja) 1988-02-20

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