JPH03252301A - トリチウム貯蔵容器 - Google Patents

トリチウム貯蔵容器

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JPH03252301A
JPH03252301A JP4675790A JP4675790A JPH03252301A JP H03252301 A JPH03252301 A JP H03252301A JP 4675790 A JP4675790 A JP 4675790A JP 4675790 A JP4675790 A JP 4675790A JP H03252301 A JPH03252301 A JP H03252301A
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JP
Japan
Prior art keywords
tritium
metal hydride
metal
storage container
vessel
Prior art date
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Pending
Application number
JP4675790A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ide
井手 隆裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 本考案はトリチウム貯蔵容器に関し、特に金属水素化物
を利用したトリチウム貯蔵容器に関する。
[従来の技術] トリチウムは放射性を有する水素の同位体である。ウラ
ニウム、チタニウム、ジルコニウム、パラジウム等の純
金属およびLa−N i5等の種々の合金は多量のトリ
チウムを吸収することができる。以後、これらの純金属
、合金を合わせて金属と総称する。
これらの金属か水素(またはトリチウム)を吸うと体積
か膨張し、粉末となる。このようにして得た金属水素化
物から水素を追い出すとトリチウムを貯蔵することので
きる金属粉末となる。以後、水素を吸収しているか吸収
していないかを問わず、このようなトリチウムを貯蔵す
ることのできる粉末を金属水素化物粉末と呼ぶ、チタニ
ウム、ジルコニウムは200〜300″C位の加熱で、
他の金属は常温で水素を吸い、300〜500℃位に加
熱すると吸っていた水素をはき出す、この性質を利用し
てトリチウム貯蔵容器を作ることができる。
金属水素化物がトリチウムを吸蔵する時は、発熱反応を
伴う、この発熱によって金属水素化物の温度が上昇する
と、金属水素化物のトリチウム吸収反応が低下し、さら
には金属水素化物の焼結が生じる。
このため金属水素化物を利用したトリチウム貯蔵容器に
は放熱手段を設けることが好ましい。
第2図に従来の技術によるトリチウム貯蔵容器の構造を
概略的に示す。
貯蔵容器1はその中に複数段の耐熱性フィルタ2を備え
、フィルタ2上に金属水素化物粉末3が収納されている
。貯蔵容器1の底面はトリチウム人口5に接続され、貯
蔵容器1の上面はトリチウム出口6に接続されている。
トリチウムはトリチウム人口5から供給され、貯蔵容器
1の底面からフィルタ2を通って貯蔵容器1内全体に供
給され、金属水素化物粉末3に吸収されて貯蔵される。
貯蔵容器1の周囲はヒータ4に取り囲まれており、貯蔵
容器1全体を加熱することができる。貯蔵容器1とヒー
タ4を収容して格納容器7が形成されており、その内部
は格納容器排気口8がら真空排気することができる。格
納容器7内を真空排気することにより、ヒータ4に対す
る真空断熱を行なうとともに、トリチウムか貯蔵容器1
の壁を浸透して外側に出てきたときそのトリチウムを格
納容器7がトラップする。
このようなトリチウム貯蔵容器の使用にあたっては、た
とえば最初はトリチウムを吸収することのできる金属ブ
ロックを各段のフィルタ2上に配置し、水素を吸収させ
る。水素を吸収した金属は粉末化して金属水素化物粉末
3を形成する。その後ヒータ4により貯蔵容器1内を加
熱し金属水素化物粉末3から水素を追い出す、水素を追
い出した後、貯蔵容器1を常温に冷却する。このように
準備したトリチウム貯蔵容器は、金属水素化物粉末3に
トリチウムを貯蔵することができる。貯蔵容器1内を複
数段に分けて金属水素化物粉末3を収納するのは、自重
による圧縮およびトリチウム貯蔵時の金属水素化物粉末
