JPH03254719A - 収納庫における収納台の繰出し及び繰込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、収納庫における収納台の繰出し及び繰込み
装置に関し、特に、ガステープルのグリルにおける水受
皿の繰出し及び繰込み装置等に適用して効果的としたも
のである。

〔従来の技術〕

従来の技術としては、たとえば、ガステープルのグリル
における水受皿繰出し装置として特開昭６４−２２２２
１号公報に示されているように、グリル庫内に設けたガ
イドレールに摺動可能に係着させたラックに水受皿を固
定し、該ラックをギャードモータでビニオンギヤーを介
して駆動する構造のものなどがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の技術にあっては、水受皿の両側に対応し、か
つ、水受皿の引出し方向に沿ってグリル庫内に設けるガ
イドレール、ガイドレールに摺動可能に係着し、一端部
をグリル庫内に延長して水受皿の両側部を固持する一対
のラック、ラックに噛合ってギャードモータの回転をラ
ックに伝達するビニオンギヤー、駆動源たるギャードモ
ータ等のように、その部品数が多く、構造的にも複雑で
あるからコスト高となるばかりでなく、水受皿の出し入
れがラックアンドピニオン機構で行われるため、その駆
動源であるギ中−ドモータは減速比の大きいものが必要
であるから、ギャードモータも構造が複雑で高価となり
、さらには、ラックに水受皿が固定されていることもあ
って、その分脈組立てに困難性がともなうために、水受
皿等の掃除、保守、点検等に不便である等の問題点があ
った。

この発明は、上記従来の技術の有する斯かる問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、部
品数の削減と構造の簡略化によるコストダウン、掃除、
保守、点検等の簡易化等を図った収納庫における収納台
の繰出し及び繰込み装置を提供しようとするものである
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明の収納庫における
収納台の繰出し及び繰込み装置における請求項１の発明
は、収納庫の底面にギャードモータ等によって駆動され
るドライブローラと回転自由なアイドルローラを軸設し
、該ドライブローラとアイドルローラの上に収納台を載
せ、該収納台を任意の操作手段によりドライブローラを
駆動することによって自動的に出し入れできるようにし
たことを特徴とするものであり、請求項２の発明は、ド
ライブローラを駆動する操作手段として、収納庫の前面
扉の開閉操作と連動するスイッチを設け、該スイッチを
ギャードモータと制御器を介して接続し、請求項３の発
明は、ドライブローラを駆動する操作手段として、収納
庫の適所に手動スイッチを設け、該手動スイッチをギャ
ードモータと制御器を介して接続したものである。

〔作　　　用〕

上記槽底としたこの発明による収納庫における収納台の
繰出し及び繰込み装置の請求項１記載の発明にあっては
、収納庫内に収納されている収納台を繰出すときは、任
意の操作手段を操作してギャードモータ等を駆動すると
、ドライブローラが繰出し方向（たとえば、左回転）に
回転駆動されるため、ドライブローラとアイドルローラ
上に載っている収納台はドライブローラの回転によって
所定の位置まで自動的に前方へ移動して繰出される、ま
た、収納台を収納庫内に繰込み収納するときは、任意の
操作手段を操作してギャードモータ等を駆動すると、ド
ライブローラが繰込み収納方向（たとえば、右回転）に
回転駆動されるため、ドライブローラとアイドルローラ
上に載っている収納台はドライブローラの回転によって
所定の位置まで自動的に後方へ移動して繰込み収納され
る。

請求項２記載の発明は、収納台の繰出し及び繰込み収納
が、収納庫の前面扉の開閉操作と連動してスイッチを作
動し、制御器からの指令でギ中−ドモータを一定時間だ
け駆動することにより自動的に行われる。

請求項３記載の発明は、収納台の繰出し及び繰込み収納
が収納庫の適所に設けた手動スイッチを作動することに
より制御器からの指令でギヤードモータを一定時間だけ
駆動して任意に行いうるものである。

