JPH03251602A - スチームコンバータの水質管理方法 - Google Patents

スチームコンバータの水質管理方法

Info

Publication number
JPH03251602A
JPH03251602A JP4587190A JP4587190A JPH03251602A JP H03251602 A JPH03251602 A JP H03251602A JP 4587190 A JP4587190 A JP 4587190A JP 4587190 A JP4587190 A JP 4587190A JP H03251602 A JPH03251602 A JP H03251602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amine
water
supply water
steam
steam converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4587190A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sao
俊生 佐尾
Shinji Tsunoda
角田 伸爾
Yoshikazu Nakano
中野 良和
Munetaka Tsuro
津呂 宗孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Kyoeisha Chemical Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK, Kyoeisha Chemical Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical KIYOUEISHIYA YUSHI KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP4587190A priority Critical patent/JPH03251602A/ja
Publication of JPH03251602A publication Critical patent/JPH03251602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は火力発電用ボイラ等において使用されるスチー
ムコンバータの水質管理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図は従来の火力発電用ボイラのスチームコンバータ
のフローシートを示す。第1図において、スチームコン
バータの給水3は復水ブスタボンブ1から給水タンク2
に供給され貯留される。なおこの給水3の概略の水質は
ph!11.3〜9.6 、NH31,3〜2.4 p
prn 、 N2H430〜300ppbである。
次に、この給水3は管4を経て給水ポンプ5によりドレ
ンクーラ6に移送されて熱交換され、管7を経て脱気器
8に移送され加熱脱気される。
脱気された給水は管9を経てスチームコンバータ10の
器内へ貯留され、この器内の圧力は8kg / cIに
維持される。管11は、器内水の水質を調整するための
ブロー管である。
また、ヒドラジンタンク12からスチームコンバータ用
薬注ポンプ13により管14を経て給水ポンプ5の出口
にヒドラジンを注入することができるようになっている
なお、スチームコンバータ10へ貯留された器内水15
の大部分は8 kg / cdの発生蒸気となり、管1
6を経て重油加熱器17に移送される。
この重油加熱器17で使用された蒸気は再び管18を経
て、給水タンク2に戻るようになっている。
一方、ボイラ19で発生した蒸気の一部分は、スチーム
コンバータ10内のスチームコンバータ加熱管20で器
内水15と熱交換された後、ドレンタンク21に貯留さ
れ、それからドレンクーラ加熱管22を経てドレンクー
ラ6で給水3と熱交換されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べた従来のスチームコンバータには水質管理上次
のような問題がある。
(1)スチームコンバータ10の器内の腐食を防止する
ためにはpH9,0〜9.6に管理する必要があるとい
われているが、スチームコンバータ10の器内圧は約8
 kg / Cn!に管理されており、給水から持込ま
れたアンモニア(NH,aのスチームコンバータ10の
器内における分配率(NH,”(V)/NH,(L)ハ
約9である。しタカッて水質側のpH値を支配している
アンモニアの殆んどが蒸気側、つまり発生蒸気側に移行
するため、器内水のpH値は7 (中性)付近まで低下
し、スチームコンバータ10の器内の腐食が懸念される
(2)器内水15のpHを調整するため、給水ポンプ5
の出口にヒドラジン(N21’+4)が間欠的に注入さ
れているが、給水中の溶存酸素との反応(82H4+ 
02−82+ 2820)及び器内水15中に存在する
酸化鉄との反応(6Pe20s十N2+(4→4Fe3
04+ 2H20+ N2)等に消費されるとともにヒ
ドラジン自身の分解反応(582H,→2N2+6NH
3+ 82)により消失するため、間欠注入する際のイ
ンターバルが非常に短く (手間がかかり)ヒドラジン
の消費量も多い。
(3)  また、間欠注入のインターバルを長くするた
め、ヒドラジンの注入量を増すと、分解反応によって生
じた過剰のアンモニアが蒸気側に移行し、発生蒸気のp
Hが必要以上に高く (9,6以上)なり、重油加熱器
17のチューブ材質として銅系材料が使用されている場
合などには重油加熱器17の腐食が懸念される。
(4)器内水15のpH調整方法として、りん酸塩処理
(Na、PO,、Na2HPO,を使用する)行う場合
もあるが、器内水15中のりん酸塩がミストとしてキャ
リオーバし、ステンレス鋼管を使用している管18の内
面で遊離のアルカリ(NaOH等)を生成する恐れがあ
り、管18の腐食(割れ等)が懸念される。
本発明は上記技術水準に鑑み、従来法におけるような不
具合のないスチームコンバータの水質管理方法を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はスチームコンバータの稼動時において、モノエ
タノールアミン、ジェタノールアミン及びトリエタノー
ルアミン等のアルカノールアミンの1種あるいは2種以
上混合されたものを給水タンクあるいは給水ポンプ出口
の給水に対して間欠的に注入することを特徴とするスチ
ームコンバータの水質管理方法である。
〔作用〕
給水タンク2の給水3あるいは給水ポンプ5の出口の給
水3にモノエタノールアミン、ジェタノールアミン及び
トリエタノールアミンの1種あるいは2種以上混合され
たものを一定量注入する。上記薬剤を注入された給水は
ドレンクーラ6、管7、脱気器8及び管9を通して、ス
チームコンバータ10に移送される。器内水15中に移
送されたモノエタノールアミン、ジェタノールアミン及
びトリエタノールアミンの1種あるいは2種以上混合さ
れたものは沸点が高い(170〜360℃)ため、分配
率も非常に低く、その大部分が器内水15中に残留し、
器内水15のp+を90〜96の範囲内に長期間保持す
ることができる。
一方給水3から持込まれたアンモニアの殆んどは蒸気側
に移行し、発生蒸気のpHは給水3とほぼ同程度に維持
される。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例について、説明する。
A火力発電所のスチームコンバータ(器内保有水量7m
″)を対象に、従来のヒドラジン注入による水質管理方
法と本発明による水質管理方法の2通りの方法を用いて
器内水のpH管理(9,0〜9.6)を1ケ月づつ行な
った。その結果を比較し下表に示したが、従来法に対し
本発明による方法は薬注量は非常に少なく、注入のイン
ターバルは非常に長いことが明らかとなった。又、発生
蒸気のPH変動も殆んどなく良好な結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によるスチームコンバータの水質管理方法には次
の効果がある。
(1)  モノエタノールアミン、ジェタノールアミン
及びトリエタノールアミン等のアルカノールアミン類の
1種あるいは2種以上混合したものは、スチームコンバ
ータの器内水中において比較的安定しているたt薬注の
インターバルが従来法に比べて非常に長く、手間がかか
らない。またこれらの薬剤は防食性能を有しているため
、器内の防錆には有効である。
(2)蒸気側の水質に影響を与えることが殆んどないた
め発生蒸気のpHは常に安定しており、重油加熱器に使
用されている銅系のチニーブに腐食を生じる恐れがない
。またミストキャリオーバによって蒸気側へ移行したと
しても遊離アルカリ(の生成などはなく、蒸気系統に使
用されているステンレス鋼に腐食を生じる恐れがない。
(3)薬注量及び薬注頻度が少ないため、給水タンク上
部に薬注用のホッパーを設けて注入すれば、薬注タンク
、薬ポンプ及び薬注配管が不要となる。
(4) モノエタノールアミン、ジェタノールアミン及
びトリエタノールアミンは医薬品及び化粧品などの添加
剤として使用されており、人体に対する影響が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明をかねる一般的な火力発電
用ボイラのスチームコンバータのフローシートを示す図
である。 明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スチームコンバータの稼動時において、モノエタノール
    アミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン
    の1種あるいは2種以上混合されたものを給水に対して
    間欠的に注入することを特徴とするスチームコンバータ
    の水質管理方法。
JP4587190A 1990-02-28 1990-02-28 スチームコンバータの水質管理方法 Pending JPH03251602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587190A JPH03251602A (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スチームコンバータの水質管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587190A JPH03251602A (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スチームコンバータの水質管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03251602A true JPH03251602A (ja) 1991-11-11