3からの発熱による温度上昇を防止するためである。多
段に分割し、かつ気体が通過できるようにするため、耐
熱性のフィルタ2を複数個用いている。
このような耐熱性フィルタを用いる構造は、製造原価が
高くなるとともに、構造が複雑となるので、多段構造の
代わりに銅粒等の熱の良導体を金属水素化物粉末に混合
する方法も提案されている。
しかしながら、これらの金属粒は金属水素化物粉末より
重いなめ、均一に分散混合することが田麩である、自重
による圧縮効果をさらに大きくする等の問題を生じる。
また、金属粒の熱容量が大きいため、ヒータ4で貯蔵容
器1を加熱し、貯蔵容器1からトリチウムを供給したの
ち、貯蔵容器1を冷却する際の冷却時間が極めて長くな
る。
「考案が解決しようとする課[ 以上説明したように、従来の多段構造トリチウム貯蔵容
器によれば、構造が複雑で製造原価が高価になる。
また、熱の良伝導体である銅粒等を混在させる方法によ
れば、均一な分散混合ができないため、所期の放熱効果
が得られないほか、自重による圧縮効果が大きくなり、
熱容量の増大により冷却時間が極めて長くなる。
本考案の目的は、構造が簡単で放熱効果のよいトリチウ
ム貯蔵容器を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案によるトリチウム貯蔵容器は、気密容器と、気密
容器内に収容され、トリチウムを貯蔵することのできる
金属水素化物の粉末と、金属水素化物の熱伝導性よりも
高い熱伝導性を有し、多孔質または繊維状の形態とされ
、金属水素化物の粉末と混合され、気密容器内に均一に
収容された良熱伝導体金属とを有する。
[作用] 金属水素化物に熱伝導率の良い多孔質、または##雑状
の良熱伝導体金属を均一に混在させることにより、金属
水素化物粉末から発生した熱を効率的に外部に放散させ
ることができる。また、多孔質金属は、内部の隙間のた
め実効的比重を軽くすることができる。このなめ、金属
水素化物粉末に均−に混合することか容易となる。また
、自重による圧縮効果も低減できる。また、繊維状金属
は、目的とする空間内に均一に充填することができ、そ
の間隙に金属水素化物粉末を収納することができる。い
ずれの場合も、熱伝導率のよい金属が均一に空間内に分
散できるため、優れた放熱性を与えることができる。
[実施例コ 第1図は本考案の実施例によるトリチウム貯蔵容器を概
略的に示す、貯蔵容器1は単一の空間を画定するたとえ
ば筒状の金属容器であり、その内部に金属水素化物粉末
3および多孔質ないしは繊維状の良熱伝導体金属10を
収納する。貯蔵容器1の底面にはトリチウム人口5が接
続され、貯蔵容器1の上面には、トリチウム出口6か接
続される。これらのトリチウム人口5、トリチウム出口
6はそれぞれ弁1]、、12を備える。貯蔵容器lの外
周上にヒータ4か巻回されており、貯蔵容器1を加熱す
ることかできる。格納容器7は、貯蔵容器1およびヒー
タ4を収納する。格納容器7には、弁13を備える格納
容器排気口8が接続されており、図示しない真空排気系
に接続される。
たとえば、貯蔵容器】は直径的20〜30mm、高さ約
150〜200mm位の寸法を有する。貯蔵容器1に収
容される金属水素化物粉末3は、たとえばLa−Ni3
−Mn2合金で形成される。
多孔質(発泡性)ないしは繊維状の良熱伝導体金属10
は、たとえば熱の良伝導体であるアルミニウムや銅等で
形成される4多孔質金属としては、発泡金属、ハニカム
金属等として知られる内部に空隙を有するものを用いる
ことかできる。繊維状金属としては、たとえばメタルフ
ァイバ等として知られる径100μ以下の細長い形状に
成形された繊維状のものを用いることかできる。これら
の多孔質ないしは繊維状の金属を充填空間のたとえば5
0%程度を占めるように配置し、その間隙に前記の金属
水素化物粉末を充填する。格納容器7は、たとえは高さ
300mm、直径約100〜150mm程度の寸法を有
し、貯蔵容器1から逃散したトリチウムをその内部に封
じ込めることかできる程度の肉厚を有する金属で形成す
る。また、格納容器7内部は図示しない真空排気系によ
り真空排気されるので、その負圧に耐える強度か貯蔵容
器1および格納容器7に必要である。
多孔質金属は、空隙率を調整することにより実効的比重
を制御できるので、自重による圧縮を防止することかで
きる。繊維状金属は、形状保持力を有するので、金属水
素化物粉末に実質的に応力を及ぼさないように配置する