〔実　施　例〕

以下この発明の収納庫における収納台の繰出し及び繰込
み装置の実施例について図面を参照して説明する。

実施例は、この発明の装置をガステープルのグリルに適
用した場合であって、第１図ないし第３図に例示した実
施例は、グリル庫六の底面部に底板５を固定し、該底板
５の前方寄りに一対のドライブローラ１が底板５に穿っ
た窓孔６から底板５より上方へ若干露出させて軸受け７
に回転が自由に行えるよう軸支された一連の回転軸８に
固定して軸設され、該回転軸８をギャードモータＭによ
って所定の速度で回転せしめることにより一対のドライ
ブローラｌを強制回転するように設けている。ギャード
モータＭと回転軸８は、モータ軸９に固定したウオーム
ギヤー１０を回転軸８に固定したウオームホイール１１
に噛合わせてギャードモータＭの回転を回転軸８にウオ
ームギヤ−１０の歯数と径及びウオームホイール１１の
歯数と径等によって予め設定された所定の速度に減速し
て伝達するようになしている。なお、ギャードモータＭ
は、回転軸８の一端部に設置するほか、回転軸８の中央
部に設置してもよい（第２図参［）、また、前記底板５
の後方寄りには、一対のアイドルローラ２が底板５に穿
った窓孔１２から底板５より上方へ若干露出させて軸受
け１３に回転が自由に行えるよう軸支された各個の回転
軸１４に固定して軸設されている。

なお、前記一対のドライブローラｌとアイドルローラ２
は後述する水受皿３の両側底面を確実に支承するよう平
行状に設けると、ドライフローラｌとアイドルローラ２
による水受皿３の支持が４点で安定的に行える。

さらに、一対のドライブローラ１とアイドルローラ２上
には水受皿３を載せ、ギャードモータＭの正、逆回転に
よりドライブローラ１を右又は左方向に回転駆動して該
水受皿３が自動的に繰出し及び繰込み収納できるように
なしている。なお、水受皿３の底面のドライブローラ１
とアイドルローラ２に相当する部分に両ローラ１．２の
幅よりやや幅の広いガイド凹部１５を設け、両ローラ１
゜２上に水受皿３を載せるに際し、該ガイド凹部１５に
両ローラ１，２を嵌めつけると、水受皿３はガイド凹部
１５にガイドされて横方向へ変位することなく直線的に
進退する。

ドライブローラ１を駆動する操作手段として、たとえば
、グリル庫Ａの前面扉４の開閉操作と連動するスイッチ
Ｓを設けた場合は、前面扉４が全閉位’ｆｌｌａから全
開位置（略水平位置）Ｃに至る若干手前の位ｉｉ！ｂに
達したとき、前面扉４の基端に設けた凸部１６でリミッ
トスイッチＳの作動片１７を押して、該スイッチＳを作
動することにより制御器Ｃに繰出し信号を送り、該信号
を受けた制御器Ｃからの指令でギャードモータＭが駆動
して正回転することによりウオームギヤーｌＯ及びウオ
ームホイール１１を介してドライブローラ１が水受皿３
を繰出す方向（たとえば、左回転）に回転し、また、前
面扉４が全開位置Ｃから若干持ち上げられた前記位置す
に達すると、前面扉４の基端凸部１６でリミットスイッ
チＳの作動片１７を再び押して該スイッチＳを作動する
ことにより制御器Ｃに繰込み信号を送り、該信号を受け
た制御器Ｃからの指令でギャードモータＭが駆動して逆
回転することによりウオームギヤー１０及びウオームホ
イール１１を介してドライブローラ１が水受皿３を繰込
み方向（たとえば、右回転）に回転するように設けてい
る。また、水受皿３の繰出し位置及び繰込み収納位置の
規制手段としては、底板５に設置した規制スイッチＳ２
の作動片１８を水受皿３の底面の前後に設けた規制凸部
１９．２０で作動することにより制御器Ｃに繰出し及び
繰込み停止信号を送り、該信号を受けた制御器Ｃからの
指令でギャードモータＭの回転が停止するように設けて
いる。