Family

ID=12731270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4587190A Pending JPH03251602A (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スチームコンバータの水質管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03251602A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0674024A2 (en) * 1994-03-17 1995-09-27 Calgon Corporation Method for controlling and removing solid deposits from a surface of a component of a steam generating system
JP2002372205A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 薬液供給装置
KR100678308B1 (ko) * 2005-06-01 2007-02-02 두산중공업 주식회사 폐회로형 중유 가열 시스템
CN107500461A (zh) * 2017-08-04 2017-12-22 河南中烟工业有限责任公司 一种锅炉软化水化学和热力共作用除氧系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0674024A2 (en) * 1994-03-17 1995-09-27 Calgon Corporation Method for controlling and removing solid deposits from a surface of a component of a steam generating system
EP0674024A3 (en) * 1994-03-17 1996-07-31 Calgon Corp Method for controlling and removing a solid deposit on a surface of a steam generating plant component.
JP2002372205A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 薬液供給装置
KR100678308B1 (ko) * 2005-06-01 2007-02-02 두산중공업 주식회사 폐회로형 중유 가열 시스템
CN107500461A (zh) * 2017-08-04 2017-12-22 河南中烟工业有限责任公司 一种锅炉软化水化学和热力共作用除氧系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03251602A (ja) スチームコンバータの水質管理方法
CA2496682C (en) Method of cleaning the steam generator of a pressurized water reactor
JPS54127891A (en) Hydrogen generator
JPS5332867A (en) Treating apparatus for waste solution
JPS60195309A (ja) 水砕スラグ排熱利用発電装置
JPH02307598A (ja) バイオリアクタからの発生ガスによるボイラの運転方法
JPS5413054A (en) Heat accumulating tank
CN217209975U (zh) 一种带有去离子水补给的循环水系统
EP0275846A1 (en) Means for treating combustion gases
JPS5675980A (en) Treatment of hot water flowing out with geothermal vapor
CN111792715A (zh) 一种火电厂抑制FAC的pH调整系统及方法
CN107587146A (zh) 金属铝材料清洗剂
JPS6098390A (ja) 原子力発電プラント
JPS54129540A (en) Method of controlling hot water quantity of hot water supplier
JPS5447007A (en) Protection of iron material of feed water heater etc. from corrosion
JPS6113198A (ja) 廃液蒸発装置の除染方法
JP2001355804A (ja) 復水処理剤の注入量の制御方法
JPS567997A (en) Method of controlling flow rate of condensed water cleaner
JPS61231309A (ja) 変圧運転ユニツトの給水水質調整方法
JPS63150504A (ja) 水処理装置
JPH09271751A (ja) ボイラ給水処理用薬液注入装置及び注入方法
JPS5732777A (en) Method for concentration of aqueous inorganic chemical solution
JPS6190788A (ja) 発電プラントとその水処理方法
JPS5365263A (en) Simultaneously treating method for waste fluid from acid and alkali washingand waste fluid from plating
JPS60189704U (ja) ボイラ装置