ことができる。多孔質金属および繊維状金属は共に表面
積が大きく、その材料として熱伝導性の良いアルミニウ
ムや銅等の金属を使用することにより、熱流の移動を容
易にする。金属水素化物粉末3かトリチウムを吸収し、
発熱した場合に、その周囲には必ず多孔質ないしは#&
雌状金属が存在するように配置できるので、発生した熱
は多孔質ないしは繊維状金属10を介して効率的に外部
に放熱される。貯蔵容器1まで達した熱は、貯蔵容器外
壁を経由して、また輻射熱として放熱される。また、ト
リチウム吸蔵時には、格納容器7内に冷却用流体を導入
して熱伝導を利用することもできる。
貯蔵容器1内には多孔質ないしは繊維状金属10により
一均−な熱拡散系か形成されるので、貯蔵容器1として
は羊純な単一空間形状のものを用いても、良好な放熱特
性を与え、金属水素化物粉末3が発生する熱を効率的に
外部に導くことかできる。このため、温度上昇を効率よ
く抑止し、貯蔵速度の向上を図ることかできる。また、
金属水素化物粉末の焼結を防止することかできる。従来
の銅粒等を混在させるものと比較して、使用する金属の
量を減少させることかでき、同時に金属水素化物粉末と
多孔質ないしは繊維状金属10との接触面積を増大させ
、熱移動速度を向上させることも可能である。使用する
金属の総量を減少させることにより、熱容量の過度な増
大を押え、加熱操作後の冷却期間の短縮化を図ることか
できる。
以上実施例に沿って本考案を説明したか、本考案はこれ
らに制限されるものではない、たとえば、種々の変更、
改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろ
う。
[考案の効果コ 以上説明したように、本考案によれば、空隙率が大きく
、表面積の大きな多孔質ないしはIm雌状の良熱伝導体
金属を使用することにより、放熱特性を高め、かつ熱容
量の過度な増大を押えることかできる。
このため、貯蔵容器速度の向上、冷却時間の短縮か可能
となる。
貯蔵容器の構造としては内部構造か極めて簡略化される
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるトリチウム貯蔵容器の構
造を示す概略断面図、 第2図は従来の技術によるトリチウム貯蔵容器の構造を
示すための概略断面図である。 本考案の実施例によるトリチウム貯蔵容器第1図 貯蔵容器 フィルタ 金属水素化物粉末 ヒータ トリチウム入口 トリチウム出口 格納容器 格納容器排気口 多孔質ないしは繊維状の 良熱伝導体金属

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、気密容器と前記気密容器内に収容され、トリチ
    ウムを貯蔵することのできる金属水素化物の粉末と、 前記金属水素化物の熱伝導性よりも高い熱伝導性を有し
    、多孔質または繊維状の形態とされ、前記金属水素化物
    の粉末と混合され、前記気密容器内に均一に収容された
    良熱伝導体金属とを有するトリチウム貯蔵容器。
JP4675790A 1990-02-27 1990-02-27 トリチウム貯蔵容器 Pending JPH03252301A (ja)

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JP4675790A JPH03252301A (ja) 1990-02-27 1990-02-27 トリチウム貯蔵容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4141315A1 (en) * 2021-08-23 2023-03-01 GRZ Technologies SA Hydrogen storage-compression system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4141315A1 (en) * 2021-08-23 2023-03-01 GRZ Technologies SA Hydrogen storage-compression system
WO2023025657A1 (en) * 2021-08-23 2023-03-02 Grz Technologies Sa Hydrogen storage-compression system

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