第４図に例示した実施例は、グリル庫Ａの前面等の操作
しやすい位置に手動スイッチＳＩを設けた場合であって
、該手動スイッチＳｌを作動せしめることにより制御器
Ｃに繰出し及び繰込み信号を送り、該信号を受けた制御
器Ｃからの指令でギャードモータＭを駆動して前述の理
によりドライブローラ１を一定時間だけ、右又は左方向
に回転させて水受皿３の繰出し及び繰込み収納ができる
ように設けたものである。

上記実施例では、スイッチＳ、Ｓ、、Ｓ、としてダブル
スイッチを用いたが、繰出し用又は操込み用等の格別の
シングルスイッチを用いてもよいこと勿論である。

なお、図中、２１はグリルバーナ、２２は排気口、Ｄは
こんろ部である。

前記構成において、次にその作用を説明する。

グリル庫Ａの前面扉４の開閉操作と連動して水受皿３が
自動的に繰出し及び繰込み収納される実施例にあって、
グリル庫Ａ内に収納されている水受皿３を繰出すときは
、前面扉４を全閉位置ａから全開位置Ｃまで開放するに
あたり、前面扉４が全閉位置ａから全開位ｉ１ｃに至る
若干手前の位置すに達すると、前面扉４の基端に設けた
凸部１６によりりもットスイッチＳの作動片１７を押す
ため該スイッチＳは作動されて制御器Ｃに繰出し信号を
送り、該信号を受けた制御器Ｃからの指令でギャードモ
ータＭは駆動され正回転する。しかして、ギ中−ドモー
タＭの回転がウオームギヤ−１０及びウオームホイール
１１を介して予め設定された所定の回転速度に減速して
ドライブローラ１に伝達されるため、ドライブローラ１
は水受皿３を繰出す方向（たとえば、左回転）に強制回
転し、該ドライブローラｌとアイドルローラ２上に載っ
ている水受皿３をドライブローラ１の回転によって前方
へ移動して繰出し、水受皿３の底面後部の規制凸部１９
で底板５に設置せる規制スイッチＳ２の作動片１８を押
して規制スイッチＳ８を作動せしめることにより制御Ｉ
ＨＣに繰出し停止信号を送り、該信号を受けた制御器Ｃ
からの指令でギャードモータＭを回転停止せしめて水受
皿３を予め決められた所定の位置まで自動的に繰出して
停止する。

次に、水受皿３をグリル庫Ａ内に繰込み収納するときは
、前面扉４を前記位置すまで若干持上げると、前面扉４
の基端に設けた凸部１６がリミットスイッチＳの作動片
１７の押圧を解除して該スイッチＳをＯＦＦ作動するた
め、制御器Ｃに繰込み信号を送り、該信号を受けた制御
器Ｃからの指令でギャードモータＭは駆動され逆回転す
る。しかしてギャードモータＭの回転がウオームギヤー
１０及びウオームホイール１１を介して予め設定された
所定の回転速度に減速してドライブローラｌに伝達され
るために、ドライブローラ１は水受皿３を繰込む方向（
たとえば、右回転）に強制回転し、該ドライブローラ１
とアイドルローラ２上に載っている水受皿３をドライブ
ローラ１の回転によって後方へ移動して繰込み、水受皿
３の底面前部の規制凸部２０で底板５に設置せる規制ス
イッチＳ２の作動片１８を押して該スイッチＳｔを作動
することにより制御器Ｃに繰込み停止信号を送り、該信
号を受けた制御器Ｃからの指令でギャードモータＭの回
転を停止せしめて、水受皿３を所定の位置まで自動的に
繰込み収納して停止する。

次に、グリル庫Ａの前面等の操作しやすい位置に設けた
手動スイッチＳ、を指先等で作動することによって水受
皿３が任意に繰出し及び繰込み収納される実施例にあっ
ては、該手動スイッチＳ１を任意に作動せしめて制御器
Ｃに繰出し及び繰込み信号を送り、該信号を受けた制御
器Ｃからの指令でギャードモータＭを駆動し、グリル庫
Ａ内に収納されている水受皿３の繰出しと、グリル庫Ａ
内の水受皿３の繰込み収納とが前述の理によりドライブ
ローラ１を一定時間だけ右方向又は左方向に回転さ、せ
て自動的に行いうるものである。

前記実施例はこの発明の装置をガステープルのグリルに
適用した場合であるが、物入れ等の各種収納庫における
引出し等の繰出し及び繰込みにも適用できること勿論で
ある。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したように、請求項１記載の発明は
、ドライブローラとアイドルローラの上に収納台を載せ
、任意の操作手段でドライブローラを駆動することによ
り収納台を自動的に出し入れできるようにしたから、部
品数が少なく構造も簡略化できるためにコストが安く、
作動も円滑、確実で故障の心配はない。また、収納台は
ドライブローラとアイドルローラ上に載っているだけで
あるため、その取外し、組付けが簡易に行いうるから、
掃除、保守、点検等にも便利である。

さらに、収納台等に手や衣服等が触れることがないから
、特に、ガステープルのグリル等のように、高温加熱さ
れるものにあっては、その取扱いが安全に行いうるもの
である。

請求項２記載の発明は、収納台の繰出し及び繰込み収納
が、収納庫の前面扉の開閉操作と連動して自動的に行わ
れるから、請求項１の効果のは力＼収納庫に高級感覚を
もたせることができるとともに、使い勝手も極めてよい
。

なお、実施例のように、グリル庫の前面扉の開閉操作と
連動するスイッチを設けた場合において、前面扉が全閉
位置から全開位置に至る若干手前の位置に達したとき、
スイッチを作動する構造とすると、前面扉が全閉位置か
ら全開位置に至る若干手前の位置までの間は、スイッチ
を作動しないので、グリル庫内の調理物を動かさないで
調理物の焼は具合等を途中で容易に点検することができ
る利便がある。

請求項３記載の発明は、収納台の繰出し及び繰込み収納
が、前面扉の開閉操作とは無関係に手動スイッチを操作
することによって任意に行いうるから、請求項１の効果
のほか、実際の使用にあたり便利なものであり、手動ス
イッチを押すだけでよいので、使い勝手もよい。

【図面の簡単な説明】

第１ｒｊ！Ｊはこの発明による収納庫における収納台の
繰出し及び繰込み装置の一実施例を示した一部を切断せ
る側面図、第２図は横断平面回、第３図は一部を切断せ
る正面図、第４図は異なる実施例の同正面図である。 Ａ・・・収納庫、Ｍ・・・ギャードモータ、１・・・ド
ライブローラ、２・・・アイドルローラ、３・−・収納
台、Ｓ・・・スイッチ、ＳＩ・・・手動スイッチ、Ｃ・
・・制御器。 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］収納庫（Ａ）の底面にギャードモータ（Ｍ）等に
   よって駆動されるドライブローラ（１）と回転自由なア
   イドルローラ（２）を軸設し、該ドライブローラ（１）
   とアイドルローラ（２）の上に収納台（３）を載せ、該
   収納台（３）を任意の操作手段によりドライブローラ（
   １）を駆動することによって自動的に出し入れできるよ
   うにしたことを特徴とする収納庫における収納台の繰出
   し及び繰込み装置。 ［２］ドライブローラ（１）を駆動する操作手段として
   、収納庫（Ａ）の前面扉（４）の開閉操作と連動するス
   イッチ（Ｓ）を設け、該スイッチ（Ｓ）をギャードモー
   タ（Ｍ）と制御器（Ｃ）を介して接続した請求項１記載
   の収納庫における収納台の繰出し及び繰込み装置。 ［３］ドライブローラ（１）を駆動する操作手段として
   、収納庫（Ａ）の適所に手動スイッチ（Ｓ＿１）を設け
   、該手動スイッチ（Ｓ＿１）をギャードモータ（Ｍ）と
   制御器を介して接続した請求項１記載の収納庫における
   収納台の繰出し及び繰込み装置。